モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

GWお休みします

2015-04-28 19:25:11 | 学生
 2mのリアルベア(段ボール)・ヤギ(画用紙、紙コップ)・宇宙飛行士のコスチューム(段ボール、アルミホイル、色画用紙、セロファン、ペン)

オバラです。ちょっと気が早いのですが、『小学校受験・夏期講習』用素材を学生クラスの高校生達に作ってもらいました。
「なんで設計図を描かないんだ!」「立体の構造が頭に入ってない!」「材料を無駄に使うな!」「安定感がないから土台から作り直し!」と、罵声を浴びながらもめげずに、自分達だけで作りました。怒ってばかりで、一切手伝っておりません。でも、なかなかイイ出来ですね!凄いスゴイ!
これで、幼稚園児達も皆つられて、素晴らしい作品を制作できることでしょう!

授業とブログは5月7日までお休みさせて頂きます。8日(金)より再開致します。
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日本画完成!

2015-04-27 20:24:56 | 小学生 絵画

月曜小学生クラス 日本画/その1

どうも幸介です!本日はようやく完成となりました小学生クラスの3・4月の課題、日本画のお披露目です!画板に和紙を張るところから始め、泥を濾したり岩を砕いて岩絵の具を採取したりと、中々の工程を通して完成した本作。最後の仕上げに、金箔を貼って消しゴム判子で落款も押しました。大人顔負けの豪華な作品に仕上がったのではないかと思っております。


月曜小学生クラス 日本画/その2

小学生ならではの線の揺らぎや、均一でない着彩。そういった不確定要素も相まって、日本画ではありますが、どこかモダンな印象ですね!ダイナミックな構図も素敵です。むしろ参考になります。生徒たちの中には、日本画の多すぎる工程が故か「もう完成でいいでしょ!?まだ?」と辛い思いをした者もいたようです。忍耐が美徳の和の心、やはり現代の教育環境では根付かないのか!?と思いながらの授業でした。

日本画は日本特有の絵画ジャンルであるにもかかわらず、小学生はおろかほとんどの大人も描いたことのない画法です。小学生で日本画を描いたという貴重な経験を胸に、自信をもって新学期も頑張っていってほしいなと思います!!

田中幸介
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画材の特徴を活かして。

2015-04-25 23:28:02 | 大人 水彩

左 藤原 インク / 中央・右 堂本 透明水彩

岩田です。すっかり春から初夏の陽気に様変わりしてきました。ようやく外で絵を描くことも苦で無くなりますね。これからは緑も豊かになり風景画が描きたくなって来ますね。

本日は人物を描かれているお二人の絵をご紹介致します。画材はそれぞれインクと透明水彩です。
藤原さんの絵とても雰囲気のある絵です。モノトーンに近いぐらいに色味を絞って描かれています。それでも衣服の中を見てみると意外と様々な色が使われているのが分かります。見せ場の顔の表情やそこに添えられた手なども大変繊細に表現されていますね。
インクは大変透明度の高い画材であり、明るい部分は紙の白を活かしながら描いていくのでむやみに色を置くことが出来ない緊張感があって、油絵やアクリルとは又違った面白さを感じられる画材でもあります。
そして透明水彩で人物を描いている堂本さんの絵もとても繊細に描かれているのがお分かりになると思いますが背景も絵の具の特徴を活かして人物の醸し出す雰囲気に演出を加えています。特にモデルをアップで描いた右側の絵などは頬や顎の下の影側の反射光がとても美しく描かれています。筆の扱いが本当に丁寧なのですね。
ただ肌や髪の毛が単色に近い感じで描かれている分、やや色味に乏しい印象も受けますのでもう少し思い切って色同士を大胆にぶつけても良いように思います。
インクも透明水彩も水の含有量や筆などの描画材との工夫で様々な表情を演出することが出来る画材です。こねくり回すと濁ってきてしまう分一発勝負で決めなければいけない場面も出てきますがまずは皆さんも肩の力を抜いてこれらの画材と対峙してみて下さい。
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作戦と根気

2015-04-24 23:03:51 | 学生

学生クラス イラスト

遅れて申し訳ありませんでした。安本です。

この学生クラスのイラストは小学生クラスが先月やっていた起承転結のイラスト&粘土の課題と同じものです。
小学生クラスよりも時間をかけて制作していたこともあって、高密度なイラストたちばかりです。
ありきたりなお話にしたくない!と自分の読んだ本やマンガのオチを思い出しながら、ほとんどの学生が3回の授業をかけて構想を練りに練っていました。それぞれのストーリーが全く違うのはもちろんのこと、イラストの構成・タッチも各々の個性が良くてでいて完成度の高い仕上がりにしてくれました。その甲斐あって見応え・読み応えがしっかりあるのが素晴らしい。惹きつけられます。
画像を拡大して見た方も多いのでは?

興味深かったのはイラストから読み取れるストーリーは非現実的なものが多く、小学生が描くストーリーは現実的なものが多くて、中高生になるにつれ現実逃避しがちなのかも。。と思わせられたことです。
学生、どんどん忙しくなるものですからね。

私は授業の関係でしばらくアトリエをお休みさせていただきます。
長期休暇など、行ける時間が出来た時には皆さんの作品を見に行くつもりですので、それまでの間私も自分の制作にもっと力を入れたいと思います。
ではまた!1年間ありがとうございました!
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小学校受験プライベートレッスン体験授業

2015-04-23 23:34:56 | 小学校受験

プライベートレッスン受講作品

最近お問い合わせが非常に多くなりました小学校受験プライベートレッスンについてお伝えします。
アトリエミオスでは、定員10名のグループレッスンがありますが、先生と生徒さんが1対1の個別指導の授業スタイルを【プライベートレッスン】と称しております。

まず体験授業では、初めて出会った先生にご挨拶や自分のお名前が言えるかどうかというところから始まります。
挨拶するという基本的な姿勢から、コミュニケーションがとれるか、家庭での基本習慣が身についているか、情緒が安定しているか、そのお子様の様子がうかがえます。初対面なのでなかなか言葉を発することができないお子さんも稀にいますが、入試本番では、基本の挨拶はもちろんのこと、自分が制作した作品について堂々と発表したり、先生からの問いに瞬発的に答えなくてはならないので、挨拶やありがとうの感謝の言葉などはいつでも自然に出るように身につけてほしいと思います。

次にお絵描きの基本をどのくらい理解しているか、先生からの指導なく1枚描いてもらいます。
そのあと、ミオス独自の絵の描き方の説明を聞きながら制作していきますが、ほとんどのお子さんは、お絵描きの基本の描き方を知らないだけで、人物の描き方を例にすると体のつくりを理解できる為、絵の表現が変わってきます。
顔を描く時は丸ではなく何故楕円で描くのか?実際に顔の縦と横の幅を定規で計って長さを比べると、縦が長いから縦長丸に描くのかとスッと頭に形のイメージができて描くことが出来るようになってきます。
先生が描いた見本を真似して上手に描けても、まる写しではそこからの発展は期待できません。
小学校受験絵画は型にはまった絵になるのでは?と思われる方もおりますが、お絵かきの基本さえしっかりと身につけば、そこからの個人の創造性は一人一人広がっていきます。
個性を見極め、興味のあるところから課題に結び付けたり、苦手な分野については10人いたら10通りのやり方で向き合っていきます。
そして授業後には、その日の制作について保護者様に講評・解説します。
また保護者様からのご質問や家庭での制作についてのご相談を受けたり、家庭方針・ご要望を伺いながらサポートさせていただきます。
プライベートレッスンにご関心のある方は、ぜひミオス独自の小学校受験お絵描き指導を体験してください。

伊藤
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開店!ラーメン・ミオス

2015-04-22 23:03:55 | 幼児
ブログ水曜担当になりました磯辺弥月です。
普段は幼児クラスのブログは伊藤先生がアップしていると思うのですが、今日は私が考案してきたカリキュラムだったので、この磯辺が書かせていただきます!



本日のカリキュラムはタイトルの通り、ラーメン造りです。
このラーメン、どんぶりは子供たちのオリジナルデザイン。毛糸麺はなんと、写真でもあるように湯きりするところからつくっているのです。
スープに麺を入れた後は、麺をお箸でほぐして先につくっておいた具をトッピング。
具ははさみでちょきちょきいっぱい切ってみんな一生懸命つくっていました。
世界一おいしいラーメンになるようにトッピングしてよ!といったのですが、さすがそこはミオスのこどもたち。抜群のトッピングセンスです。

完成した後はさめないうちに記念撮影。
いっただっきまーす!

みんないい顔していますね。

私が工作の内容を考えたのは実はまだ二回目だったので、正直すごく緊張したのですが、みんなが思いのほかラーメンに盛り上がってくれたので一安心です。
これからも子供たちに喜んでもらえて、いい作品ができる授業にできるように頑張ってカリキュラムを考えてきたいと思います!
こんなの幼児クラスでつくったらよさそう!というアイデアをお持ちの方は、こっそり私に教えてくださいね!

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!
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入選おめでとうございます!

2015-04-21 23:54:09 | 大人 油絵・アクリル
 中野 油彩
中野さんの油絵が、東光会(日展系)に入選されました!
おめでとうございます!
「誰になんと言われようと、私は絵葉書のような絵が描きたいんです。」とおっしゃる中野さんですが、こちら窓1枚分サイズ(30号)もある随分立派な絵葉書です!
絵葉書とは、「月並み・無個性」「安っぽい・薄っぺらい」「万人に受け入れられる・可もなく不可もない」特徴ですが、あえてそれを目指すという意思は、現代美術的コンセプトであるように感じます。が、中野さんの意図はそこではないでしょう。
福田繁雄という著名なデザイナーを父に持つ、現代美術作家の福田美蘭が、人生でただ一度だけ落選した作品は『絵葉書を大作に模写したひねくれた絵』でした。「皮肉が通じなかった。」と言っていましたが、中野さんの作品は潔さや清らかさが全面に押し出されていますので、真逆の素直な思いを形にしたものであると思います。
その証拠に、以前のブログにこんな感想を頂きました。

受験ガイダンスは実に興味深いお話でした。
特に、「毎日美大受験予備校へ通い、何百枚も練習に練習を重ねてようやくたどり着いた。努力しても結果が出なければ、それは努力のうちに入らないと言われ、報われない事の多い世界。」との文章に感激しました。
これが、われわれ中年になってから、興味本位に描き始めた人間とは決定的に違うところです。
芸術は、才能があればいいとか、センスがよければ何とかなるとかいうのは、私はあまり信じません。
上記のような、血の出るような渾身の徹頭徹尾の努力の果てに、その上に幸運に恵まれて、ようやく成果が出るものに違いありません。
最近、絵の結果が出なくて、絶望気味ですと、あるプロに愚痴を言いましたら、アマチュアに努力不要なだなんて嘘だ。人物デッサンを一万枚描いてから、ぶつぶつ云えと叱られました。

このような気持ちで常に己に厳しく制作されていらっしゃる中野さんを、本当に尊敬します。ぜひ皆様、生の作品を御高覧下さい!

第81回 東光展
開催期間 2015年04月25日(土)~2015年05月10日(日)
     9:30~17:30 但し4月20日は休館 最終日入場12:30まで
展示会場 上野 東京都美術館
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食品サンプル!?

2015-04-20 21:12:05 | スタッフ講師

目玉焼きとベーコン 紙粘土/アクリルガッシュ

どうも幸介です!そろそろ小学生クラスで毎年恒例の、油絵の季節が近づいてまいりました。昨年は自分で持ってきた風景写真などをモチーフにして、わりと自由に制作しましたね。そして今年は、アトリエに設置した静物モチーフを見て、アカデミックに制作する予定です。

アトリエで油彩のモチーフを設置する場合、小学生クラスのモチーフは講師が組みます。大人と違ってひとつのモチーフをみんなで囲んで描くので、360度どこから見ても「均等に描きどころのある」構成にしなければなりません。なので普通にモチーフを組むよりも、沢山モチーフを並べることになります。これがなかなか大変なんです!

アトリエにあるモチーフも限られていますし、結構生徒の皆も描いたことがある物も多い現状。何か新しいモチーフを用意せねば!!と思い、紙粘土で目玉焼きとベーコンを作りました!今日の画像は、小学生クラスの油彩のモチーフなのでした。

自分でもびっくりするくらい高いクオリティで作れたと思いますが、いかがでしょうか。紙粘土と絵具さえあれば、たいていの食べ物は再現できる気がしています。っていうか、そもそも人生でも数えるほどしか目玉焼きすら作ったことのない僕ですが、もし大人クラスの方で食品サンプルを作りたい方がいましたら、ぜひ田中までお問い合わせくださいませ~!!

田中幸介
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秋の木漏れ日、林檎の収穫を祝う時。

2015-04-18 01:41:02 | 大人 油絵・アクリル
 森 油彩
こんにちは。随分とご無沙汰が続いておりました。土曜日・大人クラスの京谷です。みなさま、春のビッグイベント「お花見の会」のブログ拝見いたしました!お教室にところ狭しと咲いた笑顔が本当に楽しそうで、参加できなかったことが悔やまれます。

さて本日ご紹介いたしますのは、そのお花見宴会でも話題となっていらしたと伺います森さんの油彩作品です。ヨーロッパの、確かフランスだったと記憶しておりますが・・・(森さん、もしも思い違いでしたらごめんなさい!次回お会いする時に正解を教えてください。)林檎の収穫を祝うお祭りの日、10月最後の週末のある場面。既に収穫用のかごには山積みの林檎たち。秋の木漏れ日がやさしくきらめく緑の木陰に団欒の名残でしょうか?テーブルには林檎ジュースかはたまたシードルの瓶。時折聞こえてくる人々のおしゃべりの声、鳥のさえずり、少し日が傾いてきた時に香る独特の土の匂い・・・とにかく、この溢れ出る臨場感にまず感動します。「臨場感」は、風景画を制作する醍醐味でもあるかと思われますが、森さんの今回の作品は、これまでで最高に近い仕上がりではないでしょうか。
まず構図。画面のほとんどを占め、吟味された色の積み重ねがしっかりと奥行き観をも表現している樹々の「緑のバリエーション」のなかに、心地良さそうなガーデン用テーブルセット。放射状に配置された椅子数脚と、林檎の木の枝葉のラインが絶妙にリンクして、開放的でゆったりとした空気をつくっています。そのテーブルの上に一際目を引くピンクの花。安定感があり、もっとも美しいといわれている黄金律に従って、この位置以外で完璧なところある?と言いたくなる程絶妙なポイントで押さえてくるあたり、まことにあなどれません。
次に色彩について。この花の「ピンク」は、林檎で使用した「赤と白」を混色したピンクとは違う「コーラルピンクとフレッシュピンク」を完成直前に入れました。小さな小さな「ピンク」の花が、「緑のバリエーション」を引き立て艶やかに輝きながら、画面全体を効果的に引き締めています。またもう一つのエピソードは、左下にいる白黒猫さん。以前森さんが飼われていた子と同じ柄の猫の画像をもとになさったそうです。この微笑ましい「白」と「黒」が真にいいアクセントとなっています。それから、これは全体的な色調に関することですが、実は写真本来の色味はもう少し黄味がかっていて、森さんの作品とは少し印象が違うのです。伺いましたところ、独自の「色」で仕上げていきたい、とのことで完成まで見事にぶれずに、森さんらしいあたたかくて美しい風景画となりました。

最後に余談ですが、この作品がまだ描きかけだった時に、お花見宴会へ参加された方々へ、自己紹介コーナーにてご披露したところ、水曜夜間クラスの大澤さんが「私もその画題で描きたい!」と名乗りを上げ、早速宴会中に森さんの写真をお借りしてカラーコピーなさったとのこと。現在下塗りまで進んでいらっしゃるそうです。きっと影響力のある素敵な作品だったからでしょう。大澤さんの完成もとても楽しみです!
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自慢話でスミマセン

2015-04-17 00:43:28 | スタッフ講師
 学生クラス 南澤先生のデザイン講義
オバラです。入学式の季節も終わりましたが、卒業の記事を…
中3の何人かから、卒業文集やアルバムを見せびらかされました。文集の内容がなかなか興味深かったので、名前を出さずに一部ご紹介します。

題名 「金持ちになりたい」
金持ちになりたいというと現実的でさもしいイメージがありますが、お金を稼ぐことは悪いことでしょうか?僕は自分の大好きな事を仕事にして、それで金持ちになりたいと思っています。でも自分の好きな事で金持ちになる為にはたくさんの経験や努力をしなければなりません。壁にブチ当たったり挫折を味わうこともあるでしょうが、僕は負けないつもりです。誇りを持って仕事をする為に一生懸命勉強します。そしてきっとお金持ちになってみせます。

題名 「感謝」
私は今とても幸せです。中学時代を充実して送ることができたからです。それは、かけがえのない友人達に出会えたこと、学校の先生や習い事の先生達に勉強以外のたくさんの事を教えて頂いたからだと思います。その分、環境が変わることを怖くも感じます。しかし私はこんなにたくさんのものを与えてくれた人達に感謝し恩返しをしなければなりません。感謝の気持ちを表現する為にも、これから頑張っていかなければならないと思いますし、私に出会って影響を与えてくれた人達が応援してくれるから、頑張れると思います。最後にもう一度、皆さんありがとうございました!

うちの子達、結構デキルと感動しました。
デキル子の育て方例ー田中先生の組んだモチーフの酒瓶にコニャックが入っていたことから、「おぉ、まだ残ってる!飲んじゃおう!」と言う。(もちろん頂く。)「え?今授業中だよ?それ教師失格じゃない?」「いや未成年の俺達の前でおいしそうに酒を飲むのは大人失格だろ?」「持ち主の幸介先生の了解も取らずに仕事中に飲む、むしろ人間失格だ!」と物議を醸し出す。見事な反面教師作戦で子ども達に道徳を教える…など日頃からやっています。
先日の遠足のブログで「ミオス卒業生達の労働力は、必ずや日本をより良く変えます!生産性を高め、経済の底上げに繋げます!」などとほざきましたが、私の野望も実現しそうです!
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感触を楽しむ

2015-04-16 23:07:35 | 親子


あったかい季節になるとやりたくなる制作です。
粘土制作は、アトリエでも季節に関係なくよく扱う材料ですが、こちらの写真(親子クラス)で使用した粘土は、素手や裸足で直接粘土の感触を楽しむことができるので、裸足に腕まくりでも寒くない季節にやります。

写真の子ども達の様子を見ると分かると思いますが、大きな粘土の塊を持ち上げたり、足で踏みつぶしたり、一カ所に留まらず立ったり座ったり、場所を移動したり、とにかく全身を使った造形活動なので、汗ばむほどでした。

粘土にはたくさんの種類・特性がありますが、この時使用した水粘土(彫塑を作る為の粘土。乾燥すると割れるので、立体として残す時は石膏で凹型を取りその中に固まる液体-石膏や銅-を流し込み、銅像などにする)は、小さいお子さんが砂場でおだんごを作ったり、穴を掘ったり、山を作って遊ぶことに一番近いでしょう。
公園の砂場は、水分が少なくサラサラしているので、作った形を長時間キープするのは難しいですが、こちらの水粘土は水分調整をすることで固さを柔軟に変えることができます。程よい水分があると粘りが出てくるので、小さな子でも自由自在に変形できます。粘土が固いと思うようにできずストレスや緊張感が増し楽しくないですよね。

新年度初めての授業だったこともあり、程よい柔らかさの粘土で気持ちもリラックスできるこの粘土を選んだ訳ですが、緊張せず開放感もって粘土制作ができました。
この制作日は、粘土大好きなお子さんばかりでしたが、最近では清潔化の影響で公園から砂場がなくなることが増えて、手に汚れがつくことを嫌がる子が多いようです。アトリエに初めて来る親子クラスの子どもでもクレヨンが手に着くことがイヤで描けない、粘土で手が汚れるのが気になる等よくありますが、少しずつ経験を増やしていくことでお絵描きや粘土ができるようになったお子さんをたくさん見てきました。

親子クラスでは、色々な画材や材料を無理なく経験できるカリキュラムとなっています。
また、道具の持ち方・使い方の指導もいたします。

4月から新メンバーでスタートしたばかりのクラスなので、まだご予約に空きがございます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

伊藤 絵里
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自己紹介

2015-04-15 13:31:08 | スタッフ講師
みなさんこんにちは!
ブログを書くのはこれが三度目になります、磯辺弥月です。
はじめましての時は自己紹介が中途半端になってしまったので、改めて自己紹介させていただきます。
出身はカツオと柚子のまち、高知県高知市。大学は、多摩美術大学八王子キャンパスの絵画学科油画専攻を今年の春、卒業しました。
そこで、お恥ずかしながら私の卒業制作を紹介させていただきたいと思います。

タイトルは『四季折々』。
そして私の卒業制作は、油絵ではなく、ついたてです。
ついたての裏側から障子紙にカッターで切れ込みをいれ、紙をはがし、かわりにOHPシートという透明なシートに印刷した写真を貼付けました。
全部で4つの大きな枠からできていると思いますが、左から順に、春夏秋冬の写真でまとめてあります。
写真は私が大学一年生の時からすこしづつ撮り貯めたもので、画像では分かりづらいのですが、後ろから光があたっているので、木枠の部分にも写真が映り込んだりしています。

私がこういった作品をつくり始めたのには、あるきっかけがあります。
それは、三年生の時に油画科の授業で出た課題『つかえるアート』でした。
つかえるアートって一体全体どんなもの?デザインとはちがうの?
みんなが疑問に思いました。しかし、教授の回答は「答えはわからない。今も探している途中だ。」だったのです。
実はこの課題、何年も前から出しているそうなのですが、その間、教授が納得できるような作品が提出されたことが一度もなかったそうなんです。

その課題の私の作品の評価はひとまずおいておいて、そんなわけで私は、「自分の作品をなにか日常で使用できるものに落とし込みたい」と思うようになったのです。
そして、デザインとアートの間のグレーゾーンみたいなものを手探りで探し始めました。
ついたてだけでは工業デザインの要素が強いように感じますが、私の撮った写真は、まぎれもないアート作品。そして、この作品はついたてをデザインするための写真ではなく、写真をみせるためのついたてという手段、ツールです。
この作品が、そのグレーゾーンの正解のなかにあるのか、今の私にもまだ分かりません。
デコレーションケータイ、ひみつきち、料理・・・人によっては、あるいは、見方によってはデザインでもあり、時にはアートでもあるのかもしれません。
でも、そういう風に見てみるといつもの日常の風景もちょっと違っておもしろく見えるかもしれませんね。

なんてかっこつけてしゃべっていたら、あっという間に長文になってしまいました。
ここまで読んで下さってありがとうございます。磯辺弥月でした。
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庄司先生また遊びに来てね!

2015-04-14 23:41:02 | スタッフ講師

オバラです。先週の金曜日に最後の挨拶をアップしたので皆様ご存知かと思いますが、庄司先生がアトリエを退職しました。4月からは事務系の職場で働いています。(アトリエの経理も庄司先生が担当でしたし、授業がない時は親戚の不動産屋の経理を手伝っていましたので、事務系の仕事は元々向いている几帳面タイプです。)
庄司先生との付き合いは高校生の頃、折れそうに細い芯を震わせながら親に連れられてやってきたのが始まりです。今晩位にポッキリいくかな?という時はうちに泊まりに来たりして、「朝まで話を聞いてくれるって約束したのに、いつもすぐ寝ちゃう!」と怒られてました。私は料理が嫌いなので寝起きにアイスコーヒーに間違えて塩を入れて、「弱っている私にこんなの飲ませて酷い!」と朝から爆笑したこともあります。「温泉に泊りに行こう」と無理矢理拉致した事もありました。彼女が学生時代は、怒ったり、褒めたり、叱ったり、なだめたり、全てがいい思い出です。
ミオスで講師として働くようになってからは、よく耐えていたと思います。私はできない事を責めて、怒ってばかりで全く褒めませんから。100人いたら100通りのサービス方法がある正解のない接客業というだけでも難しいのに、お客様にただ謙るのではなく『先生』と呼ばれるに相応しい尊敬される立ち振る舞いを要求されるのですから、無理難題だったでしょう。「『小原先生』になれる訳ないんだから、私と同じようにやってもダメだ!万が一なれたとしても『小原先生』は二人はいらない。自分が特化している部分を探して庄司ブランドを作り、私が及ばない武器を磨いて勝負しろ。」とそれはそれは厳しくしていました。生徒さん達の為に本当に良く頑張ったと、褒めると言うより頭が下がります。
そして、そんな庄司先生を温かく見守って下さった気の長い生徒さん達にも、この場をお借りして御礼申し上げます。
苦労した分、これからの仕事はどんなにか楽でしょう。きっとどこにいっても人の役に立つ人材になると思います。庄司先生、今までお疲れ様でした。本当にありがとうございました!ずっと応援しています。
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本気の見本

2015-04-13 22:01:44 | 小学生 工作

小学生クラス4月後半課題見本 「的屋ミオス」 輪投げ・割り箸鉄砲

どうも幸介です!小学生達も新生活がスタートし、3月からの日本画もぞくぞくと完成になっております。日本画でしっかり落ち着いて絵を描いた後は、打って変わって楽しい工作課題!本日載せた画像は、その工作課題の見本でございます。

大人になると割り箸鉄砲や紙工作なんて作る機会も全く無く、今回15年ぶりくらいに作った気がしますが、これが意外と楽しい!!!大人クラスの毛利さんにも見本制作に協力してもらい、小原先生と三人でもくもくと割り箸鉄砲を作っていました。いっつもコツコツと絵を描いている毛利さんですが、割り箸鉄砲を作っている最中がここ数年で一番元気が良いんではないかと思うほどノリノリでした。

割り箸鉄砲や紙工作に限らず、折り紙の手裏剣だったり竹とんぼ作りだったり、子供のころにやったであろう工作。それを改めて大人になってから作るのもいいですね。僕と毛利さんは、おそらく小学生時代と同じ意欲、同じ昂揚感で割り箸鉄砲を作っていました。「あぁ、物作りや、クリエイティブな精神に、年齢なんて関係ないんだな」とハッキリと感じました。

ということで、大人クラスの皆さま!!僕の三連射型と毛利さんのボウガン型を超えるカッコいい割り箸鉄砲を作れる!!って挑戦者を待ってます!!だれかガトリング型とか作ってくれないかなぁ。

田中幸介
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空と寺院

2015-04-11 00:24:46 | 大人 油絵・アクリル
釜井 油彩

土曜日に現れる人間、岩田です。今回は水曜クラス釜井さんの作品です。こちら釜井さんがマレーシアに行かれた時に撮影された写真を元に描かれた油彩です。
この建物なんと寺院なんですねー。私マレーシアには行ったことがありませんが日本にはこういったかたちのお寺っていうのはありません。
私もgoogleでちょっと調べましたがマレーシアには玉ねぎ形の屋根の豪華な寺院が多いのでしょうか、とても荘厳な寺院が画像にありましたが釜井さんのこの写真はメインの仏塔を囲っている壁の4隅に立っているとても背の高い柱を撮影されたもののようですね。

こちらの油彩、白い壁と対比して爽やかな空が背景に広がっていますが実は3年前の展覧会の講評で釜井さんの描いた絵に対して「空をもっと頑張ってください!」なんてことを申したのでした。
この絵はその時のリベンジってことではないと思いますがブルーのグラデーションがとても美しく表現されていますね。

そしてなんと言っても今回の一番の見どころは「壁」なんです。この壁を描くのに釜井さん、何回にも渡って様々な色を重ねていきました。その結果、最後にかけたホワイトの下にうっすらと見える色が素晴らしい効果を生んでいるのですね!
更に柱に投影されている影なども薄い絵の具をグレーズして影色が単調にならないように工夫をされているんです。

今回の作品とても頑張りましたね。やはり現地でこれは絵になるという気持ちで撮影されただけあって気合いが入ってます!空を表現するにもその方法は様々です。これからも「空」のある風景描いていかれると良いと思います。楽しみにしています。
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