モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

透明水彩でリンゴを描く

2018-08-06 02:34:33 | 学生

大竹です。8月2日(木)に行われた、中高生対象のワークショップ『透明水彩で描く写実画』のご紹介です!実物をリンゴを見ながらリアルに描くというもので、いつもは個人でそれぞれ自由に違うものを製作をしている学生達も、この日は学校の授業のように全員が同じ題材に取り組みました。

透明水彩という、発色が美しく、塗り重ねが上手くいく絵の具を使って制作しました。果物の形は花びらの枚数で違いが出ます。リンゴは花びらが5枚あるので、上から見ると五角形の形をしています。更にリンゴによって形は違うので、綺麗な真ん丸に描くのではなく、微妙な歪みを捉えられるように指導しました。
また果物を透明水彩で着彩する時のコツは、熟して色づく前の色から塗ることです。まずはじめに黄色やオレンジを薄く塗り、乾いた上から熟した赤色を少しずつ何度ものせていきます。

 そうして出来上がったリンゴ達がこちら!

リンゴの色のムラや模様もじっくりと観察し、細い筆で線を重ねるように塗っています。それによってリンゴの身がギュッと詰まった感じが伝わってきますね。透明水彩は乾くと下の色が透けて影響してくるので、何度も塗り重ねて深みを出す事ができます。リンゴの赤を引き立たせる為に影の色は青色にしました。それにより少し大人っぽい印象に仕上がりましたね。リンゴ以外の物にも、影には黒だけではなく青色を使うとお洒落に見えたり画面が鮮やかになるので、一つのポイントとして覚えておくと良いでしょう。そして最後にツヤや反射光を白で入れる事により、瑞々しさと立体感が出てきます。

皆集中して取り組んでいたので、2時間で描いたとは思えないほどの仕上がりになりました。今回のモチーフは静物でしたが、透明水彩は風景画も楽しいので興味を持ったら是非色々と描いてみて欲しいですね!

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エンジニアブーツというモチーフ

2018-07-28 01:08:24 | 学生

左 上野 / 右 桃果 高1

台風一過、岩田です!

本日は、大人クラス上野さんと高校1年生の桃果が描いたブーツのデッサン。
僕はこのエンジニアブーツを描くことを皆さんにお勧めしています。というのもこのモチーフ描く上で、大変為になる要素が詰まっているのです。

靴って基本的に左右一組で一足となりますが、大きさが同じ左右反転している同一形状のものを違和感なく描くのって結構難しい。
やもすると、どちらかが大きかったり小さかったりしてしまうものです。
上野さんも描きはじめは、かたちを取るのに相当苦心された様子でしたが完成した作品を見ると左右の違和感は感じませんね。

更にこのブーツ、真っ黒な革やゴム、金属といった幾つかの素材の組み合わせで成り立っている物なので、その質感の違いを表現する勉強になります。
二人とも筆圧を強め惜しみなく黒い色を画面に載せ、革と靴底のゴムの質感を上手く描き分けています。上野さんは、特に手前にある方のつま先部分の鈍いハイライトの表現が秀逸ですし、桃果のデッサンもかかとに出来たシワとカチッとした靴底の対比がとてもカッコ良いですね。
そして二人ともモチーフだけでなく、それが置かれている水平の台への意識が素晴らしいのです。

 

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女子力シルクスクリーン

2018-06-19 21:32:09 | 学生

昨日の田中先生の記事に続き、木曜学生クラスもシルクスクリーンを行いました☆
南澤先生がお貸ししてくださった照射機(田中先生の記事で光っている台です)は、なんと手作りなんだそうで!「照射機が出回って無いなら(高価なら)原理を理解して一から作ればいいじゃない」の精神、すごすぎる…。

内容が重複してしまいますがざっと工程を説明しますと、イラストを描き、透明なOHPシートに原稿をコピーし光を通過させやすくし、特殊な乳剤(光に当てると硬化する薬品)が塗られた版に照射すると、イラスト部分(黒い部分)のみ光が遮断されていたので硬化せず、抜け落ちて版が完成します。そして好きな布地に版を設置、好きな色のアクリル絵具に布用定着剤(バインダー)を混ぜ、ヘラ(スキージー)で押し付けるように着色すると、抜き取ったイラスト部分のみにインクが透過し印刷できる仕組みです。
ミリペンのような細い線は潰れてしまって上手く出ないので、線の太さにも注意を払いながらイラストを決めていきます。色をつける面積、付けない面積をバランス良くデザインしながら最終チェックし、版に照射していきます。

木曜クラスは女子クラスなだけに可愛いポップなデザインが多く、「これ街で着てたらおかしいかな?」「おしゃれかな?」と確認を重ね実用性を重視したデザインを考えておりました!
そして完成した物が上の写真です。
クスリと笑えるシュールなイラストやクマやウサギを用いてとことんラブリーなイラストなど、様々で生徒たちも大満足!
私にとっては工程が多いだけに、成功して良かった~とホッとした授業でした(笑)  菅原

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シルクスクリーン!

2018-06-18 20:31:56 | 学生


火曜学生クラス シルクスクリーン Tシャツ制作

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、シルクスクリーン版画で作ったTシャツ!小学生クラスの6月のカリキュラムでもありますが、一足お先に学生クラスでも実施いたしましたー!!南澤先生に持って来ていただいた機材での制作で、中々工程も多く加減が難しく、材料費も高価なこの課題。小学生クラスで絶対に失敗したくない!ということで、学生クラスで講師陣のウォームアップを兼ねての制作です。

小学生と変わらず脈絡のない絵を描く生徒もいれば、「売れるんじゃない?」というクオリティで仕上がった生徒も。アクリル絵具に、布に絵の具を定着させるバインダーという液体を混ぜて印刷しました。カラフルでいい仕上がりです!!Tシャツだけでなく、タオルやトートバッグなどにも印刷し、当人たちも皆かなり気に入った模様。自分デザインの物を普段使いで身に付けるって、けっこう楽しいですよね。

ということで、学生クラスの皆は大成功でしたが、小学生クラスも来週はTシャツなどに印刷し出来上がる予定。皆さん、楽しみに待っててくださいね!!

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版画ブーム再来?

2018-05-29 21:58:37 | 学生

オバラです。シルクスクリーンは日本語では『孔版画』と呼ばれています。(8年前に小学生クラスで行ったリトグラフは『石版画』と呼ばれています。)
「孔」とは「穴」の意味ですが、メッシュ状の版(昔は絹を使っていた)に孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するので、判子のように左右反転させた文字や絵柄を描く必要はありません。感覚的にはステンシルのような版画と言ったところでしょうか?
一昔前のプリントゴッコと全く一緒の原理です。使ったことがある方は覚えていらっしゃるでしょうが、一回の使用で玉切れとなる高い電球を贅沢に2個も使って1枚の版を感光させましたよね?それに値する露光機材を、版画がマイブームの南澤先生に借りました。なんと手作り!巨大!(ちょっと邪魔w)買うと15万!
乳剤という感光液の塗ってあるシルクの版も1,150円もするし、原稿をコピーするOHPシートも100円だし、布用絵具も買わなきゃだし、消耗品だけでも一人1,250円を超えるエライ材料費になっておりますが、中高生達が試作で制作中のTシャツが写真のような出来栄えなのを見ると、高くないと思えるのでした。いやそれどころか講師陣は、「500円のTシャツにプリントして1,000円で売ったら500円の儲け、学生達にデザインさせて刷らせて売ればホクホクなのでは!?」と捕らぬ狸の皮算用でニンマリほくそ笑む始末。
6月は小学生・学生クラスでガンガンTシャツ製造販売しますよ!
あ、いや違った、シルクスクリーンという版画の授業をしますよ!
みんなお楽しみに!

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中1頑張ってます!

2018-05-19 17:41:49 | 学生

左 心音 / 右上 大志 / 右下 桂吾 

岩田です!土曜日午後クラスから、この春中学生になったばかりの中1トリオの作品ご紹介です。
このクラスは、社会人・学生の合同のクラスになっている為(日曜クラスも)、見た目は小学生のような学生も紛れて制作しています。当り前ですが大人の方が黙々と制作されているので、火曜・木曜の学生だけのクラスに比べると物凄く静かです。(学生オンリーのクラスはかなり賑やかです。)描くこと、作ることが好きで好きでたまらなければ耐えられない環境ではないでしょうか?
課題の進み具合もまちまちで、それぞれ違うものを制作していることも多々あるのです。今日は心音がお菓子の箱を、桂吾が平面構成を完成させました。出来上がったものを見ても最後までやり切るのは立派で、同い年位の生徒がさほど多くはない中で、集中して良く頑張っているなと感じます。

大志も桂吾も、アクリル絵の具でマットな平塗り表現なんて今までやったことないと思うのですが試行錯誤しながらもなんとかかたちにしてしまうのです。マスキングテープを貼って塗り分けたストライプも上手くいきました。
心音はいつも黙々と手を動かしていますが、今回のお菓子の箱も、大人では思い浮かばないなーと思うような楽しいものとなり、センスが良いなあとつくづく感心してしまうのです。

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1つの瓶と2つの目標

2018-05-17 23:13:25 | 学生

左 晴音 高3 / 右 浜町 専門学校生 

もうすぐ母校の中学で教育実習が始まる大竹です。学生の扱いはミオスで慣れてはいますが、公立中学で美術なんか大嫌い・無意味と思っている学生達にどのようなカリキュラムを組んだらいいか悩み、ちょっと緊張しています。

今日は同じ瓶を同じ鉛筆で描いても、目標が違うとここまで描き方が変わる見本にもなる作品をご紹介します。ちなみに二人共、自分でモチーフを選び・自分で画面構成し・2回の授業(12時間×2日=4時間)で完成させました。 

晴音は一般大学進学予定なので、勉強の息抜きに通っています。表面的な映り込みのディテールを細かく追うことを楽しみ、明暗の対比に置いた白い布の皺や生地の厚みに神経質なまでの美しさを求めました。また彼女はこのデッサンを2回で終わらせると決めており、限られた時間内で終わらせる為、布の手前の折り目が重なっている部分を重点的に書き込み、奥はあえてあまり手を入れず仕上げています。瓶の映り込みの描写も短時間ながらよく仕上げられています。見事ですね。白と黒の対比がハッキリとしている為か、どこか冷たさも感じられるストイックなデッサンです。

浜町さんは瓶の分厚いガラスの重みと存在感を出す事を第一に考え、対比で表面が毛羽立ち軟らかく軽いテニスボールを、敢えて後ろにあしらいました。晴音のデッサンは鉛筆を立て、紙の目を潰すように描き込んでいっているのに対し、浜町さんのデッサンは鉛筆を寝かせ紙の目を活かした描き方となり、分厚い瓶の重みや立体感・佇まいが自然に見えるようにしています。白黒のデッサンながらも、素朴な物への愛情や暖かみが感じられます。

デッサンの目的は物を正確に捉える力を鍛える事も勿論ですが、作品をどのように見せたいか(柔らかい雰囲気だったり、冷たい印象を受けさせたり、寂しさを感じさせたり)となった時、それを表現する力を養う為でもある事がこちらの二枚からよく分かりますね。

では申し訳ございませんが、教育実習が終わるまで1ヶ月程お休みを頂きます。日曜クラスは私の代わりに、今年多摩美プロダクトデザイン科に入ったばかりの北野一平君がアシスタントに入りますので、皆様どうぞ宜しくお願い致します。

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息抜きに工作

2018-05-14 20:03:55 | 学生


学生クラス 立体作品 左:パッケージデザイン/なつめ(高1)  中:粘土造形/大志(中1)
  右上:色鉛筆の竜/慶徳(中2) 右下:粘土造形/こなみ&優(中2)合作

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、学生クラスに通う生徒達の立体作品。粘土などの工作ですね。学生クラスでは、基本的に生徒主体で各々の作りたい物を、画材を問わず自分で決めて作っていい、ということになっています。ですが、ほとんど平面(デッサンや色鉛筆画)を制作する生徒ばかり。小学生クラスに比べて細かな技術的指導も増え、「平面作品疲れ」のような症状に陥る生徒も少なくありません。ということで、学生クラスで立体作品を作っている場合、だいたいがその疲れから来る『息抜き』としての制作だったりします。粘土は頭使わずに出来て楽しいですしね。

本日載せた作品を個別に紹介いたしましょう!まずはなつめ(高1)の作品。もともと工作の得意な彼女は、定期的に立体作品を作ります。今回の作品は「お菓子のパッケージデザイン」というテーマですね。身体に悪そうな、ねるねるねーるね(親御さんが買いたがらないやつ)のようなお菓子だそうです。子どもってこういう実験的なお菓子好きですよね。僕も未だに好きです。

そして大志(中1)の作品は、三本足の怪物!ずっとデッサンを制作していたのですが、粘土もほんとはやりたかった、ということでの制作。「これ何の生き物?」と聞いたら「関ケ原の龍」とのこと。タイトルというか、ネーミングセンスが良いですね。っていうか、龍だったんですね。左右非対称でない、アンバランスな造形にもセンスを感じます!

左上、色鉛筆の集合でできたドラゴン(?)の工作は慶徳(中2)の作品。平面作品を2週ぐらい続けて描くと、制作意欲が燃料切れになる彼。頻繁に立体工作を織り交ぜながら、アトリエにて制作しています。家も少し遠いし、部活もバリバリの運動部なので、その疲れもまぁ分かる!たまーに光る作品を作るので、講師陣も少し多めに見てしまいます。そこが彼の魅力。

そして左下、こなみ(中2)と優(中2)の子どもコンビの作品。彼女たちは、粘土を渡せば必ずウンコのようなものを作ります。小学生クラスの時から、隙あらばウンコのようなものを作っていました。昔は絵にかいたような、とぐろを巻いたの漫画風のヤツだったのですが、中2になり、とうとうここまでリアルさの域に達したようですね。ここまでいけば芸術品。アトリエのトイレにて、展示販売しているのをご覧になった方もいると思います。美術品か汚物か、キャプションと価格によって生まれた説得力は今作を美術品たりうるものへと昇華させてくれるのか、私たちへ投げかけている問題作ですね。中2の女子が2人も集まって出来たのがこの作品、という点にも、大人に対する皮肉のようなものも感じます。5000円だそうです。高いのか安いのか、今作の価値は未知数です!!ちなみに僕は買いません。

ということで学生達、息抜きでもいいので立体作品もどんどん作っていきましょう!!

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キンギョ、ハコ、パプリカ...

2018-05-11 23:47:17 | 学生

左 一葉 透明水彩 高2 / 中央 桃果 鉛筆(立方体も自分で製作) 高1 / 右 史織 オイルパステル 高3

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは学生達の瑞々しい作品。ミオスで働いていますと、中高生達のデッサンを見る機会が多くあり、その度に自分の学生時代を思い出し懐かしくなります。ちなみに3人とも美術系大学に進学希望の高校生です。まだ学部は確定していませんので、色々な画材を試しているところです。

一葉 金魚すくいなのか金魚を食べようとしているのかシュールな画面。モチーフも自分で選び構成していました。金魚以外は石、ガラス、フォークといったそれぞれ材質が違う硬い物で構成されています。硬いものが好きなのかな?ビー玉の半透明の色合いもよく描けています。奥の石も元々は2つともそっけない灰色でしたが、他のモチーフとの雰囲気に合わせて色をうまく作っていますね。

桃果 私が川崎総合に入学した時初めて取り組んだ課題です。形に大きな狂いもなく、影もよく観察して捉えられていますね。箱を置く位置は問題ありませんが、向きが4つともほぼ同じなので、1つだけ向きをずらしてみても良いと思います。他に私が高校生の時に出された課題は 体育館シューズ 空き缶を持った手 胸像 などがありました。色々描いてみて、自分は何が得意で何が苦手かを見つけると良いと思います。是非取り組んでみてね!

史織 瓶の映り込みの描写がよく描けていますね!表面がツヤっとしていて触れたら冷たそうなガラスの質感が出ています。布の青も鮮やかでいいですね。お皿の果物、リンゴかと思ってよく見たらパプリカ・・・?一見よくあるモチーフの組み合わせ見えて、果物の中に野菜が紛れていたり、薬瓶が置いてあるのがちょっと不思議で面白いですね。次回は色でもっと遊んでみても楽しいと思います。(例えば、レモンだから黄色!ではなく、青や緑といった色を入れてみたり、影に紫を使ってみたり・・・)

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春の学生クラスのご案内⭐︎

2018-04-12 22:51:37 | 学生

左上 中2  /  中央上 中1  /  右上2枚 中2
左下 中3  /  中央下 高2  /  右下 中1

学生クラスの作品と最近の授業を様子をお伝えします!
新年度が始まり、学生クラスは新しい学校の話しやクラス替えや部活のこと、進路のことなどを報告し合いなんとも楽しそうです。
そんな生徒たちの話を静かに暖かく見守りたいのですが、今年デビューした花粉症のせいでクシャミが止まらず、キラキラ和やかムードをぶち壊している菅原です。ハックシュン!

そんな学生クラスの生徒の作品たちがこちら↑↑ 鉛筆の自画像や油絵、水彩画やイラストなど、バラエティに富んだ作品たち。
なぜここまでバリエーションがあるのか?と言いますと、学生クラスは一つのテーマに全員で取り掛かるのではなく、それぞれが課題設定し描きたいものを決めているからなんです。言ってみれば、毎回自分の企画を持ち込み、講師とともにプロジェクトを進めているようなものなので、自主的に物事を考える力が育まれ、かつモチベーションを保ちやすいカリキュラムになっています。他にもデッサン、デザインや日本画のような平面作品から立体工作まで、作るものに制限はありません!
美術系高校・美大に進学希望で週2~3回アトリエに来てしっかり受験絵画を学んでいる生徒もいますが、上記にピックアップした作品は、全て美術系進学ではない学生のものです。その為、イラストを極めようとして何枚も描いている子もいます!

そしてアトリエ・ミオスは、「遊びも勉強も真剣にやれ!」という方針なので、ハロウィンやクリスマスなどのイベント事も全力投球で楽しみ、アートの精神を鍛えています。生徒以上に講師陣が楽しみ、生徒にドン引きされることもしばしばですが、だいたいそんな生徒も最後にはノリノリで楽しんでいるのでお許しください!笑

小学生からミオスに通っていた私自身がミオスに感じる強みは、圧倒的なアットホーム感にあります。冒頭で触れたように、学校のこと、進路のこと、悩み事を、学校とは切り離された空間で作品制作という自己表現活動を共に行う仲間だからこそ安心して話せるのかもしれません。絵画指導は勿論のこと、そうした心地よい雰囲気づくりにも力を注いでいます。
進学・進級を期に新しい事を始めたくなったら、美術もその選択肢に加えてみて下さいね!

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甘えん坊の作品

2018-04-09 22:00:49 | 学生

学生クラス 雄耶 高3の時の作品

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、絵が試験に出る美大受験生でも無いのに、なぜか高校2年からアトリエに通い出した雄耶の作品。この春から一般大学のデザイン科に通うことになりまして、アトリエも卒業いたしました。本日載せた3枚は、その彼が昨年から今年の3月までの間に描いた作品です。

まずこの生徒、とても甘えん坊で、「どうやったら描けますか」「できないです」「先生描いて下さい」「もうやりたくないです」が口癖です。授業中も『僕のことかまって!』と目で訴えてくる彼ですが、いざ先生にかまってもらったり指導してもらうと、今度はアレ嫌だ&これ嫌だ&出来ないのオンパレード。駄々っ子なのでしょうか。そりゃ岩田先生もキレるよ!と感じておりました(笑)。美大受験しない学生の中では画力もなかなか高く、アトリエ以外でも自主的に創作活動をするなど意欲はあるので、その甘えたがりなところや優柔不断なところさえなければ、講師陣に怒られることもなく正当に評価されただろうに!

さて、本日載せた作品は、油彩2枚と石膏デッサン1枚。立体感や質感ある程度捉えられてはおりますが、陰影を色彩で描く力がまだまだ弱いかなと思います。テクスチャーや、素材そのものの色彩にひっぱられてしまっている印象。モチーフの形を取る力は良くなってきていますね。今後は大学の課題も忙しくなると思いますが、どんどん色彩を使った絵を描いて画面を作る力を養っていってほしいです。

彼に足りないのは、練習した枚数だけ。時間を作って沢山描いて、またアトリエに見せに来てくださいね!!待ってるからねー!
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春の学生デッサン

2018-03-23 09:20:29 | 学生

春休みワークショップのトップは学生クラス、昨日15名の参加者で行われました。球体と円柱という、鉛筆での基礎的な静物デッサンを学びました。

まずメインのモチーフに取り掛かる前に、発泡スチロールの球を用いてデッサンの進め方のコツの解説とデモンストレーションから行いました。内部生・外部生関わらず、基本の基本から振り返りつつ鉛筆に慣れる為とウォーミングアップの意味も込めての課題です。輪郭をとってイラストのように描くのではなく、ぼんやりと影でモチーフを浮き上がらせるイメージで、手早く満遍なく進めるように説明し8分間集中して球を描き上げました。

各々球を描いた上での反省やコツを踏まえ、メインとなるかぼちゃとアルミの円柱のモチーフに取り掛かります。

アタリを取り、構図をしっかりと定めてから陰影をつける工程に移行していきます。

影を取る作業のはじめに、かぼちゃのふさの部分は何個あるか、ヘタはどんな形になっているか、かぼちゃの形状を細かく観察していきます。それから多角形を意識した陰影をつけていきました。モチーフごとに異なった特徴的なイメージを与える為に鉛筆を使い分ける必要があるのですが、この使い分けに苦戦する生徒も見られました。

そして描くこと一時間半、完成したデッサンが上の写真となります。

かぼちゃのずっしりとした量感、ゴツゴツとした不揃いな質感がとてもよく表現できています。アルミの陰影もきちんと固いものとして描き分けられ、写り込みまで表現できているものも見受けられます。構図も大きく狂ったものはなく、慎重に構成を考えたことがわかりますね。

今回、予想以上に上手く描けたという声が聞けて嬉しい気持ちになってしまいましたが、まだまだ伸び代はあります!

内部生のみんな、頑張っていこう!外部生の子も、技術を美術の授業で自慢&練習してみてね!

 

その他のワークショップについて

3月29日(木)、30日(金)10:30-12:00 幼児・小学生対象の『食品サンプル・ワッフル作り』 、少々空きがございます。(30日は残席僅か)

3月29日(木)、30日(金)13:00-14:30 小学生対象の『パッケージデザイン』は、十分空きがございます。ぜひご検討下さいませ。

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受賞しました!

2018-03-19 21:58:52 | 学生


学生クラス かわさき市美術展受賞作品   右上、真彩(中2)優秀賞
左から、聖奈(中1)優秀賞 / なつめ(中3)入選  / こなみ(中1)入選  / 慶徳(中1)入選

どうも幸介です!本日はアトリエ・ミオス学生クラスより川崎市の美術展に出品し、入賞した作品のご報告!!今年もミオスから多数の受賞者が出まして、受賞者はなんと5名!しかも、真彩(中2)と聖奈(中1)の2名は優秀賞です!優秀賞は全5名中2名がミオスなので、なかなか快挙なのでは!?と感じでおります。
どの作品も攻めた姿勢が評価されたのでしょうか。他の受賞者達の作品(風景や動物など)に比べて、あきらかにミオスの学生達の作品の方が攻撃的です(笑)。この受賞作品達を見て、「私もこの教室入りたい」と思う生徒がいなさそうなのが心配です…。何はともあれ、受賞者の皆さま、おめでとうございます!!

そしてこちらも↓


水道週間作品コンクール 最優秀賞 けい君(3年)

なんと小学生で夏休みにレッスンに来てくれた生徒が最優秀賞です!応募総数3481作品ですから、ほんとうに素晴らしいことですね!奥行きやグラデショーンなどの描画技術もしっかりと出来ていますが、水道週間のテーマにきちんと添う、アイデアや構成が素敵です。夏の日差しの下、水が太陽に照らされ美しく波打つ様が伝わってくるようですが、実はお風呂場なのも面白い!また夏休み、お待ちしていますね!

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祝!藝大合格(ミオスの手柄ではありませんが)

2018-03-14 23:01:54 | 学生

織人 高3 / 油彩
東京藝術大学美術学部芸術学科 合格  

オバラです。私の研究所時代の師匠は藝大に3回落ちて多摩美の油画科に行っていた大学院生でしたが、その師匠がよく「俺がダメだった藝大に絶対俺の息の掛かった生徒を入れたい!それがいまだに見る悪夢から解放される唯一の方法、復讐だ!」と言っていました。自分も藝大に3回落ちて師匠の夢を叶えてあげられなかったので、密かに、しかし激しく共感してました。

アトリエを立ち上げてから、虎視眈々とそんな生徒と巡り合う事を待ち望みチャンスを狙っていましたが、とうとう昨日の合格発表で!
まぁ現実は私の教えた技術は試験に微塵も関係ありませんでした。芸術学科は学芸員や研究者になる為の学部なので、二次試験は小論文かデッサンを選ぶことができ、織人は最終的に小論文で受験したので。
皆様にあまり馴染のない学部だと思いますので、どのような試験内容か想像も付かないでしょう?織人から教わった今年のテストを公開。

センター試験は9割必須
藝大で受ける二次試験 英語は、15世紀に描かれ始めたヌードに関するもの
世界史は、三問好きなものを選んでそれぞれ300字+第一次産業革命がヨーロッパ社会、文化にもたらす意味を600字
二日目の小論文は、美術作品における金(ゴールド)がもたらす意味と機能について、実際の作品を1つ例に挙げて1200字
(この小論文の代わりに石膏デッサンを選択しても良い)

今年の藝大芸術学科の倍率は4倍。多摩美デザイン科などが10倍超ですので、それに比べるとかなり低いです。(私や岩田先生、南澤先生の時代は50~80倍。)
とは言っても、現役でこの問題はキツイです。小論文は仏像に関する問題などが多く、今年は予想範囲を超えていました。「運よく金を使用した作品がすぐに思い当たりました!」と嬉しそうに語る織人が、眩しくて雲の上の人に見えてしまいました。
本当におめでとう!私の夢を叶えてくれてありがとう!悪夢から解放してくれてありがとう!嬉しくて嬉しくて夢心地です!御礼にもらった饅頭は人生で一番美味しかった!ハ~!

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合格!中学生の受験戦争

2018-03-13 18:46:55 | 学生

中学3年生ー4人の構成デッサン / 鉛筆  

川崎市立川崎総合科学高等学校デザイン科に、見事4人全員が合格しました!今年はミオスから4人も私の後輩が生まれて嬉しいです!
ちなみに左下のマスクと杉の木の立方体は、受験で描いた合格再現作品です。4人全員に再現作品を描かせましたが、一番点数が高かった子の作品だけ載せてみました。85点だったそうです。2年前から受験の点数が公表されるようになりましたが、私が受験した時代(6年前)はその制度はなかったので、自分の点数が凄く気になります。
こちらの高校、なんと90分でこの構成デッサン(一人ずつモチーフをもらい、自分で置き方・構図を決め描く)を仕上げなければなりません。可哀想ですが厳しく指導しなければ、ここまでの集中力と完成度にはならなかったでしょう。ラストスパートは小原大魔王先生に「一度言われた事は1回で覚えろ!何度も同じこと言わせんな!」「やる気あんのか?」と、某レスリングコーチの指導の如く怒られていました。(100%事実です)私が受験した時代とは入試形態が随分と変わっていますが(前期試験、後期試験と受験チャンスが二回ありました)、デッサンの実技試験は変わらず実施されています。それだけ重視されているのですから、アトリエでもビシバシ指導しています。

私も川崎総合受験の時はアトリエに通い、彼女達と同じように試験対策をしていました。毎年、受験対策用のモチーフを前に机に向かうアトリエの受験生の背中を見るたび、その時の記憶がぼんやりと思い出されます。なので、自分がどんな事に苦戦していたかを思い出しながら彼女達に指導していました。全員揃って合格する事が出来、本当に良かったです!

左の靴のデッサンは女子美術大学付属高等学校に合格した中学生の作品。(右は中学生達の受験が終わって合格発表までの間に、息抜きの遊びで描かせた、リアル絵具。左が本物で右がアクリル画です。)私は現在女子美の大学生なので、こちらの学生も私の後輩と言えるでしょう。まだまだデッサンにも詰めが甘い部分もありますが、合格を掴み取った環境でこれからどんどん技術を磨いていって欲しいと思います。

毎年ミオスで後輩が生まれていくのを嬉しく思います。アトリエでは学校の課題の相談も受け付けているからね!(私以外の先輩もいるし!)みんな受験お疲れ様でした!   大竹

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