ヨドバシで5000円台で買える放射線簡易測定器が出回る様になったので、興味本位で一つ買ってみました。まず測ってみたのは、放射性物質トリウム232を使っていると言われる、俗に言う「アトムレンズ」疑惑のあのレンズ…ネット上ではペンタックスやライカのレンズとかは測定した報告が結構あるのですが、ニコンに関しては一切使っていないとされる「定説」があるためかほとんどありません。噂ではいくつか「怪しい」とされるレンズの名前は浮上してくるのですが、さて真実は…
このレンズに関して言えば結果は明らかに「クロ」ですね。因みにバックグラウンドの線量は0.05μSv/h以下でした。この測定器ではβ線カットフィルタを内蔵しているそうなので、β線まで測れる機種ならもっと高い数値が出るでしょうね。
前玉側だと線量は大分下がります。
真横だともっと下がります。肉厚なアルミの鏡筒の遮蔽効果が効いているのかな。
距離を離せば急激に線量は低下するので、常識的な使い方では心配する程では無いでしょうね。
因みにこの測定器、検出素子はシリコンフォトダイオード(SPD)、要するにカメラの露出計に使われる素子と同じものなんですね。デジカメのCMOSイメージセンサもフォトダイオードの集合体なので、この原理を利用してスマートフォンの内蔵カメラで放射線を測るアプリもあるそうで。では、どうでも良い話でした。