こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

星でも、惑星でも、彗星でも無くって

2008年03月01日 | 天文・科学

 フト気が付くとずいぶん日の出が早くなりましたね。あと、春霞も結構出てきて星を観測するには厳しい季節になりましたね。で、今の時期、実は夜明け前に、こんなのが見れるんですよ。それは「国際宇宙ステーション」。通称「ISS」ですね。「ISS」は当然ながら「人工衛星」の一つで、上空400kmあたりを飛行しています。当然ながら地球を回っていますので地上から見えるのは当たり前なんですが、これが結構シビアな条件って知ってました?人工衛星自体は当然ながら光を発していません、ただ「惑星」と同じように太陽の光を反射すると輝いて見えるのです。ですから地球の影に入ってしまいますと見る事は出来ません。でも昼間ですと太陽が明るすぎて見えないのです。こうなると地上が暗く、上空400kmは明るくないと見れない訳です。つまり、夕方後や夜明け前の数時間にしか見えるチャンスが無いって事です。今回は夜明け前で、3日間見る事が出来ます。まずは3月1日、今日ですね朝の4時57分に南の空低くから見え始め5時に最大高度。南東へ移動して行き5時2分には東北東の空へ沈んでいきます。3月2日。この日がたぶん一番見やすいでしょう。5時20分南西の空から昇り始め天頂付近を5時23分に通過して5時26分には北東へ沈んでしまいます。3月3日は5時43分西から昇って5時46分には北西へ移動。5時48分には北北東へ沈みます。ただし、3月3日は日の出の直前なのであまり良くは見えないようです。そうなると明日がやはり見ごろってトコでしょうか?しかも天頂付近を通りますから住宅密集地でも天頂が見れれば問題無しですからね。それに飛行ルートは結構明るい星の付近を通るので「西から東へ」目に見える速さで移動している光点があればそれが「ISS」です。ちなみにこれらは「予定」ですから実際ズレる事がありますので、周囲を観察して見つけてみましょう。たまには惑星や恒星以外もこういった天体ショーも見てみませんか?

 それでは本日の登場人物は「天元界第2保安区前線副提督 東亜分署署長」で「鎌倉の魔女」の通り名をもつ「マリア・カテジナ」さんです。ちなみに背景の図は「ISS」の「通過予想ルート」ですので実際とは違くなる場合があります。朝早いですが挑戦してみませんか?

2008_03_01

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