こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

「海のなかまたち」なんです

2010年07月14日 | 博物館・科学館

 なんだか「梅雨明け」な気配も感じられるようになってきました。そうなるとそろそろ「夏休み」な時期であって、そこら辺が「平日」だろうが「休日」だろうが混雑します。特に「博物館」や「プラネタリウム」なんかはその影響がかなりありますからね…。

 そんなワケで本日は7月10日から始まった「大哺乳類展 海のなかまたち」を見てきました!会場は前回の「陸のなかまたち」と同じく「国立科学博物館」です。今回も「料金」は「当日1400円」なんですが、私は前回の時に「陸・海セット券」を購入しているので今回はそのまま入場可能だったのですが、今回は「アスカ」ちゃんも同行したのですが、どうやら「水曜日」はレディースデー」となり、「割引対象」になるので「料金」はなんと「1000円」!なに?それって前売り買った方が損じゃん!!特別展の時は水曜日に行った方が良いって事なんでしょうね…。でも、「陸・海セット券」出ないと「特製トートバック」が貰えませんからねっ。

 ともあれ、会場入りです。今回はそのタイトル通り「海のなかまたち」と言う事で「海洋性ほ乳類」が中心となり、プロローグとして「海から陸」へ上がった哺乳類が、何故また「海」へ戻ったのかを化石から追っていき、そこを抜けると「海洋性ほ乳類とえば当然ながらその代表格であるのは「クジラ類」ですね?って事でその中でも「イルカ」が含まれる「ハクジラ大辞典」です。「ハクジラ」とは当たり前ですが「クジラ類」を大きく分けた2種内の1種であり、その中でも代表的なのが「イルカ類」ですね、その他「シャチ」と「マッコウクジラ」がそうですね。要は「歯を持っているクジラの仲間」なんです。そうそう「イルカ」って「イルカ類」と言う分類があるワケじゃないんですよ。イルカは「ハクジラ類」の中でも「体長4~5m以下」で愛嬌があるハクジラを「イルカ」と呼んでいる傾向が強いのです。生物学上には「イルカ」と「クジラ」の差は無いんですけどね。そこを抜けるととても大きな骨格標本が!そうです、「地球最大の生物」である「シロナガスクジラ」の「全身骨格標本」です当然ながら「大きい」です、そしてもうなんていうか…その「尊大さ」も実感でき、その骨格を見て大洋を泳いでいる姿を想像せずにはいられませんでしたね。ここからは「ヒゲクジラ大図鑑」です。「ヒゲクジラ」とは「歯」に当たる場所に「ケラチン」を主とした「ヒゲ」状の歯を持つクジラ類の事を指し、その他の特徴としては「シロナガスクジラ」を代表するように大型のクジラが多いのです。その他「サイエンスラボ」として「クジラ類」の「胃の内容物」から何を食べているかを見れるのですが、これがまぁ「消化しかけ」のが結構アレですよ…。でも学術的には何を食べているかによって、その個体がどのような生活をしているかの調査になるのです。それ以外には普段みる機会が無い「クジラ類の内臓」もいくつか展示されています。

 これでクジラ類は終了です。でも海洋性ほ乳類はそれだけじゃないですよね?そうです今度は「アシカ」や「アザラシ」などが紹介され、そこを抜けると「絶滅の淵」とタイトルがうたれた展示で「絶滅」した海洋性ほ乳類、や今絶滅の危機にある海洋性ほ乳類が展示されています。絶滅したと言えばつい最近「2006年」に「揚子江河イルカ」が絶滅したと報告されてます。「カワイルカ」類は「淡水性」のイルカで全世界でも4種類ほどしかない貴重な種類でして、しかもそのほとんどが「絶滅の危機」に瀕しているのです。

 クジラ類ですが、時にはこのような事があります「ストランディング」つまり「座礁」ですね。海洋性であり一生を「海中」で過ごす彼らにとって「陸上」では生きてはいけません。でも、何かしらの理由で座礁してしまう事があり、時には多数の「集団座礁」なる事もあったりするのです。座礁し死亡してしまったクジラ類は生態を知る為の貴重な資料になります。確かに悲しい事ですが、「知る」事も大切なんです。「知る事」の例としては「ストランティング」によって調査された個体が今までの種類とは相似せず「新種」を発見する機会にもなっているのです。現在も新種であろう個体が調査されています。ちなみにその骨格標本も展示されています。

 これで第一会場は終わり、第二会場へここでは「食物連鎖」により保たれている生体バランスの「海」版が紹介され、深刻な問題にもなっている「海洋汚染」に関しての展示が多いです。

 最後は「ミュージアムショップ」。ですが、思ったよりも関連商品が少ないのはガッカリです。私としては「シャチ」の「ぬいぐるみ」が欲しかったのですが、有りませんでしたし…。

 今回の「大哺乳類展 海のなかまたち」ですが、骨格標本が多く展示されており個体の種類は多く知る事が出来るのですが、「陸のなかまたち」と同じくなんとなく「浅い」感じがしました。もう少し個々の生態を掘り下げてもらいたかったですね。でも「シロナガスクジラ」の全身骨格標本は圧巻です。ただ、これから「夏休み」に入ってしまうので「本気」でみたい人にとっては今週中に行くしかないでしょう。それか9月に入ってから?まぁ夏休みに見に行くのも良いですがねそれなりの混雑は覚悟しておいてくださいね。

 それでは、本日の登場人物は「生物多様性」ですからこの方、命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さん。背景が「シロナガスクジラの全身骨格標本」です。この大きさは実際に目で確認てみる事をお勧めしますよ。

2010_07_14

コメント
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