モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

透明水彩デモンストレーション解説

2024-07-20 15:33:04 | 大人 イベント

岩田です。暑くて暑くて、ほんとにこれからどうなるの?って感じですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。

先日、しんちゃん先生の着彩のデモンストレーションが行われました。
今年、東京藝大の日本画科に進学した学生で、モノを描くセンスと技術はピカ一です。今回は、彼の描いたプロセスを追いながら、解説を加えていきます。

透明水彩も扱い方で、進め方も様々ですが、対象を立体的、空間的にリアルに描くことを目的とした描き方です。画像では、花の陰が黒っぽく写っていますが、実物は、光を感じさせる美しい陰色です。

先ずは、構図決め。
セットされたモチーフの中で、主役は間違いなく花です。この花を中心に構図を組み立てています。
花をできるだけ見やすい位置に描き入れたいので、上端ギリギリにならないよう、間を空け、左右の空きもどちらかに大きく偏らないよう配慮されています。左にジョッキを置いたので、全体のバランスを取るように貝を右下に配置しました。その為、下が多少詰まるのは仕方ありません。だからといってモチーフを小さくしてしまうと、こじんまりした印象になるので、そこは描き方で、収まりの良い構図に持っていきます。

透明水彩を始められた方からよく聞く質問で 
「どのくらい下描きするべきですか?影は付けた方が良いのでしょうか?鉛筆の線が汚く残りそうで、おっかなびっくり描いているのですが…」という答えとして、
鉛筆での下書きは、デッサンという言葉で置き換えることができます。リアルに描く場合は、それほど鉛筆における仕事を重視して良いのです。
絵の具を乗せるので、鉛筆で塗り込める必要はありませんが、この時点で、形は勿論のこと、そのものらしさ、質感、空間性等をしっかり感じられる位、入念に描きます。
とは言え、見て分かるようにそこまで黒々した線でないのが分かるでしょう。最後に練り消しを転がして、余計な鉛筆の粉を取ってあげても良いでしょう。

しんちゃん先生も時間が許せば、本当はもっとデッサンを描きたかっただろうと、見ていて感じました。

透明水彩を始められた方からよく聞く質問2 
「最初にどのくらい濃く絵具を乗せたらいいか分かりません。消せないと思うと怖いです。」
「どこから描いた方が良い(もしくは楽)など正解はありますか?」
の答えとして、濃い色のモチーフは始めから濃く、薄い色のモチーフはどちらかというと慎重に絵の具を乗せていって下さい。
色の暗い葉っぱなどを描く場合、先に鮮やかな下色を置いた後は、その上からは、濃度の高い絵の具を思い切って乗せてみましょう。
とは言え、これも加減がありますから、失敗を繰り返して丁度良いところを知るということになりますが、一番やって欲しくないのは、怖がって水っぽい絵の具を何度も何度も重ねることです。
そうしたやり方をしていると、出来上がった絵の発色が悪く、個々の質感も失われ、湿っぽく重い感じになってしまい、カラッと軽やかな印象がなくなってしまいます。

今回はデモンストレーションということもあって、花を他よりも、かなり先に進めていった経緯があると思いますが、基本的に全体的に進めていくのがベストです。とは言え、あくまでも主役の花をある程度先行して描いていきながらというのは間違っていません。
基本はデッサンと一緒で、空間や個々の関係性を確かめながら、全体的に進めることで、短時間で合理的な仕事ができ、私が良く言う、最小限で最大限の効果を生むことが可能になります。大きい仕事から細部へという流れがムダのない描き方をする為のベースです。

皆さんも、しんちゃん先生のプロセスを参考にしながら、同じモチーフを描いてみてはどうでしょう。凄く勉強になると思います!

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飲み会しましたー!

2024-04-13 19:08:29 | 大人 イベント

岩田です。
本日は、土曜午後クラスの方にお誘い頂き、飲み会に行ってきました。
実は私の制作が切羽詰まっていた為、昨年末から4ヶ月以上延期してもらっての宴会でした!

生徒さん同士、お互いに描いている作品が気になっていても、中々声はかけにくいもの。
お酒の入った席だからこそ、みんなとてもフランクにお話しできました。

私にとっても久しぶりの飲み会で、皆さんの人となりが分かったし、素晴らしい時間となりました。

どうも有難うございました!

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龍の掛け軸 - 大人編 第3弾

2023-12-23 15:32:49 | 大人 イベント


左から 石山 / 寺内 / 當山 / 藤原 / 赤塚

岩田です。今回は、何と第三弾。墨汁の黒にカラフルな色付きの絵も相まって、賑やかになりました。年齢、性別を越えて、一口に龍と言っても、様々な捉え方があるものだと関心してしまいました。
普段、みんなで同一のモノを描くことなんてまずありませんが、教室の中一杯に並ぶ龍を見ると、又とない良い機会だったと感じた次第です。それでは、お一人づつ講評していきましょう。

石山さん一筆さばきが実に良い。濃淡の作り方を見ても、墨に普段から慣れていらっしゃる感があります。風格を感じる1枚。

寺内さんー好きなアニメのキャラクターをモチーフに選んだ作品。ワイルドでありながらどこか可愛く、とても楽し気で良い。

當山さんー叫んでいるような顔、執拗に描き切った鱗、圧力がとにかく凄い。表現したいという欲望がストレートに出ている。

藤原さんー遠くから、雲を突き抜けて登る龍の光景をただただ傍観している。とても静かな空気が流れ、見ていて心地良い。

赤塚さんー龍なのに怖さは全くなく、何だか惚けたような龍の表情がとてもコミカルで、親しみを感じずにはいられない作品。

 


佐藤Y

佐藤さんーこちらはポケモンのミニリュウ。幅は一緒で、長さの短い掛け軸。こうしたところにも作者の拘りを感じさせてくれます。


今年の授業は本日でおしまい。今年も1年お疲れ様でした!

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忘年会!

2023-12-20 23:23:54 | 大人 イベント

ナツメです。水曜夜間大人クラスの皆様に誘われて、忘年会に参加させて頂きました!楽しい時間をありがとうございます。海外と日本の芸術の浸透度の比較や、人間性の違いがいかに絵に反映されるのかなど、普段の授業内では時間がとれないようなお話をすることができました。美味しいご飯とお酒を頂きながら、人生の先輩方に社会を学ぶ機会になりました。

私は本日が年内に担当する最後の授業だったのですが、皆様のおかげで楽しい授業納めとなりました!来年の授業で恩返しさせて下さい!

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龍の掛け軸 - 大人編 第2弾

2023-12-09 17:42:16 | 大人 イベント


左から 坂本 / 横山 / 山﨑 / 服部 / 鈴木Y

岩田です。落款印を押す位置や、一文字(上下に貼る帯-くわしくはナツメ先生のブログ参照ください)の選択などにも個性が出て、非常に面白いですね。墨の濃淡、黒い地、と白黒の世界の中に、朱色の落款と、古典的な和柄の一文字の色彩が入ると、作品が引き締まり格調高くランクアップするから不思議です。
では、お一人ずつ講評していきます。

坂本さん一生懸命頑張って昇っているような表情を見せる龍の顔が印象的。坂本さんの描く猫も可愛いけど、龍を描いても、どこか可愛らしい感じになります。

横山さんー実在感を追求したというより、デザイン的、イラストレーション的な表現。敢えて平面的に捉えたところがカッコよく、オリジナリティーが溢れる。

山﨑さんーこのサイズでは足りません!と言わんばかりのパワーを感じます。怒気に満ちたような顔が、画面内から実世界に飛び出してきそうなほどの勢い。

服部さんー螺旋を描くように、鱗側から腹側に体を反転させているところが面白い。大空を蛇のような長ーい長ーい龍が回遊しているようなイメージを覚える。

鈴木さんーやっぱりここにもメルルちゃん(愛犬)登場。人のようで龍のようなその顔が実に個性的。雲を挟んで2者が対話しているかのような、そのあどけなさが魅力。

前回、「筆と墨を使うなんて、何年振りだったのでしょう?」と書きましたが、消しゴム判子の落款印を作る際に使った彫刻刀も、実に久方ぶりだったと思います。誰も指を切らなくて良かったです!(小原先生は、朱肉を買う時、一応絆創膏も一緒に購入していたそうですよ。(笑)

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干支の掛け軸・龍

2023-12-02 18:30:45 | 大人 イベント


左から 松野 / 箕輪 / 立野 / 麻場 / 上野

あっという間に師走ですね!岩田です。
現在アトリエ内の壁を、学生クラスの辰年の掛け軸が所狭しと飾ってあるのに触発され、大人クラスの方々も続々挑戦されています!縦65㎝×横25㎝のかなり大きなサイズの和紙に墨と薄墨を使い、書初めのごとく下書き無しの一発描き制作です。気合と集中力で取り組んでいらっしゃいますが、ほとんどの方が2枚以上描き直し、なかなか思うようにはいきませんでした。
こういう制作は、慎重過ぎても上手くいきません。思い切りの良さ・大胆さが成功の秘訣。では、お一人ずつ講評していきます。

松野さんーとてもシンプルにドンと真ん中に鎮座した龍。表情がとても凛々しく、且つ個性的。きりっとしている感じが良いですね。

箕輪さんー構図のバランスが良く、シンプルに見やすい。背景の薄墨で描かれた雲が龍を引立たせており、微妙な濃淡が実に美しい。

立野さんー上り龍。思い切ってトリミングし、頭部をクローズアップし大胆な構図で描いています。流れるような髭を見せ場にしている。

麻場さんー活き活きした筆致で描いていますね。顔の描き方が上手いなぁ。サラッと描いているのだけど、龍がとても良い顔している!

上野さんー縦長の画面を上手く活かしています。龍の入り方が一番カッコ良い!光源を定めることでコントラストをハッキリ見せている。


筆と墨を使うなんて、何年振りだったのでしょう?皆さん、そんな中ほんと頑張りましたね。
お正月にお家に飾ってください!

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会食自粛で喜ばないで

2023-05-27 23:00:32 | 大人 イベント

オバラです。水曜に夜間大人クラスの皆様に誘われ、授業後に飲みに行っちゃいました。(解散23時過ぎ!)
コロナ禍で大学生になったナツメ先生は新歓コンパなども一切なく、実質、飲み会デビューとのこと。
行く前は「一平先生や旭先生は、高校生の頃から営業接待させてお酌もトークも鍛えたから、バカやって笑わせて場を盛り上げるのが上手かったんだよ。コミュニケーション能力を鍛えるという意味で、飲み会は参加しておいて損はない。人生経験積んどきな。」とビビらせていましたが、意外にトークも注文もテキパキ上手でした!成長したなぁ。(と、褒めつつ「やっぱり私は育て上手☆」と最後に自分を持ち上げようw)

飲み会に誘う事すらパワハラと言われる時代。『相手に合わせながら適切な言葉をタイミング良く繰り出すバランス感覚』を養う絶好の機会を奪う、深刻な事態です。コロナで更に追い打ちを掛けられました。これから挽回します!

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勉強会を開催しました!

2022-07-23 18:48:42 | 大人 イベント

岩田です。
先週の土曜日は、私の受験時代の作品を教材に一枚の絵を構造的に分析しながら、鑑賞者に楽しんで貰うかといった少しプロ志向の内容を座学でお伝えした後、墨や茶色の絵の具などを使って、スパッタリングやポーリング、ドリッピングといった、普段では部屋の汚れを気にしてできないような絵の具の偶然性を活かした画面作りをしました。

座学でお伝えしたことは予備校時代に講師から教えて貰ったことを元に、色々な絵を見ながら自分で分析し、そこから得ていった事柄なので、他の教材には載っていないオリジナルな視点の気づきも多く含んでいます。
参加者の皆様には、絵を描く上で、少しでも役立てて欲しいです。又こうした皆さんに喜んで頂ける勉強会を開催できたらと思います!

「見せる絵を描く為に、絵を構造的に作る」
〇ひとつのエンターテイメントとして
・自分の絵は見てくれないという前提に立つ。
・鑑賞者をいかに楽しませるかの仕掛け作り。( 今回は特に視点の誘導について)
・人を如何に釘付けにできるか、如何に長い時間、画面を見てもらえるか。
〇構図、構成について
・モチーフの良い所を惹き出す。(描きたいものを良く観察する。描く対象との対話。)
・ドラマや演劇の監督のように登場人物などの序列を設定し、関係性をつくる。
 (主役、ヒロイン、ライバル、友達、親、上司、職場、環境、都市、国、季節のように。)
・第一印象を意識する。(見せ場、アイキャッチの場所や置き方、見せ方が先ず大切。
 全体の色使い、明度バランスの美しさ、インパクト、画風など。)
・始めと終わり、奥行と平面性を意識し目を誘導させる道を作っていく。
 (アイキャッチを皮切りに、奥行に変化を持たせながら、どういうルートを通って部屋(画面)
 を回遊させるか。奥行についても、モノ同士にどれ位の距離があるのかをちゃんと設定する。)
・光の設定(光源の方向、角度、強弱、シチュエーション。)
・オリジナリティー、アイデンティティの投影。
 (自分の得意なこと、好きなもの、描く意味、画風、設定の面白さ、色使い、特徴、強味。)
〇色、描き込みについて
・画面の明暗バランス(彩度や色相より、構成バランスを明度で考えることが、先ず一番。)
・cmyk+w( シアン、マゼンダ、イエロー、ホワイト)、
 明度対比、彩度対比、色相対比、補色対比
 (1枚の絵を総体的に見た時に、主役は明度、彩度、色相共にコントラストを付ける、
 脇役はその逆。部分、全体に補色対比を取り入れ、互いの色を引立て合う効果を使う。
 ハレーション(高彩度、同明度、異色相)も面白い効果を生む。)
・同じ空間に存在しているように演出する。
 (モチーフや背景などが個別バラバラにならないように、モチーフ同士や背景の色を
 反映する。)
・描くべきところ、そうでないところを見極める。メリハリを付ける。
 (あくまでも主役を中心とした構成と心得る。震源地から離れる程、震度が低くなって
 いくように。)

90分の講座の内、約1/3の時間を使い解説した、見せ場『アイキャッチ』についてのみ、動画でアップしました。
興味のある方は、ぜひご覧ください。こちら

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懇親会やりました。

2020-09-05 19:57:33 | 大人 イベント

岩田です。
本日は土曜午後クラスの方より、「ミオスに通われている他の社会人の方も、皆さん興味深い絵を描いてらっしゃる印象ですが、授業中は中々じっくり話す機会がないので、一度大人クラスの皆さんと交流できたらなぁ!と思っています。入会の時のパンフレットに大勢で宴会をしている写真など載っていましたが、そういった会はあったりするのでしょうか?」とお声を掛けて頂き、磯丸水産にて皆さんで楽しいお酒を呑みました。(3時間も!)

お誘い頂き、どうも有難うございました!

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勉強会後記と次回のこと

2020-08-15 20:54:29 | 大人 イベント

暑い日が続きますね。岩田です。
皆さん体調など崩さぬようご自愛下さい。

先日は勉強会にご参加頂き、誠に有難うございました。お陰様で充実した授業を行うことができ、又実りある内容でだったとのお声を頂き嬉しい限りです。

掲載したのは、皆さんに描いて頂いたデッサンです。短時間の中で一生懸命集中して描いた作品が集いました。
限られた時間で2つを描き切るというのは難しかったかもしれません。とはいえ何回も動画を見て頂くことができるので、コツが掴めるまで練習を重ねてみて下さい。

さて、次回の勉強会の日程はまだ未定ですが、下記の大顔面の石膏像などを例に取りながら、面や稜線、それに伴う明暗といったことを解説していきたいと考えています。

※テキストの一部を抜粋

「明暗」を捉える
角度の違う面同士がぶつかり合うことで稜線が出来るので、稜線を境に明暗が変化しています。
先ずは大きい面の移り変わりとそれに伴う明暗の変化を探りながら、徐々に見る単位を小さくしていきます。
表面の模様などに惑わされずにそれらを読み解くことは難しいですが、色々なモノを沢山描くことで克服することができます。

例えば「暗さの中の明るさ」、「明るさの中の暗さ」という言葉があります。
画面に置いた色が全体のバランスを欠いていないかを客観的に比べていくことが大切です。
白い台や壁からの反射光をとても明るいと感じることがありますが、明暗の関係を全体で比べ、調子を整えていきましょう。

今回の勉強会の内容から、少しステップアップしたものとなる予定です。
詳細決まりましたらお伝えします。どうぞよろしくお願い致します!

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初の試み大成功!?

2020-08-01 17:43:10 | 大人 イベント


土曜日の人、岩田です。
本日スキルアップ講座を開催しました。

初めてのユーチューブでの配信だったのですが、皆さんのお陰で何とか無事に終えることができました。
ライブでデッサンを公開することなんて今までなかったので、いつもとは違う心地よい緊張感の中で描くことができました。
環境は違えども、こんな感覚って受験以来なかったような気がします。
私のお伝えしたいことが果たして皆さんに上手く、分かりやすく伝わったかなという気持ちはありますが、一回目ということで、至らなかった部分は、どうぞご勘弁ください(笑)。

参加してくださった皆さんも短時間でどこまで描き切ることが出来るか?といった思いもありましたが、実際送られてきたデッサンを拝見すると、初めて描いたであろう方々も含め、とてもクオリティーが高いと感じた次第です。

中々、こうして集中して「描く」という時間を作るのは難しい事もありますが、大人の方々も折りを見付け色々なモノを描くことにトライしてみてくださいね。
いつも言う事ですが、皆さんに描くことを心から楽しんで貰えたら最高です。

今回、何か分からないことがあった場合は、小原先生でも私でも質問してください!

今回の円錐・球の描き方の動画配信は、アーカイブで見る事が可能です。
生配信でご視聴頂いた方は作品をその場で講評してもらえる特典がありましたが、それなしでも描き方の参考として良い教材ですので、ご覧になりたい方は申し出ください。
※ご参加頂いた方が損をされないよう、同様に1,000円頂きます。

最後に、配信直後に感想を送ってくれた大学生の文章を、勝手ながら載せさせて頂きます↓

小原先生、岩田先生授業お疲れ様でした!とても勉強になりました!
本名でアップするのがなんとなく怖くて、ユーザー名で上げてしまいましたが、久しぶりに岩田先生の授業が聞けて嬉しかったです
岩田先生、反応が見えない中での授業、大変ですよね!わかります😭
ありがとうございました

いいと思った点は
・匿名性が高いので恥ずかしくなく自分の作品を提出できること
・わかりづらいところは一旦止めて見ることができること
・凝縮した情報量(立体を描いて自分で覚えることをレクチャー付きでインプットできる)があったこと
です。

逆にやりづらかったなと感じる点は
・画質の関係上明るいところの色付けが見づらいこと(その後アップにしてくれたので見えました)
・生徒の反応がないためサクサク進んで筆の遅い私には厳しかったこと
・モチーフが画面上(2次元)にあるので影のイメージがしづらいこと
です。

なので、
・新入会したい、興味はあるけどどんな授業なのかイメージがつきづらい人にはとてもいい
・岩田先生の講評が面白いのでデッサンが楽しい
・凝縮された情報量で参考になる
と思います!

言い忘れてました、ユーザー名はgreyapple004でした。褒めてくれて嬉しかったです!!!!!
ホントに楽しかったし、コロナの嫌な気持ちの中の良い息抜きになりました!
またお願いします!!

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スキルアップ講座

2020-02-29 23:05:37 | 大人 イベント

流行り病のことは心配ではあるものの、本日も授業にご出席頂き誠に有難うございます。

さて、毎年恒例となりましたが、今年もスキルアップ講座を実施します。
様々な描画材でモノを描く上でデッサンが基本となることは言うに及ばずですが、絵の具の面白さを経験すると中々デッサンに立ち返る回数は減ってきてしまいます。
それ故に、モノを捉える為の基本となる、「主観を排し客観的にモノを只々見つめ、捉えること」がおろそかになりがちです。

そこで今回は下述のような講座を開催致します。
どうぞご参加下さい。

◉今年の岩田主催(土曜クラス講師)のスキルアップ講座のテーマは『~デッサンの基本を一から~モノを立体として意識し描く』です。

皆さんが普段描いている作品を目にする中で、テクニカルな事以前に、果たして眼前のモノを立体的、空間的に把握して描いているのかという疑問がふつふつと浮かび上がってきました。 
今回の講座では基本の基本に立ち返り、実際に描くという行為を通して、モノを立体視することを今一度見つめ直していきましょう。

日 時  4月4日(土)16:00 ~ 17:20(入室は15:45以降)
持ち物  デッサン用筆記用具
費 用  2,000 円 (参加申し込み時に徴収します)
定 員  16名位(参加希望者多数の場合、増やさせて頂く事もあります)
※内部の生徒さん対象の講座です。申し訳ございませんが、外部の方はご参加できません。

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満腹なので…

2019-12-18 23:12:53 | 大人 イベント

どうも、冬に飽きてきました一平です!
12月15日、今年最後の日曜大人クラスでは、学生・社会人の方5人がちょっと早いクリスマスパーティー!ブッシュド・ノエルケーキを作り、他の生徒さんも小原先生の作ったサングリアを授業中に頂きました!さすが学生、社会人の生徒さん!と言わんばかりの小学生とはまた違ったこだわりが見られて素敵でした!授業後はささやかながら忘年会も開催されたようです。

本日12月18日、今年最後の水曜夜間大人クラスでは、未成年の生徒さんを覗く13人で忘年会を企画していただき、僕、アサヒ先輩、大竹先生もお呼ばれ。20〜80代まで老若男女問わず大盛り上がりで宗教団体と間違われそうでした!

そして僕ら3人は皆様にご馳走になってしまいました…。本当にありがとうございましす!出世払い、待っていてください!

今日はお腹いっぱいでまともにブログが書けないのでこの辺で失礼いたします! 短くてすみません!

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講評会のご報告

2019-11-02 01:27:11 | 大人 イベント

土曜日にいつも現れる岩田です。
本日は、現在行われています展覧会にて講評会を行いましたので、そのご報告をさせて頂きたいと思います。

講評会で生徒さんの作品を拝見すると同時に、その作品に対してのコメントをお聞きしていくと、単に画面を見ている以上にグッと作品に引き込まれていきます。
又、実際に作者を前にして会話をしていくと”この絵は日々の葛藤を画面にしているんだ!”とか”ご自身では意外とこの絵を気に入っていないんだ・・”とかこちらも思いもよらぬ言葉にちょっとした驚きを憶えると共に実は凄く楽しんでいるんです。

そうした中、在籍しておられる方の作品を何年か時系列で見ていて気づくのは、年を追って確実に進化しているということ。
進化と言っても色んな捉え方があります、言い換えれば作者自身がこういう絵を描きたいと思っている「理想」に、日々描いている作品が着実に近づいているということです。
当然その進化のスピードは各人によって様々ですが、漏れなくと言って良いほど作品が魅力的になっているんです。

確かにコメントをお聞きしても、「○○に迷っているんです。」という言葉も耳にしましたが、とは言え以前拝見した作品と記憶の中ではありますが比べてみると、そうした迷いの中にもどこか深みが増しているように見えたり、以前には見られなかった表現の萌え目が見え隠れしていたりするものです。

そういう意味で言うと、自分が理想とする絵を描くって中々一筋縄にはいかないことではありますが、兎にも角にも描くことを全力で楽しんで欲しいのです。そしてその絵が上手く行かなかったとしても、又次があるさという楽観的思考も大切ですね。
何十枚、何百枚描いた後、最初の頃に描いた作品を見返してみると「あの頃はまだ青かったなあ」と微笑ましく見られるものです。
そんな自分を目標に日々描くことを楽しんでいって下さい!

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下地作りワークショップ

2019-09-06 23:23:07 | 大人 イベント

大竹です。先週の日曜日に開催させて頂いた、油絵で活かせる下地作りワークショップのご報告です。
スペースの関係で定員を16名に設定していた中、15名の皆様にお集まり頂きました!皆さんの新たな技法の探求心、下地作りの関心の高さが伺えます。普段の授業では一人一人個別に指導をしていく形ですが、今回はズラリと机を並べ皆さんの前に立ち説明していく学校の授業のようなスタイルでやらせて頂きました。

今回はペインティングナイフで絵の具をガンガン乗せていき、下地をそのまま活かして仕上げる方法で進めていきました。皆さん、油絵の具そのものの質感を楽しみながら下地を作っていき、途中で他の人はどんな色合いになったか鑑賞しながら制作して頂きました。
ペインティング
ナイフは油絵の具の掠れたマチエールを作りやすいので、今回の描き方は特に油絵らしい絵になったのではないでしょうか。使用した絵の具やモチーフは全員ほぼ同じですが、人によって下地や果物の表情は全く違っていますね。こうした絵は特に性格が現れてくるように思います。例えば安定を求める人はあまり激しい色の差を好まず変化を少なくしていく傾向があるようです。カラーセラピストという人が選ぶ色からその人の心理状態を診断しカウンセリングする仕事もある位ですから、絵というものは自分の内面がにじみ出されるものなのだと分かりますね。

ワークショップ後、「自分の絵じゃないみたい!自画自賛!インスタに上げた途端、20人位からいいねついた!外国人の人が5人もいる!」と喜びの声も頂きました。皆さんの作品制作の幅を少しでも広げる事ができましたら幸いです。

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