三浦しをんのエッセイで、友達の使う「自分語」が話題になっていたことがある。これについてはまえに書いている。「自分語り」ではなく、自分とその周囲くらいでしか使っていない勝手な造語のこと。私にもそういう「自分語」がある。
『めんつゆひとり飯』に出てくる、主人公の上司(?)
似たような意味で私は「おかず度」という言葉を使う。 ご飯と一緒に口にするのに向いているということを「おかず度が高い」 と言う。肉・魚・タマゴが私にとっておかずであり、 味付けの濃い薄いはあまり関係ない。
こういうヘンな「度」の使い方は、『王様はロバ』byなにわ小吉 のマネかもしれない。作者が、 いろいろな虫の嫌いな度合いを示す際に「飛ぶ度」「 きもちわるい度」 なんて言葉を並べていたことがたいへん面白かったので。
そういう、私の使うヘンな言葉に「犬度」がある。耳が立って、 尻尾がふさっ・くるんとしている犬が「犬度が高い」。 オオカミとの縁を感じさせるタイプで、 洋犬だとシェパードやハスキーの類(尻尾くるんではないけど)。 こういう好みになったのは、昔、 田舎の伯母の家で飼っていた犬のせいだろう、 なに犬か意識はしていなかったが、肥後犬かもしれない。
TVK(テレビ神奈川) で平日朝8時半は犬や猫の出るドラマの枠のようである。先々週『 幼獣マメシバ 望郷編』が終わって、その次は『犬飼さんちの犬』 というのをやっている。 マメシバ一郎の飼い主である芝二郎も出てくるらしい。 今回メインの犬は「サモエド犬」、初めて見たが、 ふくふくしてかわいい。犬度は高い。来週、『幼獣マメシバ』 の映画版が放映されるので逃さないようにしないと。同じシリーズの映画も次々と放送されると嬉しい。先月、『柴公園』の映画があったのを逃してたいへん悔しかった!
5月1日に付記。
上記のドラマ枠は4月から17時に移っている。今日からまた『柴公園』を放送する。映画版がまたあることを期待する。