いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

FAX機能をどう残す

2008年03月07日 | 比べてみよう
 パソコンの買い替えを考え始めた動機のひとつとして、古くなって印刷結果の安定しない多機能プリンタ、ブラザーMFC-5100Jを代替したいということがあります。ブラザーはHP、キヤノン、エプソンのインクジェット御三家を向こうに回して、大手が手を出さない隙間需要(ニッチ)をうまく掘り当てることで生き残ってきたしぶとい会社です。元はミシン屋だというのはご存知ですよね。

 同社は大手が家庭用の多機能機にあまり目を向けていない頃から、プリンタにコピー、スキャナ、FAXまで入れた多機能機に注力し、プリント品質などを抑えて低価格で提供することで一定のシェアを得ることに成功しました。これはパソコンも周辺機器もソフトウェアも高価な時代には有難い存在でした。

 その流れを汲んで、今でもブラザーのプリンタは「高いのも安いのもプリント品質はほぼ同じ」という他に例を見ない状況になっています。もちろん新しいものほど改良されているのですが、基本的に4色独立インクのエンジンを使っているので、同じ世代の製品なら高いのも安いのも画質に大きな差はありません。まあ、写真のプロやハイエンドアマチュア用の高級品は最初から同社のラインアップにありませんが。

 今回の買い替えでは写真の品質も重要なので、「お手頃で便利なブラザー」から離れることになるのかなと思っています。問題は他社の製品にあまり付いていないFAX機能をどうするかです。このブロードバンドの時代に低速の電話回線で低容量の画像をやり取りする意味はあまりないと思うのですが、それでもFAXがないと不便なことが年に数回はあります。

 解決策として、1番に今までと同じようにFAX付の複合機。ブラザーやキヤノンから出ていますが、ブラザーはプリント画質が控え目だし、キャノン(PIXUS MX850)はスモールオフィス用なので、家庭ではまず使わないオートシートフィーダーなどが価格を押し上げています。スキャナの性能が低いのも私には都合が悪いですね。

 2番はパソコンでFAXの機能を代用すること。しかしモデムとソフトだけでFAXを実現しようとすると、確実な受信のためにいつもパソコンを立ち上げておかないといけません。年に数回、せいぜい数KBのデータを受信するためにマルチコアの高速PCを稼動させておくのも無駄な気がします。電話回線を使わず、ネットでFAXと繋いでくれる接続業者もあることはあるのですが、個人ユーザーを対象にしておらず価格も高めです。

 3番は今の電話をFAX機能のあるものに交換して、パソコンとプリンタは電話回線から縁を切ること。コードレス子機付のFAX電話が2万円以内で手に入ります。今のコードレス電話(シャープの古いもの)はまだ使えますが、親機と子機の通信がアナログなので音質が悪く、盗聴の危険もないではありません。子機の電池もかなりへばっているので、この辺で交換するメリットはあるでしょうね。この線で検討しようと思います。
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