モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

アートディレクション

2010-05-31 04:57:00 | スタッフ講師
20100531

どうも幸介です。
アトリエでは、例えば油絵やデッサンや水彩、最近では日本画を描いている方も増えつつあって、いわゆる「絵」を描いている方が多いですよね。…まぁ絵画教室なんで当たり前の事なんですが。ブログでも小原先生の「油絵は絵の醍醐味!!」や赤尾・千野先生の「日本画もオススメ。」などの記事も見られます。しかーし!今ここで僕がオススメしたいのが「デザイン」です!!

何故アトリエではデザインをする生徒さんが少ないんでしょうか。少ないというより、皆無に近いですよね。しかし良く考えてみると絵画よりもデザインの方が皆様にはより身近なハズ。洋服はもちろん、例えばいつも買っている雑誌、使っている身の回りの雑貨、よく聴くCDのジャケット、家電・食器・インテリア・文房具・テレビCMに電車の中吊り広告などなど、デザインに関わっているものだらけです。むしろデザイン無くして現代の生活はなりたたないのかもしれません。絵画教室で絵の技術を高めた今だからこそ、それを活かして身近な何かを自分でデザインしてみてはいかがでしょうか。

「家族の写真のアルバムの表紙を作る」
「結婚式につけたいコサージュのスケッチを描く」
「ちょっとひねりの利いた年賀状の構成を考えてみる」
「渡した相手の印象に残るような名刺を作る」

など、アトリエでも出来そうなデザインは意外とありそうです。さらに今年はミオスでも展覧会がありますから、「知人に展覧会の告知をするダイレクトメールを個人的に作る」なんてのも良いかもしれませんね。

水彩や油画などの自身の内面を表現する芸術と違い、デザインは「誰に何をどう伝えたいか」や「これを見てどんな風に感じてもらいたいか」等、自身の発信ではなく他者の受信に重点を置いた芸術です。プロセスがまるで違うんです。ただ、作りたいものを作るという点では同じです。

という事で、デザインをオススメすべく今日の画像には有名なデザインを載せてみました。全て、今現在の日本のデザイン業界の第一線で活躍する作家達のデザインです。目にした事があるデザインもあるかと思いますが、どの作品も単純なようで1ミリのズレも許されないような構成になっています。こんなデザインがスパッと出来たらカッコいいですよね。

油画や日本画などすご~く時間のかかる作品(しかも準備も片付けも大変)の息抜きに、皆様デザインはいかがですか!?ご興味のある方は僕まで是非ご相談ください!!

田中幸介

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未完成

2010-05-30 22:23:44 | スタッフ講師
Matuokafuji松岡 『富士山』 透明水彩

『富士山』  

石川丈山

仙客来たり遊ぶ雲外の頂
神竜棲み老ゆ洞中の淵
雪は素の如く煙は柄の如し
白扇倒に懸る東海の天


この詩を元に、描かれた作品です。
でも実はまだ完成ではありません。
この絵の中に、ご友人が書でこの詩を書き込むのだそうです。

昔は何か言葉を述べる機会や気持ちを言い表したりする際、詩を引用して表現したり、その詩に絵を添えて掛け軸などにしていました。
座右の銘や古くからの漢詩などに自分の心のあり方を重ね、精神的な深い味わいを含ませます。このような作品からは、決して一瞬の気まぐれではない、永遠の重みと深い味わいが感じられます。
ぜひ、書をしたためた後、また拝見したいものです。   オバラ

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「盛りつけリアル3D技法」とは!

2010-05-29 03:47:00 | スタッフ講師
St330268_2椎原 「盛りつけリアル3D技法」 油彩

チノです。今日はタイトルからもおわかりのように、再び新たな技法(?!)のご紹介です!↓

「くじけながらがんばりました。残る絵具がもったいないので、ナイフですくって盛りつけました。そうすることで立体感がでました。乾くのが半年ですが、ぜひ皆さんもやってみて下さい。」

・・・・もう、椎原さんのセンスがすばらしいです!!形の取り方や色のセンス、言葉のセンス、そして遊び心(笑い)のセンス(今日も椎原さんの話で周りの生徒さん大爆笑でした!)、、、例えば、技法書に、「盛り上げ技法」と書かれているより、「盛りつけリアル3D技法」と書かれていたほうが、「えっ、何々?!」ってなりますよね!そんな人を惹きつける発想力が最高です。
画面を通してのびのび~とした感じが伝わってきますが、大人になって、しかも油でそれを表現できるのって、写実的に描く以上に難しいのでは?と感じるのですがどうでしょう?

実はこの2枚は油絵入門の練習編で、次回から、大本命の愛犬メルルを描かれる予定です。これからが本番・・・!楽しみですね!


St330269_2_2

表面的には固まっていますが、中が乾いていない「膿んでいる状態」なので、最後の仕上げの保護用油(ワニス・・・完成した絵の画面を大気中のガスやチリなどから保護するためのニス)などを塗られる場合は、少なくとも半年乾かしましょう。(とはいえ普通に飾れるので特に気にすることはありません♪)

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コスプレ大好き!

2010-05-28 20:12:03 | 小学生 工作
Kamen_2オバラです。
現在、アトリエの壁には小学生クラスの製作途中の仮面が79個、飾って(乾かして)あります。
ベネチアの仮面舞踏会は、顔を隠せば庶民も貴族も分け隔てなく楽しめるとの理由から始まったそうですが、ミオスの仮面は身分というより、年齢、性別はもちろん人類かどうかさえ怪しいかぶりものがたくさん!
しかも一日1個身につけたって、ローテーションするのに2ヶ月以上掛かるこの数!
こんな作品に囲まれた生活、ハ~、うっとり♪
てな訳で、授業後夜な夜なやっちゃうんですよ。一人ファッションショー★
水道の鏡の前で、後ろ姿を見る為にターンまでしちゃったり。
挙句の果てにこんな撮影会をしていたら、なんとなく視線が…
隣の塾の先生に見られちゃった…

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コミュニケーションツール

2010-05-27 21:28:34 | スタッフ講師
0527_2

先日保護者の方から1冊の本をお借りしました。

「工作図鑑」といって、手、はさみ、小刀、千枚通し、かなづち、のこぎり、きり、ペンチなど、いろいろな道具の使い方を覚えながら、伝承おもちゃから創作のものまで170種類のおもちゃの作り方が紹介されています。身近なものを使って自分の遊び道具を作る 「作って遊べるおもちゃ全集」です!

私が今までに見たことのある工作関係の本とは一風変わった印象で、昭和時代を思い出すレトロな感じのイラストにまず惹かれてしまいました。
(図鑑シリーズは、全9シリーズあるそうですよ!冒険図鑑、生活図鑑、遊び図鑑などなど、こどもだけでなく大人が読んでも親子で読んでも面白そう♪)
工作図鑑に載っているおもちゃは、どれもシンプルな構造のものばかりですが、これらの基本形の作り方や仕組み、道具の使い方が分かれば、楽しく応用の幅が広がりそうです。

工作は苦手だなと思っている人もいるでしょうし、得意な人もいるでしょう。材料をばっちり揃えてから始める人、その辺に転がっている身近な材料から何か思いつき作り始めてしまう人、取り掛かりもいろいろですよね。

私もこどもの頃からものを作ることは大好きでしたが、工作っておもしろいなと大人になって改め気づくきっかけになったのは、おもちゃとの出会いでした。私にとっての工作の原点なのかもしれません・・・・。

それは、今から8年くらい前のこと。
第2子が幼稚園入園前の子育て真っ最中の頃です。

子育て中のお母様は、毎日お子さんが遊んでいるおもちゃってどんな意味があるのだろうって考えたことありますか?身近なものでおもちゃを作ることができるって知ってますか?

私は、おもちゃにとってもこだわっていた時期があって、日本のおもちゃだけでなく、外国のおもちゃなどにも興味が湧いていろいろ調べたり見に行ったりしているうちに(好きな木のおもちゃ屋には弟子入りさせてください!なんて飛び込んで行ったり!)、今度は身近な物で遊べるものを作ってみようと、だんだん視野が広がっていきました。いろいろ学んでいるうちに最終的には、おもちゃコンサルタントという資格まで取得してしまいました!!

当時、下の子が3歳だったので資格をとるための勉強はこどもが寝静まった深夜のみ。学生以来、資格取得の為とはいえレポート提出するなんて思ってもいなかったけれど、夜な夜な作る手作りおもちゃは次の日のこどもの反応が楽しみだったし、今やるしかない、今やりたい、という気持ちだけで無我夢中だったのでしょうね。
手作りおもちゃは、作る過程も楽しく作り終わって遊べる楽しさもあり、まさに親と子のコミュニケーションツールとして私はお勧めします!!

幼稚園生や未就園児のお子さんをもつお母様お父様へ
これから梅雨の時期に入り、外遊びができないときこそ手作りおもちゃの出番ですよ!

今から空き箱・ペットボトル・ダンボール・ビニールなど廃材をたくさん溜めておいて、雨降りの日に床いっぱいに広げて親子で一緒に作って遊んでみるのもいいかもしれないですね!
         
伊藤絵里

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いろんな画材に触れてみよう!

2010-05-26 00:39:00 | スタッフ講師
Yuri

赤尾です。
こちらは私が大学に入学して初めて描いた日本画です。
先週も第一弾の坂元さんの絵をご紹介ましたが、水曜日大人クラスは初めての日本画を描いている方が多く、皆さんの岩絵の具への反応がとても新鮮です。
私も大学に入学して初めて日本画を描いたとき、粒子の粗さによる色の違いや本描きに入るまでの過程の多さなどに衝撃を受けた覚えがあります。
油絵やアクリル、CGなど使い勝手の良い画材が主流の現代で、何故日本画という習得が難しくお金も時間もかかる古典的な画材を使って絵を描くのか・・・日本画を専攻していると、どうしてもこの問いがつきまとってきます。
私が日本画を勉強して本当に良かったと思っている点は、絵の具を作る過程から自分で経験することで絵を描く素材についてより深く考えるようになったこと、江戸時代の屏風絵など、古典絵画が大好きになったことに尽きます。
2日前の幸介先生のブログでも「技術を磨いて描きたいものを描く」のか「描きたいものがあるから技術を追いつかせる」のか・・・とありましたが、「描きたいものにどの画材を使ったら一番理想に近づけるか」「使ってみたい画材があるからそれに合うものを描のか」という素材についての選択も絵を描くにあたって大切になってきますよね。
そのときの気分で色々な画材や描き方を試してみて、「これだ!」と思える瞬間に出会えるのが理想的だと私は思います。
現在日本画を描いている生徒さんも、おそらく人生に1、2枚程度しか日本画を描く機会は無いかと思いますが、一度でも触ってみるのと一度も経験せずにいるのとでは、後々の美術鑑賞や画材の選択に対しても大きな違いになります。
美術館やお寺などで日本画を目にする機会はこれからもたくさんありますし、画材への知識があるとより楽しく鑑賞できるはず!
そんなわけで、人生初めての日本画を描いてみたい方はまだまだ募集中ですよ♪
あと最近日本画を推進しまくっているので、そろそろ違う画材もご紹介していきたいところです。

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覚悟を決めろ

2010-05-25 22:11:42 | スタッフ講師
Terayamatokei寺山 鉛筆

寺山さんの描く世界の根底から聞こえる『静かな声』が唱えるものは、現代人なら誰でも感じているだろう現実社会への違和感。現在の環境の居心地の悪さ。
自分がいるべき場所は本当は違うのではないか?
そんな現代人の漠然とした不安を表現しているように思います。

気付かないふりをして日常をやり過ごしている方にこそ、じっくり見てもらいたい。
作品の前で立ち往生するまでではないにしろ、皆さんにとって得がたい体験になることは確実です。ひとことで言えば、数年間組織の中で働いてきて、または数十年間日本の中で生きてきて、考えなくなっていたことや、自動化されていた思考が揺さぶられるのです。

寺山さんの作品はあなたの心の闇の扉をノックします。
開いて見た方がいいか、知らないままの方がいいのか…

オバラ


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愛情>技術

2010-05-24 04:10:00 | スタッフ講師
20100524斎藤 鉛筆

どうも幸介です!本日は大人クラスより斎藤さんのデッサンをご紹介いたします。

絵を見てもらえれば分かると思いますが、この猫、可愛いですよね!?そう、言わずもがな「飼い主目線」での愛猫をモチーフにしたデッサンですので可愛いハズです。家族ですから、愛情を持って可愛く描けなかったらこの絵を制作する意味すら見失ってしまいそうです。制作の最初も途中段階も「本物はもっと可愛い」とか「いかに可愛い表情を出すか」など、ご自身の家族へ対する『愛』に重点を置かれての制作でした(笑)

最終段階に差し掛かってからは、例えば明暗のバランスや額装・トリミングを考慮しての描き込みなど、細部と全体を考えての制作でしたが、なによりこの絵をここまで押し上げてくれたのは愛情に他なりません。

絵を描く事に具体的な方程式など無いのは誰でも知っていることです。芸術活動には感情が必須です。描きたいモチーフには何らかの感情が籠るから、力も入って絵に没頭するし、さらに没頭した分技術もアップします。先日の千野先生のブログもそうですが、好きなもの、描きたいものを描くのが上達&自分らしい絵のスタイルの発見への近道なのかもしれません。

静物などのモチーフをアカデミックに描いてデッサンを探求するのも絵の上達には欠かせません。しかし、もしスランプに陥ってしまったり納得できない作品が続いたのなら、愛情を注げるモチーフを描いてみるのが良いんだと思います。千野先生のブログでの伊沢さんや本日ご紹介した斎藤さんは、機械部分の難しいバイクや車、さらには毛並みや立体感の難しい猫など、実は結構難しいモチーフを描いています。愛情がなければ挫折してしまいそうですよね。でも結果、成功しています。

「技術を磨いて描きたいものを描く」のか「描きたいものがあるから技術を追いつかせる」のか、皆様はどちらでしょうか。ちなみに僕は後者です!!

田中幸介

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小学校受験 夏期講習

2010-05-23 22:34:21 | 受験・学校
Kakikoushu小学校受験を考えられている方に、夏期講習のご案内を致します。
初めて会うお友達、新しい集団の中での授業や活動には大きな意味があります。
基本的な絵画制作、立体工作に加え、最近の小学校入試で重要視されている“表現・発表力”の課題も取り入れておりますので、ぜひご検討下さい。

●日時 7月25日(日) 13:00~14:30(年中、年長対象)
15:00~16:30(年長対象)
7月30日(金) 10:00~11:30(年中、年長対象)
13:00~14:30(年長対象)
●受講料 (1回の講座につき) 会員 3,500円
外部 6,000円
●持ち物 汚れてもよい服装(もしくはスモック、エプロンなど)、クレヨン、はさみ、黒油性マジック(名前ペン)、作品を持ち帰る為の袋
●定員 各クラス 12名
(定員になり次第締め切らせて頂きます)

詳しいカリキュラムは後程HP上でアップします。しばらくお待ち下さい。

課題抜粋“7月25日年長対象・カリキュラム”
★大きな紙に水彩絵具で空を塗る(共同制作)
★空を飛んでいる自分と下界を描く(遠近法)

模造紙に全員でたくさんの種類の青い水彩絵具を使い、塗り残しがないよう着彩します。
大きな紙に正確性を求められない水彩画を大勢で施す作業は、丁寧な作業というより、お友達と楽しみながら積極的に作業に参加できているかを見られています。

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こんなクルマでドライブしたい!

2010-05-22 00:20:00 | スタッフ講師
St330275_2伊沢 「HONDA S800」 鉛筆

チノです。今日はチケット制で通われている伊沢さんの作品をご紹介します。前作に続き機械ものです!レトロな車体と輝きが美しいですね。ナンバープレートに「S800」と描かれていたので、意味を聞いたところ、車の名前(車種)でした!もとになった写真には書かれてないのに、見ただけで車種が分かるなんてスゴイ!!と感動してしまいました。(HONDAのクルマということにも驚きました!昔のデザインは抜群にカッコいいですね~~)

「クルマ、バイクの乗り物を描くのが好きでこれで三枚目です。背景の森は今回初挑戦だったので質感を出すのに苦労しました。」
とのコメントをいただきましたが、クルマに対する愛情の描き込み具合と、背景にある森のさらっとした描き分けが、ふわっと広がる空気感を作り出していて良いですね!



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持ち歩きたかった

2010-05-21 21:48:11 | スタッフ講師
Kasa1_2Kasa2_2オバラです。先週ブログでご紹介した、ターニャさん、寺山さんの出展していたデザインフェスタに行かれた方はいらっしゃいますか?
ターニャさん、寺山さんの販売していた作品の絵ハガキは全て購入しましたので、行けなかった方の為にアトリエの階段に展示しようと思います。ぜひご覧下さい!

今回買ったお気に入りの作品のご紹介。
“かさな” 傘の柄が刀の柄になっています。
手作りとは思えない完成度で、一目惚れ。男心をそそります。
作られた50代の男性にお話を伺うと、「息子が大学生の時になぜか日本刀に懲りだして、模造刀を持って街に出るようになり、銃刀法違反で捕まっても困ると考えた末に思いついたアイディアなんですよ。」との事。
私、なんか息子さんと気が合いそうな気がします(大学の卒業式は祖父の形見の紋付袴に模造刀差して出席した。もちろんそのままの格好で電車に乗った。)が、そんな親心(親バカ?)がこんな形に表現されたとは!
「もうすぐおとんの誕生日。遊び心の欠如したクソ真面目仕事人間なので、プレゼントしたところで『こんな物持ち歩けるか!いらん!』と言うに違いない。そしたらもらっちゃえばいいじゃん!」とほくそ笑んで渡しに行ったら…
「なんじゃ!?こりゃ今度の会社の慰安旅行に持って行って見せびらかさないとな。」
あれ!?受け取っちゃったよ…
そんな訳で皆さんには本物をお見せできず残念ですが、来年の小学生クラスの遠足の時は父から借りて、晴天でも腰に差して行こうかな♪

デザインフェスタ、こんな面白い作品が見れて、買えて、製作者と話せます!次回は11月6日(日)、7日(土)だそうです。

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持ち歩きたいくらい!!

2010-05-20 22:47:15 | スタッフ講師
0520

伊藤です。
突然ですが、お子さんの絵画工作作品の保存ってどうしてますか?

ミオスの幼児クラスに通っているお子さんは、毎週1回の授業で作品が1つ完成するので、1年でナント!45点以上の作品を持ち帰っていることになりますよね。これってすごい財産。
さらにお絵描き工作大好きなら、ご家庭でもきっと毎日のように小さな作品があちこちに・・・ありますよね?

平面絵画は額にいれて部屋に飾ったり、ファイルに保存したり、立体作品は写真に撮って画像で保管されている方も多いでしょう。

今日は、伊藤家でのちょこっとアレンジ保存をご紹介します!!

現在中学生の娘と小学生の息子が幼稚園生の頃に描いた絵です。
コピー用紙のような紙に描いた絵ですが、どれも大切な一枚。

しばらく額に入れて飾っていたのですが、絵の画像をパソコンでいじっているうちに、カードにしてみたり、包装紙のようなデザインにしてみたり・・・。
こどもの作品に親がちょっと手を加えることで、2倍の感動。作る楽しさ、飾ったり使ったりする楽しさを感じてしまいました。
これは親と子のコラボレーション!!!

一番左上の写真は、お友達へ送ったクリスマスカードと包装紙。

左下の写真は、もう5年以上玄関のドアを開けるとすぐ横の壁に飾ってあります。
1辺が7センチくらいのとても小さな額に絵の一部を切り取って飾ってあるので、何だか窓から覗いているかのようだと思いませんか?一番左端のはみ出している顔は、泣きぼくろがついているから、私です。

右側の写真は、こどもの描いた絵の線を写し取り、刺繍糸で一針一針縫いました。
バックは市販のものを使えば、ステッチのみで簡単にできてしまいますよ。

他には、絵をスキャナーで取り込んで、転写紙に絵をプリントしてアイロンで布に転写したり、オリジナルの手作り額に入れて飾ったり、絵をシールにしたり、カレンダーにしたり・・・・いろいろ楽しめます。

子育て真っ最中は毎日が慌しく過ぎていきますが、少しこどもが成長してから幼い時の絵を見返して、その絵を一針一針縫っていくと、その当時の頃が思い出され何だか心が熱くなります。







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別人みたい!?

2010-05-19 03:38:00 | スタッフ講師
Photo_3坂元 日本画
現在水曜大人クラスでは7名程の方が日本画に挑戦されていますが、その第一弾、坂元さんの日本画が遂に完成です!
本当は最後に金箔が剥がれないようにドーサ液を上から塗ってから完成なのですが、ひと足お先にご紹介しちゃいます!
どうでしょう!書院にある金箔画と言われたら信じてしまうくらい気品のある日本画ではありませんか?!
日本画を描く工程は下絵→下絵を和紙に写す→下地塗り→墨で写した線を骨描き→色塗り・・・と、工程が山ほどあり、油絵や水彩画のようにパパっと1日で描くことができません。もどかしくもありますが、その分自然ときっちりした仕事になって行くので、細かい作業が苦手な方も思い切ってチャレンジしてみるとかなり良い勉強になるかも・・・?!
かく言う私も日本画を始める前はちょっとのはみ出しは気にせず大ざっぱな仕事ぶりを発揮していた為、油絵の方が向いていると友人たちに言われたものですが、日本画のきっちりした仕事は自分にとって素晴らしい勉強になりました!

坂元さんも普段から「私は大ざっぱでいい加減なのよ」と言われており、細かい作業には苦手意識があったそうですが、いざ始めてみると少しのはみ出しや絵の具の使い分けなど細かいところまできちんと仕事をされいてまるで人が変わったかのよう!
みるみる間に華やかさを増して行く坂元さんの絵に、他の生徒さんたちも「別人みたい!」「素敵!」と絶賛の嵐でした。
何度も工程を重ねることで線が洗練されて色もより塗りやすくなりますし、金箔とモチーフの明暗の差をつけることで圧倒的な迫力が出るので、今まで描いていた絵とはガラっと雰囲気が変わりますよね。
描くモチーフや画材がマンネリ気味で、新しいことに挑戦してみたい方、ぜひ次は日本画に挑戦されてみてはいかがですか?
坂元さんのように自分の可能性を広げることができるかもしれません。
以上、日本画推進委員会の赤尾でした♪


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おっとなー♪

2010-05-18 21:53:41 | スタッフ講師
Ohsawayuri大澤 油彩

余裕ある大人の色気を感じさせる作品。
上品な香水がほのかに香ってくるようで、見ているとクラクラ悩殺されそうです。

お后様は自分の成熟した魅力に気付かず、表面だけの青臭い美しさの白雪姫に嫉妬するなんて、バカみたい

と、大人になってから“スノーホワイト”を読み直して思いましたが、大澤さんの作品にはその大人ならではのフェロモンを感じます。
影の主役ブラックの背景が、内からにじみ出る花の美しさをより一層引き立たせ、「さすが大人!自分のことをよく知っている!」ですね。   オバラ

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こだわりの仮面

2010-05-17 05:15:00 | スタッフ講師
20100517
学生 創太 「グラビモスのかめん」

どうも幸介です。みなさま、ここのところアトリエの壁に「仮面」が飾ってあったのにお気づきになりましたか!?あの仮面、僕と今日紹介いたします創太が小学生クラスの課題の見本になるようにと制作したものです。画像を見て分かるとおり、紙オンリーで作ったとは思えないくらいの立体感になってます。色もモノトーンで着彩&立体感を増す為に凹凸の部分にシャドウやハイライトを入れ、裏面は全面を真っ赤に塗るという、なかなか渋い配色になってますね。グレートーンの隙間や淵から漏れるようにようにチラっと見える赤が、全体を引き締めています。ここのところ無気力気味の制作が続いていた彼ですが、この作品はブログに載せても恥ずかしくない作品になりました!!

そういえば彼を受け持ってからもうすぐ5年目になります。何度かブログでも紹介をしていて、この絵を描いていた時の事も、よく覚えています。僕がアトリエに来始めた頃で、授業自体に慣れていない上に経験の少ない油絵で、影の描きかたやグラデーションのやりかたを教えるのにもいちいち苦労していました。彼の油絵の、建造物の影の部分が「黒い」んではなく「暗い」んだということを理解してもらえた時の達成感は今でも記憶に残っています。そしてそんな苦労して教えたせいもあってか、なんだか自分が描いた絵なんじゃないかってくらい途中経過から完成時までの事を覚えています。空の雲がちょっと子供っぽいので、授業後に小原先生と「この雲もっとリアルにするように来週伝えましょうか」「いや影の部分を頑張って描いていたし、空の部分も二色でグラデーションがあるからこのままでいんじゃないですか?」なんてやりとりもあったはず。

…とまぁそんなこともありつつ、かれこれ数年。現役野球少年なのに毎週のアトリエは欠かさないという文武両道な彼ですが、今は気合いを入れてデッサンを描いているところです。そういえば何日か前の小原先生のブログに「絵を描いたら野球が上手くなった」とありましたが、この法則は彼にも当てはまるんでしょうか!?彼のデッサンの完成が楽しみです!

田中幸介

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