モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ブログお休みのお知らせ

2013-10-30 19:28:32 | スタッフ講師
初めてお会いした方からよく「絵が上手くなるには何が必要ですか?」と聞かれます。
「向上心だけでは上手くならないのですよ。謙虚さがないと。」と答えます。
こんなちゃらんぽらんでいい加減そうなスタッフ達(伊藤・庄司先生を抜かす)を『先生』と呼んで下さり、アトリエに通っている時点で、もう皆さんすでに謙虚!
きっと上手くなります!

一週間、アトリエは秋休みを頂きます。
プライベートレッスン以外の通常授業はございませんのでお間違えのないようお気をつけ下さい。
(プライベートレッスンのご予約は現在全て埋まっております。キャンセルが出る事もありますので、ご予約を希望される方はお電話でご確認下さい。)

尚それに伴い、ブログも月曜日までお休みさせて頂きます。

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展覧会のお知らせ

2013-10-29 20:58:26 | 大人 パステル・色鉛筆・他
チケット制会員のSugawaraさんがハマ展に入選し、11月4日から10日まで、赤レンガ倉庫ギャラリーに展示されます。
無料ですので、ぜひ皆様おでかけ下さい!

第69回ハマ展(横浜美術協会)
会場 横浜赤レンガ倉庫1号館 横浜市中区新港1-1-1 入場無料
会期 11月4日(月)~10日(日)10時~18時迄(但し、最終日は前後期とも16時迄)
(日本画・彫刻立体・写真):11月4日(月)~11月10日(日)
前回のご紹介ページはこちら
         
Rika.Sugawara 「覚醒」 石膏 25×20×68 (完成品は展示場所で・・・)
靄のように渦巻くものがある。
闇と光は対立するものではなく、
常に変化しながら一体となり創りあげている。
混沌と秩序を繰り返すなかで新たなものが生まれるように、
光が差し込み目覚めが起きる。
この世界のように。
私が彫刻をするのは、世界への祈り。
最近、今起こってることと過去のことが、
シンクロしているかのように思われる。
まるで神経衰弱のように、
カードを1枚ずつ表にしていくようだ。
本当はこうだったんだ。
なぜわからなかったんだろう。
あの時を確認するかのように、
似た感情を呼び起こす出来事が導かれていく。
喜びもあれば悲しみもある。
思い出したくない過去もある。
でも、本当は大切なことだった。
この世界で起こることは
苦しみも悲しみも全て愛しく大切な出来事。
光も闇も
私達に忘れていたことを気づかせ覚醒させてくれる。
この世界で出会えた奇跡に感謝し、
感動し心が震えるため
私達は一度全てを忘れて降りてくるのだろう。

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勝ち取るということ

2013-10-28 20:29:13 | 学生
20131028

どうも幸介です!本日ご紹介するのは学生クラスの旭の作品。ゲームとレゴが大好きな彼は(受験のため娯楽は封印中です)一見頭がよく注意深くて周囲に対しても気遣いのできる優しい男ですが、こと自分のことに関してはまるで何も分かっていない、そんな男です。例えるならば、公園のベンチでペンキ塗りたての張り紙を発見し、いち早く周りの皆に「このベンチ座っちゃだめだよ!!」と注意喚起するものの、自分は眼下の犬の糞を踏む、といった人間です。まぁ簡単に言うと憎めない人間ということですねww

突然ですが、僕には弟が(もしくは舎弟、鉄砲玉とも言う)が数名います。ちなみに鉄砲玉の強襲を受けるのは僕です。彼もその一人ですが、その鉄砲玉達の中でも絵に対する意欲は高く、凝り性な性格もあってか最近はこの「ペン画」を立て続けに制作していました。

周囲に対して優しいあまり、最近は自分のワガママをあまり通さない彼ではありますが、今回の作品は存分に我が出たようで嬉しく思っております。中学校の文化祭の表紙コンペ用ということで、神輿を描いたんですね。オリエンタルな構成の画面は魅力的で、海外から見た日本・アメリカ人の好きな日本感のようなものを感じます。うちの鉄砲玉は優秀ですので、もちろんコンペでも見事表紙を勝ち取りました。「選ばれた」のではなく、「勝ち取った」ということを心に刻んでほしい。ここ最近の彼は頼もしくて、とてもまだワキ毛がツルッツルのお子ちゃまとは思えないですね!!

ということで、彼が怒らないのをいいことにかなり好き勝手書いたわけですが、これを読んだ彼に鉄砲玉アタックされないか心配です。でも好き勝手といっても事実を歪曲しているわけではないですし、きっとマクドナルドを1回奢れば許してくれるでしょう!!コンペ勝ち取った勢いに乗って、このまま受験も受かりますように!!

田中幸介

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横浜の風景

2013-10-26 08:58:00 | 大人 油絵・アクリル
Asabayokohama1麻場 『瞬く』 油彩

本日ご紹介しますのは、土曜日午前クラスの麻場さんの油彩です。今日まで土曜日の午前の教室では、「THE横浜展」に向けて5人の方が作品を制作されていました。

お題は「横浜の風景」。皆さんご自分で取材された写真を元に様々な景色を描かれていました。そしてとうとう今日皆さん無事に作品をフィニッシュされました!

麻場さんのこちらの作品は今年オープンした「MARK IS みなとみらい」が出来る前、工事をしている場面を写真に収めたものを素材にしました。美術館側前の噴水をバックに建設現場が広がり、防護柵やクレーンなどが見えています。真っ青な空にそびえ立つビルが美しいですね。

ご本人曰く、「ビルなどが立ち並ぶ風景は初めてのチャレンジなので難しいです。」とのことでしたがこちらの作品とても雰囲気が良いです。空に浮かぶ雲など、上手に表現されていますよね。

希望を言えば、若干、ビルの印象が弱く見えているでしょうか。もう少し、特に画面中央に建っているビルを中心に焦点が合うと更に良くなると感じます。パースの関係上、カチッとした窓などを描くのは難しいですが次回、こういったモチーフを描く場合は是非チャレンジして下さい。

麻場さんもおっしゃっていましたがたまには、今回の皆さんのように出展に際して、描き終える締め切りがしっかり決まっているのも良いかもしれません。私も見ていて今日は皆さんどこかいつも以上に緊張感を持って描かれていると感じました。こんなふうに時々自分に負荷を掛けることも上達の一つの手段かも知れません。

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鮮烈に焼き付ける

2013-10-25 11:23:00 | 大人 油絵・アクリル
Nonaka_06野中 アクリル


今回ご紹介するのは、水曜午前大人クラスより野中さんのアクリル画初挑戦作品です。ずっと透明水彩で描いていた野中さん、不透明ですぐ乾いてしまうアクリルはなかなか慣れずに苦労されていました。何枚か試作をし、花を一つ一つ切り抜いて下絵に配置し構図も手直したりと悩みぬき、準備万全で着手となりました。それだけの手をかけた甲斐があります!今までの作品とはガラリと変わった、革命的な一枚となりました。

やはりなんといってもこの鮮やかさ!まさに鮮烈です。一面に咲き誇るチューリップ、それぞれの色が美しくお互いを引き立て合っています。試行錯誤し沢山の色を使いながらもまとまりのある作品になっているのは、見せたいところをしっかりと絞っているからです。中央の花だけ明るく鮮やかな色を使い、視線を引きつけています。他の花や葉は沈んだ抑え目のトーンで描くことで全体が引き締まっています。アクリルは発色が鮮やかですが、混色が難しく濁ってしまう危険もあります。しかし、葉のスモーキーな色などを見ても、トーンの落とし方も汚くならず美しいですよね!これは野中さんの強みです。水彩で培った色彩感覚は新しい画材に挑戦する時もしっかりと発揮されています。


Nonaka_07こちらは、完成作と色を極端に強調してみた画像を並べたものです。比べてみると、注目させたい部分の強さが感じられると思います。左手前の花のピンク色も一見激しい色に思いますが、この色調の中では思いの外抑えめになっているのが分かりますね。

皆さんは制作の途中で、新しい技法や色を発見するとついつい使いすぎてしまうことはないですか?(だって楽しいですから!)しかし、美しいタッチや色も漫然と全体に使うのではなく、的を絞って必殺!の心意気で一点にのみ使う気持ちで行きましょう。意識して抑え目にすることで見せたい部分、色やタッチが美しく活きるのです。今回の野中さんの作品はそこがうまくいっていますから、なかなかまとまった画面にならない…と悩んでいらっしゃる方はぜひ参考にしてみてください!

この作品は野中さんにとってまさに革命!水彩画鉛筆画と新しい世界を開き、しかしこのような作品を描かれるとは想像もしていませんでした。常に挑戦し苦労しながらそれを楽しんで作品を作り上げられる姿に、こちらまで楽しく燃え上がってしまいます!ブログ書きながらもテンション上がってしまいました! 庄司でした。

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誰かに似てる?

2013-10-24 23:14:45 | 幼児
Youji
幼児クラス
四方八方から絶え間なく、機関銃のようなおしゃべりが永遠と続く、何とも賑やかな幼児クラスです。
誰かが話していてもお構いなしに我が道を突っ走るトークは、幼児クラスならでは。
これだけ喋って口だけしか動いてない訳ではなく、同時に制作の手も動いていて、毎回完成度の高い作品を仕上げてしまうから、幼児との制作は楽しいですね♪

今週は、封筒と色画用紙と毛糸を使って分身人形を作りました。
年少さんは、ハサミを連続して切ることが難しいので、サクッと一回切りで出来た形をいくつか組み合わせて、「このかたちは、まゆげにしよう」とか「おおきいしかくと ちいさいしかくをかさねて めにしよう」とか、何かの形に見立てながら顔のパーツを作っていきました。
年中・年長さんは、思う形を容易に切ることができるので、顔のパーツはもちろん洋服の模様をおしゃれにデザインしています。細かい作業が得意な子は、色画用紙を細かく切って人物・花・食べ物などこだわりもって地道な制作をやり遂げました。
同じテーマでも、その子のできることを最大限に生かした作品になったと思います。
どことなく作者に似ている人形を見て、お迎えにいらしたお母さん達も楽しそうでした。

Oyako_3
親子クラス
そしてこちらの作品は、親子クラスで制作したものです。
お母さん達が一番こだわったのが髪型で、なかなかヘアスタイルが決まりません。その隙に子ども達は色画用紙や端切れなどをペタペタ貼って着々と洋服作りです。こども一人で制作できるところ、おかあさんと一緒に作るところ、それぞれお子さんのペースに合わせて制作しています。

伊藤


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原点回帰

2013-10-23 00:14:00 | 大人 油絵・アクリル
Jinguu左から 『増長天』  『薔薇と林檎』  『イマジン』   油彩 神宮

最初に神宮の作品を目にした者は皆、ここまでリアルな描き込みをした作品ながら決して踏み込めない一線に拒絶感を味わうだろう。それでいて磁力に吸い寄せられるかのように目が離せなくなるのは、画面から流れる画家の魂のようなものが伝わってくるからで他ならないのだが…。

神宮の仕事は、最初から最後まで一瞬の気も抜かず対象と真摯に向き合いキャンバスに写し撮る事に専念、従事する。妥協はしない。
しかしかといって原理原則や戒律を眼目とし過ぎるということはない。神宮の作品を見続けていると、その姿勢を前面化することでかえって画家の記憶と関わる心象風景のようなものが、じわりとにじみ出してくるような感慨をそそられるから不思議なものである。冒頭で書いた初対面の拒絶感とは真逆の感覚である。
その一方で、“早描き”(ここに一気に4枚の作品を紹介していることからもそのスピードを察して頂きたい)、“作品を販売している”(100号などの大作以外は全て完売しているというから驚きだ)という側面へも注目しておかねばならないだろう。
果たしていつごろからであっただろうか?神宮が作品を売るという楽しみを覚えたのは。
絵が売れ出してからというもの、制作のスピードも格段に早くなったように思うが、これを邪道と呼ぶのはそれこそ邪道であろう。絵を売ることは実に容易ではない。見ず知らずの家庭や企業に飾られることを意識し制作するのは強靭な意志の強さの表れに他ならない。
とは言いつつ自身が制作している等身大の現実をしっかり把握し、絵が売れているという現状認識となぜ絵を描くのかという明確な意思が求められる日に直面するのも近い予感がしている。
Photo『陶芸皿と葡萄』

そんな中で印象深い作品が生まれた。『陶芸皿と葡萄』である。モチーフを真上から見据えた構図はデザイン的でありながら堅苦しさは全くなく、むしろ解き放たれた自由な感性が見てとれる。概念的な絵画思考や他人の顔色を伺う邪心など感じない、日常にふと動いた心の機微を素直に紡ぎ出したかのような作品だ。手に入るささやかな幸福が漂っている。
ここに描くことの原点に画家を引き戻す手がかりを見た。

(神宮さん、目上の方なのに呼び捨てにしてごめんなさい!調子に乗っちゃいました!オバラ)

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情熱の行方

2013-10-22 21:44:47 | 学生
「ノリ先生ってさー、女子の気持ちより俺らの気持ちの方がわかってくれてる気すんだよ。すげぇ理解あるしさ。
でもサカチャン先生いなくなったんだから、女子寄りにならなきゃダメじゃね?」と発破掛けられ、今更女子力アップは難しいと頭を抱えているオバラです。

先日中3男子が「この間アトリエで描いてたポスター提出したんだけど、美術の先生に自分が納得いかない手直しをされたから目の前で破って捨ててやった!」と鼻息荒く言うので、「ようし良くやった!その代わり次回のコンペで根性見せたれ!」と煽り、文化祭の栞の表紙に見事選ばれました。
(でもそれを聞いていた他の学生に「そこ褒めるところじゃないでしょ?普通美術の先生なら作品を大事にしなさい!って怒らなきゃマズイでしょ?」と呆れられました。)
話しは変わりますが、中学受験で4年前に退会した現在中3男子のお母様が「学校でせっかく描いた油絵を『かさ張るから』と枠から剥がして巻いて帰ってきたので貼り直せないか見てくれませんか?」といらっしゃいました。
巻いて持ち帰っただけあり内容も彼らしくない投げやりな画風。「残念ながら中学校の美術の授業は荒廃してますね?」と聞くと「ほとんどの子が丸めたり破いて捨てたりしたそうです。最初はうちの子も『私立だから油絵の授業もある!』と喜んでいたのに…。」とおっしゃっていました。
「どうせやるなら周りに流されずに大事にしたくなる作品を制作しろ!今度絵を丸めたら許さん!」と本人に直接伝えられず残念でした。

結果としては二人共自分の作品を無下にしている事になりますが、思い入れのベクトルは真逆です。
作品制作に情熱を注ぎ達成感を得る経験をしてもらう事が、改めて難しい仕事だと感じました。

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受験の受難…!

2013-10-21 19:59:38 | 学生
20131021

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、美大受験を控えた高校生の作品。…といっても彼女は今現在、ミオスではなく大手の美術予備校に通っています。

今年の春頃「美大考えてるなら大手予備校に通って、同じように美大を目指している生徒の中で切磋琢磨して揉まれるべき!!ミオスのぬるま湯の中じゃ危機感も生まれないし、美大に受かるかも分んないよ!!」と追い出したんですが、しばらくぶりに「作品を見てほしい」との懇願を受け、アトリエに来たのでした。

久々に見る作品には彼女の半年間の頑張りが目に見えて表れています!!デザインは全体的に色調が乏しく美しさに欠ける印象ですが、デッサンには率直で勢いのある画面構成に光るものが見えます。しっかりスキルアップしているようで心強く思いました。しかし美大は、その程度で受かるものではありません。だいたいデザイン系の科だと10倍以上の倍率だったりするわけですから、1人受かったら10人落ちるわけですね。そして、おそらくその10人が皆必死に絵を練習してきている。全国のそれぞれの高校で一番絵がうまい人たちが、さらに磨きをかけて受験しに来ているということだと思います。

数学などとは違い、絵は答えがいくつもあります。各々の身の丈にあった答えです。どんなに練習しても、受験会場でアイデアが降りてこないかもしれません。僕自身、武蔵美の受験のときにデザイン試験時間3時間のうち、1時間近くも頭ををひねりましたがアイデアが出ず、とにかく制作をはじめたものの2時間過ぎたあたりで「もうこの絵はダメだ!!」と思い、急遽水で絵を流して残り一時間でなんとか制作!!…なんてこともありました。

きっと、日々の学校や友達と過ごす時間、そして絵を描く時間と、悩む暇もないくらい目まぐるしく日々が過ぎているはずです。でも何だかこう、もう一皮むけたいのに行けそうで行けない。解決策の無い悩みがあるんではないでしょうか。彼女のどこか寂しげなデザイン課題には、それが顕著に表れている気がします。

アドバイスとしては、もうとにかく描くことですね!あたりまえですが大事です。そして出来る限りたくさんの作品を見る事!そこにはヒントが多く隠れていますので。そして極めつけは、いっそのこと絵なんか全然興味無い人(八百屋のおじさんとか)に作品を見て感想を言ってもらう事!!絵のことなんか普段全然考えないって人の感想のほうが、素直で的を得ていたりするもんです。(その分、作者としては傷つくこともありますが…)

ということで、これから冬が受験本番となります!!この冬休みが勝負ですね。小学生の時から教えている生徒が今こうして美大に入ろうとしている事実に、普段考えないようにしている己の老化を思い知らされた気もいたしますが、とにかく彼女がこの冬何かを掴める様に祈っています!!

田中幸介

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ブログ定休日のお知らせ

2013-10-20 23:32:13 | スタッフ講師
酒井先生が担当していた日曜日のブログですが、しばらくの間お休みさせて頂きます。
毎日お楽しみにされている皆様には申し訳ございません。

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パステルの扱い

2013-10-19 09:01:00 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Yamamoto_4山本 パステル

本日は皆様飲み会ではおなじみの山本さんの描かれたパステル画をご紹介いたします。今年復帰してからは、最初にデッサンをやられましたのでパステルは久しぶりだったのでは無いでしょうか。しかもパステルも新品です。
今回は、生花を事前に用意してのトライです。やはり花は写真でみるよりも実物の方が良いですね。

花の生け方もガーベラを中心に可愛く決まりました。山本さんの絵でもこのガーベラの存在感は凄いです。向かって左側のカーネーションも見えているのはちょっとだけですが花びらの薄さを上手く表現しています。パステルでこういった花びらのような細かい表情を出すのは難しいですが非常に繊細な使い方をしていますね。

そして花弁だけでは無く、良く見るとそれぞれの葉っぱの色身も微妙な色調の変化を感じ取り描かれているのが分ります。花が密集していると葉っぱ同士も色が混濁してしまうことが多々ありますがその辺りも気を使って描かれているのは流石です。

こうして見てみると花、グラス、背景をそれぞれ描く上で山本さんは、パステルの扱いを大変工夫されているのが分ります。パステルで描く時、全体をあまりにも擦りすぎてしまうと全体がぼやけてしまったり、上記のように色同士が混ざりすぎて濁ってしまいます。
パステルをあまり擦らないザラッとしたままの表情も大事にして描いていくと今回の山本さんの絵のようにモチーフの質感なども上手く表現できると思います!


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おかしなカボチャ!

2013-10-18 20:16:15 | 幼児
2013_10_18_01_3_4庄司です。酒井先生が退職されたので、後続として日曜クラスを担当させて頂くことになりました。ワクワクと気張って参ります!よろしくお願いいたします。

さてさてハロウィンづくしの幼児クラス、昨日に続いて今週行ったカボチャポットの工作をご紹介します!
ハロウィン当日に向けグッズが少しずつ揃ってくると、ワクワクも高まりますね。
紙コップにカラフルに模様を描いたら、紙を貼付けていきます。ハサミを使い慣れないと。色画用紙を切るのもなかなか大変。全然上手く切れない…なんて涙がホロリときてしまう時もありますが、ゆっくりやれば大丈夫!途中でつまづいても最後まで自分でしっかりと終わらせることが出来ると自信がつきますし、作品にもより愛情が深まります。先月は小学生クラスも紙工作でしたが、加減や思い通りに行かないところを工夫する力もつきますね。
2013_10_18_02色画用紙をカボチャの形に貼付けていく時の手の動きなど、皆なかなかサマになっています!
最後に目や口を付けて完成!

ひょうきんな表情を眺めているとついつい笑顔がこぼれてしまいます。ちらりと覗く紙コップの絵も見所!
素敵なマスクをつけてこんなにカワイイカボチャを持ったモンスターたちが現れたら…、お菓子も喜んであげちゃいます!?

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お先に・・・ハロウィン

2013-10-17 22:35:19 | 幼児
1016幼児クラス
今月の幼児クラスは、ハロウィンづくし!
3週連続ハロウィンにちなんだ工作が目白押しです。
まずは『変身グッツアイマスク』からご紹介します。左右の色が違うメガネをかけ、そこに見える色付きの世界を楽しんじゃう子ども達。色付きメガネにかなり大胆な装飾を施し、元のシンプルな丸型メガネの原形を忘れてしまうほどの迫力満点のデザインが魅力的です。このデザインが見ごたえあるのは、思い切った形の組み合わせが楽しさをアップさせていること、またたくさんの色を積極的に使っていること。原形から飛び出した思い切りの良さは、元気いっぱいの幼児クラスのみんなのパワーと一緒。このハロウィン変身アイテムをひとつ身に着けただけでも、こんなに楽しいポーズができるテンションなので、さらにアイテム増やしてとことん楽しめそうですね!
1009
こちらは、『オバケの住んでいる家』です。粘土で作ったカボチャのオバケと、どんぐりオバケが一緒に住んでいます。
屋根の上にドカッと座っているカボチャは、この家の主なのでしょう。何だか街を見下ろして怪しげですね。良く見ると、小さな部屋にはどんぐりオバケもたくさんいます。実はどんぐりにペンで顔を描き、いろんな表情のオバケが潜んでいるのです。
そしてこの家は、ハニカム構造の段ボールを使っているので、強度が抜群!これだけのオバケが住みついていてもビクともしません。
一足お先にハロウィンムードいっぱいになってきた幼児クラスです。制作はまだ続きます・・・・

伊藤

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紙工作報告ラスト

2013-10-16 00:10:00 | 小学生 工作
Kamikousakuteigakunen3
低学年の紙工作

アイス型マンションや2階建てのバック、ネコ型遊具など、オリジナリティ溢れる建築物ですが、自由な発想とは言いつつ平面から立体に起こす限界を知るのも紙工作ならでは。
丸に近付けることはできても、完璧な球にはならない
高く積み上げたくても、強度が足りない
円柱の側面に螺旋階段を沿わせたいが、隙間が埋まらない
どこで妥協するか、もしくは違うアプローチで近付けるか、アイディアの転換も必要です。
今持てる技術を出し切り、柔軟な発想で目指すべく着地点にそれぞれが辿り着きました。

Kamikousakuhappyou
そんな自信作でしたので、久しぶりに鑑賞会&発表会などしてみました。
普段はおとなしくてほとんど何もしゃべらない子がどうなるか心配でしたが、意外にも「私は~を作りました。工夫した点は~です。」「ここをスライドさせると動きます。」「思うようにいかなかったので、家でもう一度作りたいです。」など、みんなに聞こえる声でプレゼンできて驚きました!
逆にいつもうるさくて怒られてばかりいる奴らが「なんか作ってたらこうなっただけで、何作ったか自分でもわかんねーです。」などシャイな発表しかできず、その対比が面白い発表会になりました。(もちろん後から「ここぞという時に自分の意思を示せないなら、他人にくだらねー茶々入れたり自己主張する権利はお前にはねぇー!」とお説教タイムに突入しました。)
こういう発表は内向的な子には不向きだろうと、今まであまりやらなかった事を反省。苦痛かもしれませんが、無理すればできるならやらせないと成長できませんね。
最近物忘れの激しい父に「年なんだから忘れるのは仕方ない。だが思い出せないなら他人に聞く前に推測しろ!」と厳しく接している親不孝?オバラでした。

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美術系への進学

2013-10-15 20:05:51 | 学生
20131015

どうも幸介です!本日はアトリエの学生クラスより、高校生のデッサンをご紹介したいと思います。

芙実: この静物デッサンはアトリエに入ってまだ数枚目のデッサンです。まだまだ荒削りな部分と、見た目や言動とは裏腹に慎重派なのか、色彩が薄いのが気になります。しかし透明感の再現や、モチーフの明度の差など細かな部分は繊細に追えていますね。林檎の立体感など、時間がもう少しあれば描けたようなポイントがあるので、次回は臆せずどんどん描いていくのが重要になってくるかと思います!

加余子: 初の石膏デッサンということもあり、色のつけ方に惑ったようですね。各部の形やディティールに気を取られたのか、全体的に描ききれていない印象です。目鼻や布の起伏などの細部の明暗だけでなく、モチーフ全体の大きい明るさ暗さを描かないと今回のデッサンのように薄っぺらい(空間・奥行きを感じない)絵になってしまうので、次回の課題は目鼻立ちを追うよりも光源をしっかりと考え、大きく色をつける必要がありそうですね。

空海子: アトリエに入って一枚目のデッサンですが、美術系の高校ということもあって大体の描き方や、時間内に完成させることは身についているようですね。しかしモチーフの色にばかり意識が行ってしまったのか、光源が分かりづらく感じます。デッサンというよりも「絵」を描いているような印象です。デッサンは画用紙にただ絵を描くのではなく、モチーフが乗ってるその場所を描く、という意識の元に次回はデッサンをしてもらいたいと思います。

希代: 彼女もアトリエに入って一枚目のデッサンです。モチーフの形や模様などにとらわれ、やはり立体感の欠ける作品となっています。その場にある大きな石膏像というよりも、レリーフのような半立体に見えてしまいます。実物の石膏像をはじめ、モチーフには「輪郭」はあるけど「輪郭線」は無いわけですので、線ではなく明暗で立体を描き分けることを鍛えていかなければなりませんね。


以上美術系への進学を考えている高校生4人ですが、この中からも酒井先生のように逞しく、美術を生業にする大人に育っていくんでしょうか。美術系大学への受験は己との戦いも多い、孤独な勝負ですが、これからもどんどん苦労して技術を磨いていってほしいと思います!!



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