モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ジオラマボックス・応用編

2021-06-18 20:08:58 | 小学生 工作


左/手前にピントを合わせました   右/奥にピントを合わせました

大竹です。最近は蒸し暑い日が続いて参ってしまいますね。
2度あることは3度ありますが、さらに4度目のジオラマ制作ブログです。
上記の写真は私が過去に発案した時のジオラマボックスです。これを元に、子供でも作りやすいようナツメ先生と改良を重ねて今回の制作となりました。原案はティッシュの箱でしたが、今回は工作用紙を使い箱にしていたり、木は一度クシャッとシワをつけてより木肌らしさを出していたり…その他細かい部分をアップデートしておりました。

このジオラマボックスですが、実は森以外にも様々な物に応用できます。例えば、地面から奥にかけては車道と歩道、左右はお店、木の代わりに看板や標識、動物の代わりに大人や子供を並べれば街のジオラマボックスが出来上がります。都会のコビトの気分を味わえますね。
更に更に、横の奥行きだけではなく、上下の深さを出し深海なども作る事ができます!箱を奥に行くにつれて背が高くなる様に設計し、奥には海底と水面を描きます。水面から差し込む光や魚影を描き込み、上から紐で釣り針などを垂らしても面白いと思います。動物達は魚やダイバー、アリエルの様な人魚などを描いても良いですね!遠くには小さくサメを作り、近くには大きく小魚やヒトデを作り、木々はサンゴや岩、海藻などを配置すれば海底の出来上がりです。箱の覗いた時の気分はなんでしょうか…コビトだと溺れてしまうから、カニ?

制作前に学んだ空気遠近法や一点透視法を活かせば、森だけではなく様々な場所のジオラマボックスを作る事が出来ますね。工作だけではなく、絵画制作の方でも遠近法を活かしていってもらえたらと思います。近くのものは大きくハッキリと、遠くのものは小さく薄く!ジオラマを作りながら覚えてくれたかな?


今回、小学生にあげたプリントです。余っているので、大人クラスの生徒さんでも欲しい方は声を掛けてくださいね。

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覗き込まないと見えない世界

2021-06-17 22:42:10 | 小学生 工作

一日に飲む水の量が倍くらいに増えています、ホノカです!

今回のブログでも昨日、一昨日に続き小学生クラスのジオラマ制作の様子をご紹介します!ジオラマの詳しい作り方はナツメ先生のブログに、一平先生のブログには制作の際の難所が紹介されているのでそちらも併せてご覧ください。

ジオラマはまず背景になる森の風景・動物を描き、厚紙を組み立てた箱に配置していきます。この背景は見本を見ながら水彩で描いていくのですが、先月描いた自画像で水彩に慣れたのかとても細かく丁寧に描けていましたね!背景の紙はハガキサイズの小さなものでしたが、「空気遠近法」を意識した青色や「一点透視図法」の構図などに気をつけていたので、自分でもびっくりするくらい上手くかけたのではないでしょうか?

また一平先生も話していましたが、背景をクリアしても動物たちの配置という難所が襲いかかります。単品では違和感のない大きさでも、他の動物や色画用紙で作った木、背景までの距離との兼ね合いで動物が大きすぎた!や逆に小さすぎた!という声も多くあがりました。確かにここが一番の難所ですが、大き過ぎるものは覗き穴のかなり近くに配置したり、木に重ねて置いたりと工夫してバランスの良い配置にしていきました。

そしてこのジオラマの面白いところは上から見ても何も分からないところです。箱に開けた覗き穴から覗くことで自身がコビトになったようになれるので、上から見ても木が邪魔をして森の中の様子は分かりません。この影響()なのか、とあるクラスでは3年生の生徒が「みんなで交換して見せ合おう!」と提案し、高学年や低学年に関わらず作品を見せ合っている姿に、我々講師陣は涙がちょちょぎれ、あのノリ先生も思わず感涙していました。

久しぶりの立体工作だったので自画像の時に見せた静かさとは正反対の賑やかなアトリエに戻りましたね!その楽しみながら作った気持ちも作品にしっかりこだわりとして現れているのでもっといろんな人に見せびらかしてあげましょう!

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おうちにジャングル!

2021-06-15 21:20:35 | 小学生 工作

いくら寝ても眠いです、一平です!
本日は昨日に引き続き小学生クラスのジオラマ制作をご紹介します!とは言ったものの僕は今回あまり小学生クラスのお手伝いは出来ず、かる〜く見本を作っただけなのでそちらを中心に書いていこうと思います。

左上の写真、大きなワニとかなりちっちゃめのワニがいます。これはどちらも僕が作った見本なのですが、まず大前提として今回の工作は、遠くに大きい動物(ワニ、クマ、シカetc)を配置し、近くに小さい動物(ウサギ、リス、タヌキetc)を配置しなければなりません。覗いた時の遠近感をより強く感じさせるためです。
ここでややこしいのですが、大きい動物は遠くにいるため小さく作らなければなりません。そして小さい動物は近くにいるので大きく作らなければなりません。大人でもややこしくなってしまうこのシステムに僕はまんまとハマり、写真の大きい方のワニを最初に作り、小原先生に「どう考えてもデカすぎるだろ!船よりデカいぞ!立体的に作るのが面白くなっちゃった自己満足じゃねーか!作り直せ!」と作り直し命令を出され、子供でも作りやすい、かつかなり小さめに作ったのが写真の小さい方のワニちゃんです。

苦戦する大人が大量発生している(僕やナツメ先生、もしかしたらホノカ先生も?)中、子供たちもかなり悪戦苦闘。クマがとんでもなく小さくなってしまったり、リスを大きく作りすぎて怪獣のようになってしまったりとてんやわんやでした。
ですが苦労して作った時の達成感は格別ですし、その作品への愛着はより深いものになります!それを証拠に出来上がった瞬間ず〜っと中を覗き込んでいる子が多発!壊れないように大事に扱って下さいね!

今現在、某スポーツメーカーの最終面接の準備でドタバタとしているのでこの辺でブログは失礼いたします!最近なにかと忙しくて1週間がホントに一瞬なのですが、頑張ります!

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コビト気分を楽しんで

2021-06-14 21:31:39 | 小学生 工作

暑さはまだまだこれからですがこれ以上薄着にできません、ナツメです。
5月の小学生クラスのカリキュラム、「ジオラマ遠近ボックス」をご紹介します!
ティッシュ箱サイズの箱に開けた穴から中を覗くと、自分がコビトになって森に入り込んだように見える装置です。

どうですか?薄暗い森の中を冒険している気分になりませんか?
それではカンタンに作り方を説明します!

 ①背景を描く
まずは1番奥に貼る森の風景を描きます。
背景は【空気遠近法】と【一点透視図法】という2つの技法を使います。
【空気遠近法】は、奥になるほどぼんやりと薄く、青みがかるように描くテクニックです。
【一点透視図法】は、中央に消失点という場所を作り、そこに向かって奥のものを小さく描くテクニックです。(逆に言うと、一点から放射線状に大きくしていく)
これらの遠近法を組み合わせて更に奥行きを出します。

 ②動物を描く
次に森の動物達です。
クマやシカなどの本来は大きい動物を小さく、リスやウサギなどの小動物は大きめに描きます。
小さく描いた大きい動物は奥に、大きめに描いた小動物は手前に配置することで、遠近感を強調します。

 ③木をつくる
茶色の画用紙を丸めた幹に、緑の画用紙を円錐状にした葉(樹冠と呼ぶそうです)を貼り付けます。木も大中小、と大きさを変えます。(箱ができたら動物同様、手前に大きな木、奥にいくにしたがって小さな木になるよう配置)

 ④箱を作る
工作用紙で箱を作ります。
箱に覗き穴を開けるのですが、ここが一番重要です!面の下の方に穴を開けます。覗いた時に、森を下の方から見上げるようにする為です。(コビトの視線)
地面となる黄緑色の画用紙を貼り、下草やキノコなどを生やし、風景の絵と動物、木を組み合わせて完成です!

今回、ジオラマ本体の試作と、背景・動物の絵の見本を作りました。
特にジオラマはリテイクに次ぐリテイクを重ねた挙句、最終的にはカリキュラムの発案者、カヨコ先生の力添えのお陰でなんとか完成したもので、ノリ先生が小学生に「ナツメ先生の本気だよ!」などと言っているのを聞くと肩身が狭かったです(汗)子ども達が見本を覗いて「わぁーっ!!」と感動してくれたので報われました。カヨコ先生、ありがとうございました!
とにかく工程が多いので授業もてんやわんやでしたが、倒木を置いたり枝を作ったりなど、それぞれ考えて工夫している様子が見られました。おうちでアレンジした作品を作ってみてもいいかもしれませんね。
コビト気分、楽しんでね!

そして来週から、毎週水曜日が私のブログ担当になります。しばらくミオスのブログは水曜日がお休みでしたので、ぜひ忘れずに水曜日もチェックしてもらえたら嬉しいです。お楽しみに!

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粘土比べ

2021-05-17 23:32:28 | 小学生 工作

オバラです。以前ブログで「粘土のレビューを」と約束したような気がして、今頃ですが書き出します。
小学生クラスで使う前に、学生クラスの中高生に頼んで色々作らせ、感想を聞きました。

軽量石紛粘土 Mr.クレイ 550円 フィギュア向けとの事で、柔らかく細かい造作が可能ですが、何回かに分けて製作する際に濡れた雑巾で包んでいたら、ドロドロに溶けてしまいました。1回で完成させるには良いのかな?
石塑粘土 ラドール ( La Doll ) 440円 きめ細やかで伸びも良いですが、繊細過ぎて小学生には不向き…かなぁ?
石塑粘土 プチフォルモ 440円 もそもそ粗い手触りで、着彩した時に色が若干沈む感じ。
軽量樹脂粘土 かるいかみねんど かるがる 385円 芯材との食い付きも良く、着色は絵具を練り込みで馴染みやすかった。
石塑粘土 アーチスタフォルモ 440円 もそもそ粗い手触りで、乾燥が早く、手が熱い小学生には不向き…かなぁ?
蓄光樹脂粘土 660円 これは面白そうだからちょっと買ってみただけ。暗闇で光る!量が少なく高いので、イベント向き。
軽量粘土 カルのび 385円 良く伸びて乾燥しにくいのですが、ついついびよ~んと遊んでしまって小学生には不向き…かなぁ?
軽量樹脂粘土 ハーティソフト 660円 しなやかで、薄く伸ばしても折れたり曲がったりしないので、小学生クラスで昨年の干支の小さなネズミを作らせた時に使いました。高いので、1個を半分ずつに分けさせました。記事はこちら
石紛ねんど 100均 どうしても今すぐ何か作りたい時は、近所で買えていいという程度。ぼっそぼそ。

シルククレイ 1,202円 少量だったので写真を撮った時にはすでに使い果たし、うっかりパッケージを捨ててしまいました。薄く伸ばして折り紙を折ることもできる繊細な粘土。ちまちま小さく細かいアクセサリーなどを作るのに向いてるので、不器用な小学生には勿体ない感じかな?

ちなみに基本的に石塑粘土は、乾燥させてからカッターや彫刻刀で削れるのが売りですので、それをしないなら別の粘土を選びましょう。
結局2月のカリキュラム『キメラ生物』は、『軽量樹脂粘土 かるいかみねんど かるがる』を一人1個半~2個使って仕上げました。ご参考まで。

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体温まで感じる存在感

2021-03-22 22:16:02 | 小学生 工作

花粉症で目薬が手離せません、ナツメです!
小学生クラスのキメラ制作の様子について先日よりブログでお伝えしていますが、作品はまだまだあるので引き続きご紹介します!

はじめは一様だった新聞紙とワイヤーだけの骨組みが、最後には一つ一つが超魅力的、それもその子にしか出せない個性溢れる作品に変身していく様子を、階段で目撃した方も多いのではないでしょうか?所狭しと100匹もいたキメラですが、完成させた子達が続々と持ち帰っているので、帰り際の作品の少なくなった階段にはなんだか寂しい印象を受けます。


今回は着色した粘土の上に色や模様を描き足していきましたが、ベースとなるパステルカラーの粘土の色+上から塗る絵の具の原色、質感や発色の異なる2種類の色により、さらに豊かな表現ができたと思います!沢山の色を使って冒険してみる子、単調にならないよう絞った色数の中で絶妙な差を出すことに一生懸命になる子など、それぞれの中でどういうキメラにしたいかのイメージが強かったからこそのこだわりも感じました。


私が小学生クラスの頃にこのカリキュラムがあった時、オカピとカンガルーのキメラにしよう!と安直にオカピ柄のカンガルー(それも茶色と黒の味気ないもの)を作った記憶があるので、今回の子ども達の自由なアイディアには感心するばかりでした。粘土だけでなく、絵を描くときにも今回のような枠組みに囚われない発想を大事にしてみてほしいです!
そして、お家に置くと温かみのある空間になると思いますので、ぜひ飾って仲良くしてくださいね!!

追伸 我が家では5年前の大々的な大掃除を機にキメラを捨てられてしまいましたが、それまではちゃんとありましたよ!

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これなら絶対捨てられない!

2021-03-18 23:19:12 | 小学生 工作

東京で桜の開花宣言があり、本格的に春が始まりましたね。大学進学への勉強で少しの間休んでいたのでお久しぶりになります、リンです!

今回は、小学生クラスでのキメラの制作についてお話しようと思います。
私は小学生の頃、ミオスに通っていたので、実はキメラを作ったことがあるんです。当時の私は、プリキュアよりも仮面ライダー派の女の子だったので、とにかく「格好良いキメラを作りたい欲」がありました。確か、二足歩行のキメラを作ったのですが、頭がどうしても重くなってしまって、二本足で立たせるのに一苦労した記憶があります。そのために、完成したキメラを家に持って帰るとき、「倒れやすいし、持ち帰ってもすぐ捨てられちゃうかも・・・」なんて半べそをかきながら帰宅した覚えがあります。
今回のキメラ制作でも、作品によってはバランスが不安定で、すぐ倒れてしまうものがありましたが、体の向きを変えたり、体の部位によって粘土の量を変えたりと、生徒自身が色々な工夫をしながら自立させたので、バランス良く立っている作品があったら、是非たくさん褒めてあげてくださいね。
キメラ制作を手伝っていて頻繁に起こることは、生徒たちのこだわりとの戦いです。それぞれが、自分の理想のキメラを作るために一所懸命になるので、その分作品に対してのこだわりが強く、アドバイスをなかなか受け入れてくれない子が多かったです。(まぁ、だからこそ、個性溢れまくりの素晴らしい作品になるんですけどね!でもその分、私のように倒れやすい生き物もいたり…)

今回のカリキュラムは内容的に、予め決められたモチーフを元に作品を作るのではなく、自分で作りたいものを自由に作ることができたため、生徒たちにとって、印象に残るものになったのではないでしょうか!

この文章を下書き保存していたら、ノリ先生から「で、捨てられたの?まだあるの?気になるから教えて!」と言われました。
「案の定、捨てられてしまいました…」と伝えると「過去のリンちゃん、私の指導力が甘くてごめんなさいっっっ!」と土下座の勢いで謝られました(;^_^A

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怪獣・モンスター・UMA大好き!

2021-03-16 22:56:01 | 小学生 工作

 

モンスターマニア、一平です!
本日は大人クラスの皆さんも階段を上がっていく最中に見えていた"奴ら"のご紹介です。そう、先日も紹介されていましたが小学生クラスのキメラです!
神話では幾つかの動物の特徴を合わせ持った恐ろしいモンスターのキメラですが子供達の手にかかればこんなにもカラフルで魅力的な作品になります。アメリカのキャンディのような色味の象であったり、ショッキングピンクの羽を持った謎の哺乳類、牛の胴体に豹の足など本当に何でもありですね。そもそも動物かどうか判別できない奴もいたりします。それもまた一個の正解!僕が「ここに何色を置こうかな」と何時間も悩んでいる事が馬鹿らしくなるくらい子供達の素直かつ、最高な色彩に悔しささえ覚えてしまいます。くっそー!

ちなみに左上の集合写真に欠席しちゃった人みたいに映っているのはノリ先生の水粘土による作品。水粘土はこんな感じでも使えます。先週書いた水粘土の記事はこちら
なんだか子供達のと比べてキメラというより怪獣感が強い!ちなみにノリ先生は幼少の頃、ウルトラマンのTシャツに仮面ライダーのサンダルというガキ大将完全武装みたいな感じだったらしいです。なんとなくその名残が作品からも感じますね

こうして見てみるとただそこにあるだけでホッコリします。見ているだけで楽しい、ワクワクするというのは芸術の本質ではないでしょうか。階段や棚の上で楽しませてくれた小さなクリエイター達に感謝!

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いろいろキメラ

2021-03-11 22:26:17 | 小学生 工作

気温の変化について行くのがやっとですね、ホノカです。
今回もキメラ生物についてたくさんご紹介したいと思います!キメラの生成方法については先週のブログをご覧ください!

一口に動物と言っても4足歩行や2足歩行、体に模様があったりトゲがあったりと、とても多様ですがアトリエに生まれたキメラたちもそんな風に様々な特徴を持っています。

低学年の子が作るキメラは一つはとにかくカッコよくて強そうなタイプ!ワニの様に大きな顎を持っていたり鋭い牙や体にトゲがあったり、躯体が大きなキメラが沢山いましたね!もう一つはふわふわで可愛いタイプ!体は小柄だけど足が大きくてマスコットみたいだったり、羽がひらひらで体も毛で覆われてふわふわしていそうな動物たちでした。
他にも粘土に絵の具を混ぜ込んで作るので色がパステル調になりやすいのですが、最後のペイントで原色の絵の具をガッツリ乗せてさらに鮮やかさを足していた子もいました。

高学年の子は強そうなキメラでも体が大きいだけではなく表皮がゴツゴツしているものや、目つきが鋭くなるようにまぶたのあるキメラなど細かいこだわりが詰まっています。
また、高学年になると女子はなんとなくリアルな生物を作りたがらない傾向にあると思っている(私がそうでした)ので可愛い系がいっぱいなのかな?と思っていましたが、自分が好きな動物をチョイスしたりする事でより特徴を捉えてリアリティのあるキメラを作っていました!

どうしても大人になると第三者の視線を気にしてしまいがちですがそんなことを感じさせない自由な発想で、尻尾に顔をつけたり、海の生き物に陸上の動物の足が生えていたりと、私では考えつかない組み合わせ方や固定観念に縛られないカラーリングなど個性あふれるキメラたちが沢山生まれました!この自由さはまさに小学生ならではなのではないでしょうか。
お家に連れ帰った際はぜひどんなキメラなのか家族に紹介してみてくださいね!

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キメラ生物研究所の報告

2021-03-04 21:54:49 | 小学生 工作


小学生クラス3月カリキュラム『キメラ的生物』続々誕生(完成)しています!

春の嵐が真っ盛りですね、ホノカです!
今回は小学生クラスで行われているオリジナル動物の制作についてご紹介します。
先月のカリキュラムで学んだ骨格を参考に、さまざまな動物をかけ合わせて自分だけの動物の設計図を作っていきます。そしてその設計図をワイヤーや新聞紙、粘土を使って再現することで立体的な作品に仕上げていきます。

まず、ワイヤーを骨、新聞紙を筋肉に見立てて動物の形を作っていきます。その時には新聞は濡らして固めることで新聞紙同士がくっつくので頭や胴体など太さのある部分を作りやすくなります。しかしそれでもほぐれてしまう場合は小さな輪ゴムで束ねて新聞紙をしっかり固めていきましょう。
最初は2次元の設計図を立体にした時のイメージがついていない人もいましたが、ワイヤーで骨格を作ってあげることで一気に3次元になり完成形が見えて来たのではないでしょうか!

そして粘土に絵の具を混ぜ、足の部分から貼り付けていきます。
足の部分から貼ることで体の安定感が生まれ、後から体に粘土を貼り付けた際に重みで倒れてしまうことを防ぎます。また新聞が乾いていたら、霧吹きで再度濡らし、紙粘土の付きを良くしていきます。この時に人によっては絵の具を粘土に混ぜ込む際にできるマーブル模様をそのまま張り付けて模様にしたり、グラデーションを作りたいからとあえて白のまま粘土を貼ったりと同じ材料でも全く異なる発想で動物の外皮が作られていきました。

さらに乾く前に目や模様としてやビーズやビー玉、ボタンなどは埋め込んでおき、粘土で作った牙や角などの細かいパーツは体の粘土が固まってからボンドを使うことでしっかりとくっつけます。
最後に表面の細かい模様などは絵の具でペイントをしてニスを塗って完成です!
最後のペイントでそれまでは一色でシンプルだった動物も様々な色が増えて華やかになったり、闘った時の血の痕を描くことでその動物の環境も分かるような細かいこだわりを見せてくれる子もいました。

紙粘土だけで形を作っていくのではなくワイヤーや新聞を骨、筋肉に見立てたことで骨格を意識した動物の形が作りやすいだけではなく、完成後に立たせるための芯になるという利点にも繋がっています。 また新聞紙を付けた時に足をもう少し曲げたり、尻尾はもっと大きい方がカッコいい!という風に設計図には描いていないことでも実際に作ってみてから気付くポイントを変えていくことで設計図よりも面白いものが作れたのではないでしょうか!

1月に骨格を学び、2月はそれを生かしてオリジナル動物を作るという連続したようなカリキュラムでしたが、完成した自分だけの動物はどうですか?外見だけを作るのではなく、内部も意識することでリアリティたっぷりの動物が作れたと思います。
ぜひお家で可愛がってみてください!きっと愛着が湧いてきますよ!

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もくもくちくちく

2020-12-24 23:36:52 | 小学生 工作

メリークリスマス!オバラです。トナカイリース作り方は、帆花先生・真結花先輩が詳しく書いてくれたので、私は別の切り口で。


ちょっと危険な作業の前は、ミオス恒例の『本当にあった物凄く恐ろしい話し』をします。油絵の時は毎回、白目が溶けた話しや、皮膚が真っ黒に焦げた話しをするように、針がキリスト並に足に貫通してしまった話や、針の先端が折れ血管の中を通って…なんて話しをして、道具の間違った扱い方で大怪我をすることを学びます。
みんな顔面蒼白、話を聞きながら耳を塞ぐ子もいます。
高校生達も「小学生の時聞いたノリ先生のあの話はかなりトラウマ。一生忘れないと思う。」としみじみ言っているので、さぞや強烈なんでしょう。ワハハハハ!


なーのーにー!針を針山に刺さないで、ポロッと机に置いておく輩が毎回いるのは何故だ!?
「針が刺さるより、ノリ先生が怒っている方がずっと怖い…」って、じゃあキチンと扱えー!ドッカ―ン!
と、しょっちゅう怒鳴っていますが、裁縫は意外にも(?) 全員夢中で取り組んでいて暇でいいです!(笑) 
ミオスの子達は皆、器用で集中力が高いんだなと改めて感じています。


1,2年生は他のスタッフに任せ、私は主に3年生以上を担当していたのですが、応用力が抜群に高い!暇な理由は、一度説明するだけで全て伝わるので、何度も教えなくていいから。
ナニこの理解力!あんたら天才!?
見本を見せて「ここのすくい縫いはね?」「あ!わかった!かがり縫いの似たやつだ?一人で出来ると思う。やってみる!」と大半の子が答えるので、しまいには「そこに見本置いてあるから、適当に真似しな!わかんなかったら来な。」…1クラス25人中、3年生以上が20人弱もいるのに、誰も来ない。暇。となる訳です。
ナニこのチャレンジ精神!「まずは一人でやってみる。分からなくても、先生に聞く前に十分その問題と向き合ったか自問自答し、本当に自分がやるべき事はないか考え、前に進めなくなった時だけ助けを求める。」って、その姿勢カッコイイよ!大人だってできない人沢山いるんだよ?
直せばいいから、間違うことが怖くない。
ちょっと雑でも、違うやり方をしても、形になった。
教えてもらわなくても、手伝ってもらわなくても、一人で完成した。
こういう積み重ねが大切です。美術が生きる力に貢献していると、手ごたえを感じます。答えが一つでないから、成功を確信出来るまで挑戦する事を諦めない。

え?怪しい?後付けな理由に聞こえる?不用意に質問すると激怒されるから怖くて一人でやってるだけ?美しくまとめるな?いやだなぁ、決して仕事をさぼっている言い訳でも、怒鳴り散らすことの正当化でも、月謝泥棒な訳でもありませんからね(笑)

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100匹のトナカイ

2020-12-21 18:37:50 | 小学生 工作

もうすぐクリスマス・お正月ですね!
本当にいろいろなことがあった2020年ももう終わり…小学生に「先生20歳?」と聞かれた木曜クラス担当のマユカです!
まだ高校2年生です!
とは言いつつ、今年はなんだか時間の流れが早いような一年でした。


さて!アトリエでの今年最後の制作はトナカイのクリスマスリースです。
靴下に綿を詰めて、フェルトのパーツを縫い合わせトナカイの頭を作り、そこに別で作ったヒイラギの葉っぱ(フェルト)をくっつけて基本形は完成!
そこからは、自分で持ってきたビーズやリボンで飾り付けして、世界に一つだけの自分のリースに仕上げてくれました!
目や鼻は同じパーツを使っているのに作る子によってトナカイの顔がそれぞれ違うんですよ。
どんな作品にも個性って出るんですね!


今回の授業が初めてのお裁縫だという子も多く、「ここはこれで合ってるの?」や「糸が途中で無くなっちゃった!」と悪戦苦闘しながらもどんどんと縫い進めていき、ちゃんと自分のトナカイを作り上げてくれました。
今回の先生help!の声の中で一番多かったのは「玉結びやって!」でした。多分一生分の玉結びをやったと思います。
次点で「糸が途中で絡まっちゃった」でした。


それでも皆友達と会話しながら楽しそうに制作していました。
鬼滅の刃の話題が多かった印象ですが、私は流行の波に乗り遅れてしまったのでついていけなかったです…
ちょっと難しい授業でしたが子どもたちが精一杯作っていたので、完成したリースはぜひお家に飾ってみてください! 


寒い日が続いているので、年末年始は皆様も風邪には気をつけてお過ごしください。私も若いからと侮らず、健康に気をつけていきたいです。

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クリスマスシーズン到来

2020-12-05 14:49:00 | 小学生 工作

いつの間にか12月になっていたので、もう年末か〜なんてしみじみしているホノカです!
しかし子どもにとってはクリスマスという一大イベントが残っています!それに備えて、現在小学生クラスではトナカイを飾ったクリスマスリースを制作しています。
 リースの作り方は単純明快!靴下にワタを入れて顔のベースにして、そこにトナカイのパーツをつけていくだけ!とは言ってもトナカイのツノは立体的になるように2枚の布を縫い合わせたり、目や鼻も2色のフェルトを重ねて縫い付けているので、立体感があって完成度の高い作品に仕上がります。

お裁縫のカリキュラムはこれまでにもありましたが、今回は、なみ縫い・かがり縫い・すくい縫いを使い分けてパーツを製作していきます。小学校ではお裁縫の授業は5年かららしいので、低学年は特にはじめてのことだらけで大変だったと思います。ですが一番最初に取り組んだトナカイのツノで、難しいポイントである『細かいカーブやワタを入れるための隙間を開ける』をクリアして、目や鼻を縫うときにはもう慣れっこで進める子も多くいました。

パーツを作って靴下にワタを入れた顔と組み合わせたら、リース部分に取り掛かっていきます!リースの部分はヒイラギの形に切ったフェルトを輪になっている厚紙に貼り付けて、トナカイの顔を中心に置き、透明なテグスを使ってツノがしっかり立つように支えて結びます。そのあとは手綱のリボンを巻きつけて、クリスマスらしくベルもつけてあげたら完成です!持参したビーズなどの飾りをつけたり、リボンを増やしたりしてあげるとさらに素敵になりました!
まだ完成してないない子もたくさんいますが、完成した子はぜひお家に飾って、クリスマス気分を盛り上げていきましょう!

ノリ先生が、私が中1の時に作ったトナカイリースのブログに、リンクを貼ってくれました。学生クラスでは靴下を使わず難易度を上げ、もこもこの布を立体裁断して縫い合わせています。しかし実はほとんど記憶になく、家の中のどこに仕舞ったのかも思い出せません…なので、クリスマス気分になるためにもう一度作ってみようかな?と検討中です!
7年前の学生トナカイの記事はこちら

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精神を浄化させる作用あり

2020-08-31 23:25:24 | 小学生 工作

オバラです。今回の小学生クラスのカリキュラム『絵本とその一場面の粘土立体制作』は、コロナ自粛が納まり学校が始まった頃からスタートしました。
それもあってか、何人かの保護者様より「うちの子の作品が異常な気がして心配です。大丈夫でしょうか?」と、相談されました。


子どもの描く絵には、潜在的な願望や不安を表現していることが良くあります。言葉には出さず、絵で自分の内面世界を外に表出します。
特におとなしく静かな子どもは伝えたい事があるのに伝える術が未熟な為、心の中に溜まった不満を絵を描くことによって発散させようとする、心の防衛機制をとると考えられます。


しかし、子どもの心を抑圧しているものが他にあるとしたら、それは何でしょうか?
コロナによる生命の危機を過敏に感じ取っているというよりは、親の過保護や過干渉が精神的に負担であることが多かったりします。
そういう家庭の子ども場合、不気味なものを好んで求める傾向が出て来ることがあります。

かと言って、それほど深刻に考える必要はありません。昔から子どもたちは多かれ少なかれ、そうした不気味なものを好む傾向がみられますので。


異常な精神状態に見える絵も、子ども達が大人になる為、アイデンティティ形成の一つの過程であると私は考えています。
倒錯した世界を視覚化することで、自身を肯定し分析し、葛藤を乗り越える方途を見い出そうとしているのではないでしょうか?
身代わりや厄払いとしての見方をして、ゆるーく見守っていこうと思います。

余談
実は私も1年生の頃、お岩さんの絵ばかり描いていた時期がありますが、恐怖を克服する為でした。夜中に一人でトイレに行けなくて母の事を起こすと、鬼のような形相でトイレのドアの前で待ち『オバケなんてなーんも怖ぐねっ!じぇに(銭)がねぇーのが、一番おっがねっ!』と言われ続けるのが怖かったからですw ね、不気味な絵を描いてても、心配いらないでしょ?(小原家の子育てが心配だってね!)

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実は6月からの制作!

2020-08-20 22:38:55 | 小学生 工作

大竹です。前回前々回のブログでは授業の様子が紹介されていましたので、今回は絵本や紙粘土人形の製作過程についてご紹介させて頂きますね。

コチラのブログにありますように、絵本や紙粘土人形製作の下敷きに人物クロッキーの授業がありました。子供たちが人を描いてみると、殆どの子が大体が頭が大きく、手足や体を小さく描いてしまいます。人の全身は頭7個分、腕は大体2つ分、足は3個分の長さがあります。それを踏まえて、ポーズを取る友達を見ながらスケッチしています。何枚か描いて練習したのち、そのスケッチを元に絵本の人物を描いていきました。

そして、その絵本のワンシーンを粘土で再現していきます。まずは針金を曲げて藁人形のような人形を作り、ポーズに合わせて腕や足を折り曲げていきます。そこに粘土で肉付けをしていき、裸ん坊の人形を作ります。肌の色を塗ったら、別の色付けした粘土で服を着せるようにペタペタ貼りつけていきます。事前に着彩した粘土を後付けで貼りつけていく事で、筆で服や肌の色を塗り分けるよりも、はみ出しの無い綺麗な仕上がりにする事ができます。最後に、釣竿や鞄などの小物をお菓子のパッケージで作ったら完成です!針金の芯が入っているので丈夫にできており、ほとんどの子が危うげながらも自立出来る人形となりました。

6月のクロッキーから始まり、2ヶ月に渡る制作となりました!アトリエの階段から窓際までズラリと並ぶ人形達が居なくなってしまうのは少し寂しいですが、次の油絵のカリキュラムによって今は壁一面がキャンバスで埋め尽くされております。是非他のクラスの方々も、毎週少しずつ進んでいく小学生達の油絵を楽しんでいって下さいね。

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