こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

ここはホント斬新なことするなぁ

2010年07月19日 | プラネタリウム

 連休です。今日もお休みですが、やはり世間は何処を行っても観光地や子供の集まりそうな場所は混み合っていそうなのであんまり行きたくない、そして、なによりも「クルマ」を出すには「駐車場」の問題もありますし、モーターサイクルは昨日で200km以上走っているのでフェールの残りが少ないので行ける場所は限られてしまいますし、なによりも金銭的余裕は無いのです。でも一日家にいるのもナンですからね。でも出かけるのでしたら最低でも「片道10km以上」出ないと、クルマやモーターサイクルにとっては「シビアコンディション」ですからね。

 そんなワケで、行きついたのは「中野ZEROプラネタリウム」です。何でも本日は「プラネタリウム特別企画 宇宙とりびあ~惑星の天気~」となんだか「小学生向け」ですが面白そうなので行ってみる事にしました。

 この投影は「地球以外の惑星」にも「天気」があるのか?と言う事を主題に「夏休みの自由研究」に役立つ番組として構成されたようでして、その番組は「プラネタリウム」としてはかなりの異彩を放っています。それも「プラネタリウム」による「投影」だけでは無く「実験」もしてしまうと言った物でして、「投影者」のほかに「飯田橋博士」と「ブラック博士」なる人物が「ステージ」にて実際に実験をしてしまうというのです。

 話の流れとしては、「中野区」にある「某所研究所」で日夜人類の為に研究をしている「飯田橋博士」。そんなある日、一人の仮面を着けた見るからに怪しい「ブラック博士」が帰ってきます。「ブラック博士」は「米国」の研究所にいたそうなのですが変な実験ばかりしていたので研究所から追い出されて現在は「飯田橋博士」の所で「居候」をしているのです。そんな二人が今回「地球以外の惑星」の天気について実験を交えて解りやすく教えてくれるのです。まずは「他の惑星にも「雲」があるかから。でも「雲」ってなんでできているのでしょう?とここで「クイズ」です。クイズは三択で難しくは有りませんし、ブラック博士が全く役に立たないヒントもくれます。ちなみに「クイズ」は「プロジェクター」によりドームに投影されます、ただ、この位置が普段と同じですから少々ステージとの視線移動がおおくなってしまうのが欠点ですね。まぁ動かすといろいろ大変ですからそこは我慢しましょう。そして、正解及び解説が「解説員」さんがして、その実験検証をステージの二人がする。ある意味「科学番組」の「収録」を見ているようでとても良いですね。実験はホント簡単に出来る物ですが、核心を突く内容ですから見ていても楽しいですし、ハンディカメラを使ってプロジェクターに出力しているので後ろの席でも十分見える配慮もされていました。あと、この二人の掛け合いもとても良く、わざとらしさが無くホントに「科学番組」を見ているようでしたよ。しかも、「プロジェクター」が途中で不調になって画面に出せなくなったのですが、スムーズなアドリブで見ている方に不安感を与える事も無かったのは凄かったです。

 ちなみに「雲を作る実験」はフラスコに水蒸気を入れて「シリンダー」で「中の空気を抜く」事によって気圧を下げて見せる方式でした。そして次は金星の雲、ここでは「ブラック博士」が意地悪をして「三択」なのに「四番 硫酸」という場面も…。ここで一端「夏の星座」をプラネタリウムによる投影で紹介して、再び二人の掛け合いの始まりです。地球の次は「火星」。火星には地球と同じような気象現象とし何があるか?がクイズとして出されます。正解は「砂嵐」で、この砂嵐は火星全体を覆ってしまうほどの規模なんですよ。それから「土星」に。「土星」も「ガス惑星」ですから当然「雲」に覆われている事になり、雲は何で出来ている?とのクイズ。まぁ「土星」の「雲」は「アンモニア」で出来ており、アンモニア」と言えば…な話を経て、「雷」の話に。「雷」は地球以外でも起こっており、それは「土星」で観測されたそうですね。とここで実験の始まりです。雷は「雲」の「水分子」が擦れその摩擦で静電気が発生して、有る程度溜まると「地上に放電」する一種の「放電現象」なんですね。そこで「雷を作る」と「静電気発生装置」を使って実験開始です。で、ここで定番的な「人に溜めて放電」させて「電気ショック」を与える、という事を「ブラック博士」にします。しかも何回かしていましたよ。アレってホント痛いんですよね。当然ブラック博士はホントに痛がってました。そんなこんなで締めは現在「金星の天気」を調べる探査機「あかつき」の話をし、このように他の惑星の「天気」を研究する事を「惑星気象学」をいい、この研究はつい最近本格的に始まったばかりの物で将来が楽しみといった事で終了です。

 ともかく、斬新な方法でした。確かに「プラネタリウム」と「舞台」による「演劇的」な流れでは無く「番組」的な流れとしたのは良かったと思います。変に演劇されてもねぇ。それと二人の掛け合いが「漫才」のよう良いテンポで見ている子供を飽きさせませんでしたし。押さえる所は押さえていましたからね。これはこれで「有り」だと私は思います。

 それでは本日の登場人物は「惑星気象学」な話でしたからこの方、。「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局総合副局長 気象精霊」と「東亜支局」の「副局長」としてはトップなポジションで「セルフィーヌ」さんの相棒でもある「春風の精霊」の意味を持つ「アウステル」を称号に持つ「リセルアーテ・アウステル・フォーニエル」さん。気象というと「地球」しか思いつきませんが、実は「火星」や「金星」、などにも規模は小さいながらも「惑星管理室」があるのです。ただ地球は複雑なので「支局」がいくつか置いてありますが。

2010_07_19

コメント
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