こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

中秋の名月を見忘れた…。

2018年09月26日 | 天文・科学

 ここ最近「日にち」を気にする事がなく、ここに来てフト「中秋の名月っていつだったっけ?」と思ってカレンダーを見ると、見事に過ぎていましたね…。

 ちなみに今年は「9月24日」。秋分の日の翌日だったんですね。

さて昔、俗にいう「旧暦」では「秋が7月~9月」となりその「秋」の中心である「中秋の名月」は「8月15日」になるの です。この「旧暦」正式には「太陰暦」と言いまして「新月の日」を「ついたち」として、次の新月を迎えるまでが「1か月」となり、今と同じように「12か 月」で「1年」となります。月の満ち欠けと日付は対応していますから、「十五日」が当然ながら「満月」になります。しかし、この場合、月の満ち欠けでは1 か月が「29日」か「30日」になりますから、およそ1年が354日となり、何年か経つと「太陽の動き」であり「実際の季節」とずれてしまい不便になって しまいます。そこで、いくつかの取り決めがあって「3年に1回」くらいの割合で「うるう月」を言うのを作り、それで調整してたのです。ただ、現在では正式 に旧暦を発表する機関はありませんが、先ほど書いた「法則」から「旧暦」を「計算」することはでき、それから算出すると、ほぼ現在の暦の日付から1か月遅 れが「旧暦の日付」となり、秋は「旧暦では」7月~9月となり「8月15日」に行われている「中秋の名月」が、9月にあたるのです。まぁ今年の「中秋の名月」は「9月24日」でしたが、「中秋の名月」が毎年この日前後となる言うワケでは無く、毎年中秋の名月の日は変わります。2009年では「中秋 の名月」がなんと「10月3日」。これは「太陰暦」の「うるう月」が「旧暦5月」の後に、旧暦「うるう5月」が挿入された為に、旧暦8月は大きく後ろにず れた事により、太陰暦ではひと月遅れて10月となってしまったのです。

 それと、「十五夜」なのに満月ではないということもあったりもします。これは、「天文学的考え」が関係し、ある日付が「満月の日」と言う場合は、 その日のうちに「月が満月」になる、つまり地球から見てちょうどその日中に月が太陽の反対方向を通る瞬間を迎えることを言い、逆である「新月の日」も、そ の日中に「月がちょうど太陽と同じ方向を通る瞬間」であるのです。この「ちょうど新月」から「ちょうど新月」までの期間は、「約29.5日」。そして 「ちょうど新月」から「ちょ うど満月」までは、当然ながらその半分になりますから、平均すると「約14.8日」になりますね?この定義から「ちょうど新月」の瞬間を含む日が「一日」 となりますから、その時刻が「午後11時」だったりと「遅い時間」になると「ちょうど満月」の瞬間までが「14.8日」でしても、それは「十六日」になっ てしまうのです。しかも「月の軌道」は「真円」では無く「楕円」であったりと様々な理由から、「新月から満月」と「満月から新月」までの時間の長さには微 妙にズレが生じてしまい、場合によっては「新月から満月」までの時間が長いと、満月が「十七日」なんてこともあったりするのです。

 また、「中秋の名月」の次の「十三夜」を「後の月」とされ、中秋の名月と組で見ないと「片見月」として縁起が悪いといわれています。まぁ、今年は中秋の名月を見逃したので、後の月だけ見るのも縁起が悪いので見ませんよ。

 それでは、本日の登場人物は「天体現象」に関するお話でしたので、この方。子供の頃にある病気が原因で中途失聴者になってしまい、「宇宙には音が無い」という事から「天文」に興味を持ちその知識から同級生の天文仲間二人と「天文クラブ」を作り、高校では「インクルージョン教育」でその学力の高さから「進学クラス」にいるほど。宇宙の深遠のような漆黒の髪と眼を持ち「天文部」である事から「闇夜の妖精」の二つ名までもつ「渋川 真夜」さんです。ここ最近忙しい日々が続いた「真夜」さん。フト「中秋の名月」がいつだか調べてみたら…。

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