次世代DVDレコーダーの売れ行きの悪さに業を煮やしたのか、東芝、ソニーなどが従来のDVDメディアにハイビジョン録画できるレコーダーを発表しています。
「ハイビジョンレコーダー」なるDVDレコーダーは2002年12月にシャープが発売したDV-HRD1が最初だと思いますが、この時代は(たったの5年前ですが)地上デジタルチューナーもなく、ハイビジョンと言ってもBSデジタル放送をHDDに7時間録画できるだけ。DVD部分はハイビジョンに対応しておらず、HDDが一杯になればSD画質に落として保存するか、諦めて消すしかないという噴飯物の機械でした。
それでも以後、「HDDだけハイビジョン録画可能」という中途半端なレコーダーが各社から発売され、このスタイルが「ハイビジョンレコーダー」とか「地デジ対応レコーダー」として販売され続けてきたのは周知の通りです。ヘビーユーザー用にはハイビジョンで保存できるブルーレイディスクレコーダー(BDレコーダー)やHD-DVDレコーダーが発売されましたが、本体とメディアのいずれもが高価で、規格の先行きが不透明であることもあって、一般への普及はメーカーの期待を大きく下回っていました。最近のデータでも、こうした次世代DVDレコーダーの市場占有率は2%未満だそうです。
技術的にはH.264 (MPEG4 AVC)という新しい画像圧縮により従来のDVDメディアにハイビジョンを録画することは可能だったのですが、そんなレコーダーを出せば次世代DVDへの移行を妨げるという懸念があり、一部のカムコーダー限定とされてきました。それがレコーダーの余りの売れ行き不振によりついに解禁されたということらしいです。消費者から見れば「自称ハイビジョンレコーダー」から5年経って、やっと普及価格のメディアが使えて、HDDからDVDへのコピーができる「本当のハイビジョンレコーダー」が出てきたと評価できます。
今までの安価なメディアがハイビジョン録画に使えて、将来的にはHD-DVDにも移行できる東芝RD-A301の想定価格が10万円以下というのは大ヒットになる予感がします。こうなると不透明なのはコピーコントロールだけですね。もしこれでRD-A301が爆発的に売れなければ、コピーワンスやダビング10が消費者の購買意欲を挫き、日本経済の歯車を錆び付かせる諸悪の根源であることがより明白になるのですが。
「ハイビジョンレコーダー」なるDVDレコーダーは2002年12月にシャープが発売したDV-HRD1が最初だと思いますが、この時代は(たったの5年前ですが)地上デジタルチューナーもなく、ハイビジョンと言ってもBSデジタル放送をHDDに7時間録画できるだけ。DVD部分はハイビジョンに対応しておらず、HDDが一杯になればSD画質に落として保存するか、諦めて消すしかないという噴飯物の機械でした。
それでも以後、「HDDだけハイビジョン録画可能」という中途半端なレコーダーが各社から発売され、このスタイルが「ハイビジョンレコーダー」とか「地デジ対応レコーダー」として販売され続けてきたのは周知の通りです。ヘビーユーザー用にはハイビジョンで保存できるブルーレイディスクレコーダー(BDレコーダー)やHD-DVDレコーダーが発売されましたが、本体とメディアのいずれもが高価で、規格の先行きが不透明であることもあって、一般への普及はメーカーの期待を大きく下回っていました。最近のデータでも、こうした次世代DVDレコーダーの市場占有率は2%未満だそうです。
技術的にはH.264 (MPEG4 AVC)という新しい画像圧縮により従来のDVDメディアにハイビジョンを録画することは可能だったのですが、そんなレコーダーを出せば次世代DVDへの移行を妨げるという懸念があり、一部のカムコーダー限定とされてきました。それがレコーダーの余りの売れ行き不振によりついに解禁されたということらしいです。消費者から見れば「自称ハイビジョンレコーダー」から5年経って、やっと普及価格のメディアが使えて、HDDからDVDへのコピーができる「本当のハイビジョンレコーダー」が出てきたと評価できます。
今までの安価なメディアがハイビジョン録画に使えて、将来的にはHD-DVDにも移行できる東芝RD-A301の想定価格が10万円以下というのは大ヒットになる予感がします。こうなると不透明なのはコピーコントロールだけですね。もしこれでRD-A301が爆発的に売れなければ、コピーワンスやダビング10が消費者の購買意欲を挫き、日本経済の歯車を錆び付かせる諸悪の根源であることがより明白になるのですが。