雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

これも20年物

2023-11-11 23:38:04 | 国鉄貨車

 これも多分手を付けて、途中で飽きて放り出してそのまま...と言った案件。手を付けたときはまだ学生だったかも... ワフ22000の方はワールドの多分2代目の製品かな?ほぼ生地完状態だったので、少し修正して、ロストのばね釣り表現が1段リンクなのを好都合とばかりに、黄帯巻いてロワフ122000に仕立てるまでは速攻でした。一番手間取ったのはインレタの貼り付けかな。

ワフ21000の方は軸受けがホワイトメタルなので更に古い初代製品だと思います。屋根は2枚重ねで厚みを表現する方式で、この辺を綺麗に仕上げるのは少々難儀ですし、軸受は幅が狭くて付属の車輪だと車軸が長すぎて組み込むのが難しく、かといってKATOの短軸スポークだと緩くて直ぐ抜けてしまいます。帳尻合わせと転がり性能の向上を兼ねて、アルモデルの軸受メタルを組み込んで...今度は転がりが非常に悪い! 良く見たらKATOの車輪だとフランジが高すぎて床板に接触して擦っていました。新しいワフ22000の方は床板に予めフランジの逃げ穴を作ってあるので大丈夫です。プラ完成品も腰高にして逃げている非常に旧い製品を除けば、床板に逃げの凹みを作ってありますね。なのでこいつも同様に床板に穴をあけて逃げました。

さて仕上げにブレーキシリンダを取り付けて、と思ったら、先に仕上げたワフ122000の方の取り付け位置が左右逆になっているのが発覚してしまいました。元から開いている取付穴に何も考えずに取り付けてしまった様です。しっかり半田付けされているので、直すには塗装を剝がさないといけません。まあ気が向いた時に倒すことにしましょう。


上芦別

2023-11-10 00:15:15 | 専用線

 水面下ではいろいろ少しずつ進めてはいるのですが、なかなか記事を書く気力がなくて放置状態です。最近北モノが多いですな…

  

さて、20年近く前に買ったワールドの9200、勿論旧製品ですが、足回りはリニューアル品に組み替えて、調整が容易なようにします。ディテールではエンジン側は前照灯を銀河のLP42ロスト製に、汽笛は8100用のに交換、コンプレッサにチリコシ追加、発電機の排気管とキャブ側窓にバタフライスクリーン、キャブ下の配管をそれらしく、フロントデッキ上にブレーキ管を追加しました。

テンダーは前照灯をやえもんデザインの9600二灯型用のひさし付きのに交換、前位側の妻面にブレーキハンドルを追加。実車資料を見ると、台枠側梁に配管が這っているので(大夕張時代は無かったので、ブレーキ関係では無さそう。凍結防止用の蒸気管かな?)これも追加しておきます。

ここで残念なお知らせ。ワールドの東大宮サービスセンターでの部品分売が先月で終了したとのこと。紛失や破損、欠品の対応は今まで通りだけど(まあ当然ですが)、汎用性の高いパーツも多いだけに非常に残念です。今回は滑り込みセーフでしたけど、貨車用のブレーキシリンダとか使用頻度が高いのに他に無いからどうしようか…


とりあえず完成>C51

2023-10-03 20:17:51 | 国鉄型

 汽笛とライトレンズが欠品だったので完成寸前でストップしていたC51大鉄デフ、部品を買ってきたので早速取り付けて晴れて落成しました。このモデルの場合、汽笛の下の部分はロスト製ドームに一体成型されており、先端部分のみ挽物パーツを取り付けるスタイルですが、そこまでするなら全部一体鋳造で良いじゃん、とも思いますが。

レンズは純正品のアクリル挽物よりこっちの方が透明度が良いし、安いし、近くのヨドバシとかでも手に入るので。

どうせ東大宮まで行くのだから、と貨車用ブレーキシリンダも10個ばかり。W社のサービスセンター、Webサイトとかには告知は無いけど、カレンダーで店舗営業日となっている日でも、一応事前に連絡しておいた方が良いです(特に部品請求時は)。現在店舗営業はほぼ休業状態だそうで。

 


スッキリ

2023-09-29 00:22:54 | 模型工作全般

 相変わらずヘタクソな半田で赤く焼け爛れているし、長期放置で酸化被膜ガッツリな8100、普通に酸洗いしたのではなかなか奇麗になりそうにないですね。そこで調べたらちょっと面白い情報。

使うのは100円ショップでも入手可能なこれ。元ネタだとオキシドール(3%過酸化水素水)でしたけど、クエン酸を多めにすれば、過炭酸ナトリウムでもいけるよ、とのことなので。もっとも、過炭酸Naは水に溶かすと炭酸Naと過酸化水素に分解するので、塩基性の炭酸Naで中和される分余分にクエン酸を足せば良い、と。液体の酸素系漂白剤でも過酸化水素水が有効成分なので良いと思いますが、塩素系漂白剤は絶対混ぜないでください。混ぜるな危険!!

クエン酸を水に溶かしてから、過炭酸Naを投入すると、CO2の泡がシュワ―と立って溶け、均一な溶液になったところで、洗いたい物を浸すと、酸素の泡を発生しながら表面の酸化被膜が溶けていきます。

さて、小一時間放置するとこの通り。赤く焼けた部分も金ピカになりますが、半田がはみ出した部分は流石に黒くなるだけですね。これ以上を求めるなら、禁断の希硝酸漬けに…(韓国製のブラスモデルとか生地がやけにきれいなのは、硝酸で洗っているから、とかどこかで聞いた様な...)

最初はエッチングされていない部分なので、ピカピカ光沢だったワサ1の屋根、しっかり梨地仕上げにエッチングされています。まあ、元のレシピは「エッチング液」だったので当然の結果です。勿論、漬け込み過ぎると溶けて無くなってしまいます。当然エッチングも出来ますが、その場合は更に食塩を足すと反応速度が速くなる、そうです。

さて、作業終了後の液は、如何にも二価の銅イオンが溶けていますよ、という色になりました。実際には銅はクエン酸イオンと錯体を形成して濃色の銅シトラト錯イオンになっているので、見た目ほど高濃度の銅は存在しないはずです。銅などの多くの重金属イオンは過酸化水素の分解を促進するので、液は多分使い捨てになるでしょう。廃液は重曹等で中和しただけでは錯体になった銅は安定で沈殿しないので、中和したのちにアルミホイル等を投入して金属銅として沈殿回収後、大量の水で希釈して捨てるのが良い、と思います。


蒸機って難しい

2023-09-28 19:42:45 | 国鉄型

 久し振りに蒸機を塗ってみましたけど、黒一色だから簡単に思えますが、形状的に複雑なので、意外にムラなく、塗り残しなく塗るのって難しい題材ですよね。

中村精密のD60は破損個所の修正、歪みや鋳肌の調整に、少しだけディテールを追加するに留めました。前部のダミーカプラーは折れていたので、この際だからとZ用マグネマチック#903で連結可能にしました。

数年前に大宮のイベントで入手して放置していたワールドのC51大鉄デフ生地完成、半田付けが適当な部分を修正した以外はそのまま。塗るためにバラしたら、説明書が無かったので戻すのに一苦労でした。最後は困った時の神サイト頼りです。

懐かしのホワイトメタル一体鋳造なD60も、スーパーディテールなブラスのC51も、塗って遠目に見れば思った程差がないな…モデルとしての性格は大きく異なる両者ですが、どちらもツボを押さえた造形があってこそ、ですね。プラ製品はパッとしないのしか出ていないし。


変な貨車ばかり

2023-09-24 10:46:45 | 国鉄貨車

 仕掛かりでで放置されていた貨車が溜まってきたので、他の積みキットも合わせ、絶賛在庫整理中です。

タム9600量産車とかは、タンク体だけ完成させたは良いけど、台枠の部品を紛失してしまい、居間の片隅に10年以上放置されていたもの、最近になって別の探し物をしていたら出てきたので、積んであった試作車と一緒に一気に仕上げてしまいました。

20tLPタサと、25t液安タキが寸法上酷似するのに着目して、一部部品の選択でどちらでも作れるコンバージョンキットがある、と言う事は、Tomixのタキ18600を少し弄れば、タサ5400、5500,5700が比較的簡単に作れそうだな…と思案中。

重厚感溢れる3軸ボギーのアスファルト専用車。実車はこう見えても、後ろに写っているタ300より自重は軽いんですよね…

W社のキットって、手摺の取付穴が何であんなにガバガバなんでしょうか? 小さ過ぎる穴を拡げるのは簡単だけど、その逆はちょっと... ところで、ワキ9000の屋根Rがちょっと浅い気がしませんか? あとこのキット、インレタとかデカールの類は一切入っていないので、これも作成しなくては。


2週連続で

2023-08-20 15:01:47 | Weblog

 まあイベントの規模が全然違いますが、同じ場所でも雰囲気が全く違いますね。

  

蒸気機関車のキャブに添乗してみたり(会場内での火気使用は禁止なので、圧縮空気駆動でしたけど)

   

シキ改良品、大きい方は今度は610かな? 多分NXマークで出てくるんだろうな。

バスコレのボンネットは久々かな? どうせなら保存車が沢山あるTSD40改とかもやってくれないかな? バリエーションでオリジナルのトラックの方も出せそうだし。

DD13の臨海仕様、名臨は1つ目の方が良いな、とかわがままを。

ホキ3100みたいな台湾の水泥斗車(セメントホッパ車)、Nだったら欲しかったんだけど。

  

K先生の原画集。先日の訃報で思ったより若かったんだと知り驚き。

これを企画、設計された頃はまだ20代前半だったんだ... 河合商会が香港製貨車を再販した時、これも再販を企画したそうですが、結局有耶無耶になってしまったので(代替が2120と云われているが)、ポポンでも多分もう出てこないんだろうと思うと残念。


また行ってきました

2023-08-14 08:25:05 | Weblog

 あの巨大同人即売会、行ってきました。例によって10時位に現着とやる気なしですが。最近はJNMAとかの鉄道模型イベントより楽しいなあ、と思うようになりました。さて、今週末のJAMはどうしようかな…

 

今回から人数制限解除ですが、蒸発した来場者の汗で屋内なのに雲が出来る、なんてことはありませんでした。

買った薄い本、何か鉄道以外のジャンルの方が多いような。

 

3Dモデリングのタンク車キット、なかなかクオリティ高いです。


3Dプリント

2023-08-12 11:57:18 | 国鉄貨車

 買い込んだは良いけど、ずっと積んでおいた3Dプリントの貨車たち、取り敢えず組んで塗ってみました。数年前に出始めの頃のと、最近のを比べると、確実に進歩していることを実感します。最初の方のはペーパーモデルや木製ソリッドモデルの感覚だとすると、今のは少し昔のプラキットレベル位にはなっています。最初の頃のは肌をきれいに仕上げようとすると、細かいディテールは削り落とさざるを得ず、手摺や梯子はとにかくポキポキ折れるので、結局程々にしてサフ厚塗りで誤魔化しましたけど、最近のは特別な処理をしなくても、そこそこ見れるレベルになっているし、樹脂の強度も市販完成品のPAやPOMのインジェクションには敵わなくとも、PSやABS程度に近い感じです。ただ、台枠はスケール寸法だとフニャフニャなので、市販完成品程度には太くしてもらった方が…とは思いますが。

日本海縦貫線、と言うか新潟近辺中心のネタですな。インレタも作成しなくては。


現実逃避

2023-06-04 17:04:39 | Weblog

 最初から話を聞くつもりが無い相手にいくら納得させようと頑張っても無駄であることを悟り、以前はそれでも話し相手になってくれる同僚や上司がいたけど去って久しく、これ以上ここで頑張るより一度リセットした方が合理的だよね、と思ったところで、同居の親にそれとなく話題を振ったら、それだったらこれから気分転換に温泉にでも行かない?という悪魔の囁き? と言う事でそれに乗せられて(親も親ならその息子も息子だな…)職場に今週一杯休むことを連絡し、適当な場所を検索して実行に移し、でも、西から天候が崩れてきそうなので東の方かな、ということでセレクト。あ、結局2件とも以前行った場所だな。

  

1泊目は、個人的には今まで行った中では最高の高原リゾートかな? お値段もそれなりでお財布には厳しいですが、立地、サービス、施設、料理の味等を総合的に判断するなら納得のコストパフォーマンスですが。

   

2泊目は、ガラッと変わって山峡の鄙びた湯治場、某有名温泉地とは2㎞位しか離れていない立地なんですが、そんなのは微塵も感じさせない、山里の集落の中に突如出現する静かな温泉地です。長電2000系を追い掛けていた十数年前に訪問した時は、手前側にあるランドマーク的な宿に泊まりましたが、今回はその並びの木造3階建てに泊まりました。建物は古いですが、きちんと手入れされており、十分快適に過ごせました。食事も豪華ではないけど、普通に美味しく頂け、かつ稀有な昔ながらの湯治場の雰囲気を体験できるのだから、これで9000円弱なら十分すぎます。

 

ここの温泉場にある何れかの旅館に泊まれば、3つある地域住民用の公共浴場も無料で利用できます。数年前までは外来者の入浴も出来たようですが、今は地域住民と宿泊者限定です。だからこそ静かな環境が保たれていると言えるので、下手に俄か客が溢れるより、今の体制が良いと思います。

     

設備は最低限ですが、地域住民で奇麗に管理されており、気持ちよく入浴できます。公共浴場の源泉は3つとも同じですが、湯船の深さなどはそれぞれ違います。掲示物も昔の駅舎みたいで良い雰囲気ですね。

公共浴場の鍵は各旅館で借りられます。ただの木の棒...に見えますが、何気に電子ロックでここだけ現代的です。

集落に溶け込む湯屋に火の見櫓、木造3階建の温泉宿、レイアウトセクションにしてみたい情景ですね。鉄分は無いですが、ローカル線レイアウトを志向する方なら、一度は行ってみても損は無いと思います。