モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

4月も終わりですが・・・

2020-04-30 16:19:13 | 親子

本日は、親子クラス・春のワークショップでまだ掲載されていない素敵な作品をお届けします!こちらの共同作品は、3月末の桜が満開の時に、ジャストタイミングで製作した桜の木です。

まずは、参加してくれたお子さん達自ら絵の具を作りました。最初の写真は、すり鉢とすりこぎを使って、おままごとでもしているかのような写真ですよね!実はこれ、玉になった土を細かくしているところです。大体細かくなったら、さらにサラサラの粒子にするために、ふるいにかけます。3歳児にとっては、普段使ったことのない道具ばかりなので、興味津々でした!これで、下準備は終了。最後に、サラサラの土に水で薄めた糊を混ぜるのですが、糊の粘着力が加わることで画用紙に土が定着し、絵の具となります。

さて制作は、3人で1枚の大きな紙に、桜の幹と枝を描いていくのですが、手と腕だけを使って描くのでは木の長さが足りず、もはや全身を使ってのダイナミックお絵描きとなりました!力いっぱい筆を動かして描いたので、とても迫力がありますね。

桜の花は、赤と白の絵の具を混ぜて、好きなピンク色を作っていきます。程よく混色できたところで、まずはタンポで絵の具をポンポンと押して、蕾を表現。その後で、徐々に桜が咲いていくように花を増やし、ピンクの手形がいっぱいになったところで、満開になりました!

満開の桜が完成した後は、残り時間で個人制作。土絵の具に、花の色水も絵の具に加えて、お絵描きしました。花の色水は、画用紙に描いた後に少し色が変色していくのも味わいがあって綺麗でしたよ~(Eri Ito)

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GWいかがお過ごしですか?

2020-04-29 22:43:09 | アート・文化

デジタルな仕事には最低限しかやる気を出さない省エネ小原ですが、ブログ休みの水曜日なのにアップしています。皆様GWの計画はどのように立てられていますか?
私は小学校受験クラスの授業をユーチューブにアップを目標にして奮闘しています。(受験は待ってくれないので、もう省エネとか言ってられない!)が、知識と理解力が無く早くもつまずき気味。演劇サークル所属だった杵柄で、編集無しのぶっつけ本番で撮影してはいますが…
今のところ生徒役の出演者は、なんでも驚いちゃうムンクさん・メソメソすぐ泣くピカソちゃん・いつも不機嫌ゴッホ君。この子達キャラが濃すぎて使い辛く、何を演じさせてもギャグになってしまう。コント風で自分だけ楽しいんだけど、自己満足になりつつあり頓挫しそう。
しかしショボくても1つ位は完成させたいので、後に引けないようにここに書いてみました!有言実行なるか!?

休みを持て余している方に、ちょっといいなと思ったサイトをご紹介します。

パリにあるオルセー美術館へ行ったことのある方、ミオスの生徒さんなら多いのではないでしょうか?もちろん行った事のない方も楽しめるサイトです。
収蔵作品をオンラインで見られるのでワクワクします。こちら

ミュシャ作品の塗り絵を無料公開してあるサイトもいいですよ!絵を描く気分じゃなくても、塗り絵ならできそうという方は、ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?こちら

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二水会中止

2020-04-28 21:32:56 | 講師・生徒さん展覧会

オバラです。こちらのDMは、水曜午前クラスの生徒さん13名で行う予定だったグループ展の案内です。前回は2年前のちょうど今頃の季節に行いました。
以前にも書きましたが、展覧会を生徒さんだけの力でやることが、どれだけ苦労があるか!ちょっと書き出してみます。
13人全員で意見を出し、まとめ、期日・会場を決め、予約・抽選し、ギャラリー利用料を払い、DMとポスターをデザインし、印刷所に発注、誰が何点どの大きさの作品なら出せるか算出し、工具や文具を買い揃え(そもそも何が必要かも想像するのが難しい)、搬入し、レイアウトを決め、飾付け、照明の角度を変え、会期中の会場当番をし、作者がいない時にお客様が来ても作品の説明が出来るようコンセプトをお互い把握し合い、お祝いの頂きものを管理し(作者が不在の日に生ものをもらったりすると連絡や受け渡しが面倒)、ちょっと迷惑な人が来た時には不愉快にさせないよう適当な会話で切り抜け、搬出し、片付け、掛かった費用を皆で割り、反省会を開き、会期中にちょっともめ事でもあろうものなら今後の良好な関係維持のためにもフォローし合い…
ということ以外に当然、自分の作品制作や額装、タイトル決め、キャプション書き、友人知人にDM送付、来場頂いたお客様とはせっかくだからランチや飲み会をし、終了後にご高覧のお礼状を送り…
山のような仕事があります。もうヘトヘトです。それでもやり遂げた充実感は、何にも代えがたい嬉しい思い出となります。

しかしここまで完璧にやったのに、幹事の鈴木さん「グループ展開催に向けて万全の準備をして来ましたが、来場者と出展者の安全と安心確保を考え、誠に残念ですが今回のグループ展は中止と致します。」と3月末に苦渋の決断をされました。仕方のない事とは言っても、もうガッカリです。努力が無駄になる虚無感は、何にも充足できるものはないでしょう。私も無念であります。せめてこのブログが少しでも労いになると良いのですが。

どうか次がありますように…。
水曜午前クラスの皆様、気持ちだけは若く元気でいてください!年齢ではなく、気力です!大切なのは画力ではなく、制作中の高揚感!

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受験・構成デッサンワークショップのご報告。

2020-04-27 22:25:03 | 学生ワークショップ


学生クラス 受験/構成デッサンワークショップ

どうも幸介です!本日は、春休みに実施した中高生対象のワークショップの模様をお伝えいたします。
今回はボール(球体)と紙コップ(円柱)に加工が自由な折り紙の3点をモチーフに、組み方や構図の取り方など、基礎からのレクチャー。デッサン経験のある内部生も、改めてキチンと基本から学び直します。
美術系へ進学する場合、入試でのデッサンがある場合がほとんどですので、本番を意識しての制作となりました。

 皆黙々と制作しています。普段のアットホームな学生クラスから比べると、美大予備校のような雰囲気です。

そしてこちらの作品は、構成デッサンですね。四角に円の模様のついたコースターがモチーフ。そのモチーフが数枚ある想定でデッサンをします。もちろん、渡されるコースターは1枚だけ。画用紙内にどう配置したら美しい構図になるのか考えなければならない上に、何枚ならいいのか、数枚ある時に陰影はどう影響しあうのかなど、情景を想像して描かなければなりません。ただ単にバラバラと並べてもダメで、立体感を感じさせる・奥に抜けるような配置や、見せ場(描きどころ)となるような場所も作らねばなりません。

美術系の高校入試ですと、ここまでの想定が必要なデッサンはあまり出題されないかもしれませんが、美術大学となると、入試のデッサンにはこの「想定する」という事が求められることがほとんどです。モチーフが渡されない場合も当たり前のようにあります。つまり、入試までに何でも描けるようにしなければならないのです。今回のモチーフはコースターだったけど、ちょっと難しかったかな?

授業の終盤では、皆で作品を並べて講評いたしました。この「他者と比べる、講評される」というのが、描くことと同じくらい重要だったりします。上手い人から技術を盗めるし、自身に足りない技術を細かに指摘してもらえる、さらに他者と並べられることで客観的に自身の作品を見つめ直すことができます。

今回ワークショップを受けてくれたサイトの中から何人が美術系進学を志すかは分かりません。もしも本当に進学を考えているとしたら、今回の授業で学んだことを何度も反芻し、徹底的に描いて描いて技術を研ぎ澄ませていってほしいなと思います!

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スペースシャトルで宇宙旅行!

2020-04-25 23:11:09 | 幼児ワークショップ


連続企画第3弾となりました、旭です!ラストは幼児ワークショップ「スペースシャトルづくり」のご紹介です。
4月初頭のワークショップだった為、キャンセルが相次ぎ少ない人数での講座となりましたが、このワークショップは私が企画・試作・実行したので頑張りましたよ!

紙コップをつなぎ合わせてできるスペースシャトルは、そのままでは真っ白ですが、マジックで色をつけて、折り紙やシール紙を貼り付けるなど工夫をすれば、立派な工作になります。まずは恒例の10分お絵かきで宇宙飛行士を描く練習をします。人の体を立体的に捉えて描かなければならないので、首から肩にかけての繋がりや、まだあまり描いたことがない背中側から見た人間を描くいい機会になったと思います。宇宙服についている機械類にたくさん色を使って、「これは宇宙で宝石を集めるための掃除機だよ」「宇宙は寒いから赤いやつ(ヒーター)を背負ってる」など、宇宙服ですがそれぞれが思う宇宙旅行のための個性あふれるコスチュームになりましたね!
宇宙飛行士の絵が描けたら、スペースシャトルを作っていきましょう!

あらかじめ切れ込みを入れておいた紙コップに、ボール紙をX字に嵌め込んでスペースシャトルの骨組みを作っていきます(見た目としては、スターウォーズのXウィング・スターファイターに近いです)。紙コップの形を活かして、飲み口を後ろ向きにして接着することによってよりスラスターっぽさが出ますね!「自分の」スペースシャトルですから、前述の通り操縦するのも自分。透明なプラコップの中に紙人形を入れて操縦席にするので、お気に入りの服を着ている自分を描きます。ドレスを着ていたり、自分のイニシャルがプリントされたTシャツを着ていたり、「僕が私が大きなったら」が現れていてみんなかっこいいです。

生徒さんたちも、はじめは「宇宙船ってどんなのだっけ」「スペースシャトルってこんな形だったっけ?」と言ったような反応でしたが、お手本を見せて、「自分が宇宙旅行をするときに乗りたい飛行機を作ってごらん」と言うと、ワイワイと盛り上がってくれました。宇宙旅行なんてまだ誰も自由にしたことがないのですから、想像するのも自由です。速さを意識した青と黄色をたくさん使ったものや、ハートやダイヤ、宝石を散りばめたキラキラのもの、人気少女アニメのキャラの描かれたキャラ物スペースシャトルまで、心から子どもたちが「乗りたい!!乗って旅をしたい!!」と思えるスペースシャトルが完成しました。
自分のスペースシャトルを手に持って「ブーーン!!」「ゴーーー!!」と教室を走り回る生徒たち。私も昔はプラモデルやおもちゃを作ってはああして遊んでいたものでした。いつから自由に遊ぶことが恥ずかしいと思うようになってしまったのかな、なんてオッサン臭い感傷はさておき。生徒の皆さんがお家でもああして遊んでくれていたらとても嬉しいです。お家にあるもので簡単に作れて、飾ってもおけるスペースシャトルづくり、おすすめです!

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ぬいぐるみは大きめで

2020-04-24 23:29:36 | 小学生 工作

「ぬいぐるみ!?を、俺が教える!?」小原先生に渡されたカリキュラムを見て愕然とした旭です!特集第二弾ということで、だいぶ前のまだかなり寒かった頃の小学生クラス課題『ぬいぐるみ作り』をナツメ先輩に続きご紹介します。

皆さん、ぬいぐるみを作ったことはありますか?かくいう私はありませんでした。裁縫はせいぜいボタン付けとズボンの破れ直し程度しかやったことがなく、小学生のとき買ってもらった裁縫セットがいまだにピカピカです。(家庭科の授業でエプロンなどは作りましたが、あれは説明書付きでプラモデルみたいなものでした)
図面を描いて、布をどう裁断するか考え、チャコペンで印をつける。取り返しの効かない布を刻み、縫う。実際、個人的に絵を描くよりかなり難しいと感じました。
小学生はウサギ、ネコ、恐竜が好きですね。皆さんご存知でしょうか?男子もフワフワしたぬいぐるみは嫌いじゃない、むしろ好きなので、照れながら自分の理想のぬいぐるみを作っていきます。
しかし、ここで問題点が一つ。手がまだ小さい上に、洋服も小さいサイズのものを切って使うため、低学年の生徒さんたちは小さいぬいぐるみになりがちでした。しかし低学年こそ、大きいぬいぐるみの方が作りやすいのです。自分のこだわりがしっかりしている子が多いため、チャコペンで布にアタリを描くのも任せることが多かったですが、これはもう少し強引にテコ入れし、無理矢理にでも大きくするべきだった、というのが反省点でした。星形にする場合など、かなり大きめに作らないと星の先がうまく膨らまずしょんぼりしてしまったり、腕と足が細くなりすぎて、綿が入らなくなってしまったり。裏返して縫うので、どうしても端をぴっちり縫うことが難しい小学生には、元の布が小さい→縫い目でさらに小さくなる、という負の連鎖が痛かったです。どうか、思い描いていた完成像とそう変わりありませんように。


何はともあれ、玉結び、玉留めから学び始め、指を刺しあまつさえ隣の友だちを刺そうとしていた(わざとじゃないですよ!念の為)彼・彼女らが、一つのぬいぐるみを完成させたときの達成感たるや。うーん、個性が溢れてる。「猫に見える(?)けど尻尾が格納できる猫型の新生物」「腹にある栄養袋で飢えないウサギ(メダカの稚魚みたい……)」などの面白エピソードから、「自分の服を切って作るから自分の弟や妹みたいに見える」と、ぎゅっと抱きしめるというほんわかな感想まで。自分で縫ったからほつれやすいものも、直すことで愛着が沸くからいいですね。
着られなくなった服をリメイクして作るぬいぐるみ、いかがでしょうか?
というわけで特集第二弾、小学生クラスぬいぐるみ製作でした!最後まで読んでいただきありがとうございます。明日も是非お付き合いください!

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木炭は紙を彫る?

2020-04-23 21:50:29 | 小学生 絵画

旭です!今回は先週の一平先生特集に続き、三夜連続旭特集でいきます!どうぞよろしくお付き合いください!
第一弾は小学生クラスの木炭デッサンのご紹介です。個人的にはかなり面白い課題でした。


まず大人の目線からの面白さは『モチーフの豊富さ』です。剥製のキジ、カモ、牛の頭の骨、牡鹿の頭の骨の4種類でした。フワフワした羽毛の質感にチャレンジするか、ゴツゴツして凹凸の多い骨の質感にチャレンジするかが選べる題材でしたので、どれを選んで描いてもとてもいい経験になったと思います。
そして、子ども目線からの面白さは『戸惑いの連続』というところでしょうか。
普段触れることのない「木炭で絵を描く」というチャレンジがひとつめ。鉛筆より太くてまっすぐじゃないから持ちにくい。力を入れすぎると折れる。手が炭で真っ黒になるので、顔を触ると地獄。
ふたつめは「間違えたらパンで消す」こと。きれいに消えないし、パンだからボロボロ崩れて何度も使えない、「パンの耳は食べちゃっていいの!?」(図らずもおやつが増える)で気力回復。食パンの耳の部分は硬いので炭の粉を吸着してくれないのでいらないんですね。
さらに「紙が大きい」がみっつめです。写真を見ていただいてもわかる通り、小学生の体に対してはかなり大きめの紙を使っています。これは木炭紙というフランス製の専用紙で、炭の粒子の載りがとてもいい紙です。しかし、小学生のみんなには不評。手が届かない、紙に手を置くと絵が擦れてぼやけてしまうので、悪戦苦闘している生徒さんもちらほら。
などなどの前代未聞の事態の連続でしたが、モチーフをよく見て描いていましたね。


木炭で絵を描くのは、ペンや鉛筆で描くことと違い、輪郭を切り取るというより像を削り出す作業に近いです。細部より物体の面を意識して描くとうまくいく気がします。でも、「輪郭モード」(便宜上、鉛筆、ペン)から「面モード」(木炭、筆)に頭を切り替えるのは結構大変です。うすーくアタリをとったら、ぼやーっと広く物体を見て(近眼の方はメガネを外して見た感じ、薄目で見た感じといったら近いでしょうか)、優しく濃淡をつけていきます。
キジとカモは羽が重なった質感とクチバシの硬さを表現しなければならず、羽を細かく一枚一枚描くという几帳面な作業が求められます。牛の頭蓋骨は凹凸の表現を細かく追求しなければならず、白い骨だからといって白を残しすぎると重量感がなくなります。鹿の頭蓋骨は角と頭蓋の大きさ、色味の違い、骨の薄さなど様々なバランス感覚を求められます。
要するに、結構苦戦するモチーフだよ、みんなよく頑張ったね!ということです。しかしなぜこんなにディテールに言及したかというと、生徒の数が減少したため。この人数ならいつもより細部を厳しくしつこく指摘できるな、という方針のもと授業を行ったからでした。授業中何度も「飽きたー」だの「もうやだー」だの言っていた皆さん。なにも私は嫌がらせでやっていたんじゃないんですよ。


出来上がった木炭画たち。みんな「きれいに消えないから絵が汚く見える」と言っていましたが、そんなこと全然ありませんよ!モチーフの周りに黒く跡が残っていることがまた美しいと思います。頭蓋骨はただ写真で見るよりも生々しく、重い存在感を持つようになりますし、カモとキジは剥製なのに躍動感を感じます。何より、黒く塗り込められた怨念にも近い皆さんの思いが(私たちへの恨みかもしれませんが笑)、作品をより感慨深いものに変えてくれる気がします!


お家でトライするにはなかなかハードルの高い(激しく汚れるのでお母さんの許可が下りなそうな)木炭ですが、濃い鉛筆を長く削り芯をたくさん出し、寝かせて「面」を意識した描き方に是非トライしてみてください!モチーフは身の回りにあるもの、なんでもOK。消しゴム、カップ、ただの葉っぱなど。もしかしたら、新しい発見があるかも知れませんよ?

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パワフルな木炭デッサン

2020-04-21 21:40:13 | 小学生 絵画

自粛中、学校から送られてきた課題の量に慌てています。いつもは火曜小学生をお手伝いしています、学生クラスのカナホです。
今回は3月に行った小学生木炭デッサンの紹介です!
美術系の学校に通っている私ですら木炭デッサンはあまり経験がないので、小学生に至っては今回初めて木炭を触った子がほとんどだったのではないでしょうか?


木炭は樹木の枝や幹を棒状に加工し炭化させたデッサン用の画材です。(バーベキュー用の炭は固くて使えませんよ!)単色(黒)のデッサンの中では断トツに、濃淡の幅が広い明暗のグラデーションを自然に作る事が出来る画材と言えるでしょう。
とは言え鉛筆とは違い、触るだけで手が黒くなるし、食用パンを消しゴムとして使ったりするので、抵抗がある子もいるかと思いましたが、流石の小学生。汚れることなんてお構い無しに沢山モチーフ(牛骨やキジ)を観察して普段よりも倍近く大きい紙にガシガシと描いていきます。


最初はデリケートな紙の目を潰さないように、木炭のおしりの方を優しく持ち全体を描き進めていきます。(描くというより木炭を「乗せる」方が近いかも)
ある程度全体が出来て来たら、食パンや手の平を使って炭の黒を抑えグレートーンを作ったり、指の腹でこすって淡いグレーにし模様を作ったりするのですが、加減が大変難しい作業ですね。ここはやはり高学年が得意そうでした。
木炭は柔らかいので一気に広い範囲に塗れますし、筆圧が弱くても黒が強く出る画材なので比較的早く仕上げられますが、その分その場所、質感、明度に合わせ効果的に手を動かさなきゃいけないので、案外大変です…。
しかし大きい紙でタイトな時間制限もある中、手も顔も真っ黒にしながら、堂々と大きく手抜きをせずに描いている姿に感動しました。出来たデッサンはどれも迫力が感じられます。


私も今木炭デッサンで石膏像のモリエール(長髪のイケメンおじさん)を描いているので、子供達のように力強いデッサンが出来るよう試行錯誤していきたいです。
今は自粛ムードですが、家の中でも気を落とさず小学生ばりの元気パワーでこの状況を乗り越えていきたいですね!

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工芸的絵画「紅白梅図屏風」

2020-04-20 18:23:22 | 学生

今はお休みしていますが、木曜小学生クラスでアシスタントをしているリンです!今回は私が冬休みに訪れた旅行先で見た、尾形光琳の「紅白梅図屏風」についてお話しようと思います。
知り合いに岡本太郎美術館で学芸員をやっている人がいたので、小さい頃はその方に良く話を聞いたお陰か、太郎の作品が好きでした。(岡本太郎がわからない子は、渋谷駅にある大迫力の壁画を作った人だよ、と聞けばピンとくるのではないでしょうか。)
その時のお話の一つに「太郎は日本画家である光琳の影響を大きく受けていた」と言うのもがありました。私はその時から尾形光琳が気になっていて、代表作である「紅白梅図屏風」は特に見たくて仕方ありませんでした。しかしなかなか実物を見る機会がなく月日は流れ...ついに熱海のMOA美術館で見ることが出来たのです!

実際に作品を見てみると、日本画とは思えない迫力に圧倒されました。妖しく、今にも蠢き出しそうな川が中央に流れ、左右には凛と咲いた紅白梅が静かに佇んでいます。なんとも言えない独特な世界観に「凄いなぁ...」と鳥肌が立ちました。今まで見てきた日本画とは一味違う作品で、力強さが半端じゃありません。日本画らしい柔らかな印象とは真逆で、厳つく、堂々とした印象でした。(例えばヤクザの部屋に飾られているような笑)

何故私がこのように思ったか、それにはこんな理由がありました。
この作品は題名にもあるように、「絵画」では無く「屏風」です。そのためこれは絵画としてでは無く、空間の仕切りや風除けのためのインテリアとして造られました。よって絵画的であるというより工芸的な作品になっているのです。私は光琳が日本画家であるため、この作品も日本画(絵画的な作品)として見ていましたが、実は屏風(工芸的な作品)であったため、そこの違いでとてもインパクトを受けたのです。
(太郎は絵画的な作品だけでなく、椅子やオブジェなどの工芸的な作品を数多く造っています。そのため、工芸的な作品も造っていた光琳に影響を受けたのではないかと思います。)

最後に、私がこの作品で注目して欲しいポイントを紹介します。それは《川》です。
川と言えば一般的には「穏やかにサラサラ流れる川で、色は水色!」というイメージがあるかと思います。しかし、この作品の川は、黒を基調とし、銀の渦模様が描かれていて、禍々しいオーラを放っています。私はこんな風に川を表現する人を初めて見たので、とても驚きました。
光琳は、この作品にデザイン性を持たせるために、川を黒に銀の模様を加えて描いたのではないでしょうか?
川の違いにも、絵画的と工芸的との違いが関わってくるのです。

この作品は、何百年も前の人が描いたとは思えないほど格好良く、古さを感じない作品です。このブログを読んで、少しでも尾形光琳と「紅白梅図屏風」に興味を持ってくれた人がいたなら嬉しいです!自由に移動できる世の中になったら、ぜひ熱海のMOA美術館に行って本物の迫力にも触れてみてくださいね!

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工夫を重ねながら

2020-04-18 22:38:26 | 大人 油絵・アクリル


松野 油彩

桜は散ってしまいましたね、皆さま如何お過ごしですか。岩田です。

本日は、土曜日午前クラス(現在は休講していますが、ゴールデンウィーク明けから再開の予定です。)に通われている松野さんの作品をご紹介します。
うさぎ、鹿など動物をテーマに制作されることが多い松野さん。今回は馬をモチーフに制作をされました。

枚数は決して多くはないのですが、ご自身なりに工夫しながら描き進めることで確実に進歩を重ねています。
特に今回選んだ馬の写真は、朝もやの中を疾走しているような、不明瞭且つぼんやり見えている部分も多く、いつも以上に難儀している様子が垣間見えました。

青や紫といった寒色系の色を主体に光に満ちた背景が美しい色で構成されています。色の取り合わせや絵具同士のぼかし方にも気を配った感があります。

主役の馬に関していうと、走る様子を捉えたアングルが難しかったと思われますが、頭体合わせたバランスはやや頭部が大きい感は否めません。又、馬脚の構造的な視点でも更なる観察が必要でしょう。

とは言え、今回の作品も全体の流れで言えばスキルアップしていることは歴然で、何よりも良いことは、ご自身がとても楽しんで描いていることでしょう。
この調子で、焦らず腕を磨いていってください!

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白熱!鉄クズワークショップ!

2020-04-17 20:47:33 | 小学生ワークショップ

一平特集ラストです!3月に行われた小学生向け春休みワークショップの様子をご紹介します!

今回は絵里先生+幸介先生のアイデアで、主に鉄クズ(金属ゴミ)を利用して八百万の神様を作ろうというワークショップでした!僕も中学生の頃、幸介先生と他の先輩後輩と共に、パソコン二台を分解(破壊)して鉄クズで作られた巨大怪獣「ゴミラ」を何ヶ月も掛けて制作しましたが、今回はそこまで大きいものではなく、手のひらサイズ、大きくても小学生達の顔の大きさくらいのサイズでした。
自分で持ってきた壊れたオモチャ、キャスター、切れた電池など、もう使わない物とアトリエで用意した古いモチーフ(鉄クズや、貝殻・骨などの自然物)をグルーガンで接着させて、それまでゴミだったものに新たな命を吹き込みます。
グルーガンはプラスチックの芯を熱で溶かしてくっつけるホットボンドと呼ばれたりするものですが、これに慣れるために、まずみんなで洗濯バサミと針金で出来るバッタを作りました。虫が嫌いと言ってる子も関係ありません、これをやらないと火傷してしまうかもしれないので、ちゃんと教えます!

そしていざ、本番の八百万の神様作りですが、男子は、もういらないオモチャにネジなどを付けまくり、敵対心丸出しの兵器を作る子、壊れた泡立て器を広げてメカニックタコを作る子、ペットボトルにコンセントや小さい鎖など長いものを詰めて内臓のように見せた子など、マッドサイエンティスト的な子が多かった印象です…。(僕も同い年だったらミサイルを乗っけてしまうでしょう…)
女子は、貝殻を使ってカタツムリのような生き物を作っていたり、サンゴ礁のツノが生えている不思議な生き物を作ったりと可愛らしい小さめの物を作る子もいれば、外国のコインを守るための最強お賽銭箱を作る子もいました(ある意味ではこれが1番神様っぽい?)
男子はみんなとにかく攻撃的で、女子は自分なりの世界観を表現している印象でしたね!

最後に作ったものを机に並べて、自分の作ったもののテーマを発表してもらいました。「電気を食べる生き物」「宇宙船」「海の生き物」など色々なテーマがありました。(ただ攻撃的だったわけじゃないんだね…)
最初の方はグルーガン熱い!と言っていた子達も、最後の方は「もう終わっちゃうの?」「お母さんグルーガン買ってよ!」とまで言うほど熱中して作っていましたよ!大人から見たら一見ただのゴミでも、子供たちの手にかかれば立派な現代アート作品です!

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色んな角度で

2020-04-16 20:06:55 | 幼児

肩こりを最近実感しました、一平です!
今週は幼児クラス第二弾!本日は僕が担当させていただいた授業をご紹介します。
これは、僕が大学で勉強しているプロダクトデザイン(物のデザイン)からヒントを得た授業で、1つのものを、色んな角度から観察して描いてみようというものです。今回はその勉強として、僕の私物のスニーカーを持ってきて、みんなに描いてもらいました!

まず写真中央のようにスニーカーの横面輪郭に沿って切り取られた紙をスニーカーにカポッとはめます。そうすることで完全に横から見えるスニーカーになるので、子供達も奥に続く向こう側や角度を変に気にしないで描くことが出来ます。上面、底面も子供達の座高に合わせて台を下に置いて、真正面から見えるよう角度を調節しながら描いてもらいます。 

まず僕がお手本で描いてから、みんな描き始めていたのですが、あれ…みんな思ったより上手いぞ…?!子供達のテンションが上がるようにマイシューズの中で1番配色が派手なスニーカーを選んできたのが功を奏したようで、みんな楽しそうに色を塗ったり描いてくれていました。
横面、上面、底面それぞれみんな同じ靴とは思えないくらい自由な線で描かれていて(褒めてます笑)、普段僕らデザイン科の学生の「こことここの比率が違うからこれじゃ成立しない…描き直さなきゃ…」みたいな現実主義の感覚ではない、生き生きとした線に圧倒されてしまいました。デザインも、もっと自由であるべきですね。
目の前にある靴を描いたら次は、自分で靴をデザインして貰います!
授業の初めに、知識として足を支えるソール、足の甲を包み込むベロ、足の側面を包むアッパーなど基本的な事を教えてはいましたが、いざ自分でデザインするとなるとこれは難しいだろう、と思っていたんですが、みんなガンガン描き進めていく!
虹色にする子やローラースケート用の靴、自分の名前をローマ字で書いちゃう子など、本当に色んなスニーカーが出来ました。みんなにデザインを教えるはずが、みんなから自由さを教わってしまいました…なんだか悔しいです!

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思い出を形に!

2020-04-14 21:10:11 | 大人 油絵・アクリル


古谷 アクリル

続けて2日目、一平です!
本日は日曜クラス(今は休講していますが、ゴールデンウィーク明けからは再開するつもりですからね!)に通っている古谷さんのアクリル画をご紹介します!
今回は旅行で行かれたスウェーデンのストックホルムの写真を元に描かれました。思い出のある場所は描いていて楽しいですよね!
アクリル絵の具は発色が良く、乾いた後に塗り重ねる事が出来るので、水彩のような一度塗ったら戻せない or 塗り直したら汚くなる、というようなハードルの高さが無い、比較的扱いやすい絵の具です。「乾くのが早すぎるのがネック」「すぐ固まって使い辛い」という声もありますが、今は乾きを遅くする薬品なども売っているので、あまり不便に感じる事もなくなっています。ですので建築物などの直線的なものを描く時に、僕はお勧めしています。

この作品もアクリル絵の具の特性を生かし、並んだ建物の直線的なラインと鮮やかな青空がとても綺麗ですね。
絵のほとんどの部分が建物で埋まっていると、普通は動きのない無機物で冷たい雰囲気になってしまいますが、この絵からはむしろ穏やかなランチタイム、昼休み中に一人で散歩に出かけたようなほのぼのした暖かさを感じます。なぜ直線的な絵でも暖かく見えるのか?それはひとえに色彩のおかげです。
例えば本来ブルーは寒色ですが、よく晴れた空のブルーは肌に当たる太陽の暖かさまで感じさせてくれます。手前の建物のペールトーンのピンクも空のブルーのおかげで生ぬるく見えずにお互いの色彩を引き立てあっています。
ブルーは冷たい水や氷の色、赤やオレンジは暖かい炎や太陽の色といった、それ一色だと単純で固定観念的な印象に見えてしまう色も、組み合わせ次第でそれを見た記憶が思い出されたり、見てる人に様々な印象を与えてくれたりする深みのある色になります。
色彩は人の気持ちと強く関係しているので、色次第で同じ構図でも、人がいない寂しい雰囲気にもなるし、太陽が当たる暖かい昼の道にする事も出来るのです。
ちなみに僕はこの絵の色の組み合わせ方と真っ直ぐに引かれた建物の線や窓から、デザインの平面構成(丸や四角、参画などの幾何学模様を組み合わせ、綺麗な形、色彩を作るデザインの基本の型)のような魅力を感じます。僕の得意分野ですから、是非、今度挑戦してみて下さい!色の組み合わせ方や粗密の関係を勉強すれば、作品をよりアトラクティブに活かせると思いますよ!

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粉モン、ゲットだぜ!

2020-04-13 18:54:20 | 幼児

最近自分の絵をTシャツにしました、一平です!
なんと、今週は一平特集とのことで、4回連続でブログをアップさせて頂きます!よろしくお付き合いください。
今月は残念ながら閉鎖している幼児クラス、先月に僕が担当させていただいた回の様子をご紹介します!

今回作ったものは風船に小麦粉を入れる事で、不思議な感触が生まれるおもちゃです!(スクイーズという握って遊ぶおもちゃに近いです)

実は、授業の途中までこの制作物には名前が無かったのですが、授業が始まり僕が「これは風船に小麦粉を入れて作るんだよ」と説明を始めた途端、児童の1人が「じゃあ粉モンだ!」と素晴らしい名前を付けてくれました。最高のネーミングセンスですね。
粉モンに命を吹き込むには、小麦粉が必需品。みんな風船に漏斗を刺して、丁寧に小麦粉を注いでいきます。途中で空気が逆流し、小麦粉が宙を舞って顔や服が真っ白になってしまった子が沢山いましたが、みんな大爆笑でした。(お母さんたちはお怒りでしょうか…?)
そして風船に小麦粉をパンパンに投入し、口を縛れば、後は装飾です!
まずは目玉シールを貼って顔を作ります。大小様々な大きさの目玉シールを駆使していろんな表情が生まれました。2つ目だけではなく、1つ目や3つ目、目玉を縦に貼るなどだいぶモンスターらしくなってきましたね。
次に、髪の毛を作ります。髪の毛は毛糸を束ねて、切るとイソギンチャクのような広がった状態になります。それを風船の口の部分に縛り付けると完成です!毛糸にも色んな色味があったので、みんな違う見た目の粉モンが出来あがりました。
全て100均で揃うので、おうちでも簡単に作れます。装飾品も、リボンやモールなど色々増やしても可愛いですよ!

さぁ、粉モンを作って終わりではありません。今回のお絵描きは、自分で作った「粉モンと戦っている自分」もしくは「粉モンを召喚している自分」を描いてもらいました。みんな自分で作った粉モンは愛着いっぱいで可愛らしく丁寧に描いてくれました!戦っている時の剣や、召喚している杖もみんなこだわって描いていましたね。
帰り際に迎えに来たお母さんが「布団にぶちまけそう…」と仰っていましたが小麦粉はアレルギーがない限り有害ではないのでご安心下さい!(そういう問題じゃないか)

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ラスト遠足レポ

2020-04-11 21:53:29 | 小学生・遠足

遠足報告ラストの旭です。家にずっと篭りきりで口数も減り、うちの子鬱病になるんじゃないかと心配…という親御さん達の声から、実は不謹慎だとのご意見もあったのですが、日頃の気晴らしに遠足は中止にしませんでした!

溜まりに溜まった子どもたちのスタミナを消耗させるために、夢見ヶ崎動物公園に続く長〜い遊歩道(上り坂)では全力ダッシュでした。皆口々に「疲れた〜」やら「もう無理〜」と呟いていましたが、実は元水泳部で体力自慢の私の方が限界でした。ふとももがバキバキの筋肉痛です。運動不足も全部コロナのせいだ!!

私の担当は低学年男子でしたので、その様子をレポートします。低学年男子は多数決でヤギとロバをまずチョイス。

途中で雨が少しぱらついてきて、パニックになってすぐ止んだのにカッパを取り出したり、傘をさしたりしていたのが微笑ましかったです。持ってきた道具をせっかくだから使ってみたい気持ち、よーくわかる。でも絵は描こうね。

雨も小学生たちの熱気で一瞬で蒸発し、低学年男子たちは次は鳥類をロックオン。ペンギンとフラミンゴのどちらかを選んで描きます。フラミンゴはずっと羽に顔を埋めて寝ていて、小学生たちのやかましい元気な声かけにも反応なし。シマウマさんの方がサービス精神旺盛だったかも。さすが夢見ヶ崎の顔(?)。でも、膝のピンク色の関節、クチバシの曲がった形なども一瞬を捉えてよく頑張って描きました。ペンギンは私が「白と黒の色鉛筆かなあ」と初めに言うと、「クチバシの付け根にピンクあるよ」「なんか赤色の輪っかつけてる」といった、実物をよく見ていないと言えない感想も出てきたし、逆に私のアドバイスが彼らには幼稚すぎて、実物の影響力はやはり凄い!と感じました。

絵を描いて目が疲れたので、おやつタイムで糖分補給です。広場の桜吹雪でシートは彩られ、みんなでシェアしたおやつは格別でした。

軽めのおやつで体勢を立て直したので、工作です。紙コップ工作の詳しい形は一平先生のブログで語ってくれたので割愛します。

紙コップは曲線なので、低学年ではまだマジックを持つのが精一杯な手の大きさの子も多い中、先輩たちの助けを借りてぐるっとしっかり模様を描けていました。輪ゴムをピンと張るのはまだ難しかったようで、風もあったのでもうちょっと練習が必要かな??と思いましたが、投げるだけでも楽しめたので、「木の枝の間を通そう!」「高台の上に届かせよう!」といったように上手に遊べていたのが素晴らしかったですね!

さあ帰り、お家に帰ってぐっすり眠るためにさらに走ります(下り坂だからジョギングで)。おかげで帰りの電車では静か。たった2駅、寝られるほど電車は使わなかったのですが、かなり眠そうでしたね!みんな、よく眠れたでしょうか。

正直かなりタイトなスケジュールとなり、前日まで雨が降っていて天気は不穏で、「大丈夫かな?」と不安で仕方がなかった小学生遠足でした。しかし、バタバタと帰ってきて、元住吉駅で生徒が「疲れた……けど楽しかった!」と言ってくれただけで、疲れも吹き飛ぶほど嬉しかったです。どうか、皆のストレスがちょっぴりでも少なくなっていますように。みんな無事でいられることを祈っています。出来る限りの対策をして、こんな時期ですが楽しんで生きていきましょう。遠足に参加してくれた子どもたち、本当にありがとうございました!!

オマケ 遠足の反省会後は我々学生スタッフ6人とノリ先生・幸介先生で〇イゼリア食べ放題でした!ご馳走様でした!

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