モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

紙の性格診断

2013-09-30 21:15:01 | 小学生 工作
201309301
月曜・木曜小学生クラス 紙工作 4~6年生

どうも!幸介です!本日ご紹介するのは、小学生クラスのケント紙を利用した工作、9月の課題の完成作品です。今月は低学年チーム(1~3年生)と高学年チーム(4~6年生)に分かれての制作でした。テーマは「建築物」ということで、お店やタワーや橋などから、遊園地のアトラクションのようなものまで、みな思い思いの作品に仕上がりました!

201309302

高学年ということで、切込みを入れて曲げる、カッターで切り抜く、立体と立体をパズルのようにはめ合わせるなど、色々な技法を使っていますね。中には立体よりも説明書きの文章に力を入れる生徒や、授業のほとんどを展開図と設計図に費やして最後の週にホッチキスなどをまったく使わずに組み上げる宮大工のような生徒もいまして、平面絵画などの絵を描くプロセスに比べ、立体制作は作品よりも製作過程に性格が現れるのかなーなんて思っていました。正方形の繰り返しで立体を作った生徒は普段の授業態度もしっかりしてるし、わけのわからない行き当たりばったりの作り方の生徒は普段から忘れ物が多かったり、まっすぐに垂直に伸びた立体を作った生徒は変に頑固で自分を曲げない性格だったりと、立体制作で性格占いも出来てしまいそうです。

完成作品をお家に持ち帰ったころだと思いますので、親御さんにはお子さんの性格を思い浮かべながら作品を見てあげてください!

田中幸介

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七つの絵柄をもつ人

2013-09-29 04:31:00 | 大人 水彩
Hatanosan   秦野 透明水彩(左から2枚) アクリル(一番右)

大分寒くなってきましたね!そろそろ衣替えの時期かもしれません。さて今日は、ガラスを描かせたら右に出るものはいない(?)と噂される水曜クラス秦野さんの作品です。今回は豪華に、3枚もどどんと載せさせて頂きます!秦野さんファン必見ですよ~!

まずは左から、ずらっと並べられた透明なガラスの中に、ひとつだけ青いグラスが置かれているというデザイン的なモチーフ。横からスポットライトを当てるなど、場所設定にもこだわりました。習作的作品でもありますが、上から見たグラスの口がリズム感よく並び、黄色・ピンクなどの印象的な色がちらちらと揺れる、遊び心あふれる作品です。そして真ん中、油絵のような大胆な色使いにドキッとさせられますが、こちらも透明水彩です。背景にここまで主張の強い色を入れるのは、秦野さんとしては珍しい試みなのではないでしょうか。茶色のガラス瓶にもかなり背景の色が映りこんでいますが、そちらに引きずられることなく、物と背景が見事にマッチしています。卓越した描写力を持ちながら、さらりと自然体で押しつけがましい雰囲気の無い美しさ。秦野さんならではの魅力です。

R2163587

サインもお洒落で素敵だったので、写真を撮らせて頂きました!この風に流れるようなサインも、軽やかな絵の雰囲気を作るのに一役買っているのですね。


そして、最後にちょっと目をひく一番右の作品。小さいキャンバスがアトリエ内に飾ってあるのをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はハードな猫好きでもある秦野さん、以前立体作品でも紺色の猫を作っていらっしゃいました。もしかしてオリジナルキャラクターなのでしょうか?ぴょこんとたった耳といたずらっこのような瞳。愛情のこもった一枚です。水彩で多くの人を虜にしておきながら、こんなに可愛らしい絵まで描けてしまうなんて、秦野さん…最高です!!!今まで秦野さんといえば一番左の水彩画をイメージしていたのですが、今回はあまりの七変化っぷりに感動です。まさに七つの絵柄を持つ人・・・。これからは一体どんな絵柄を見せて頂けるのか楽しみですね。    酒井

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奥さんの個展開催します

2013-09-28 01:01:00 | 大人 油絵・アクリル
Oku1_2奥 『裸婦』 油彩
左 外部の人体モデル絵画会で描かれていらっしゃった元の10号作品
右 トリミング後の6号作品

土曜日の担当の岩田です。もう秋の涼しい風が吹き始めていますが皆様以下がお過ごしでいらっしゃいますか。

今日は土曜日午後のクラスにチケットでいらした奥さんの油彩をご紹介致します。奥さんはこの土曜日のブログでも比較的、登場回数が多いのですがその理由はとにかく描くのが早いのです。しかも一枚の作品のみを継続して描いているのでは無く、同時に何枚かの作品を描いていらっしゃいます。

今回のこちらの油彩は別に通っていらっしゃる教室で裸婦を描いたものです。いつもながらこちらの作品も奥さんならではの独特な描き方が面白いですね。人物の中に残したオレンジ、グリーン、青といった鮮やかな色がとても大胆で良いです。背景の引っ掻いた表現も下に置いた赤がとても良い効果を出しています。

特にモデルさんの顔など見ると良く観察をしているなあと感じるのですがそういった観察眼と衝動的、感覚的に扱われた絵具の表情が相まってとても魅力的な作品になっていると感じます。

こちらの作品ご覧の通り、元の絵を切ってトリミングしてみました。トリミングする以前の絵も良いのですが地と図の関係で言うとやや地、つまり背景の面積が多い為にどこか大人しい印象を受けます。
人物の場合、全身を入れて描くのも良いのですが立ちポーズや椅子に座っている場合など思い切って膝下を切って画面に入れた方が人体の面積が大きくなるのでその分人物自体の魅力も増して見えるかもしれませんね。

そしてその奥さんがなんと個展を開催致します!場所は日吉駅から徒歩2分とアトリエからも比較的近いですので是非皆様、足をお運び下さいませ。詳細はこちらでございます。


第1回 奥マリ子個展

◎日時 10月4日(金)~10月8日(火) 10時~17時

◎会場 ギャラリー日吉 尾嶋ビル3F  ? 045-563-5898 ※東急東横線日吉駅下車西    口から徒歩2分

◎展示作品 油絵:犬、猫、鹿、仏画 その他  賛助作品 小原京美 岩田俊彦

◎同時開催 特別展パッチワークキルト 落合光恵 

どうぞ宜しくお願い致します。  








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遠くを望む

2013-09-27 21:18:31 | 大人 油絵・アクリル
Takahashi_06高橋 油彩

ぐんと寒くなりましたね。久しぶりに髪をバッサリ切ってきました(本当は夏のうちに切ろうと思っていたのですが)さっぱりスッキリで、更に張り切って参ります!

本日は水曜午前大人クラスより高橋さんの油絵をご紹介します。
ご自身で撮られた写真をモチーフに、風景画を描かれました。濃い緑、雲を運ぶ力強い風、夏のイメージを強く感じる作品です。自然の中にも、人の営みや息遣いを感じさせる高橋さんの作品。雄大さと同時に中央の柵が入り込む様子などに愛嬌を感じ、自然と顔がほころんでしまいます。
そして!溶岩の垂れる山の稜線が、空になんとも晴れやかに浮かび上がっていますね!手前の木々も、強い調子でのせたことで臨場感が現れています。手前を強く描くことで後ろに立つ山も引き立ちます。

更にピュアレッドを山の淵にのせることで視線をぐっと奥に惹き付け、アクセントとしても活きています。私は高橋さんの描かれる油絵の、背景にそびえる山の色が特に好きなのです。今回も、重ねた色の層がしっかりと大地にそびえ立つ重さを表しています。暗い緑、青、オリーブグリーン、紫…と複雑な色味を組み合わせて描かれています。その上に薄くといた赤をおつゆがけして乾いた筆でぼかしていったのですが、こういった技法も高橋さんの作風に合うのではないでしょうか。じわりと滲むような風味が出て面白いですよ。また、空の部分の下地にもビビットなピンクを使ったことで、パーン!と抜けるように明るい空になっています。下地の重要性がとても良く伝わる作品でもあると感じます。この作品、赤が多いに仕事をしているのですね。

稜線の美しさは遠くから眺めなければ分かりません。遠くのものを遠くに見えるように描く、それが出来ているからこそこのようにすばらしい作品になったのです。嬉しいです。

さて高橋さん、お次は鉛筆画!油絵を数枚描いたらデッサン…というご自身で作られたサイクルで描いていくことで、油絵にもデッサン・鉛筆画にも、それぞれで培った力がフィードバックされることでしょう。私はそれが、とても楽しみなのです! 庄司でした。

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マスコットキャラクターにしたい!

2013-09-26 22:36:17 | 幼児
Youji2_2
幼児クラス
と~っても賑やかな動物園ができました!
お洒落な模様が自慢の動物達です。下地の色画用紙に合う色のチョイスがセンス良いですね!
動物の体の部分の模様にはデザイン的要素が多く見られ、テキスタイルにしたら素敵ですよね。
出来上がった動物は、Tシャツにプリントして自慢して歩きたくなる可愛さです。
最近は、こどもが描いた絵をデザイン処理してアート作品に変える会社がありますが、その中にはぬいぐるみにしてくれるところもあるとか?!この動物達がぬいぐるみになったら、こどもだけでなく女子高生や女性にもヒットするでしょうね。
大人が手にしたらきっと癒されますね、この表情・・・。
Youji_2
一人一枚の画用紙(B4サイズ)で制作したのですが、紙を無駄なくほぼ使い切っています。
今、小学生クラスで紙工作を制作中ですが、その授業でも1枚の紙から無駄なく作ることを重視して制作しています。ちょっと考えてみることで、効率よく無駄のない作業ができることを小さい時から経験して、制作の時だけでなく何か応用できる場面でふと思い出してくれることを願ってます。                 

伊藤



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着衣モデルのデッサン

2013-09-25 21:08:02 | クロッキー会
Kurokki
どなたでもご参加頂ける、人物クロッキー会のお知らせです。
アトリエでは第1土曜日に着衣の人物クロッキー会を行っています。
固定ポーズを20分×5回(ポーズとポーズの間に5分休憩を挟む)行います。
今回はすらっと背の高い高校生にホットパンツを着てもらう予定です。
皆様のご参加お待ちしております!

日時   10月5日(土) 16:00~18:00 (入室は15分前より可能です。)
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

本年度最後のクロッキー会となります。

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小学校受験直前

2013-09-25 01:02:33 | 小学校受験
Jyuken
プライベートレッスンにて…
左ー人に親切にしてあげた場面を描きましょう
中ーあったらいいなと思う乗り物を考えましょう
右ー○△□全ての形を使って絵にしましょう

ほとんどの私立小学校が9月末から11月初めに入学試験を行う為、小学校受験火曜クラスの授業が本日で終了し、月曜クラスも来週で終了します。
早いお子さんは3歳からアトリエに通い、絵や工作の技術・作品を言葉で他人に伝える発表力、そして何が起こってもくじけない前向きな姿勢を鍛えてきました。
幼稚園生が受ける入学試験にどうして美術があるのか、小学校になぜ図工の時間があるのか、漠然と使ってしまう言葉“情操教育”とは本来なんなのか、美術が人間形成にどんな影響があるのか、その明確な答えをこの子達は自らの存在で証明しているような気がします。
「美術は役に立たない。」確かに絵そのものはたいていお金に変えることはできません。
しかし失敗してもそこから思ってもみなかった新しいものが生まれたり、次回は同じミスは繰り返さないと学んだり、自分の行動に意味を持たせ他人にそれを伝えたりと、勉強では得る事のできない生きる力を身に付ける事ができます。
今日ミオスを卒業した年長さん達も、そんな逞しさを武器にする事ができるように成長しました。
本当に嬉しく思っております。 オバラ

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喋り盛り達

2013-09-23 20:03:44 | 学生
20130923_2
学生クラス 油彩
左から まなみ(中1)  ゆうか(中1)  ゆきこ(中1)  ほのか(中1)

どうも幸介です!本日も先週に引き続き学生クラスより油彩をご紹介いたします。本日の4枚は中学1年生女子4人の作品。中学生女子というのは大変かしましい年頃でして、声量のボリュームのコントロールも身に付けていない上、どうにもこうにも喋っていないと生活が成り立たない年頃でもあります。満足な会話が出来なかった日や、友人知人に理解してもらえなかった日なんかは、「どぉせウチにはホントの友達なんてぃなぃ・・・ウチの人生マヂ終ってる↓↓」 なんて風に、気分の上がり下がりも極端です。単純な気持ちで生きてる僕にとっては、非常に内情予測の困難な相手と言えるでしょう。

そんな中学生女子達の作品。まずはそれぞれを簡単に紹介いたします。

まなみ:オシャレよりも動きやすい短パンだよね!小学生のなごりが抜けない、じゃりんこ系女子
ゆうか:男兄弟がいるであろうことが容易に想像できるけど、最近女子っぽさにも気付き始めました。男子系女子
ゆきこ:裏が無いというよりも裏をつくれない、素直というよりも単純、正直者系女子
ほのか:アトリエには喋りに来てます!黙って絵を描く?無理です。ボリューム抑えれません。壊れたラジオ系女子

以上の4名ですが、そんな当人たちに作品のコメントを貰いましたのでこちらもご紹介いたします。


まなみ:小学生のときとちがって、時間をかけてやったので、よい作品になったと思います。筆づかいにもなれ、影も上手に描けました。一番がんばったのは、バラの絵を描くことでした。花を描きたくないと思っていたけど、かいてみるといいなと思いました。でも花をかくとき、影をつけるのが難しかった。でも先生に手伝ってもらい、しあげることができました。額もきれいにかけ、額なしの絵よりはなやかだと先生に言われたのがうれしかった

ゆうか:小学生のころと違って、学生クラスの方がしずかにしなくてはいけなくて、ちょっとつらかったけど、なれてきてあまりしゃべらないようになりました。全体的に色をぬり終わるのが早かったけど、そこからのちょうせいがすごく長かったです。でもとても楽しかった。

ゆきこ:小学生クラスとちがい、しらない人がたくさんいた。油絵を久しぶりにつかった気がした。アトリエでこの絵をかいたあと、部活でも油絵をつかって、色のつかい方などつかいやすかった。アトリエと学校はやり方がちがくて、学校のほうがたいへんだった。

ほのか:赤い缶のサビや、遠くにいくにつれての形などが、色をぬるときよりも最初の下描きが一番大変な所でした。小学生の時とは違って時間をたっぷりかけて描けたのが良かったです。


…そんなこんなで、皆一様に小学生クラスの時よりもその完成度に満足しているようで僕もうれしく思います。欲を言えば、そのいつものおしゃべりの時間を少しでも制作に費やすのに使ってくれればいいのだけど……なんて考えましたが、きっとお喋りありきの制作意欲でしょうし、その息抜きがなければ完成しなかった筈なので、少々大目に見ることにいたします。きっと彼女たちはあと向こう10年ぐらいはしゃべり盛りかと思いますが、その傍らで描画のスキルも上げていってくれることを期待します!

田中幸介

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鋭い眼光

2013-09-22 04:56:00 | 大人 油絵・アクリル
Yahagiookami矢作 油彩

親戚のところで赤ちゃんを抱いていたら筋肉痛が酷い、酒井です。鍛え方が足りないなとしみじみ感じています。さて今日は日曜クラス矢作さんの作品を紹介します。毎回意欲的に様々なモチーフに挑戦される矢作さんですが、今回は動物モチーフに初挑戦!ギロリとこちらを見上げる鋭い目つきに視線が逸らせなくなるような、リアルな狼を描いた作品です。アトリエに置いてある動物図鑑の1ページを参考にしたものなので、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

なんといってもこの毛の表現に驚きです。鼻先から頭部にかけて少しづつ違う毛の長さや、野生動物らしい少し堅そうな手触りまでとても丁寧に表現されています。鼻筋のあたりは、撫でると皮膚の下の骨の固さまで感じられそうなほど。地面の色も試行錯誤を重ねて、まるでペルシャの高級絨毯のような上品な色合いに仕上がっています。

実際の写真よりも矢作さんの作品の狼の方が心なしか優しく、聡明そうな印象をうけます。人物画は本人に似る、と言いますが、タッチには必ず自分の性格が繁栄されてしまいますから、動物も同じかもしれませんね。ちなみにこの狼、小原先生曰く「うちの犬(シベリアンハスキー)にそっくり!」だとか。私はひっそり「あらしのよるに」という絵本に登場する狼ガブを思い出していたのですが。どちらも顔に似合わず甘えたで、ちょっぴり臆病な性格です。鋭い目つきの中にほんの少しの愛嬌がある狼。矢作さんの新しい可能性を見た一枚でした!

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今、できること 明日まで

2013-09-22 00:50:45 | 大人 油絵・アクリル
Yamazakikoten
オバラです。本日、山崎さんの在籍するクラスメイトの皆さんにお声掛け頂き、山崎さんの個展に庄司先生と一緒にお邪魔し、レストランでランチを楽しませて頂きました。
自然光が燦々と降り注ぐ中に飾られた作品達が19点、小さいながらもそれぞれが輝いていました。
以下は山崎さんから頂いたコメントです。

個展を意識して、実現するまで3年の日数がかかりました。一枚描くのがやっとなのに…(^-^)。 きっかけは、自分の絵を某病院に、ある期間置いてもらったこと。
小原先生と抱きあって喜んだ。 そして、先生や額職人さん達と一つの作品を作り上げている。という喜びが自分を変えたと思います。 そして、その喜びは今も色あせていません。 今回の作品は、(自分が癒されたい気持ち)を求めていたかもしれません。…でも、個展を自発的にやってしまう自分。実現しなかったけれど、銀座のギャラリーまで、自分の作品をもっていってしまう自分は、(目立ちたがりや?)シャイであるわけがありません。 やった以上は、これからが大きい。神宮さんが「なに、やっているんだ。はやく登ってこい!!
と言ってる気がしました。これから先どんな絵を描くのかは、一度気持ちをクリアして、考えて行きたいです。また、個展やりたいです。地域の美術展にもエントリー続けたいです。どこに自分が住もうと…絶対に!
山崎

生徒さんが公募展に出品されたり、展覧会を開いたり、作品が売れたり、というのは本当に自分の事以上に嬉しいものです。
山崎さんは来月遠くに引っ越しをされてしまうので制作を続けられるか心配していましたが、頼もしい熱いメッセージを頂き安心致しました。
どうぞお元気で絵を描き続けて下さい!
山崎さんの個展は明日までです。少々遠いですが、ぜひ皆様御高覧下さい!

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それぞれの思い

2013-09-20 23:33:57 | 大人 油絵・アクリル
Nagase_18
永瀬 アクリル 

そろそろサンダルは寒いか、いやまだいけるのでは…と悩んではついつい履いています。夜はもう随分と寒くなりましたね。

本日は、水曜午前大人クラスより永瀬さんのアクリル画、サムホールサイズの連作をご紹介いたします!スピード感溢れる永瀬さん、サイズも小さめということもあり2週で1枚くらいという早さで仕上げていきます。どんどん描いて並べて飾ったら、絶対オシャレ!ということで、挑戦した今回。せっかくなので、大きいアンティークの額の中に配置しても素敵ではないでしょうか。気分によって絵の配置を変えたり、新しい作品と入れ替えたり…色々な楽しみ方が出来そうです!

この連作は『それぞれの思い』をテーマに、モディリアーニの油彩と船越桂の彫刻の写真を模写しました。しかし模写にとどまらず、自分の世界観に引っ張り込んでいるところはさすが。こうして並べてみると、様々な年代・立場の女性たちの心情に想像がより膨らみます。

それぞれの作品、背景に溶け込むような暗い服装の上段左は紫と赤の入り具合が絶妙です。レース様の髪飾りも可愛らしくアリスのような毒も感じさせる中央、柔らかいタッチでパステル調の色をのせて冷たい光を演出している上段右。逆に下段左のようにナイフをつかいはっきりとマチエールと色調の差を出している背景もセンスとインパクトがあり、女性の姿が引き立っています。燃えるような赤の背景は高校三年生くらいの不安定な年頃を思わされます。そして下段右のグリーンの背景に柔らかい巻き毛の作品、この作品はモディリアーニの中でも晩年のかなり肉感的な作品が元になっています。どれも見所があり、1枚で飾っても美しいですね。
しかしどの女性も、一筋縄ではいかない頑固さを感じさせませんか?いつも穏やかに微笑んでいらっしゃる永瀬さん、その内に秘めたる情熱や激しさが伺えます。
 

Nagase_15_3制作途中の写真もご紹介。背景の下地を作る時の永瀬さんはいつにも増して輝いています!ペインティングナイフで絵の具をどんどんとのせて、ラップで馴染ませたりマチエールをつけたり…何でも使い、思い切り絵の具と遊ぶぞ!という意気込みが伝わってきます。直感でパッとのせた色が新たにひらめきを与える、そうして描いていくのは本当に楽しいものですね!

 
Nagase_17ちなみに…。『偏頭痛』というタイトルのついた上段左の作品、面白い仕掛け?があるんです。思い悩む表情の女性の右肩には男性らしきシルエットが。彼が彼女の頭痛の種、というわけです。このシルエットは全く意図せず現れたそうなのですが、偶然の産物からどんどんとうまれてくる自由な発想、絵を楽しむとはまさにこのこと!たまらずワクワクしてきます!庄司でした♪

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食欲の秋!

2013-09-19 22:40:53 | 親子
Oyako1_3親子クラス
今日はお月見日和で、本当に月が綺麗ですね!夜道も月の光で明るいです。
しばらく夏のイベント報告のブログが続いていて、親子クラスの紹介ができずごめんなさい!
2か月振りの親子クラスブログとなってしまい、大変お待たせしました。
金曜日に授業日が増えたことで、月に1回~4回まで好きな回数参加できるスタイルに変わって、今までキャンセル待ちをされていた方にもご参加していただけるようになりました。

上の写真は、制作が始まる前の導入としての簡単な造形あそび風景です。この日は、紙を切ったり貼ったりして制作するテーマが後にあったので、たくさんの色画用紙を丸シールで貼りあわせて、できた形から何かを連想する遊びです。シール貼りが大好きな年齢なので、2歳児も3歳児も上手に貼ってます。色や形に興味を持つ子もいますし、シールの貼り方に規則性をもって貼るお子さんもいたり、見立て遊びがかなりできるようになってきました。
Oyako2_3
さて、この日のメイン制作は、『ピザ』作りです。
ピザソースには、実はケチャップ色の絵の具と糊が混ざっているのですが、ソース容器に入っているので、本物にしか見えない!スプーンでピザ生地(段ボール)に塗り広げる様は、もう疑いなし!
Oyakopiza_2
色画用紙で具材をカットしたものをトッピングすれば、『ピザ』のできあがり!
ハサミは、始めて使うお子さんもいて、まだ使い慣れていないので、あらかじめ細長く切って用意しておいた色画用紙にハサミで1回切りする練習をして、お母さんに補助していただいて、たくさんの具材ができました。1回要領を得ると、ハサミは楽しくなってしまうんですよね。2・3歳児がハサミに興味を持つと、大人がちょっと目を離した隙に髪の毛を切ってしまったり、服を切ってしまったり、どこの家庭でも聞く話です・・・。
Youjipiza_2
こちらは、同じ内容で幼児クラスで制作してものです。トッピングの一番上のチーズの下になってしまって具材がよく見えないのですが、さすが幼稚園生は、プチトマトやブロッコリーなどリアルな形に切り貼りして工夫しています。お見せできないのが残念!夏から食べ物制作が続きましたが、食べ物が美味しい食欲の秋はこれからですね・・・!           伊藤

今後の日程
9月20日(金)・24日(火)
10月4日(金)・8日(火)・18日(金)・22日(火)
11月8日(金)・12日(火)・22日(金)・26日(火)
12月6日(金)・10日(火)
12月17日(火)クリスマス会



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久々の純粋紙工作

2013-09-18 23:52:00 | 小学生 工作
Kamikousaku
オバラです。小学生クラスの今月のカリキュラムは、『紙の可能性を探求し、建築物を作る』というもの。
一口に紙と言っても、ちり紙や新聞紙のように薄いものからボール紙のように厚くて丈夫なもの、色や材質の違うものなどたくさんの種類がありますが、今回は少々高価な厚手のケント紙(ツルツルでコシのある真っ白な紙)を用意しました。

まずは1枚の紙から必要な形を無駄なく切り取るテストをしましたが、半分以上の子が小さな○を切り取る時に、日の丸のようにど真ん中から切り出してしまいました。
必ず端(角)から使い、次に切り出す形は前の形に接して取り、常に大きな四角が余っているようにする事。紙の直線や角は利用すること。を約束させ、方眼ボール紙でサイコロや半球を作った後は、コピー用紙で試作品作りをしました。

本番のケント紙に入る時は、限りある材料を無駄無く使う訓練をする為、失敗してもう一枚使う場合お小遣いから100円徴収すると脅しました。その甲斐あってか、現金な子ども達は定規で正確に図り真剣に取り組んでいます。

画用紙を細長いテープ状に切り、縦に真ん中で折ったものを組み立てて塔にしたり(二つ折りににして角をつけたものをアングルといい、鉄骨の建築などに使われています。)、円に切り込みを入れて重ねて貼り合わせドームを作ったり、半円を丸めた円錐形の屋根も多いです。
円柱、角柱、円錐など基本的な形を応用したり、接合(組み立て)したり工夫して、果たしてどんな建築物が建設されるのか!?ご期待下さい!

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学生の油画!!

2013-09-17 20:13:53 | 学生
20130917
学生クラス 油彩
上段 左:樹奈(中3) 右:宙紀(高2)
下段 左:優海(中1) 中:一平(中2) 右:ひなた(中1)

どうも幸介です!本日は学生クラスの油彩をご紹介いたします。小学生クラスと違い、モチーフは自分で選ぶことになるので、風景・静物・空想画と人により様々な作品となりました。まずは作者達を簡単に紹介いたしましょう。

樹奈 :頑固なお嬢様
宙紀 :筋肉ムキムキの帰宅部
優海 :ザ・のんびり
一平 :小3
ひなた:ひねくれ甘えん坊

以上の面々ですが、本日は本人達に作品の紹介をしてもらいましょう。では上記の順番でいってみましょう!

樹奈「今回選んだモチーフの「シェーンブルン宮殿」の装飾がとにかく細かくて、再現するのがとてもむずかしく、時には建物を描くのを放棄し前の庭園に力を注いだのもしばしばありました。モチーフ選びに失敗した!!と何度か後悔しながらも、なんとか完成まで漕ぎ着けた今となっては、とてもいい勉強をさせてもらったと感じています。今後はもっと画力をあげてから、またこのような建物にチャレンジしてみたいと思いました。」


宙紀「自分の好きな岡本太郎の作品を自分なりに組み合わせ、オリジナル太朗作品を作成しました。グラデーションを多く行い、太朗の作品の世界観を出しつつオリジナルにできたと思います。左側の「明日の神話」はだいぶ本物に近づけたので自信があります!!授業は楽しく面白い後輩もいるので毎週楽しいです!」


優海「僕は小学生クラスから学生クラスに上がっても、あまり変わったことはないと思います。が変わったことも少しあった。まず、課題が自由に決められること。だが今はやりたいことがとくになかったので、今は先生にすすめられるままにやっている。小学生クラスもたのしいが、学生もあんがいたのしい。」


一平「僕の絵を描こうと思った訳は、幸介先生の本できょうりゅうの写真集を見たからです。絵の設定は、地球と似た星できょうりゅうだけがいる星です。きょうりゅうしかいないのに、なぜか人間が作った建造物があるという変な星です。僕はこの絵をかいて色の使い方を学びました。例えばティラノの色は緑ですが影のところは同じ緑でも濃くして色んなものをそれで描きました」


ひなた「ビンの形がむずかしかったけど、先生たちがアドバイスをしてくれたのできれいな形でかけました。次の絵もビンを描くので、アドバイスをいかしてかこうと思います。」


以上本人達の感想です!いかがでしょうか。なんとなく学生クラスの雰囲気が伝わるでしょうか。本日ご紹介した5人は、全員元小学生クラス。今回の作品や感想を見て、成長したなぁとまじまじと思いました!今後の彼らの作品に期待したいと思います!

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美大進路選び

2013-09-16 22:08:37 | 学生
Gakuseikayosatoko左 加余子 高2 /  右 彗子 高1

オバラです。
こちらの二人は美術系の学校に通う高校生ですが、自分はどんな学部が向いているか、どういう仕事をして食べていきたいかのビジョンがぼんやりしている為、今は色々な画材に触れさせて手応えを見ている最中です。
二人共、油絵科出身の私から見てなかなか良いセンスの持ち主。彗子など初めての油絵にしてこの捉え方は油画の感覚が優れていると言えるでしょう。将来の事を考えて就職しやすいデザイン系に行かなくてもいいと思います。
しかし一口に美術系とは言っても専門は、医者で言えば皮膚科か耳鼻咽喉科程の違いがあり(外科か眼科かという程ではありません。)そうやすやすと『私はプロダクトデザイン科に行きたい!』などと答えが出る訳ではありません。

美大受験するにあたってまず第一に決定して欲しいのは、ファイン系かデザイン系か、自分がどちらの方面の勉強をしたいかはっきりさせること。
ファイン系は、油絵・日本画・版画・彫刻などがあり、自分の制作したい物や表現を追求して作品を作る学科です。
デザイン系は、グラフィックデザイン・プロダクトデザイン・建築などがあり、作る条件や、使用する人、場面などを視野に入れて、物をデザイン(図案設計)する学科です。
また最近人気の出てきたアニメーション・漫画・映像・写真などもあります。
進路選びがブレると受験勉強にも身が入らないので、ここでやりたいことはハッキリさせておきましょう。

ちなみに性格的に美術系が向いている人の例…
昨日の講評で映像科を受験予定の高3学生に「毒っ気、インパクト、オリジナリティーを持ち、無難にまとめたつまらない作品にしないこと。性格的に優しく真面目な常識人が面白い作品を作るのは無理ではないが難しい。素直に講評を聞く振りをして心の中では『おい!小原と田中で真逆のアドバイス言ってんじゃねーかよ!?こうなったらぜってー言うこと聞かねー。いつか2人共殺す!』位の気持ちでいないと美術界では生き残れない。もしくはクソが付くくらい真面目か、バカが付くくらい正直であればまたそこにユニークな個性が生れる可能性もある。他人を傷付けず場の空気を読むのは優しさじゃなくビビリ屋だからだ。優柔不断な風見鶏にならないで己を貫け!」と言いました。
まとまるのが苦手で基本的に個人プレー・他人と同じが嫌いで少々卑屈なタイプなら、美大に向いてる!かも?

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