モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

リアルお菓子のおうち

2014-07-31 23:20:13 | 小学生ワークショップ
Umaibou3なつやすみワークショップ
対象 幼児・小学生
『うまい棒、一人100本でテント作り』

ジャジャーン!
うまい棒、つまり食べられるお菓子で、おうち製作!
一人100本×人数分のうまい棒を使って、リアルバージョン『お菓子のおうち作り』、公園にて本日建築して参りました!
私の子どもの頃の夢は『1,000円で10円のお菓子を100個買う事』でした。
(40半ばの今となっては、100円のお菓子を10,000円分100個、畳の上に敷き詰めて、ゴロゴロしたいという夢がありますが、ささやか過ぎますかね?ってか、小さい?
でも10,000円札を100枚敷き詰めてゴロゴロするより、もしくは10,000円札を束で頬をペチペチするより健全じゃないですか!)
40代~30代の方は似たり寄ったりの憧れがあるのではないかと予測していますがいかがでしょうか?
そんな自分の夢を子どもたちを使って叶えてしまおうという我がままな企画が『うまい棒、一人100本でテント作り』でしたが、今回は30人の定員には満たなかった事もあり、テントよりグレードアップしたおうち作りと相成りました!
エッヘン!
結構ちゃんとしたおうちになっているでしょう?

Umaibou
手がソースでベタベタになっても、途中割れたうまい棒を頬張っても、(割れているうまい棒は食べてもいいと言われたからって、わざと踏んずけムシャムシャ食べても)手を止める事無く使命を遂行する任務に忠実な職人達の姿は、涙を誘う健気な魂に見えました!

Umaibou2
最後は、できたおうちをパン食い競争のように手を使わずボリボリ食べて、終了♪
形は残らぬ製作ではありますが、記憶に少しでも残ってくれたら幸いです。
「俺、子どもの頃、うまい棒100本で家を作ったことあるんだ!」
「中に入れる位、大きかったんだよ!」
大いに自慢して頂きたい代物、有意義な時間であってくれたらいいなと思ってます。

明日の『夏休みワークショップ』、一日で仕上げる油絵も、どうぞお楽しみに☆   オバラ

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ようじ 夏のワークショップ①

2014-07-30 23:28:17 | 幼児ワークショップ
Youji3_3
只今夏のワークショップが目白押し!!
通常授業を行いながらも、さらに特別プログラムを盛り込み、イベント尽くしとなる数週間がしばらく続きます!
参加申し込みしている子ども達、どうぞお楽しみに・・・♪
そして参加を迷っている子は、今からでも申し込めるイベントもあるので、即申し込んじゃおう!
アトリエの生徒も普段通えない子ども達もみんな参加OKです!
Youji2_2
ということで、本日はこれから続くイベントの順番の関係でブログ担当が変わり、幼児対象のワークショップを伊藤がお伝えします!
第1弾目となった『植木鉢制作&ジャックと豆の木のお話絵』は、昨日行われたばかりのホヤホヤの作品です。
ジャックと豆の木のお話は有名ですね。みんなストーリーを良く知ってますね。
空高く伸びていく豆の木を身近な朝顔の蔓に例えてグングン伸びていくイメージを広げました。
朝顔の苗を植える植木鉢には、幼稚園生が大好きな粘土に色を混ぜて、さらにキラキラのビー玉やおはじき、貝殻をぎっしり埋め込んでデコレーションしていきます。朝顔の緑の葉と植木鉢の華やかさが引き立っています。自宅で大事に育ててどんな色の朝顔が咲くか楽しみですね!
Youji1_2
そしてお絵描きは、ジャックと豆の木のストーリーを聞いて、ジャックが木を登っていくる場面を描きました。どこまでもなが~く伸びていく蔓の曲線が魅力的です。ジャックの木登りポーズの描き方にチャレンジしたワークショップ初参加の子達、きっと横向きの人物画は初めてだったと思いますが、みんなお見事でした!!   伊藤

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遥かなる世界旅行の旅

2014-07-30 02:06:41 | 小学生 絵画
火曜日小学生クラス 油絵       (by南澤)

本日は夢の超特急「カルパネルラ号」に乗って世界を巡ってみることに致しましょう。


Abura14ka2
左上から 愛子 1年 / 智子 4年 / 和博 6年
彩賀 6年 / 聖奈 4年 / 玲々菜 6年

愛子:最初に到着いたしましたのは、我が国屈指の脳内リゾートホテル「花吹雪&富士リゾートスパ」でございます。
霊峰富士をバックに撩乱と咲き乱れる桜の絶景がご覧になれる希少なホテルであります。富士山信仰の本体でもありますコノハナサクヤヒメという神様へ思いを馳せるには正にうってつけ。荒々しい富士が実は花咲く乙女の神様である事と、この絵を少女が大胆に力強いタッチで描いている事実とは、まったくもって偶然の一致ではないのであります。その昔、奥さんの事を畏れ敬い「山の神さん」と呼んでいたのが縮まって「カミさん」になったなんて話はどうでもいいですかね。アイヌ語でフンチヌプリ、、(以下、省略)

智子:さあ時空を超え白銀の雪景色に浮かぶ金閣寺に到着です。涅槃のような静寂さに佇む金閣にクラクラいたしますね。ストイックな色調とまるで童話の世界のようなタッチは、アンデルセン解釈の金閣寺とでも申しましょうか、みやげ屋の絵葉書がここまでの昇華するとは、かの足利義満公も勿論思わなかったことでしょう。

和博:はい皆様、この列車はまもなく全くもって名も無い駅に到着いたしますが、こういう所にこそ旅行の真骨頂が埋もれているものであります。日常性の中にこそ真如の叡智の本体があると、インドの「大乗起信論」という難しい本に書いてありました。察するに、家族と訪れた何気ない駐車場の写真を選ぶこの絵の作者の感性には、存在エネルギーの全一態としての真実在が、駐車場越しにはっきりと浮かび上がっていたのかもしれません。ということで、厳かに鑑賞しながら発車することにいたしましょう。

彩賀:この列車は地中海にもビクともしません。クルーザーに混じって停車いたしました。サントリーニ島でしょうか。ギリシア式七輪の網で焼くタコの香りに、何処からともなく黒猫が一匹、白壁を伝ってやって参ります。かつてギリシアの家々や神殿も極彩色に塗られていたそうですが、我々の求めるエーゲ海とはやはり真っ青な空と白い壁です。黒猫とのコントラストもキマリます。作者の化身でもあるこの猫は、愛されながら家から家へと自由に暮らしているのです。まるで古代ギリシアの巫女たちが自由な放浪者であった、そんな記憶を運びながら。

聖奈:何処からともなくボサノヴァが聴こえてきました。ここは何処でしょうか、気持ちの良い午後の日差しが差し込む窓辺には、センスの良い調度品がしっくりと馴染んでいます。ココの子猫ちゃんたちは愛らしいシャボン玉のように軽やかです。一つ一つのモノ達が小躍りしています。あまりに居心地がよいので、しばらく列車はここに停車いたします。コーヒーに砂糖は入れますか?

玲々菜:列車は最終到着地、憧れのハワイに到着です!もはや言葉はいりません!ワイキキビーチです!レインボータワーにシェラトン、ロイヤルハワイアンホテルが並ぶこの世の楽園、永遠のリゾート、偏西風の生んだ奇跡、ロマンチックな思い出、真珠湾に迫る連合艦隊じゃなかった珊瑚礁、絵には描けない美しさ、でも頑張ったね玲々菜ちゃん!


皆様お楽しみいただけたでしょうか今回の旅。それでは、またのご乗車をお待ちしております~。






   

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油彩の講評

2014-07-28 22:48:57 | 小学生 絵画
20140728
上段左から:拓真(小3) 未菜(小3) 花菜(小4)
下段左から:彩心(小4) 千乃(小3) 一志(小2) 萬次郎(小3)

どうも幸介です!!夏恒例の油彩の個人講評を、僕も行っていきたいと思います!今日は月曜より7名をご紹介!


拓真:かたくなに水彩を続ける彼ですが、油彩にも負けない色の追求を行い、深く味わい深い作品に仕上がりました。とくにアスファルトの質感などは、不透明水彩を根気よく混ぜて再現した甲斐がありますね!クールだった1・2年生のときに比べ、なぜか最近は甘えん坊な彼ですが、来年はぜひとも油彩にもチャレンジしていただきたい!きっと拓真の筆遣いに油彩は合うと思うんだけどなぁ。

未菜:期日内に確実で完璧な仕事をこなす。それが彼女です。大輪のひまわりは一枚一枚に微妙な色の差があり、綿密に描いた下描きを壊すことなく丁寧に着彩しています。普段小学生クラスですと「先生できた~」となると講師陣の「塗りが甘い!!やり直し!」となる生徒が多いのですが、彼女の場合は一発クリア。仕事が確実なのです。締め切り直前に徹夜でなんとかする僕や小原先生は、彼女にはぐうの音も出ないのでした。

花菜:パステルトーンで構築された画面全体からは、海の爽やかさよりも暖かさすら感じる作品ですね。絶妙ににじみあう空の色が、夏の空の高さを感じさせます。大人しい彼女からは、空や海などが途方も無く大きく見えているのだなぁと、しみじみさせてくれる作品。短気な僕には、こういう絵は描けません。人は変わらなきゃいけない場合もありますが、変わらずにいることも大事だったりましす。彼女にはこの絵からにじみ出るようなやわらかさを、変わらずずっと大切にしてもらいたいです!!

彩心:絵を描く事よりも手を汚す事だったり、作品を完成させる事よりもその制作の過程に楽しさを見出す彼女を、作品完成まで導くのは至難の業です。そんな彼女がモチーフに選んだのはお城です。汚れながら遊びたい反面、ヒールの靴やマニキュアにも興味を持つ、人生でもっとも難しい年頃の彼女ですから、このこんがらがった素敵なお城を選んだのにも納得ですね。今回はダイナミックかつ美しい色彩のお城が完成しましたが、これはもう奇跡と言っても過言ではないかもしれない!!ここまで導いた僕らを褒めて欲しい、そんな作品です。

千乃:今回のカリキュラムの中でも、もっとも自分のやりたいこと、好きな事を貫いた作品ではないでしょうか。景色などのアカデミックなモチーフを皆が選ぶ中、文鳥とお花のコラボはどうしても譲れません。彼女にとっては美しい事よりも、可愛い事のほうが何十倍も大事なのです。僕もそれが正しいと思います。小鳥とお花と虹と言う、幕の内弁当のような「最強」な感じも、可愛いということで纏めて魅せることが可能なのです。僕も勉強になった一枚でした。

一志:ここまでの彼の成長を目の当たりにしてきた僕にとって、この屈託の無い風車の絵の一枚から感じるものは沢山あります。空の青の移り変わりや木々の葉の色合い、風車の細かなディテールなど、「絵好きじゃない」と豪語したことさえあった彼がしっかりとモチーフを捉えられるようになったことの、なんと素晴らしいことだろう!と感じます。彼が授業の開始と終了間際に、決まって僕にカンチョーをおみまいするという日課には少々疑問を持ってはおりますが、この作品を作り上げて逞しくなっていく彼に期待大です!!

萬次郎:話しを聞いているようで聞いてない、絵を描いていないようで描いている、でも上手に世の中はわたっていける、天性の才能を持った彼。モチーフにキリンを選んだ事も素敵です。絵にならないハズがありません。集中力が続かないのがタマにキズだけど、今回も鮮やかでパキっとした愛くるしい作品に仕上がりました!!とても愛されてバランスよく育っている彼が、これから大人になるにつれどういった風にアイデンティティを確立していくのか、大変興味深いなと感じる作品でした。


以上です。油彩の講評はまだまだ続きますので、紹介がまだの子は期待して待っていてくださいね!!

田中幸介



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息子さんのご家族

2014-07-26 08:34:00 | 大人 油絵・アクリル
Moriomairi_2森 油彩

土曜日担当の岩田です。梅雨空けしてすっかり暑くなりましたね。この暑さの中ミオスに通って頂いてる皆様には頭が下がる思いです。本当に有難うございます。

今回ご紹介させて頂きますのはチケット制でいらしゃっています森さんの描いた息子さんご家族の油彩です。

森さんはご家族を描かれることが多いですが今回もお孫さんが絵の中に登場されていますね。
ご親族であっても描く対象となる人の顔を似せるというのは大変なことです。むしろご本人を良く知っているからこそ限りなく似せた
いという拘りがあるのかも知れません。

更に森さんはご家族を描いた作品をご本人に毎回お渡ししているとうことですので、表情を似せるということは必須なのでしょう。
こちらの作品でも何度となくご家族の顔に修正を加えていたのがとても印象的でした。いつもそうですがそんなところに森さんのご家族への愛情を感じざるをえません。

今回のこの絵もお孫さんの表情を中心に幾度となく絵の具を塗り重ねて愛らし顔を作り上げて行きました。初詣に行かれた時の風景でしょうか。皆さんでお守りを手に微笑んでおられます。

得てして男性が女性を描く場合、やもすると男っぽくなってしまうことがありますがお嫁さんの笑顔もとても女性らしく柔和な印象で描くことが出来ていますね。
そして顔の色の微妙な違いにも敏感に反応し描き分けていますね。手が複雑に折り重なっているところなども見事です。

これからも色々なシチュエーションで撮影されるご家族の肖像を楽しみにしています!






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油絵色変化

2014-07-25 23:10:00 | 小学生 絵画
2014_07_2502

上段左から  拓実 2年 / 朋 4年 / 椋太朗 4年
下段左から  雪乃 5年 / 真彩 5年 / 和真 6年


夏休みも始まり、巷にも何だかウキウキした気分が漂っていますね。
そんな中、まだまだ小学生油絵完成報告続きます!本日は水曜クラスの作品をご紹介します。

拓実 - 富士山と新幹線!今回紹介する中では唯一の二年生なのですが、中々に堂々とした一枚!有無を言わせぬパワーはやはり低学年の魅力です。しかし大胆さを活かすためには、細部のこだわりが重要!新幹線の先頭部など、パキッとした白がきいてますね!富士山と空の青も、同じにならないように何度も色を作ってはのせ、を繰り返し、色とタッチでしっかりと区別が付けられています。また、山裾から山頂にかけての色の違いや 透けるような雲の描写も見所です。

朋 - 並木のトンネルの緑の美しさが見事!枝の伸び方も苦心しながらよく表現したなぁと感動です!中央の道に色をのせながら、(手前と奥を意識して描いたけれど)ちょっとやりすぎちゃったかな?と本人は言っていましたが、これくらい差をつけて大丈夫!微妙な色の変化をしっかり捉えているのがよく分かります。影になる部分の緑などで全体は暗い色調のため、トンネルを抜けた後の光がより美しく目に飛び込んできますね!ファンタジーの世界のようで、見ているだけでも何かが起こりそうな予感にドキドキしてしまいます。

椋太朗 - 画面いっぱいに広がる干潟と夕陽を描いた椋太朗。目がチカチカする~、なんて周りの子に言われるほどの、この色数の多さは見事!絵具は全色出して、そのままの色で塗らないこと…など、言われたことはしっかり守る彼の生真面目さが伝わってきます。そしてそれを取り込みつつ、どう面白くしてやろうか…と常に虎視眈々と狙っているような、彼そのものが表れていますね!その性質で作り上げたこの画面!荒々しさや雄大さの中に吹き抜ける風を感じます。いやぁ、うまくまとめあげたなぁと感心しきりです!

雪乃 ー ミントグリーンやピンクと言った空の微妙な色の変化がとても美しく、遠景の雪の残る山々と相まって、山の空気を胸に吸い込んだような清々しさを感じます。画面下の雪は、写真には写ってないけど実際の景色では雪が積もってた!だから描きたいの!と本人に強い意志がありました。じゃあ説得力があるように描くんだよ!と発破をかけると、影になる雪の色もよくよく思い出しながらじっくり作り上げていました。このモチーフのこれが描きたい!という意欲や、こういう作品にしたい!というイメージが明確なことも彼女の強みであるなぁと常々感じます。


真彩 - 一目見て印象派の作品を思い起こさせるタッチ、もう言うことなしで、思うままにどんどん描いてもらいました。自然物と人工物の描き方の違いや適度な省略、緑の濃淡の使い分けなど見どころ満載です。建物の描写も、ピンポイントではっきりとした線を入れることでより引き立っています。そうしたことを理屈と感覚の両面で理解しているのが素晴らしい!でも何よりもこの色彩感覚が見事です!鮮やかな色彩から、画面全体に空から降り注ぐ光を感じますよね。うーん、まさに印象派…。

和真 - 油絵途中からの入会でしたが、何のその。実力を見せつけてくれました。力強く煙を吹き上げて迫り来る音まで聞こえてきそうですよね。描き込みすぎていないのに機関車の細かなディティールまで想起させられるのは、大まかな光をしっかりと観察してポイントを捉えているからですね。そして何より!煙の描写が見所です。後ろに流れるにつれてだんだん薄くなっていく様までタッチの変化をつけ表現されています。これを最後にササッとやってのけるのですから、唸ってしまいます!


というわけで、今日も今日とて猛々暑でしたが、この素晴らしい作品群にパワーを貰って乗り切りましした! 庄司でした。

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小学校受験夏期講習

2014-07-24 23:05:04 | 小学校受験講習会
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今週より、アトリエ・ミオス『夏のワークショップ』がスタートしました!
夏休み期間中は、小学校受験クラス・幼児クラス・小学生クラスそれぞれに特別カリキュラムがあり、普段通えない方でも参加できるカリキュラムがあります。

まずは、本日行われました小学校受験夏期講習(今秋入試を控えた年長さん対象)の様子をお伝えします!

課題① 集団絵画・・・『どんな場所に行きたいか、グループのお友達と相談して1枚の大きな紙に描きましょう』
写真左:宇宙  中央:カブトムシがたくさんいるキャンプ場  右:海と砂浜

制作開始前には、参加者全員でどうやってグループを決めたらよいかアイデアを出します。丁度良い人数に分かれてグループができたら、制作のテーマ「どんな場所に行きたいか」をみんなでディスカッションします。自分の意見がしっかり相手に伝わったか、違う意見がでたらどうしたらよいか、決して受け身にならず積極的に関わることが大事です。
テーマが決まったら、いよいよ大きな紙にお絵描きしますが、ここでもまたグループ内での言動が重要視されます。個人制作の絵画ではないので、グループ内のお友達と相談してそれぞれが何を描くのか担当を決めておかないと、偏った絵になりテーマが薄れてしまいます。自分のやるべきことを把握して制作しているか、困っているお友達がいたら声をかけることができるか、周りのお友達の言いなりになっていないかなど、常に自分と周りとの協調性を持ち、状況に応じて臨機応変に柔軟な行動がとれるかがポイントとなります。

課題② カバン制作・・・『絵に描いた行きたい場所に持っていくカバンを作りましょう』

こちらは、個人制作です。モール・折り紙・色画用紙・ビニール・ストロー・毛糸・リボン・セロハンなどたくさんの材料の中から自分のイメージに合うものを選び制作します。
基本形の紙袋に数種類の材料を組み合わせて、『宇宙』『カブトムシのいるキャンプ場』『海と砂浜』で活躍しそうなアイデアいっぱいのカバンができました。カバンという既成概念にとらわれず、こんなカバンがあったら楽しいなという遊び心をもって取り組んでいるので、どの作品も魅力的なものでした。(こちらの作品は写真がなくてお見せできず残念・・・)

小学校受験夏期講習はあと2講座あります。幼児・小学生対象の企画も盛りだくさんなので、ぜひこちらをご覧ください。
お申し込みは、お電話で受け付けております。044-411-1600






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油絵&アクリル・水彩画

2014-07-23 23:28:48 | 小学生 絵画
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左上から  健之祐 4年 / りお 6年 / 優 4年(アクリル・水彩)
下段  和真 3年 / 幸音 6年(アクリル・水彩) / こなみ 4年

依里花です。普段学生クラスを担当しているため小学生クラスの油絵の制作は3回ほどしか見ることができませんでしたが「おおっ!」と思わせられる作品がいくつもあり、いい刺激を受けています。その中の6つの感想を私の視点からではありますが書かせていただきます!

けんのすけ 「おおっ!」と思わせられた作品の一つです。画面全体の色彩がとても美しい。画面の半分以上に広がっている空は青と白以外の色も使われていて、空の大きさと深みがよく表現されています。個人的にとても空の部分、好きです。一文字に伸びている黄色い砂浜も、混色された絶妙な色で一色一色吟味しているのがわかります。真面目で努力家な性格が生かされた健之祐らしい作品になっています。

りお りおの作品もとても刺激を受けました。右下の木は半立体のようになっていて、油絵の具を何度も盛って立体的にしている面白い作品です。他にも幾つか半立体の作品はありましたが、りおはアクセント的に右下のみ立体にしていて、りおの場合は短期集中型の性格をうまく作品の中に生かしていい見所を作れています!空の色も紫・青・黄など色彩豊かであるのに淡い色でまとめられていて綺麗です。

優 優の作品の魅力は何と言っても中央の山脈です。グラフィカルでとってもかっこいい!雪の部分は白い色面として描いていたり、模様のように描いておりアクリル絵の具や水彩を生かした魅力的な風景画になっていますね。青い山脈の模様や左右にある赤い山々の色味もエキゾチックでオシャレです。今回の油絵をみていると優にはグラフィックデザインの才能を秘めているかも・・・?と思わせる力とインパクトがあります。

かずま 普段元気いっぱいでイタズラ好きなかずまの今回の集中力は目を見張るものがあり、大人クラスの生徒さんをうならせる画伯な完成度です。富士山は小さいものの上手なのがわかりますし、桜の花は一つ一つが立体的に絵の具が盛られており、絵に華やかさを添えています。和のモチーフの油絵ですが、西洋画の美しさ・色の美しさはモネを彷彿とさせます!

ゆきね 燃えるような背景とどっしりとした木の存在感が迫力あるゆきねのこの作品。熱い国の空気が伝わってくるようです。逆光の絵は難しいですが見事に描いていて、奥に抜けて行く空間も感じられて上手い!と思わせられます!今年は油絵はあまり気乗りしなかったようで今回は水彩画。こんなに上手いんだから油絵を見たかった!という気持ちもありますが・・・。これからも期待大ですね!

こなみ 力強い木の幹の表現に思わず唸らせられます。モチーフに木の幹を選ぶ辺りも独特のセンスを感じますが、その木の質感までも油絵の具で立体的に表現していて見飽きません。おしゃべり好きでも制作の手が止まっていることはほとんどなく、手先が器用でモチーフにあった表現を的確に判断できる賢さが垣間見えます。モノにあった表現を見極められる目はとっても強い武器なので磨いていきたいところです!

今回感想を書かせていただいたのは6人だけですが、この6人の絵を見ているだけでもどんどん魅力が発見できて自分自身楽しんで感想を書いていたことに気づきました。写真模写であるのにこんなに魅力的なのは制作者達が魅力的だからでしょう。そのことに自分で気づくことが大切であり難しいことなので、これからもそれぞれの魅力を引き出し、気づかせるお手伝いをしていきたいと思います!

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木曜クラスの油絵

2014-07-22 22:18:54 | 小学生 絵画
Abura14moku
左上から  莉穂 6年 / 美波 3年 / 結名 4年
下段  日菜乃 3年 / 早月 5年 / 千紘 6年 

関です!皆最後は疲れて飽きながらも一生懸命描いているところをウロウロしながらアドバイスしました。頑張って描いていた力作達に僭越ながら感想を書かせていただきます。

莉穂は画面下側の海の表現が独特でとても面白いです。オレンジや肌色も織り交ぜてタイルのように表現しているのがカッコイイ!そして中心に近づくに連れて馴染むように塗り込みがされているのがとても良いです。真ん中の南国の木が生い茂る島は下地の赤が見えているところがアクセントになっていて、画面がぼけていないです。後ろの方に見える木の陰も遠近を感じさせるしなんだかスーッと涼しくなりますね。夏です!

美波はよく集中して絵を描いていました!一番最初に目が行く黄色い花は下地の赤が薄っすら見えて綺麗です。陰影もよく考えていて、画面上のほうから段々と暗くなっていくのが良いですね。葉っぱの色も明暗を使い分けつつ暗い場所に明るい色を置いたり青系の色も入っていたりして面白いです。ハッキリと見える葉とぼんやり見える葉を描き分けているので絵に厚みがあります。

結名の作品は完成度が高いです!手前の黒猫の影が青みがかっているのが綺麗!そしてこの猫は画像だとわかりにくいですが絵の具を重ねて立体的になっていて、迫力が増しています。画面中央の三つのドームの立体感が素晴らしい!影にも色んな色が入っていて見ていて飽きません。一番面白いのが空の塗り方です。パズルピースのように様々な形を組み合わせて描いていて楽しいです!

日菜乃は粘り強く作品に向き合っていました。苦戦していた左のオウムの表情と右のオウムの羽が良い感じです。少しびっくりしたのが木の陰影と立体感を上手く表現出来たところ!影が出来る場所や木目のディテールを上手に描き込むことが出来ていると思います。背景は写真通りのものではなく林をイメージして描いているのですが、それもよく頑張って描いていました。

早月も完成度が高いですね!綺麗な田園風景で、田んぼの枠がワザと曲がった線で描かれているのが味があります。空に浮かぶ雲も少し黄色いがかっていて柔らかく描かれていますね、空も筆の後が残っているのが面白いです。黒の点がパースに沿って打たれているところが見所です。チューブの口を直接キャンバスに付けて描いていました、遊び心があって楽しい画面になりましたね!

千紘は写実的でぱきっと描かれています。奥の方にいくに連れて境界線がボヤけてしまってよくわからない絵になっていたのですが、最終的に陰影と空気遠近法を上手く使い分けて描けるようになりました。手前の木漏れ日の表現が丁寧で優しい感じがします。思わず寝転びたくなる!建物も影に青系の色を使っていて美しいです。影にも強弱があるところがさすが最高学年!と思いました。

「先生達みんな言ってること違うー!」と嘆く子ども達に、ああ!すごくよくわかる!!と思わず共感してしまいました。私も受験時代にこのアトリエでデッサンを習っていた時、先生方が真逆のアドバイスをして下さった時はどう解釈したら正解なんだ…と悶々としながら鉛筆を動かしていた記憶があります。でも最近になってやっと、人の意見に流されずに自分が納得いく作品を作れるのならそれでいいのかと思えるようになりました。もちろん受験のデッサンや依頼された絵ならそれは許されないかもしれませんが。
今回子ども達を見ていて「どこを塗ればいいか聞いてから作業に入る」ことが多いなと思いました。
人の助言を待って、それを鵜呑みにするのではなく、自分で考え意見をつまみ食いしながら自分の意思で絵を描くことが出来たなら、それはとても幸せなことだと思います。そしてそのことに早い段階で気付くことを成長というのだと思うのです。子ども達を成長させる事が出来るように、これからも頑張りたいです!

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画廊巡り

2014-07-12 08:21:00 | 大人 イベント
Obarakoten皆様お久し振りです。岩田です。
今日は土曜午前大人クラスの授業が終わった後、生徒さん達で小原先生の展覧会ついでに画廊巡りをされに行かれました。
(写真は小原先生より送って頂きました。)
皆さんその後も銀座で遅くまで飲まれたそうですよ!
私も午後クラスがなければご一緒できたので、残念。
うらやましいですね!私は又の機会によろしくお願い致します。
では短いですが、今日はこの辺で…。



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紅く燃ゆる

2014-07-11 23:32:57 | 大人 日本画
Isigami_10石神 日本画

神奈川は台風が過ぎ去り、日中はピーカン晴れの金曜日でしたね。暑さにバテてしまわないよう気を引き締めてまいりましょう!

さてさて、皆さん続々と制作中である展覧会用の0号、またまた完成作のご紹介です!水曜午前大人クラスより、石神さんの日本画の作品です。

今回石神さんの描いたのは赤富士。今までのきっちり描き込む真面目な絵ではなく変わりたい!ということで、下描きを何枚もコピーしてどんな色調で描いていくか計画を立てました。デザイナーの作品集を見てみたり…思い切って違う色をおいてみたり…。そうして描いた中から、赤が特徴的な案を選び制作開始。
水干絵具の牡丹というビビッドなピンクを下地に、画面下部の暗い部分には茶を入れたり青を入れたりと試行錯誤し、一番美しい色の組み合わせを求めて色合いも何度も変わりました。そうして最終的に、ほぼ赤で構成された画面が目を引く格好良い一枚になりました!

峰や稜線の描き方には石神さんの細かく描き込む技が注ぎ込まれ、石神さんの『らしさ』があふれながらも新しい表現に到達できたのではないでしょうか。山裾のにのせた青などの粗い岩絵の具が、じんわりと溶けこみながらもアクセントとして深みを増しています。

また今回は、サインも拘りました!1時間、2時間くらいかけたでしょうか?上手くいかなければ消してもう一度…、と、諦めず妥協せずに仕上げました。その甲斐あって、画面をピッと引き締めています。赤富士を見上げる蛇のようにも見えて、威風堂々とした佇まいの中に少しユーモラスさも入り、より魅力的になりました。0号という小さいサイズに苦戦されていましたが、今回の構図、色彩共に、そのサイズを活かした作品に仕上がったと感じます。

展覧会の際には皆様是非間近でじっくりご覧下さいね! 庄司でした。

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プライベートレッスン

2014-07-10 21:32:51 | 小学校受験
Photo_4本日は小学校受験プライベートレッスンのみ授業がありました。
こちらの制作風景は、見本作品=画用紙で作る【虫かご】を見ながら制作しているところです。画用紙を無駄なく使うにはどうしたらよいか、同じ形をたくさん作る時にはどうしたら効率よく作業が進むか、ということを先生からの指示を聞かなくても、今までの経験を思い出して自分の考えで積極的に制作できるようになってきました。
これまで授業で「まずは自分の力でやってみる」「失敗を恐れずチャレンジする」という方針のもとで制作してきたので、作品が出来た時の達成感は自信に繋がってきます。今までの積み重ねが少しずつ自分の力となって身についてきたなぁと感じております。

今秋入試を控えた年長さんは、この夏休みが勝負です。
今まで習ったきた基礎をしっかりと身につけ、さらに志望校対策として応用発展の力をつけていく時期に入りました。
夏休み中できるだけのサポートができるようにプライベートレッスンご受講枠を多く設定しました。
この夏有意義に過ごし、さらに成長できるよう私達も精一杯努めてまいります。   伊藤

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お休みのお知らせ

2014-07-09 19:54:34 | スタッフ講師
Obara1_2小原京美 『なごりつきねど』 水彩・顔彩/絹本

オバラです。
明日はプライベートレッスン以外の授業はお休みです。
金曜日~来週月曜日までは通常通り授業がございますが、7月15日(火)から一週間7月21日(月・祝)まで、受験クラス・プライベートレッスン以外の授業はお休みとなります。
お間違えなきようお気を付け下さいませ。
それに伴い、期間中ブログもお休みさせて頂きます。

授業もないので、ぜひ皆様、京橋・あらかわ画廊の展覧会にいらして下さいね!

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展示中

2014-07-08 23:51:24 | スタッフ講師
Obara2014_2オバラです。ただいま京橋あらかわ画廊にて展覧会中です。
ぜひ皆様おいで下さいませ!

お知らせ
明日の幼児・小学生クラスは、お休みです。
大人クラスは、授業があります。

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企画展のお知らせ

2014-07-07 21:18:36 | スタッフ講師

20140707_2

どうも幸介です!来週より、東京・千駄木のギャラリーで行われる企画展に参加いたします。

http://www.sendagi-kukan.com/kikaku-storetshirt201407

「千駄木Tシャツ商店」
2014年7月16日(水)~7月21日 【12:00~19:00】
東京都文京区千駄木2-49-8

イラストなどを描いている作家が、Tシャツをそれぞれ製作し、販売を行う予定です。私も、普段よりもちょっぴりこ洒落た絵を描いたTシャツを出展いたします。

通常のTシャツに加え、子供サイズも展開する予定です…!!(納期に間に合うかどうかの瀬戸際ですが…)出展点数も多くは無いのですが、どうぞお立ち寄りくださいませ!

田中幸介



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