モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ブログお休みします

2019-07-23 23:26:30 | スタッフ講師

オバラです。本日より、銀座で個展を開催させて頂いております。
その為、明日より8月2日(金)まで、ブログをお休みさせて頂きます。楽しみにして頂いている皆様にはお詫び申し上げます。

授業は来週の月曜クラス(29日)までございます。(私は欠席です。)

ぜひ多くの皆様に、講師以外の作家としての仕事を見て頂ければ幸いです。
詳細はこちら

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インディアンテント

2019-07-22 21:56:39 | 親子

今日早朝に車の運転をしていたら、ラジオ体操で公園や校庭に向かう小学生が多いことに気付き、もう夏休みなんですね!ということでミオスも、毎年恒例夏休みワークショップがスタートです!親子クラスは、明日7月23日~8月27日までの間に、5日間の講座を予定しています。どの講座もまだ空きがございますので、お申し込みをお待ちしています。

さて、今日ご紹介します可愛いインディアン達は、親子クラスのメンバーです。頭に付けるインディアンの羽根飾りがよく似合ってますよね!羽1枚1枚にクレヨンで、違う模様を丁寧に描きました。勇士の勲章と言われる羽根飾りですが、制作したお子さんが全員女の子だったこともあり、オシャレな羽根飾りに仕上がりました。羽根飾りを被った自分の姿を鏡で見てご満悦になったところで、今度はテント作りです。

インディアンテント(ティピー)は円錐型に作っていきます。こちらは、ガッチリと組み立てるポイントがあるので、お母さんに力と技をお借りしながらの親子共同作業。数枚重ねた新聞紙を固くクルクルと巻くのが一番のポイントです!テントの骨組が完成したら、周囲のシート部分も新聞紙で制作していきます。シート部分の形をどうするか?新聞紙の貼り合わせを考えながら、窓や裏口のあるテントもできました。最後に折り紙でテントのアクセントとなる装飾をします。しっかりと支柱が組まれているので、中に入って遊んでも倒れる心配なし!お友達のテントにも遊びに行ったり、テントの中は、特別の空間ですね!(Eri Ito)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時空を超えて

2019-07-20 19:06:47 | 大人 油絵・アクリル


麻場 油彩

皆さんお元気ですか岩田です。
今週は、土曜日午前クラス在籍の麻場さんの作品をご紹介致します。
以前から度々麻場さんの作品をご紹介していますが、実に丁寧に毎回工夫をしながら着々と腕をあげています。 麻場さんの前回の作品はこちら

今回はお孫さんを主役におき、水と森のある風景を題材に選んだことで、ご自身の思い入れもさぞ深かっただろうと推測されますが、深みのある色彩に加え奥へと続く歩道も実験的なマチエールを駆使し表現されています。又、そこに投影された陰影の美しさは印象派を起想させるがごとくで、ペールトーン域に統一された表現は、無数の色を対比させることで陰の中の光を感じさせます。
水面に投影された光の反射も、暗部から徐々に明るいパートへと移行する色同士が美しく重なり合っているのが分かるでしょう。
画面の中に駄色といったものが見当たらないのは、惰性で筆をおいていないという証でもあります。

良い絵というのは、絵を見ている鑑賞者が画面の中の世界にどんどん引き込まれ、時間感覚すら無くしてしまうような作品を言うのでしょう。描かれている場所とは違う次元にいるはずなのに、時空を超えその場の空気感や匂いといったものを感じ取れる。今回の麻場さんの作品はまさにそうした作品でありました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

画面の中の時間

2019-07-19 19:12:18 | 大人 日本画


松岡 日本画

大竹です。今回は松岡さんの二枚の日本画をご紹介させて頂きます。

まず左の枝垂れ桜の作品。小さな雪の粒が集まっているかのような桜の花が美しいですね。こうした穏やかな風景の花を見ていると、じんわりと心が柔らかくなっていくようです。今週は夏休みで元気が有り余る小学生達に埋もれないよう大声を張り上げてヘトヘトになっていたので、肩凝りを優しく解されたような、そんな気分になりました。こうした時に、やっぱり絵美術は人の心に必要なのだなと思ったりします。

こちらの作品、下書きも拝見させて頂いたのですが、それも凄く面白かったんですよ!赤と黒のペンと修正液で描かれていて、同じ枝垂れ桜の風景なのに雰囲気が全然違って見えて…(下書きの写真も撮らせて貰っておけば良かった…!)

そして右の雫がこぼれ落ちる寸前を切り取った作品。こちらは色の揺らぎが素晴らしいですね。一目でじっくりと時間をかけて作られたとのなのだとわかります。見れば見るほど様々な色が見えてきて、まるで宝探しのようですね。海の底にも見えてくるような背景の青にウットリしてしまいます。雫を生んでいる葉の形、色、入れ方も面白いですね。奥の葉の水はチョロチョロと流れていってしまっているのに、なぜこの水滴だけは大きく膨れ上がっているのでしょう?なんとも不思議な時間が流れている画面です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな気持ち?

2019-07-18 20:25:54 | 大人 油絵・アクリル


木村 油彩

風立ちぬを観て涙腺が崩壊しました、一平です!
本日はいつも優しく話しを聞いてくださる木村さんの油絵をご紹介します。

今回は木の幹で一休みしているフクロウを描かれました。目がぱっちり開いてる方と眠そうに表情がトロンとなっている方との二匹の表情の違いがコミカルに描写されています。動物の表情を描き分けるのは実はとても難しい事です。そもそも動物の骨格をうまく描けなかったり、描けたとしてもいわゆる図鑑っぽい自然な構図では無くなってしまったりですが木村さんのフクロウ達にはしっかりと表情を感じることが出来ます!

ちなみに動物の表情の違いを学ぶにはディズニー映画を観てみるととても勉強になりますよ!様々な感情や表情を見せる動物達が違和感なく観ている人達に伝わってきます。やっぱりディズニーはすごい!

そして見逃してはならないのがフクロウ達よりも遥かに歳上に見えるこの木達ですね。これだけの密度で描かれながら、主役のフクロウ達をしっかり引き立ててくれるのはやはり色のおかげと言えるでしょう。全体的に茶系の木に白のフクロウ達が羽を休めている構図でばっちり白が映えていますね。そして冬なのでしょうか、少し寒い空気感も感じさせつつ、木の表皮にオレンジや黄色という一見「ここに使って大丈夫?」という色を使う事でフクロウと木という生物の温かみも感じさせています。

バランスが取れた綺麗な絵を描ける木村さん、なので次は新しい描き方を探すためにもオリジナルの動物を考えて描くくらいの意気込みで描いてみても良いかも?!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

問題提起な絵

2019-07-17 23:23:25 | 大人 油絵・アクリル

追川 油彩

自分の目に見えるものを見えた通りに描く近代絵画を、「網膜的」と批判したマルセル・デュシャン。「観念としての芸術」つまり、絵画に本来あるべき「精神性」や「哲学」を喪失してはいけないと唱えた人です。

さて追川さんのこの2枚の絵はどうでしょう?
画面の中に無限の距離感や空間性が混ざり合い、ミステリアスというより、眩暈がするような不安な要素が散りばめられ、足元が、いえ、頭の中がすくわれるような気がします。
黒を基調としながら、下地にショッキングピンクを置いているあたり、「綿密な実践作業にちゃちなアドバイスは不要です!」と、挑戦状を突き付けられているような気持ちで見守らせて頂きました。
目に見えないものを深化させた、この問題提起な絵画。うっかり不可解な詩集を手に取ってしまい「さてどう読み解くのが正しいのか?」自らの陳腐なイメージを試されているようで恐ろしい…というような顔になった皆さん。この絵を前にしてどんな感想を唇からこぼしますか?   オバラ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小原個展のお知らせ

2019-07-15 19:18:40 | 展覧会

『小原 京美 展 / 彷徨ひ流れ』ご案内

謹啓  小原京美です。長雨の時候不順の折、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、このたび個展を下記の通り開催する運びとなりました。

社会人になり25年目(お蔭様で、アトリエも25周年を迎えました)つまり作家として自覚を持ち活動を始めたのも25年という節目の年を迎えました。
今回は、『彷徨ひ流れ』というサブタイトルにあります通り、自分で選択した人生に見えて、実は気付いたらここまで辿り着いていたという抗い難い流れのようなものを風景に含ませた作品にしたつもりです。
具象的なモチーフを下敷きにし、かつ絹や墨など独特のにじみが現れる媒体の使用によって、抽象と具象の間にあるような表現を目指しております。

『月間ギャラリー』というアート雑誌でも、インタビュー記事を掲載して頂きました。また、7月30日の朝日新聞の夕刊でもご紹介して頂けるとの事、機会がございましたらお手に取って見て頂ければ嬉しいです。

お時間がございますれば、是非ご高覧を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。  謹白 

[会  期] 2019年7月23日(火)〜8月3日(土)※日曜休廊
[時  間] 11:00〜18:00 (最終日 16:00まで)
[会  場] あらかわ画廊 東京都中央区銀座1-10-19 銀座一ビル3F
       有楽町線 銀座一丁目駅 出口10番11番より徒歩1分
       銀座線 京橋駅 出口2番より徒歩2分

会期中7月24日(水)以外は在廊する予定でおります。その為、小原は期間中の全ての授業をお休みさせて頂きます。申し訳ございません。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「台湾×日本 漆交流展 漆美探訪vol.2 ザ・うるし展」

2019-07-13 23:44:42 | スタッフ講師

岩田です。
本日は、横浜にて7月に開催される展覧会のお知らせをさせて頂きます。

私は今回、画像に挙げました麻布を基体にした「リネンシリーズ」の作品群、漆器を出展します。
見る人によっては、発掘品の様だといわれるリネンシリーズですが、平面パネルにモチーフを描き磨き上げて仕上げた「フラットパネルシリーズ」に対し、漆を基体に付けたり取ったりすることで、その時々に見せる偶然的な表情をテーマとした作品群です。

昨年行われた一回目の漆美探訪と同様、台湾と日本の漆の作家が実に様々な作品を出展します。今回は更に作家数も増え見ごたえのあるものになると思いますので、お時間が合いましたら是非足をお運び下さい。

「台湾×日本 漆交流展 漆美探訪vol.2 ザ・うるし展」

[会  期] 2019年7月23日(火)〜8月3日(土)※月祝休廊
[時  間] 10:00〜19:00 (最終日 17:00まで)
[会  場] FEI ART MUSEUM YOKOHAMA 横浜駅西口より徒歩6分 横浜市神奈川区鶴屋町3-33-2 横浜鶴屋町ビル 1F          

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一休み、時々、爬虫類

2019-07-12 22:18:31 | 大人 油絵・アクリル


矢作 油彩

調べると先月課題に四万円かかってる事が判明しました、一平です!
本日はいつものんびりと制作されている矢作さんの油絵をご紹介します。

こちらの油絵、10号という少し大きいサイズで描かれていてメインのトンボを食べているカメレオンなどは、ほぼ実物大で描かれて本物のような迫力を感じます!
良い意味で子供のように生き生きとした力の溢れる一枚ですね。
鮮やかなカメレオンたちの色彩がバチバチとうるさく見えずに自然に、でもカメレオンならではのカラフルな模様がお互いに惹き立てあっています。主役のカメレオンに赤色を使うことでとても強く見えてきます。赤は前進色と言われているほど強い色で、使うのが難しい色ですがカメレオンとうまくマッチしていますね!

下手をすると色盲検査のようになる危険があるカメレオンの絵。これだけ多様な色彩を使っていながら色の羅列に見えず、しっかりと体に丸みを感じさせる技術は素晴らしいです。最初に「子供のよう」と書きましたが、図鑑を見ながら細かく丁寧に描かれたカメレオンの皮膚に、子供にはない集中力を持った大人のこだわりを感じます。
背景の茂みの雰囲気も奥に行くに連れて綺麗にフェードアウトしていき、同じ緑でもうまくカメレオンと差別化が行われています。

4月に水曜夜間クラスの皆さんで飲み会を開き、矢作さんの80歳の誕生日を祝わせて頂きました☆矢作さんはいつも「疲れちゃった、今日はここまで!」と一休みしながら絵を描かれています。息を吐かなければ、次の一息は吸えない。息を抜くのはサボりじゃない。その姿を、いつも課題に追われている僕を含めた学校の人たちに見せてあげたいです!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学生日本画ラスト報告!

2019-07-11 23:54:34 | 小学生 絵画

大竹です。先週の月曜日から続く日本画特集!8回目の最終回、日本画ラスト報告です。

初めて日本画に触れ、普段学校で使用している水彩絵の具とは違う使い心地に戸惑っていたのか、普段の制作に比べて次はどうすればいい?どこ塗ればいい?どの色を塗れば良い?といった質問が多かったように思います。あっという間に56人の生徒に囲まれてしまうので、「じゃああなたは一番目!二番目はキミね、アンタは三番!四、五」と整理番号を素早く振って対処していました。90分の授業ですが終わる頃には酸欠か?と思うほどヘトヘトの日もありほぼ一日中生命力有り余る子ども達を相手にする学校の先生や保護者の方は大変だなあとしみじみ思ったりしました笑

絵の話に戻りますね。製作の過程は以前のブログに詳しく載っていますので、仕上げの話を少しだけ。大胆な筆使いが小学生の絵の魅力でありますが、はみ出しすぎて形が分かりにくくなってしまったり、全体的にモヤっとした暗い画面になってしまう事もあります。なので今回は、・仕上げの段階で明るい色でもう一度輪郭線を引き直す・顔や羽といったメインとなる部分に鮮やかな色を入れる・細かく筆で描きにくい部分は色鉛筆を使用するようにしました。鳥や花の絵を見て頂くと分かると思います。もともと背景を黒にしているので、明るい線を入れる事で小学生の大胆な形をより引き立て、鮮やかな色は暗い画面にピリッとアクセントを与えてくれますね。

さて、実はこの中に私が日本画のカリキュラムが始まる前に見本で描いた絵がありますが、どれかわかりますか?わからないでしょう!それぞれ5年生・3年生・2年生が描きましたが、どれがその学年の子の絵かもわからないでしょう?それくらいみんな素晴らしい完成度ですね!(実際、オバラ先生が大人クラスの方にこの作品を何度か見せましたが、皆さん「筆を折りたくなる」「もし日本画を誘われる前にこの絵を見せられていたら、チャレンジしなかったのに」とおっしゃっていたそうです)

余った絵具は「膠抜き」というのをして取っておく位、大切な(高価な)ものなんですよー。学生諸君、ジャンジャン使っていましたが。完成した作品は有り難〜くお家に飾ってね、なんて!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

癒しのアトリエ

2019-07-09 23:50:00 | 小学生 絵画

25年のミオス史上最もアトリエに迷惑を掛けている男トシです!昨年末に書いたブログ以来、久し振りの登場です。アトリエには3歳から通って今年で高校2年生。時々お手伝いさせて頂いてます。(それはもちろん建前、実際はこの場に癒しを求めて遊びに行ってるだけなのです)

さて、僕は美術の技能はまるでダメです。よく堂々と小学生に絵を教えていると自分でも恥ずかしくなります。しかし小学生の純粋なこと!「センパーイこれ手伝って〜」とやってくるではありませんか!僕は内心、「ああオレがこの子の絵を台無しにしたらどうしよう」と思いながら、「ああここはね、〜だよ(ニコッ)」
別に小学生を騙すつもりでは無いのです、ただ人にものを教えることの何と難しいことでしょうか。当然、小学生はお手伝いの学生も先生も同じ目で見ているので(多分)、オバラ大先生のようなテクニックの伝授を求めているわけです。当然僕にはそんなことは無理ですから、これまで学んできたことと、勘を(7:3ぐらいで)使って指導するわけです。

さて日本画の製作は順調でしたが、何に驚いたって小学生のハイパワーなこと!毎授業が終わるたびにヘロヘロで立っているのもやっとぐらい、まさに生気を奪われたような感じです。死人のような感じで後片付けです。
僕は気になりました「ノリ先生ー、僕が小学生の時ってこんな感じで騒いでばっかりでしたか?」
正直なところここまで騒いでいる自覚はありませんでしたが、帰ってきた答えは「ああ?アンタもっとうるさかったよ!」と。
僕はつくづく反省しました。アトリエ人生で最も反省しました。多くの先生方先輩方、本当に多大な迷惑をかけて(常人なら耐えられないレベルです)申し訳ない。お詫びしてもしきれないぐらい、タイムマシンがあったら小学生の自分をぶん殴りたい。

それでも先生方は今も昔もうるさい子たちも見捨てることなく導いてくださったこと、しかもその指導は超一級の素晴らしいものだと言うことを痛感するばかりです。そう、何よりこの日本画の出来栄えと、ハチャメチャ小学生だった僕が意外とまともに(小学生クラスのアシスタントが務まる程に)成長出来た事が、その指導力を証明していますね。貴重な体験をありがとうございました!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宝石を砕いた絵の具と金箔

2019-07-08 22:11:00 | 小学生 絵画

辛い辛い期末試験が終わり、最高にハッピーな気分のリンです!さて、今回は日本画について書かせていただきます。
日本画は、学校や家では描く機会がないので、アトリエに通ってなければ、もしかしたら一生に1度も体験出来ないような、レア度のめちゃめちゃ高いものかもしれません!(盛ってないですよ笑)
そのため小学生たちは日本画に興味津々!
しかも絵の具は宝石を砕いたものだし、加えて金箔銀箔使うしで、目をキラッキラッさせていました笑
まぁ、確かに宝石を砕いた絵の具に金箔なんて、高校生の私でも描きたいーーーーって興奮しちゃいます笑

今回は、みんなそれぞれ描きたい動物の写真をモチーフにして描いたので、私の知らない動物を描いている子なんかもいて、「この動物なんて名前なの?」と聞くと、「これはね、これはね...!」ととても楽しそうに話してくれました。中には、恐竜を描いてる子もいて、「日本画で恐竜なんて斬新だなぁ!」なんて私の方が完成が楽しみになっちゃったりもしました笑
いつもうるさい男子が、めっちゃ可愛い猫ちゃんをモチーフに選んだりもしていて、「ギャップ萌えってこのこと...?」なんて思ったりも。
みんな、各々が「これが描きたい!」と思う好きな動物を選んでいたからこそ、絵を描く作業に集中できたんじゃないでしょうか!
話は変わりますが、今回の日本画を描くに当たっての色々な作業の中で「この作業をすることによって、絵の雰囲気がガラッと変わる!」と思った作業がありました。それは、金箔の月の周りをいろんな色をつかってぼやかすといった作業です。私的にはこの作業が凄く好きで、これをすることによって、月に少し妖艶な怪しさが出る感じがたまりませんでした!
子供たちも、今回の日本画を描いて、少しでも日本画って綺麗だなって感じてくれていたら嬉しいです。

実は私も学生クラスで日本画に挑戦しているんです!
日本画を描くのは中学生ぶりで、前回描いた時は自分的にあまり上手く描けなかった記憶があったので、結構ドキドキでした。
上手く描けなかったというのは、前回選んだモチーフがカワセミで、その羽の柔らかい感じやくちばしのツルッとした質感が上手く描けず、全体的にのっぺりしてしまったのです。
でも、「よし、前回の時よりも絵の技術も少しはアップしてるはずだし、もう1回鳥に挑戦しよう!」...とはならず、今回のモチーフは鳥から逃げて、比較的のっぺりしてもごまかせるかなぁなんて思って、鯉にしました。(あと、鯉は日本画っぽいし、様になるかなと...笑)
あ、大丈夫です!ちゃんと描きますよ!笑
現時点ではまだ細かいところは描き始めていませんが、鯉も鯉なりに難しいところは沢山あるので、頑張って描き込んで行こうと思います!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本画様々。

2019-07-06 20:05:52 | 学生


中高生の日本画

岩田でございます。
今回は、土曜日学生クラスに通っている生徒達の日本画をご紹介しましょう。

今週は、小学生の日本画を中心にご紹介をして参りましたが土曜日は年齢も様々、普段扱う透明水彩や油彩と違い幾つかの工程を踏まなければならないところが手間ではありつつも、いつもとは違う絵肌に楽しさを感じてくれたことと思います。

左上と右下は高校生の女子の作品。桜の花が実に明快且つ活き活きと描かれています。清々しささえ感じられる作品です。猫の作品はとても素朴な印象。背中のブチの色合いがとても美しく描かれていますね。暮らしの中の一コマを切り取ったような感がありホッとさせてくれる一枚です。

他の3つの作品は中学生の男子が描きました。右上は動物の骨を描いており、背景はザラっとしたというよりゴツゴツといった肌合い。まるで化石が岩盤にそのまま埋もれいるような印象です。左下の鳥の絵は色の取り合わせがとても美しく、力強さが目を引きます。中央の作品は、まさしく日本画ならではのモチーフではありますが描かれた鳥が愛らしく、無垢で飾らない感じに好感を抱きます。

描画材が違うと、いつもの作品とは又違った一面が見られ新鮮でありました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さまざまな竹

2019-07-05 03:23:16 | 大人 日本画


佐竹 岩絵具(日本画)

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは水曜日午前大人クラスの佐竹さんの作品です。竹林の作品で、作者は佐竹さんで、紹介しているのは大竹となんだか竹づくしですね。
連日ブログでは小学生クラスの日本画が紹介されていましたが、水曜日大人クラスでも日本画ブームがひっそりときておりました。

混色が出来ない日本画には膨大な数の顔料がありますが、それらの色を上手に選んで使われています。それぞれの緑の響きあいが美しいです。全て同じ竹でも、一本一本色味や濃さに違いがあって面白いですね。若々しい竹は見ていて気持ちが良いものです。竹の線がまっすぐではなく少し歪んでいる事で、カッチリし過ぎず柔らかい雰囲気を生み出してくれていますね。
水干で色を乗せた後、仕上げに白の岩絵具をのせることで、竹の表面に付着している白い粉(チロシンというアミノ酸の一種で、チーズに付着している粉と同じ物だそうです。)も見事に再現されています。写真では見えにくいですが、タケノコの方にも黄色い岩絵具を塗っているので、タケノコの皮のザラッとした質感もよく表現されているんですよ。

佐竹さん、現在は初めての油絵に挑戦されています。油絵の具ではどのような雰囲気に仕上がるのか、今から楽しみです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れのブログデビュー

2019-07-04 23:39:31 | 小学生 絵画

はじめまして、先月から主に木曜小学生クラスをお手伝いをさせていただいています、高2のナツメです。

小学2年生の時からミオスに通っていて、実はずっとブログを書くのに少し憧れていたのですが、いざ機会が訪れるとなると緊張します。堅苦しくならないように頑張りますのでどうか温かい目で見て下さい…!さて、6月のカリキュラムだった日本画について書かせていただきます。

絵の具と言うと、水彩絵の具や油絵の具など、色を混ぜて様々な色を作るというイメージが強いですが、今回使った岩絵の具は他の色とは混ぜずにその色のまま使うため、多くの色を使うことで絵に深みを出していきます。

月明かりの色の移り変わりなどがわかりやすい例なのではないでしょうか。色の選び方で雰囲気も大きく変わりますが、どれもそれぞれに風情のある色合いで、子供たちの感性に驚かされました。各々で選んだモチーフにも多くの色が使われています。
これから絵を描く時にも、ぜひ「あのときはモチーフに、こういう色をつかってあんな風にかいたなあ」と一つの描き方として思い出して欲しいです。今回のカリキュラムで普段は触れることのない絵の具を使ってみて、新しい表現方法や描き方を知って日本画の奥深さの片鱗に触れることで、世界がまた少し広がったんじゃないかなと思います。
私が小学生だった頃のミオスの日本画の授業で、新しい絵の具で絵を描くことができてワクワクした思い出があるので、子供たちにもそう感じてもらえていたら嬉しいです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする