モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

精神を浄化させる作用あり

2020-08-31 23:25:24 | 小学生 工作

オバラです。今回の小学生クラスのカリキュラム『絵本とその一場面の粘土立体制作』は、コロナ自粛が納まり学校が始まった頃からスタートしました。
それもあってか、何人かの保護者様より「うちの子の作品が異常な気がして心配です。大丈夫でしょうか?」と、相談されました。


子どもの描く絵には、潜在的な願望や不安を表現していることが良くあります。言葉には出さず、絵で自分の内面世界を外に表出します。
特におとなしく静かな子どもは伝えたい事があるのに伝える術が未熟な為、心の中に溜まった不満を絵を描くことによって発散させようとする、心の防衛機制をとると考えられます。


しかし、子どもの心を抑圧しているものが他にあるとしたら、それは何でしょうか?
コロナによる生命の危機を過敏に感じ取っているというよりは、親の過保護や過干渉が精神的に負担であることが多かったりします。
そういう家庭の子ども場合、不気味なものを好んで求める傾向が出て来ることがあります。

かと言って、それほど深刻に考える必要はありません。昔から子どもたちは多かれ少なかれ、そうした不気味なものを好む傾向がみられますので。


異常な精神状態に見える絵も、子ども達が大人になる為、アイデンティティ形成の一つの過程であると私は考えています。
倒錯した世界を視覚化することで、自身を肯定し分析し、葛藤を乗り越える方途を見い出そうとしているのではないでしょうか?
身代わりや厄払いとしての見方をして、ゆるーく見守っていこうと思います。

余談
実は私も1年生の頃、お岩さんの絵ばかり描いていた時期がありますが、恐怖を克服する為でした。夜中に一人でトイレに行けなくて母の事を起こすと、鬼のような形相でトイレのドアの前で待ち『オバケなんてなーんも怖ぐねっ!じぇに(銭)がねぇーのが、一番おっがねっ!』と言われ続けるのが怖かったからですw ね、不気味な絵を描いてても、心配いらないでしょ?(小原家の子育てが心配だってね!)

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実は6月からの制作!

2020-08-20 22:38:55 | 小学生 工作

大竹です。前回前々回のブログでは授業の様子が紹介されていましたので、今回は絵本や紙粘土人形の製作過程についてご紹介させて頂きますね。

コチラのブログにありますように、絵本や紙粘土人形製作の下敷きに人物クロッキーの授業がありました。子供たちが人を描いてみると、殆どの子が大体が頭が大きく、手足や体を小さく描いてしまいます。人の全身は頭7個分、腕は大体2つ分、足は3個分の長さがあります。それを踏まえて、ポーズを取る友達を見ながらスケッチしています。何枚か描いて練習したのち、そのスケッチを元に絵本の人物を描いていきました。

そして、その絵本のワンシーンを粘土で再現していきます。まずは針金を曲げて藁人形のような人形を作り、ポーズに合わせて腕や足を折り曲げていきます。そこに粘土で肉付けをしていき、裸ん坊の人形を作ります。肌の色を塗ったら、別の色付けした粘土で服を着せるようにペタペタ貼りつけていきます。事前に着彩した粘土を後付けで貼りつけていく事で、筆で服や肌の色を塗り分けるよりも、はみ出しの無い綺麗な仕上がりにする事ができます。最後に、釣竿や鞄などの小物をお菓子のパッケージで作ったら完成です!針金の芯が入っているので丈夫にできており、ほとんどの子が危うげながらも自立出来る人形となりました。

6月のクロッキーから始まり、2ヶ月に渡る制作となりました!アトリエの階段から窓際までズラリと並ぶ人形達が居なくなってしまうのは少し寂しいですが、次の油絵のカリキュラムによって今は壁一面がキャンバスで埋め尽くされております。是非他のクラスの方々も、毎週少しずつ進んでいく小学生達の油絵を楽しんでいって下さいね。

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こだわり

2020-08-18 23:10:10 | 小学生 工作

大人なのでアイスを13本食べます、一平です!
今回は昨日の受験生のトシくんに引き続き、絵本創作と粘土の紹介をしていきます!

大体の概要はトシくんが書いてくれた通り、自分で考えた絵本と、その絵本の登場人物を粘土で制作していくというものですが、この授業は絵も描くし粘土もするしで平面も立体も両方あり、子供達にとっては普段より脳味噌の色んな部分を使った授業だったように思います。自分で描いた人や動物を立体にするにはどうすればいいのか?自立させるには?武器を持たせるには?髪のなびかせ方は?服の作り方は? 先生と協力しながら色んな事を学べましたね!

腕が4本あるムキムキの怪人や某猫型ロボットにまたがる自分、釣りをしている貧乏人、原始人やドラゴンに乗る女の子まで、それぞれの子達に各々の世界観があり、それをどうにか粘土で再現しようとみんなとても頑張っていました。本当に個性的で見ていて飽きませんでした。

色の微調整をちゃんとする子がいたり、背筋の隆起を再現している子もいたり、大きい剣を持たせても倒れないような形を考える子もいたりと、みんな一人一人違ったこだわりポイントが感じられたので、親御さんには是非子供達にどこを頑張ったのか聞いてあげてほしいと思います!

僕もこの授業を小学生の頃受けましたが、「早く粘土作りたいのに、先生が絵にOK出してくれない!!」みたいな怒りを覚えた記憶があります。子供ながらに「やりたい事をやるには、まずやるべき事をやんなきゃいけないんだな」となんとなく学んだような気がします。ミオスの子達は間接的に社会勉強をしていますね。

僕は学校では主に立体物を学んでいるので自分で言っちゃいますが、この授業は子供達から引っ張りだこ!!鳴り止まぬ一平先生コールに酔いしれながら、僕の今持ち合わせているスキルを子供達に精一杯ぶつけました。みんな良いものが出来たんだからおうちに飾ってね!

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まるで本物の絵本作家

2020-08-17 22:20:10 | 小学生 工作

おひさしぶりです。トシです!アトリエミオスの太宰治です。
小学生クラスでは6・7月の2ヶ月掛けて、起承転結の4ページ絵本創作と、その登場人物の粘土の人形作りをしていました。

気付けば僕も17歳ですが、今日は僕自身も小学校五年生のときにやった同じカリキュラムについて、記憶をたどってみようと思います。

クソガキながら個人的には、比較的上手に出来た作品の一つとして印象に残っております。と言うのもデッサンや油絵のように「モチーフ見て!そっくりに描きなさい!」とか、そういう難しいロジカルやテクニック無しに、とにかく「自由」にできたからではないでしょうか。
自分で一から、ストーリーや構成を考え、それを起承転結の4コマに表す。絵の雰囲気も、ペンを使うのか、絵具を使うのか、パステルを使うのか、色鉛筆を使うのか、どういったタッチで描くのか。もちろん、人形もどのようなポーズや色付けをするのか、それら全てが自分で決めて作れる、まるで本物の絵本作家になったような気分です。こんな愉快な事はありません。

とは言っても子どもの頭の中なんてメチャクチャです。裸の少年がいきなり銃を持った姿に変身したりします。(実際、今回そういう作品があった。)
粘土像の方も、色使い、姿かたち、顔の表情、どう見ても非日常的です。エイリアン、ゾンビと言った感じです。大人から見れば、オイオイ、これはどういうコンセプトで作ってるんだ…と心配になりますが、本人たちは(少なくとも僕の記憶と経験では)、一生懸命、大真面目に作っているはずです。
まさに小学生たちの頭の中の空想を、努力で結晶にした作品なのです。

大人になるにつれて、これほど自由な作品を作る機会も想像力も、アトリエを含めても無くなっていくのではないでしょうか。
夢も希望も無い、受験生からすると本当に羨ましい、貴重なチャンスです。
少年少女時代の思い出として、是非、作品も大事に取っておいてください。

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小学生クラス6月の課題

2020-05-25 21:54:54 | 小学生 工作

いよいよトンネルの出口が見えて来ましたね!光が差し込んできたようです!
本日も小学生に向けたブログで失礼します。
「うちの子6月から復帰させます!」という小学生の保護者様から嬉しいメールが届き始めました。
『2月のぬいぐるみ』や『3月の木炭デッサン』が未完成のまま来られなくなり、アトリエに置きっぱなしの子も多いのですが、あまりに久し振り過ぎるので、続きをやっても新しい事をしてもどちらでも構いません。自分の好きに決めてください。

さて最初の授業は再会を祝し『友達クロッキー』をやりましょう!特徴を捉えるだけでなく、ポージングを工夫し、人間らしい動きを出すコツを学びます。
休み中に郵送した、スケッチブックを持って来てください。課題を描くのに全部使ってしまった子は、画用紙をあげますので大丈夫ですよ。

その後はクロッキーを活かし、動きのあるポーズを使って『起承転結の絵』を描きます。4コマ漫画のような少ないページで物語が完結するように考えましょう。『転』やラストの『結』でどんなドンデン返しが見れるのか楽しみです!アイデアが詰まった面白い作品を期待しています。

そして描いただけではもったいないので、7月の課題で『起承転結の絵を立体化』します。この写真は粘土で人形を作っていますが、お手紙で送った写真のような紙で立体を作ってもOKです。ほぼ自由課題なので、きっと楽しいですよ!モノづくりでストレス発散していきましょう!

お知らせ
・6月の持ち物は  筆記用具 / 黒の油性マジックペン / スケッチブックです。
・水曜日と木曜日の在籍数が多いので、この2クラスに在籍する児童は、6月のみ金曜日(16:30~18:00)に振替ができます。人数調整をしますので、事前にメールでお申し出ください。
・往復葉書をユーチューブでご紹介するのは、本日届いた分で終了します。まだ描いていない人は、動画にはしませんが是非送ってくださいね!

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ぬいぐるみは大きめで

2020-04-24 23:29:36 | 小学生 工作

「ぬいぐるみ!?を、俺が教える!?」小原先生に渡されたカリキュラムを見て愕然とした旭です!特集第二弾ということで、だいぶ前のまだかなり寒かった頃の小学生クラス課題『ぬいぐるみ作り』をナツメ先輩に続きご紹介します。

皆さん、ぬいぐるみを作ったことはありますか?かくいう私はありませんでした。裁縫はせいぜいボタン付けとズボンの破れ直し程度しかやったことがなく、小学生のとき買ってもらった裁縫セットがいまだにピカピカです。(家庭科の授業でエプロンなどは作りましたが、あれは説明書付きでプラモデルみたいなものでした)
図面を描いて、布をどう裁断するか考え、チャコペンで印をつける。取り返しの効かない布を刻み、縫う。実際、個人的に絵を描くよりかなり難しいと感じました。
小学生はウサギ、ネコ、恐竜が好きですね。皆さんご存知でしょうか?男子もフワフワしたぬいぐるみは嫌いじゃない、むしろ好きなので、照れながら自分の理想のぬいぐるみを作っていきます。
しかし、ここで問題点が一つ。手がまだ小さい上に、洋服も小さいサイズのものを切って使うため、低学年の生徒さんたちは小さいぬいぐるみになりがちでした。しかし低学年こそ、大きいぬいぐるみの方が作りやすいのです。自分のこだわりがしっかりしている子が多いため、チャコペンで布にアタリを描くのも任せることが多かったですが、これはもう少し強引にテコ入れし、無理矢理にでも大きくするべきだった、というのが反省点でした。星形にする場合など、かなり大きめに作らないと星の先がうまく膨らまずしょんぼりしてしまったり、腕と足が細くなりすぎて、綿が入らなくなってしまったり。裏返して縫うので、どうしても端をぴっちり縫うことが難しい小学生には、元の布が小さい→縫い目でさらに小さくなる、という負の連鎖が痛かったです。どうか、思い描いていた完成像とそう変わりありませんように。


何はともあれ、玉結び、玉留めから学び始め、指を刺しあまつさえ隣の友だちを刺そうとしていた(わざとじゃないですよ!念の為)彼・彼女らが、一つのぬいぐるみを完成させたときの達成感たるや。うーん、個性が溢れてる。「猫に見える(?)けど尻尾が格納できる猫型の新生物」「腹にある栄養袋で飢えないウサギ(メダカの稚魚みたい……)」などの面白エピソードから、「自分の服を切って作るから自分の弟や妹みたいに見える」と、ぎゅっと抱きしめるというほんわかな感想まで。自分で縫ったからほつれやすいものも、直すことで愛着が沸くからいいですね。
着られなくなった服をリメイクして作るぬいぐるみ、いかがでしょうか?
というわけで特集第二弾、小学生クラスぬいぐるみ製作でした!最後まで読んでいただきありがとうございます。明日も是非お付き合いください!

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裁縫も芸術⁉

2020-03-05 22:11:44 | 小学生 工作


お久し振りです、ナツメです。
今回は小学生クラスの2月のカリキュラム、ぬいぐるみ作りのご紹介をします。
最初に何を作るか設計図を描いて、小さくなって着られなくなった洋服や、余り布などを家から持ち寄って製作しました。柄がきれいに見えるように布を切るなど、工夫を凝らしながら思い思いに作っていてとても楽しそうでした。思い入れのある服の話をしてくれた子もいました。お別れする運命だった服に再び命が宿りましたので、ぜひ末永く仲良くして下さいね!


昨年までお裁縫をする部活に所属していたので、教える側の私もついつい張り切ってしまいました。おぼつかない手つきにハラハラすることもありましたが、流石と言うべきかみんな手作業に慣れていて、そんな不安もすぐに消えました。作るものも幅広く、(実は毎度のことなのですが)小学生の発想から学びを深めることも多かったです。縫い物のカリキュラムはあまり行われませんが、手芸という観点でものづくりに触れる良い機会になったと思います。
皆さんも学校が長い春休みになってしまったので、空いてる時間があったら家で作ってみてはいかがでしょうか?

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創造力大爆発!

2019-12-12 23:37:03 | 小学生 工作

こんにちは!木曜の小学生クラスをお手伝いさせて頂いている、リンです!
火曜のカナホさんに続き、今回は粘土のカリキュラムについてお話します。

前回の水彩画のカリキュラムは決められた題材がありましたが、今回は自分で作りたいものを作ることが出来たため、小学生たちの創造力爆発!!みんな個性豊かな作品ばかりでした。

生徒たちを見ている時に、ふと自分が小学生の頃だったらどんな作品を作るかなぁ、と考えました。私はあまり冒険するようなタイプではないので、きっと決められた板の中に綺麗に収まるように作っていたのかなぁ、と思います。
けれども小学生たちを見ていると、中には「私じゃ絶対作らない!!」と思うような、奇抜で、不思議、でもとても格好良い作品があります。例えば、大体は板の上にオブジェを乗っける子が多いのですが、板いっぱいに粘土を貼り付け1匹の生き物にする子もいます。そんな作品を見ると、どうしても褒めまくりたくなっちゃいます。(多分自分じゃ作れないからですね笑)

粘土は、水彩画や彫刻刀などとは違い、自分の手そのものが道具になるので、子供たちは自分の表現したいものが、表しやすかったのかなと思います。そのため本当に色々なテーマの作品で溢れていて、見ていた私もとても楽しかったです!!

さて来週は、一年で一番楽しいと評判のカリキュラム【食べられる工作inクリスマス会】です!私は保育園時代からミオスに通っているので(今は火曜学生クラスに在籍しています)、クリスマス会に参加するのも12回目位でしょうか?
今日は小学生クラスの授業後に、来週のパーティー用にアトリエ内を華やかに飾付けして来ました!飾付けのモチーフの中には、私も小学生時代に作らせてもらった数々のオーナメント(先生が作った見本)も入っていて、懐かしい気持ちで一杯になりました!(でもきっと毎年それらが飾られているのでしょうが、クリスマス会の当日は、普段とは違うテーブルクロスのひいてある机上のお菓子の山に目を奪われて、気付いていなかったのかも笑?自分で飾付けして初めてちゃんと見るモチーフの数々に、写メを撮ってしまった程です。ノリ先生が海外旅行の度に集めてくると言う、珍しい海外のオーナメントが色々ありました!)
皆さん風邪で欠席などならないように気を付けて!

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ジオラマの世界

2019-12-10 23:27:22 | 小学生 工作

こんにちは!火曜小学生クラスをお手伝いさせていただいています、かなほです。
小学生クラスは「難しい…」「やりたくない…」と言う子もいた水彩画の模写がようやく終わり、楽しい粘土の時間が始まりました。

今回はカラー小麦粘土と、きめ細かくなめらかで伸びが良いハーティーソフトという1個600円もする樹脂粘土(?)を使い、長方形の板の上に各々好きな世界を作り上げます。「好きなものを作っていい」と言われた子供達は、水彩で鬱屈していたせいか?キラキラとした目でどんどんと制作していました笑

さて、まずは作りたいものをイメージして、それに合った大きさや色の粘土を手の上でムニムニとした独特の粘土の感触を感じつつ、自由自在に形を作っていきます。

中には針金や爪楊枝で支えて制作物を立たせたり、サンタさんの足跡を残すために粘土に鉛筆を押し当てたり、のり先生考案のラーメン製造機(?)を使ってみたり…!様々な方法を試して作っていきました。

恐竜や動物園、水族館、乗り物、食べ物(特に寿司が人気ーたぶん土台にした板が、高級寿司店の寿司下駄に似ていたからでしょう)、サンタさん、来年の干支のネズミ・・・などなど十人十色な作品が次々に出来ていく様子は見ていてとても楽しかったです。

次作る時は小学生クラスで1人1人作ったものを合作して、1つのものを作ってみたいなー(大きいお家とか町など)なんて思いました!

来週は待ちに待ったクリスマスパーティー♪
私は普段日曜学生クラスに通っているのですが、子供達にきちんと教えられるように、今度の授業中に一足早く【ブッシュド・ノエルケーキ】を作って予習しておきますね!

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刃傷、ささくれ、御用心。

2019-10-26 23:02:39 | 小学生 工作

 旭です。ここ1ヶ月は展覧会のお手伝いをするのが主なお仕事ですが、展覧会を準備する側に立って初めて、下準備の果てしなさに驚きを隠せない私です。小学生の頃は、出展した作品に感想のお手紙くるかなあとか、誰にお手紙を送ろうかなあ、くらいしか考えていなかったのですが。

さて、9月から10月の2ヶ月間、木曜小学生クラスをお手伝いさせていただきましたので、自画像木版画の紹介です!加余子先生がかなり詳しく書いてくださったので、私は感想と、木曜クラスのみんなの様子を短めに書かせていただきます。

小学生とって、彫刻刀はまさに魔法のアイテム。消しゴムはんこを作ったり、木彫りに挑戦してみたり、机に穴を開けてみたり。それは置いておくとしても、木を掘る時のシャリシャリッという軽快な音、左右反転で掘るむずかしさ、刃物を持つ、なんていうちょっとワルっぽい響きまで、子供心をくすぐる一大秘密道具でありました。

しかし世の常として、便利なものには危険がつきもの。怪我をする子が出るわ出るわ……。最初は「アトリエで怪我する子が出るなんて!!」と恐れおののいていたものですが、何度も怪我をして次の週もまた怪我をする、しかもピンピンしている彼らを見ると、「アトリエで怪我したとき、ノリ先生に『自業自得!!』って怒鳴られたのはこういうことだったのか」と、しんみりします。自慢げに「怪我しちゃった〜」などと傷を見せつけてくる者までありました。

怪我をしないに越したことはないのは間違いないです。でも、彫刻刀を見ること自体が初めてという子もいるので、こうやって学んでいくという側面もあるのかな、とも思います。公園で遊んでいて、転んで擦りむいて、だんだん強くなっていく。自画像の完成度を見ても、彼らの成長スピードには、指先の切り傷なんて相手にもならないようです。

さて、自分の監督不行き届きを棚にあげて、わかったようなことを述べた私ですが、みんな大きな怪我はなくて本当によかった……!全クラスで合計3人病院送りにしましたが(聞こえが悪い!展覧会前の大事な時期なのに!!)、「次怪我したやつは傷口をホッチキスで縫い合わせるぞ!!」などと平気で言うあたり、ノリ先生化が始まっている旭でした。木曜クラスは今月でお手伝い終了ですが(来月からは水曜クラスにお邪魔します!)、展覧会にも会場当番としてちょこちょこ顔を出しますので、皆さんまたお会いしましょう!!

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小学生版画も展示します!

2019-10-25 22:02:42 | 小学生 工作

大竹です。今年の展覧会では小学生の版画も全員分展示します!

 私は5年間ミオスで講師アシスタントをしてきましたが、実はスタッフとして展覧会への参加は今回が初めてです。前回の生徒作品展の時は教育実習と重なってしまった為、全く手伝えませんでしたので、ミオス生徒時代の出品者としてではない参加は今回が初めてとなります。

私は幼児クラスの展示を担当しておりますが、裏方がこんなに仕事が多いとは思いませんでした。どう並べればより作品が良く見えるかを展示スペースの制限を考慮しながら決めたり、作品を吊す為にグリップをつけたりヒートンを挿したり地道な作業が多いです。
学生クラスの子達も、材木を切ったり、組み立てたりの大工仕事の助っ人として、何人か手伝いに来てくれています。
来週には搬入・展示作業が待っていますが、大忙しと聞きします。その大変さの陰に、毎回学生アシスタントさん一人が耐えられず、展覧会後に辞めてしまうというジンクスがあるとかないとか一体当日はどんな嵐が待っているのでしょうか?

と、なんだか不穏な文章になってしまいましたが、生徒の皆さんは展覧会を楽しんで頂けましたら幸いです。是非、ご家族やご友人の方もお呼びして作品を見てもらいましょう。
小学生達が指を切りながらも一生懸命彫りきった版画も圧巻ですよ!

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大変のその先

2019-04-26 21:37:05 | 小学生 工作

今年の夏はカッコいいビーサンが欲しい、一平です!
今回は小学生クラスの靴の紹介と、僕が大学で制作したものがちょうど靴のデザインだったのでそれの紹介をさせていただきます!
この工作はみんな自分で色や付属品などを決めなければならない、まさにデザインのようなものだったと思います。靴紐まで自分でチョイスする、ある意味ではかなり現実的な授業でした。自分の履いている靴を作っている子もいれば、自分の好きなものを靴の形に落とし込んでいる子も。毎日触っている靴や毎日好きで眺めているものでも自分で作るとなると意外と難しいものなのです。
でもそんな難しいなかでも彼らは「これは青がカッコいいから選んだんだ!」「ここに紫の方が良くない?」などそれぞれ自分なりに考え、素晴らしい靴達が出来上がりました。男子は自分の履いてきた靴を忠実に再現しようとする子が多く、女子は自分がオシャレだと思う、可愛らしい靴を作っている子が多かった印象です。

難しい授業だった分、物作りの大変な事のその先にある楽しさや達成感が、普段よりも多く味わえたのではないかなぁと思っております!
ここからは僕が大学でやった事を紹介させていただきます!
ご存知の方もいるかもしれませんが僕は現在、多摩美術大学のプロダクトデザイン専攻に通っています。要はモノのデザインを学ぶ所です。

そして今回の課題は自分でコンセプトを決め、スケッチを描き、靴を作れというものでした。(小学生の靴作りが始まる前にやれれば良かったのに!)

なので僕はチューリップのように優しく包み込んでくれるシューズを提案しました。自分では動けないチューリップなどの花を、動き回るための靴というものに落とし込んだ時のギャップが面白いかなと思ったからです。と、口では簡単に言っていますが全て自分で決めなければならなかったので自問自答の繰り返しでした。自分の好きなものと、加えなければならない機能などの要素を、うまく掛け合わせるのがとても難しい課題でした。

こちらは僕の友人達の作品と僕の靴を作るにあたってのスケッチです。ゴムに塗装したり、和紙を染めたり、はたまた枝を張り巡らせたりなど、選んだコンセプトによってみんな表現方法が違いました。ちなみに僕は花びらの微妙な厚みを出すため薄いスポンジに布を貼って表現しました。(左の上の黄色いのが僕のです!)スケッチは見た目だけでなく機能性も考えながら描いています。自分が考えたものがしっかりと形になると、それまでの苦労やら大変さやらそんなものは忘れてしまいます。みなさんもそんな経験があるのでは!?
かなり悩んでしまいましたが、そんな時小学生のみんなの純粋な「こっちの方が可愛い、カッコいい!」といった率直な意見(本能?)を思い出したら、もっと楽に考えようと少し冷静になれました。みんなありがとう!!

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靴完成!!

2019-04-22 20:47:44 | 小学生 工作

 どうも幸介です!本日は先週に引き続き、小学生クラスの靴の工作の完成報告。上の画像は7年前に僕の作った見本の工作です。これだけ年月が経っても全然大丈夫!!みんなすでに完成した靴は持ち帰ったかと思いますが、ぜひペン立てにしたり、わざと廊下に置いて家族を騙したり(親御さんに「こんなとこに片方だけ脱ぎっぱなしにして!」って怒られるかな?)、家でも飾ってみて下さいね!

 こちらは月曜クラスの写真。高学年も多かったクラスですが、低学年と高学年の靴の大きさを比べると差が凄いですね!!6年生なんかはほぼ大人と同じくらいです。

ここのところクレヨン画やデッサン、自画像と、しっかりと平面作品を作ることが多かった小学生クラス。久々の立体工作は楽しかったんではないでしょうか。靴のデザインも自由に考えられるし、実際履く事もできるし、それぞれの足型(魚拓ならぬ足拓!?)も付いてますので、いい記念にもなりますね!!

実は今回の課題、工作において重要な「折る、立てる、曲面を作る」などの技術的な部分も学べる課題でした。とくに紙で曲面を作る方法などは、学校の図工の授業などでも役立ちます。今回の工作で習った技術を、しっかりと覚えておいてくださいね!!

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靴屋ミオス!

2019-04-19 01:56:10 | 小学生 工作

 大竹です。引き続き、小学生クラスの靴工作についてご報告させていただきます。

今回の工作は、実際に子供達の足跡を取ってから靴底を作った為、ほぼ実寸大の大きさとなっています。アトリエにみんなが入ってきた瞬間「靴を脱げ~~!!!靴下もだ~~~!!!」と裸足になってもらい、黒い絵の具を足の裏に直接塗りたくり、画用紙の上にポンポンと足スタンプを押していきます。画用紙を足の形に合わせて切った後はポリエチレンボードに貼り付けます。完成後は靴の裏に靴底の代わりに貼り付けてあるので見てみて下さいね。結構、人の足って大きいですよね。だいたい、足の長さは手首から肘までの長さや、頭と同じくらいの長さがあるんですよ!

靴紐代わりの毛糸も、本物の靴紐と同じように穴に通して結んでいます。この穴の通し方に苦戦している子もいました。穴の部分もただ穴を開けるだけではなく、穴の縁をハトメパンチで補強してあります。この金属の穴によってグッと靴らしさが出てきますね。マジックテープの止め具やかかとのタグなども細かく再現しています。靴の中もしっかりと塗ってありますね。見本の靴を見ながら作る子や、自分の名前をロゴのように入れてアレンジしたりと、一人一人個性のある靴が出来上がりました。並べてみると、まるで靴屋さんのようですね。

数年後、この靴を見た時に「あの頃はこんなに足が小さかったんだなあ」としみじみしてくれるのを今から楽しみにしております。 

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I'll be back

2019-04-18 23:57:10 | 小学生 工作

聡です!今回は小学生クラスの3月の課題であるオリジナル靴作りの報告と、大学受験でミオスに来れなくなってしまうので、そのお別れの言葉を書かせていただきます。今回の始めは、先生の作ったお手本と同じように紙を切り、ボンドで貼り合わせて靴のベースの形を作りました。タコの足のように切って丸くなるように貼ったり、切り込みを入れて形を変えたり、目からウロコな工作の仕方がいくつもあって、紙の加工の仕方のレパートリーがとても増えましたね。ベースができてくるにつれて、靴の形に近づいていって、自分で履いてみたりしてみんな楽しそうでした。ベースの土台になる自分の足型を作るときはくすぐったくて楽しかったですね。足の踏みつけの強さでしぶきが舞ったりして、それぞれ個性的な足型の人もいました(笑)。靴のベースが出来たら、細かいパーツなどを貼ったり、切り込みを入れて形の微調整をして、靴の特徴を掴んで本物に近づけていく仕上げの作業です。靴のテープをつけたり、模様を切って貼ったりしていきました。その上から絵の具で色と細かい模様を描いて完成です!

僕は3月いっぱいでミオスから去ってしまったので、みんなの靴が完成したのをほとんど見ていないのですが、途中でもすでに靴そのものだったので、きっと素晴らしい作品が出来上がってることでしょう!普段の絵画制作とは違い、実際に使っている道具を作ると言うのは、とても難易度の高いことで、普段より達成感があったのではないでしょうか。実際の物を見て、コピーするのは絵を描くことも同じなので、ペーパークラフトの技術が身についただけでなく、普段の絵画制作にも変化があると思います!

さて私、高木聡はアトリエ・ミオスを長期でお休みさせていただきます。高校3年生になり、受験に本腰を入れるためです。私が受ける大学は東京藝大一本!落ちたらもう一年!そんな茨の道でパワーアップしてミオスに舞い戻ってきます!それまで僕のことを憶えていてください(笑)。

小学生クラスの皆さん、保護者の方々、僕が生徒として通っていたクラスの方々、アトリエ・ミオスの関係者の皆様、一年間ほんとうにお世話になりました!ありがとうございました!この一年色々なことがミオスで学べました。これからももっと勉強していきたいと思います。それではしばらく、さようなら!

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