モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

人体デッサン

2009-05-31 17:32:58 | スタッフ講師
Kurokkisakachan人物クロッキー会が来週の土曜日 6月6日 16:00~18:00 に開催されます。
20分ポーズを5回とも同じ姿勢でとってもらう、固定ポーズとなります。
モデルさんを見ながら人物画を描いてみませんか?今回は女子高校生にモデルをしてもらいます。
ミオス生徒さん以外の方も参加していただけます。アドバイスが必要な方はお申し出下さい。お待ちしております!
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物 画材 スケッチブックetc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600



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VS小学生?!

2009-05-30 09:04:00 | スタッフ講師
Rimg0991_2金安 油彩 「ハッピーライフ」

チノです。今日は金安さんの作品をご紹介したいと思います!制作時間、わずか1時間半!(もっと早いかも?)モチーフは小学生クラスで描いている油絵のモチーフです。金安さんはそれにプラスしてドクロを描きました!色づかいが本当に自由で、明るくて、ドクロが描いてあるのになんて楽しそうなんでしょう!
そんな金安さんのコメント↓

「ドクロを描きたかったので。
 よいことも嫌なこともある人生
 という気分で描きました。」 


・・・・深いです。ブログに載せる為にみなさんからコメント頂いて気づくことが多い駄目な私ですが、作品には色んな想いが込められているんだなぁと、そして、それを知ってから改めて作品を見るとまた見方が変わってくるので面白いです!

6月いっぱいはモチーフ組んだまま置いてありますので、「次何描こう?」と悩んでいる方はオススメですよ♪

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作品購入

2009-05-29 20:29:15 | スタッフ講師
Situnainoonna4fg_3佐々木ゆたか 『室内の女』 油彩 F4 

土曜クラスの生徒さんが、好きな作家の作品が購入したいと、京都の画廊まで行って来ました!
素晴らしい行動力!!!
作品の解釈(推理)も笑えるので、ご本人に承諾を頂き公開しちゃいます。(R15指定?)


先生は私のことをよく知ってらっしゃるので察しが付くと思いますが、まず惹かれたのはこの色使いです。でも直ぐに、現代の裸婦にしては毒々しさが足りないと思ってしまいました。
それでこの画像が画廊から送られて来たときに、長い時間考えこんでしまって…それから或る解釈に辿り着いたんです。おそらく作者自身はそこまで考えて描いてないと思うので、私の妄想癖にしばしお付き合い下さい(笑)。

最初の手がかりは、女性の頭に付けてある花です。これはハイビスカスの花ではないでしょうか。そうすると、この女性はハワイの女性かハワイに関係した女性ではないかという期待が頭を過ぎります。ハワイでは未婚女性は頭部の右側にハイビスカスを付け、既婚女性は左側に付けます。つまり、この絵画の中の女性は既婚者です。

そして、この女性が全裸ではなく半裸だということが気になりはじめました。一人でいるときに部屋で全裸になる女性は少数いるかもしれませんが、半裸でいる女性はなかなかいないでしょう。女性は、同じ部屋にいる男性を見ていると考えていいのではないでしょうか。

既婚女性が半裸で男性を見ているということは、その男性は旦那さんでしょうか?しかし、この女性の表情は複雑ではないですか。旦那さんとの幸せな…には見えませんよね。ズバリ、不倫相手でしょう!

その証拠に、彼女の爪を見てください。画像では分かり難いかもしれませんが、華美なマニュキュアをした爪は長く、家事をしている指先ではありません。旦那さんとの結婚生活は、末期状態でしょう(笑)。

背景は、カーテンなどで隠すハズの状況でありながら窓も開きっぱなしです。本来はより隠されるべきである不倫現場ですが、厚かましく私が察するに女性の心情が投影された背景なのではないかと思ってしまいました。もう疲れ切ったんでしょうね、何もかも見つかって欲しいんだと思います。

そう考えると、途端に毒々しさが増してきます(笑)。先に述べましたように、4号の小品にそこまで深いメッセージが実際に込められているとは思えません。
しかし、まぁ、空想を刺激されるということは良い絵なんだと思い、購入を決めました。

画廊で実物を見てみると、画像では分からなかった色の深さやマチエールの大胆さ、細部の繊細さも良く分かりました。これから長い時間をかけて、この作品を鑑賞しようと思います。

ところでお尋ねしたいことがあるのですが、絵画はどうやって固定して飾るのですか?釘を打って絵を掛けるだけでは、地震などに遭った場合に床に落下てしまいそうです。先生が絵を掛けるとき、地震などの対策用に何か工夫されていることはありますか?

この妄想、サイコーです!メールを読んだ時、感動というより爆笑してしまいました。きっと作者もビックリ、苦笑いの解釈でしょう。
最後の質問の答えですが、画材屋に絵を掛ける為の金具が売っています。重さにより金具の強度が違いますので、額の重さを量ってから買いに行って下さい。石膏ボードなどでも釘が効き、また穴も小さく開くだけのタイプのものもあります。
またもし額に入っているカバーがガラスの場合、アクリルとチェンジするとより安心です。私が以前購入した親切な画廊では、画家が入れた額がガラスだった為、無料で交換してから送ってくれました。こちらも額を扱っている画材屋でしたらやってくれます。
機会があったらぜひ皆さんもいつかは作家の作品を購入する経験をしてみて下さい!画廊巡りがずっと楽しくなるはずです。   オバラ


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静物画

2009-05-28 23:00:00 | スタッフ講師
Photo_3

年長:たくや

小学生が描き続けている油絵のモチーフと全く同じものをセットして、幼児クラスでも静物画を描きました。大きな画用紙にまずはクレヨンで描き、仕上げには背景を水彩絵の具で薄塗りしました。

油絵モチーフはバラエティに富んでいるので、その中から幼稚園生が描きたくなるような心を動かすカラフルで楽しげなモチーフをセレクト。

今年は、じっくりとモチーフを見ながら描いていくテーマがほぼ毎月あり、観察力はぐんぐん良くなっています!今回の作品も期待以上に、ひとつひとつ存在感があり、迫力のある絵になりました。

幼児の場合、いつもはクレヨンを単色でしっかりきれいに塗っていますが、今回のような絵では類似色を重ね塗りをすることで、より鳥の羽の色がリアルに表現できたり、透明のビンが透き通って見えたり、さらにこども達独自のタッチが画面を引き立たせ楽しい作品になりました。                        伊藤





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明暗のコントラスト

2009-05-27 04:29:00 | スタッフ講師
Ishiyama石山 水彩

赤尾です。
今日は描写力が抜群で、色使いのセンスも光っている石山さんの水彩画です。
こちらは映画のチラシに使われていた男女の写真を元に描かれています。
まず目を引くのが人物の表情です。さらっと陰影をつけているだけなのに、横顔の立体感を感じますよね。
また絵の具のにじみを上手にマチエルとして利用している部分、それに対して髪の毛や帽子などの色鉛筆を使ってしっかり描き込んでいる部分と塗り方を使い分けているので、画面にメリハリを感じます。
そして人物の背景の黒がすごく効いています!
透明水彩の黒は扱いが難しく、塗っている間に他の色と混ざって絵全体が炭っぽくなったり、黒が鮮やかすぎて絵の中で浮いて見えたりしてしまうことが多々あります。ですが石山さんはきっちり塗り分け、顔の明るさと背景の暗さの差をパキっと出しているので、絵が引き締りましたね!
実際本物のチラシよりも色気のある素敵な作品になりました!次回作は打って変わり淡いトーンの絵に挑戦されるようなので、そちらも期待しています。




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手の上のちいさな職人

2009-05-26 00:05:00 | スタッフ講師
Hisayo_1_2ひさよ 高3 アクリルガッシュ等

こんにちは、石山です。
今日は高校生かつ受験生である、ひさよちゃんの作品です。

この絵のモチーフは、「画鋲とインクペンのペン先と紙」。画材は何を使ってもいいので、不透明水彩であるガッシュ・透明水彩・リキテックスなどを塗る場所によって好きに使っています。
画像では分かりにくいですが、上部の黄色い紙は透明水彩を重ねて和紙のようなイメージ、下部はリキテックスを使ってテカテカした素材感を作ってみたようです。


彼女自身こういった小さな工業製品をモチーフにすることも、それらを組み合わせて絵を作ることも初めての経験だったので、まずは最初の一歩といった感じでしょうか。
全体の構成(=モチーフの組み合わせ方)はおぼろげながらもやりたいイメージは見えてきそうかしら・・・ですが、何よりこの「画鋲」「ペン先」がまだまったく描けていませんね。「紙」も、せっかくなので素材を変えるだけでなく、もっと丸めたり折ったり、ちぎってひねってみたり!すればもっと絵に動きが出て、楽しくなっていくかと思います。

手のひらに収まってしまう、小さな職人技。たかが文具、されど文具です。こうやって描こうとする機会がなければ、まじまじと見つめることもほとんど無いのですが、それらの特性もよく見れば凝縮された機能美のハズ。そこを見極め、形に起こすことも面白い表現ですよね。
今後さらにアトリエにあるモチーフだけでない、例えば「鍵」というテーマで描こうと決めたら、せめて家中の鍵を集めて(集めすぎて一回くらい家族におこられてもいいくらいのつもりで・・私は昔、コレで家族を困らせました笑)一番魅力的な形をそこから選び出し、色を使ってデッサンするつもりで、よーーく観察してみて下さい!
もしかするとそんなところにも、新たな発見があるかも・・・

石山 慶子


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残したいもの

2009-05-25 04:01:00 | スタッフ講師
20090525

小学生クラス 「未来に残そう美しい地球」

どうも幸介です。本日も先週に引き続き小学生クラスからご紹介。今日ご紹介するのは4月に描いた課題、「未来に残そう美しい地球」というテーマで描いた空想画です。

一見、子供らしい明るい絵達なんですが、この課題はなんと

・下描き禁止の一発本番!
・図鑑や資料を見るのも禁止!
・赤、青、黄色の三原色の絵の具以外使用禁止!
・一回の授業だけで完成!!

という、なかなかストイックなルールで作成しました。4月の授業で絵の具の混色や明暗の授業をやった成果か、赤・青・黄色だけにとどまらず混色してこそ出来上がる、幅広い色彩の作品へと仕上がりました。

ここ数年、小学生クラスの授業を見ていて思ったのですが、「チューブから出たそのままの色がキレイ」と思っている子が思いのほか多いようです。自分が子供の時は絵の具を混ぜたくて混ぜたくて、先生に「3色以上混ぜたらダメ」といつも怒られていましたが、その僕が大人になり、「一色じゃなくてもっといろんな色を混ぜて作ってみて!」と今こうして子供達に教えているのはなんだか不思議な気分です。

この調子でもっともっといろんな絵の具を混ぜて、自分の好きな色の組み合わせや新しい色調の発見など、色作りにどんどん興味をもってもらえたら良いなと思います!!

田中幸介

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愛情

2009-05-24 06:08:00 | スタッフ講師
Rimg0984山崎 岩絵具・金箔 「小梅の誕生日」

昨日に引き続き、チノです。(先週記事書けなかったので、オバラ先生と替わってもらいました。)
まずは山崎さんのコメントから!

今日は小梅の誕生日。
全国から10名位の人がお祝いにかけつけました。大正時代の古民家を再生利用した尾道の小さな坂の途中にある美術館。ここが小梅のお家です。みんなに囲まれて、「私が今日の主役よ!」と愛想を振りまいていたかと思ったら、あららら・・・・寝てしまいました。
「やっぱりマイペース、
やっぱり猫ね」

ZZZzzz・・・寝息が聞こえてきます。

「小梅、長生きしてね、
また、会いにくるからね」


(ちょっと補足させていただくと、小梅は岡山県にある招き猫美術館の看板ネコで、2月22日生まれなんだそうです!)

画面からひしひしと愛を感じたので、すっかり自宅の猫ちゃんかと思っていたのですが、そんなに有名な猫ちゃんだったのですね!でも、お誕生日を祝いにわざわざ岡山まで行く愛情は、やっぱり凄いです。
写真だと色が全体に鈍くなってしまってわかりにくいですが、岩絵具を何層も重ね、複雑で柔らかい雰囲気に仕上がっています。バックにさりげなく金箔を貼って、リズムのような、流れのような、空気を感じるようなところもポイントですね!

今は自宅の猫ちゃんを制作中なので、どう仕上がっていくのか、楽しみです^^

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はんなり

2009-05-23 00:22:00 | スタッフ講師
Jpg_2神宮 『枝垂桜』 油彩

「失われていく風情を絵にしてみました。
黒塀に桜という日本的風景は今では地方の武家屋敷跡か都会の高級料亭などでしか見ることが出来なくなりました。 ストーリー性のある場面を昔の小説の挿絵風に仕上げました。料亭の店名は架空のもので「春日」と洒落てみました。 」

チノです。今日はチケット制の神宮さんの作品のご紹介です。神宮さんの作品と聞いておや?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私もその一人でした。
今までの神宮さんの静物画や風景画は、どこかさびしさも感じるような、良い意味での「かたさ」があったように思います。しかし今回は人物ということもあって、女性のやわらかなしぐさ、表情が生きています!そして、こちら(見ている人)を出迎えてくれるような、そんなやさしさを感じます。風もなく、はらはらと桜の花びらだけが落ちているような・・・なんとも風情のある作品に仕上がりました。

このままポスターにもしてしまえそうな完成度の高さ・・・とはいえ人物画はまだまだ表現の幅が広がっていきそうな予感がします!(=静物画などは既に独自の雰囲気を極めてしまっているように私は感じます)今度はどんな表情を見せてくれるのか・・・新しい世界はいつもわくわくします♪(次回は人物画じゃないかもしれないですが!笑)

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拝みたくなる神々しさ

2009-05-22 00:44:00 | スタッフ講師
Takahasihana_2高橋 金箔、アクリル

水曜午前大人クラスではまだまだ続いています、金箔ブーム!
昨年小学生クラスでやったカリキュラム、“金箔画”が10月の生徒作品展に飾られ、大人クラスの方々の目を釘付けにし、その後たくさんの方がチャレンジされました。最近はだいぶ下火になってきたこのブームですが、水曜午前クラスでは今だに流行っています。
絵を描いた後、背景に金箔を貼ったり、下地として先に貼っておいたり、また箔の上に少し色を重ねたり、やり方によって違う味わいがでますので、なかなか楽しい素材です。
高橋さんはアクリルで下塗りをした後、下地の色を見せる為わざと大胆に金箔を貼り、そこへ蛍光色を使って花を描きました。
モチーフは水を張る前の田んぼに咲く雑草の蓮華草でですが、金箔の上にあると神々しい蓮に見えるから不思議です。
まるで極楽浄土を描いたような、有難い作品に昇華しました。
金箔画無敵! オバラ

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透明不透明

2009-05-21 23:12:51 | スタッフ講師
Photo_2

作品とこども達の顔が一体化してしまった写真ですが、今日ご紹介する作品はどうなっているかお分かりでしょうか?ちょっと分かりにくいと思うのでご説明しますね。

カラーぺんで綺麗に彩られたフレームの中には透明のフィルムが入っています。フィルムは袋状になっているので、色画用紙やセロハンを切ったり貼りあわせて好きな形を作り中に入れました。

中に入れた形は固定していないので、例えば花がフレームの中で動いたり、透明セロハンが重なりあってきれいな色合いが生まれたり、いろいろな形の動きの偶然性が楽しいのです。
もちろん、好きな配置が決まったらそのまま飾ってもいいですね!

色画用紙の他にセロハンという透明な材料が加わっただけで、テンションがグ~ンとあがってしまいます。好きな色で色眼鏡のようにしたり、色合わせをしたり、これだけでも十分楽しめます。

今回はほとんどのこども達がそれぞれ作りたい形(動物・花・雲・人など)がありましたが、丸、三角、四角、ひし形など幾何形の組み合わせだけでも美しい物ができると思います。

さらに、フィルムの外側からカラーぺんで模様や絵の背景を描き足すと、中に入っている形との関係がまた面白くなりました。実はこのカラーぺんで最後にフィルムに描き足すアイデアは、こども達の中から出てきたんですよ!どんどん発想が膨らんで楽しい作品になりました。   伊藤



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こだわりの一枚

2009-05-20 03:47:00 | スタッフ講師
Sakamoto坂元 水彩
赤尾です。今日は水曜夜大人クラスに通われている、坂元さんの水彩画をご紹介します。
この絵はヨーロッパの雪景色の写真を観ながら描いたものです。
西洋の建築物は装飾がとっても複雑で、私は観ただけで「わー、描きたくない!」と躊躇してしまいますが、
坂元さんはこつこつと根気よく取り組まれ、とうとう今日で完成しました!
どれだけ根気よく丁寧に描かれているかというと、まず建物のパース!
数々の装飾や窓などを定規で製図をするかのようにきっちりパースの線を引き、形を合わせてあります。
次に手前の木です。おそらくクリスマスの時期で、大きな木全体がライトで装飾されています。坂元さんはライト一つひとつをマスキングし、白い部分を残して風景を描いています。最後にマスキングを剥がして明るい黄色でライトを描きました。
そして一番注目していただきたいのが、色に入ってからの描き込みです。
屋根や地面に積もった雪が、建物のライトアップに照らされて色づいたようすが伝わってきます。
建物のレリーフも細かく丁寧に立体をつけているので、重厚だけど華麗な西洋建築と、さらっと描いた空や地面との対比も出ていますね。

一枚の絵でこんなに色々と試してこだわることができれば、次の作品にも必ずつながります。
次回作も期待しています!


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巨大なカタマリへ挑む

2009-05-19 03:31:00 | スタッフ講師
Ryoko_1_2亮子 高3 鉛筆

鏡の上に、石膏の「顔面」(同じく石膏の「ブルータス」のように、この型の呼称)に茶色い布を置いたのみの、シンプルかつド迫力のモチーフです。
彼女本人の華奢な印象とは対照的に、このモチーフに負けじと紙はカルトンいっぱいの木炭紙大。巨大な「顔面」を実物大ほどに描きました。

この中央の石膏にはしっかりと右側から光が当たっていて、堅く重いこのカタマリが実感できそうな力強さ。鏡に落ちる影も、パッと見ではその反射で捉えるのが難しい中、なんとか見つけることが出来ました。
その上で、なんとも惜しいのはこの布です。石膏に対して「黒い(色が濃い)」ことは絵から分かっても、布に光が当たっていることは少々分かりにくくなってしまったようです。

色の「黒さ」と、モノの陰の場所の「暗さ」は別モノなので、そのあたりが自分の中で整理できるとどんなモチーフもよく「みえて」くるかと思います。


ちなみにこちら木炭紙の大きな絵、彼女がアトリエに来てまだ日も浅いデッサンになります。この勢いを借りて、小規模なモチーフが続いている方など、次回は広々した紙を使って、今までのモチーフとのスケール感をぶち壊してみても面白いかもしれませんね!

石山 慶子


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風物詩

2009-05-18 19:47:32 | スタッフ講師
20090518

どうも幸介です。
もうすでにアトリエの壁を見てご存知の方も多いかと思いますが、毎年恒例・小学生クラスの油絵がスタートしました!

今回のモチーフは、ひとつひとつを講師達がそれぞれ用意しました。大体モチーフの雰囲気で、どの講師が担当したか分かりますでしょうか。ちなみに言わなくても分かってしまうかもしれませんが、派手なモチーフが僕の担当したモチーフです。。。

本日の授業で月曜クラスは下描きまで終わったんですが、今年も例年に劣らない素晴らしい出来の予感!!色使い、ダイナミックな筆使いや構図、子どもの描く油絵にはいつも刺激を受けています。

200905182

これから完成に近付くにつれどんどんアトリエの壁がにぎやかになっていくかと思います。毎週変化がありますので、良かったら大人の皆様も気に入った絵をチョイスして完成への経過をチェックしてみてはいかがでしょうか!!

ちなみに僕は丸い時計の横に掛かっている油絵に密かに注目しています。。。完成が楽しみです!!

田中幸介

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酒ひと話

2009-05-17 12:47:30 | スタッフ講師
Monjisakeオバラです。
今日は美術には関係ありませんが、生徒さんが新聞に連載されていますのでご紹介します。

半年前まで防衛参事官としてイラクにいらっしゃった外交官の門司さんは、大のお酒好き!(夜中に残業していると、時々酔っ払ってアトリエにふらー、もしくはフラフラ~っと遊びに来てしまうくらい飲まれている模様)
連載は門司さんが、赴任先で20年近く日本酒の海外普及に努めた功績が認められ、日本酒造組合から京都の下鴨神社で“酒サムライ”の称号をいただいたたことなどが書かれています。
5月の頭から読売新聞の日曜版に【酒ひと話】連載されていますので(もちろん今日も)、ぜひ皆さんチェックしてみて下さい!

外務省 文化交流 ポップカルチャーのページにも門司さんの記事が載っています。

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