モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

園児の動物画

2017-03-31 19:40:52 | 幼児・遠足

オバラです。昨日の伊藤先生の記事に続き、幼児遠足・11人分の作品ご紹介!
カメラの不調により、かなり小さく載せることになってしまい申し訳ないですが、こんなに小さい画像ですら、イキイキとした動物たちが描けているのが良く分かって頂けるかと思います!
一緒に参加して下さった親御様に「こんなにステキな作品ができるなら、遠足を1年に1回とは言わず、しょっちゅう企画して下さい!」と言わしめるほど。

小学生も幼児も今年の遠足は鳥インフルエンザの影響で閉鎖している檻が多く、見られる動物の種類が限られたことによってギャラリーが1ヶ所に集中してしまい、人の頭越しにチラ見という最悪の事態の発生に備え(実際下見の際はそういう状況になっていました)、事前に大人げなく本気モードで描いたクレヨン画を持参して挑みました。
が、有難いことに当日はインフルエンザは終焉していまして、どの動物もほとんど間近で見る事ができ、上記のような素晴らしい幼児絵画の出来栄えに仕上がりました!
せっかく描いた絵を自慢する機会もないままスゴスゴ退散。久々に「絵って、上手いだけじゃダメなんだ…」と敗北感に打ちひしがれました。
鳴き声を聞きながら、巻き散らかされた毛を触りながら、うん〇の臭いを嗅ぎながら、動物に話し掛けながら、五感をフルに使って表現しないと本当の意味でのリアリティーは生まれません。各パーツの形状や、動く場所(関節)の状態に触発されて描き、例え思ったように全体像が描けなくても、自分の中での視覚イメージでその動物が完成されていく。心の感動が結び付くことによって絵画制作が成り立っていく様を目の前で見せ付けられました。
鳴き声が大きいからくちばしを大きく描いた、岩山に軽々登って行ったのを見ながら描いたから足の関節が一つ多い、胴体の模様が面白いんだから足も首もいらない、まさにキュビズムの考え方と同じではありませんか!

普段学生達に「お前の絵は何が描きたかったかわからん!感動が伝わらない絵なら描く意味がない!没収!焼却!」と頭ごなしに怒鳴っていますが、答えは身近なところにありました。
話しが反れますが、浪人が決まった学生を慰めようとバーに連れて行ったら(飲ませていませんよ)「俺、英語の学部受けたのに、英語が楽しいって思ったの12月になってからだったんだ。それまでは大学に合格する為に英語勉強してた。そんなの受かる訳ないよ。でもそれがわかったから、浪人するのが楽しみと言える程強くもないし、親にも申し訳ないけど、怖くはなくなったよ。」と言っていて、勉強でも制作でも「心から楽しい」と感動することの大切さをひしひしと感じたのでした。

なんだか幼児クラスの遠足と離れてきましたが、この小さき人達の動物画には、そこまで考えさせるパワーが漲っているということが分かって頂ければ幸いです。
23年続けている二日連続の遠足に、そろそろ体力の限界を感じてきてはおりますが、こういう感動をもらえると思うと若者に引率を譲るのも惜しくなるというジレンマに悩まされ、悶々です。

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幼児スケッチ遠足に行ってきました!

2017-03-30 21:21:32 | 幼児・遠足

昨日幼稚園生もスケッチ遠足に行ってきました。元住吉から市バスに乗って、夢見が崎動物公園へ。ほぼ貸し切り状態のバスの中では、動物園にはどんな動物がいるのかなぁとお喋りが弾みます。みんなとのお話が楽しくて、一番喋っていたのがノリ先生と私。こども達から「バスの中では静かにしてね!」とダメ出しが、、、。(スミマセン!)20分程の乗車時間でしたが、そんなワクワクタイムであっという間に到着。動物園は山の上にあるので、バス停からはひたすら坂道です。幼稚園生には疲れてしまいそうな長い道のりだけど、ミオスの子ども達は元気元気!何故かクリスマスソングとアニメソングを歌い、坂のラストでは猛ダッシュする気力も残っているほど!

今年は鳥インフルエンザの影響で、下見の時は非公開の動物がいくつかあり、当日どれだけ見れるかなと心配していましたが、ラッキーなことにペンギンもフラミンゴも見ることができました。(よかった~)気候が良い為かごきげんな動物が多く、檻ギリギリまで近づいていて、手が届きそうな位間近で観察できました。毛の色や目の色までよ~く見て描いたので、スケッチはどれも素晴らしいです!スケッチ作品は、明日のブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに☆
 
スケッチの後は、お待ちかねのお菓子の時間です。今年は、桜がまだ咲いていないので残念でしたが、外でお友達と一緒に食べるのは気持ちが良く最高に楽しいですね!そして遠足最後は、広場でパラシュート遊びをしました。パラシュートに絵を描いて、展望台から飛ばして走り回って遊びました。「今日の遠足は楽しかった?」と聞くと、「うん!パラシュートがたのしかった」と返事が、、、?じっくり集中して描いたスケッチの達成感があるからこそ、パラシュートの遊びも思い切り楽しめたと思います。まだまだ、みんなと遊んでいたい気持ちも残しつつ、またバスに揺られて、お母さんが待っているアトリエに無事に帰りました。私達もこども達も終始笑顔の楽しい楽し遠足でした!きっとこの日は、ぐっすり寝てしまったでしょうね。参加してくれたみんな、ありがとう!(Eri Ito)

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遠足初参加でした!

2017-03-29 21:00:45 | 小学生 イベント


水曜クラス担当の黒羽です。動物園に行ったのは何年ぶりだろうか。遠足の前にふとそう思いました。
3月28日に小学生遠足に行ってまいりました。
コースは元住吉に集合して電車で移動し、野毛山動物園に行き、スケッチをします。その後動物園で昼食をとり、横浜美術館に移動し電車に乗って元住吉に帰ってくるというコースです。
僕がミオスで生徒さん達に教えて初めての遠足だったので、僕が一番の初心者です(笑)
 
動物園では動く動物達に悪銭苦闘しながら絵を描いていました。普段は図鑑や参考になる絵、動かないモチーフを見て作品を作っているので、やはり生の動物を描くのは大変なようで、「あー!こっちみてよー」と動物達に話かけていたのがなんとも印象的でした。
動く動物をうまく描けない子でも安心のミオスの秘密兵器「動物の描き方プリント」を見ながら一生懸命描いていました。
 
左上から 駿先輩(高1) / 真彩先輩(中1) / なつめ先輩(中2)
下段左から 喜一先輩(中2) / りな先輩(高2) の作品紹介の様子 

美術館では中学、高校の先輩達が絵の説明をしてくれて、それを一生懸命に聞いていました。
絵の感じ方は人それぞれですが、意外と「自分はこう感じた」という生の声を聞けるのはなかなか無い事なのでみんなにとってもいい経験になったのかなと思います。
美術館には日本画から立体物、部屋全体をつかった空間作品まであり、子供達にとっても刺激的な一日だったと思います。
 
行儀良さでは定評のあるミオスの子ども達!きちんと整列して移動します↑w

引率する側としては道中の車が一番怖いのでスタッフ側できちんと声を掛け合い引率しました。子供達も言うことを聞いて道の邪魔にならないように意識的に歩いていました。
(そして車の危険がないところでは、意識的に?弾けていました!)

泣き出す子も具合悪くなる子も喧嘩する子もなく、みんな(僕を含めて)笑顔で楽しむ刺激的な「非日常」だったと思います。

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小学生遠足、行って来ました!(学生引率編)

2017-03-28 20:58:43 | 小学生 イベント

宙紀です。4歳の時から生徒として参加した遠足が8回、中高生の学生クラス先輩ボランティアとしての参加が5回、大学生になって今回2年ぶりのアトリエ遠足への参加で、初めて先生として引率であった為、緊張したと共に「今日の遠足を最高に楽しい思い出にしてあげたい!」と言う強い思いで1日やらさせていただきました。
今回先生としての立場から子ども達を見て、学生と言う立場以上に責任感があり自分が今やっている事が正しいのか困惑することがありましたが、1日終えて解散の時に引率した子ども達の顔を見ると今日1日出来る限りの事は出来たのではと感じています。
反省する点はありますが子ども達には楽しい思い出を作る1つの要素になれたと感じています。
関わらせていただきありがとうございました。

高校2年のりなです。今日は久々に小学生とお菓子交換をしました。小さい頃に行った遠足ってこんな感じだったな~など思うととても新鮮でした。動物園でも美術館でもそうですが、子供達と同じくらい楽しく過ごさせていただいて、今回は学生ボランティアなのにこんなに楽しんでよかったのかと不安になるくらい楽しかったです。最初は小学生7人も担当して目的地まで連れて行けるかとても不安でしたが、どうにかなって良かったです。それでも今回はしっかりしてる後輩のなつめちゃんがいたので、どうにかなった部分も大きく、次はもっとしっかりしないといけないなと反省しました。

高1の駿です。アトリエの遠足は自分も小学生の頃さんざん参加しましたし、中学生になってからも毎年欠かさず学生ボランティアに参加していた為、引率には慣れていたので今回も楽しく参加させて頂きました。
今年は人数少なく程よく皆でワイワイ楽しんでもらえたと思います。自分自身、美術館も久しぶりに行ってとても有意義な時間を過ごせました。作品紹介のプレゼンも、学校で『自分のアピールポイントばかり押し出しても、他人には響かない。客観的な言葉で総合的に話さなくてはならない。』と習っていたので、できるだけ冷静に話すことを心掛け、小学生相手に作品の魅力を充分伝える事ができたのではないかと思います。
来年は受験に向けて忙しくなり参加しにくくなるので、最後の思い出のつもりで存分に楽しめました。

 

中2のなつめです。今までは参加する側で、引率側に回るのは今年が初めてでした。自分から積極的に動いて、工夫して小学生に接していかないと興味を持ってもらえなくて、普段そういう風に小学生と一緒にいる機会なんてないので、そこを自分で考えていくのが難しかったです。
いままでもボランティアとして(?)様々なワークショップをお手伝いさせていただいていて、そこでの経験を少しでも活かせたらいいな、と遠足前は考えていたのですが、実際に相手をしているとそんなことを考える暇もないほど忙しかったです(笑)
自分が何て話しかければいいかわからなくて黙ってしまったりした時に、小4の子が話しかけてくれて、他の子もそれに乗って話しかけてくれたのがすごく嬉しかったです。
また、学生は小学生に美術館に展示してある作品のプレゼンをしました。自分が好きな絵を見つけたはいいものも、その好きなところをどうやって伝えたらいいのか、自分の番までずっと悩んでいました。皆に伝わる言い方を心がけたつもりでしたが、ちゃんと伝わったのかどうか…(苦笑)
私が至らない点も多くありましたが、すごく楽しい遠足でした。反省したり、小学生に教えられたりする点も多く、とても勉強になりました。今日はありがとうございました!

中2の喜一です。今回は何年も通っている身でありながら初めての遠足ボランティアであまり自信がなくましてや低学年の担当とは死ぬかと思いました。幼児との接触に苦手意識は無かったかものの子供たちのはしゃぎ様が予想以上で先生たちには迷惑をかけてしまったと思いました。また、先生たちの指示の意図が理解できずに行動に支障を招きかねないことをしてしまったのが今回の反省点です。ニアミスは何点かあったものの電車内でのトークやお弁当を食べている時間など、子供たちへの配慮はできていたと感じました。

中1の真彩です。初めて引率の身として参加させて頂き、今まで先生や先輩達に、こんなにお世話になっていたんだなと思いました。
具体的に言えば、小学校低学年の子と私の会話のキャッチボールが全くなりたたない為、どちらかがなぁなぁになって話が終わってしまったり、どこの道へ行くのか全くわからなかったりと、色々と大変でした。
また世話をしていたというより、世話になっていた部分もあり、中学生としてこれで良いのか?とも思いましたが、無事に皆遠足に参加できて良かったと思ってます。 

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仕事を絵にする

2017-03-27 20:49:23 | 大人 油絵・アクリル

原 油彩 「おひさま」

 

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、大人クラスより原さんの油彩の作品です。ペンキを塗るのがお仕事ということで、ご自身のお仕事の風景をモチーフに制作された作品です!屋根の上の塗装をしている場面でしょうか。凹凸のある広ーい面に、白いペンキを塗っているところですね。空想画や風景など油彩にすることは多いと思うのですが、実際に自身の日常をストレートに絵にするのって中々珍しいというか、とても面白い着眼点だなぁと思わされる作品です。そしてそんなモチーフなのに堅苦しくなく、気持ちのいい、爽やかな空気感にバランス良く着地しているのも素晴らしいですね! 原さんは今までは油彩で風景画を何枚か制作されていますが、いずれも夜景だったり向日葵であったり、色彩の多い場面を絵にされてきました。しかし今回はいたってシンプル!!パキッとした画面構成に、無駄のない登場人物。どちらかというと、デザイン的な考え方の構成ですね。単純なモチーフのように見えるのですが、足元の細かなストライプが奥行きを感じさせ、そのストライプも細かな筆づかいで構成されていますので、見応えのある画面になっています。どことなく空想画のような雰囲気すら感じる、素敵な作品になりました!!こういったカラっとした作品に仕上げられるのは、ほんと羨ましいなぁと思います。 自分の仕事風景という、一見絵にならなさそうなモチーフ。それを明るく爽やかに作品に落とし込める原さんは、原さん自身もそういう性格なのだと思いますが、きっと絵にも仕事にも誠実なのだろうなぁと尊敬しました。学生に意地悪ばかりしている僕や小原先生は、原さんの爪の垢を煎じて飲まなければなりませんね(笑)

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何度も失敗を繰り返して

2017-03-25 17:57:26 | 大人 油絵・アクリル

松尾 油彩
 土曜日は岩田です。今回は土曜日午前クラス松尾さんの作品をご紹介します。黒い背景にマグマの様に赤黒い色をした龍が描かれています。口から霊体のようなものが出てきている光景が実に不思議な作品です。
 
松尾さんが以前から取り組んでいる箔を使った技法。今回も背景の波模様、龍の鱗の部分にも漆でいう沈金のような技法が取り入れられています。
油絵具を彫りそこに金箔を入れ込む、こうしたやり方で作品を作っている方は中々いませんね。実は松尾さん、この技術を思いつき、美しい表現に昇華するまで何回もの試行錯誤を繰り返しました。
最初のうちは箔を埋め込むのに色々な素材を使ってみたり、又技法も安定せず中々ご自身の思いに至らない作品だったのですがやり方を工夫しつつ、何度も失敗を繰り返す中で結果が出てきたのでした。本当に粘り強い方だと思います。
 
今回はそうした自身で培ってきた技法に加え、点描、マスキングといった様々な技法が松尾さんの世界観と相まって何とも不思議で魅力的な作品となりました。
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美術系 資格認定試験

2017-03-24 00:08:04 | 大人 デッサン


小原です。こちらの作品は 愛知県立窯業高等技術専門学校 へ合格された社会人の方のデッサンです。
なんとこちらの学校、たった30分で1枚デッサンを仕上げなくてはならないばかりか、課題が文章で『任意の形・素材の花瓶に入った花を描け』『あついものを表現せよ(熱い・暑い・厚いは自由認識)』『水中にいる生き物を描け』など、難易度高い受験問題が出題されるのが特徴です。
(なんとなく、小学校受験で園児に『港を描きましょう』 などの難題が出題されたりするのを思い出してしまいました。)

チケット制で、限られた時間の中お仕事の合間に受講され、基本形をマスターする為に宿題も出させて頂きましたが、お忙しい中よく頑張って来られたと思います。
今まで絵を描いたことがなかった方が、モチーフも見ずに30分でここまで描けるようになるのは、やはり受験という明確な目標が目の前にあったからでしょう。形をとるデッサン力も、立体感も質感も、影の付け方も、よく10日間程アトリエに通われただけでここまで完成度が上がったものだと感心すると共に、ビフォーアフターで最初のデッサンの写真を撮っておけば良かったと後悔しております。w

そこで少々宣伝も…
小学校教員資格認定試験の二次試験に図工の実技試験がありますが、こちらの試験を受けられる方もよくチケット制でいらっしゃいます。
この試験制度は、一般社会人を学校教育へ呼び込むため、大学などの教職課程を履修しなくても教員になれる制度ですが、受験者の実力等が大学又は短期大学などの小学校教員養成のコースを卒業して小学校教諭の二種免許状を取得した者と同等の水準に達しているかどうかを判定されます。
短期間で効率的にデッサン力をアップさせたい方は、ぜひ合格実績の多いアトリエ・ミオスの無料体験を受講してみて下さい。

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トロフィー作り☆春のワークショップ2日目

2017-03-23 23:08:42 | 幼児ワークショップ

本日は、幼児クラスの春のワークショップ2日目の様子をお伝えします。年度が変わる節目に、この1年を振り返って頑張ったこと称える、自分の為のトロフィー作りです。「嫌いな野菜が食べれるようになった」「自転車に乗れるようになった」「かけっこで一番になった」などなど、この1年でいろいろな事ができるようになったようで、一人一人自信満々に頑張った事を答えてくれました。

トロフィーは、みんなの大好きな粘土で制作しました。最初は、昔ながらの白い紙粘土でトロフィーの基本形を作っていきます。仕上がりがとても滑らかで、何といっても粘土の重量感がトロフィーに存在感を出してくれます。作っている間に段々と手にずっしりとした重みを感じながら制作していくので、テンションも上がってきます!そしてトロフィーの装飾には、カラー粘土を使って、模様や飾り・マークなど一人一人自由に好きなもの考えて制作しました。10色の粘土から好きな色の組み合わせで何を作ろうかなと、本当に楽しそうな制作でした。360度どこから見ても素敵なトロフィーばかり!頑張った勝者にふさわしい豪華さです!

トロフィー作りの後は、頑張った事を具体的に描きました。こちらは短時間の制作となりましたが、自信に満ちた力強い絵が描けました。頑張ったことの思い出と一緒にトロフィーを飾って、また4月から新たな目標にチャレンジしてね!(Eri Ito)

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大人クラスの一版多色刷り

2017-03-22 00:56:48 | 大人 パステル・色鉛筆・他

左から 松本 / 石山 / 原  一版多色刷り木版画 / ポスターカラー・黒和紙

お久しぶりです、アカリです。今回は水曜夜間クラスの松本さん、石山さん、原さんの木版画の作品をご紹介いたします。

どこか見覚えのある作品...と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、小学生クラスが行っていた若冲の鳥の一版多色刷りを、なんと大人クラスの方も制作されました!

お三方の制作過程をずっと見させて頂きましたが、一版多色刷りは彫刻刀を使用して木版を彫る腕の力と、美しい線を彫り出す繊細さの両方が重要になってくる作品だと思います。彫り終えた木版に載せる色と、実際に刷って黒和紙に載った出来上がりの色の風合いが変わるのも版画の面白い所ですね。

皆様の作品は、色を何度も試行錯誤しながら作られていたこともあり、やはり色の味わい深さや繊細さがそれぞれに感じられ、小学生クラスでは出すことができない落ち着いた品のある木版画に仕上がったと思います。同じ鶏でも、全く違った雰囲気の作品が出来上がりました。

油絵や水彩などを普段描かれている皆様ですが、今回は彫刻刀でひたすら彫って、彩色したら手早く刷り..と沢山の作業行程があり、いつもとは全く違った新鮮な気持ちで制作されていた事と思います。

新しい事にチャレンジしてみたい方や、息抜きに小学生クラスのカリキュラムをやってみたいなという方は、大大大歓迎ですのでお気軽にスタッフにお声掛けください!

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人物クロッキー会

2017-03-21 21:49:30 | クロッキー会

前回のクロッキー会の様子

次回の人物クロッキー会のお知らせです。
4月のクロッキー会は女子大生にモデルをしてもらう予定です。
画材は各自でご持参下さい。(厚口画用紙は四切100円・八切50円で販売もしております。)鉛筆はB以上の柔らかめの鉛筆を数本、消しゴムは練りゴムを準備する事をお薦めします。スケッチブックはお好みのサイズ・紙の質で構いませんが、10~20分単位で、それなりの枚数を描く事を想定して選んで下さい。同一ポーズでじっくり描き込む内容ではありませんのでご注意ください。
原則として20分×5本をモデルさんの休憩を挟みながらクロッキーします。座りポーズ・寝ポーズ・捻りの効いた基本立ちポーズなどをとってもらう予定です。筋肉や骨格を観察しパーツで描写したり、全体のフォルムを描いてみましょう。人物画に慣れていらっしゃらない方は、あせらず、例えば手だけをじっくり観察しスケッチするだけでも勉強になるはずです。
指導・講評はいたしませんが、アドバイスをご希望の方は、お申し出頂ければモデル休憩時間に拝見させて頂きます。人物画が初めての方には、始めのポーズ中にデモンストレーションもさせて頂きますのでお申出下さい。
美術を勉強中の学生や、外部の方でもご参加頂けますので、どうぞ多くの皆様のご参加お待ちしております!
日時   4月1日(土) 16:00~18:00 (入室は15分前より可能です。)
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

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遠足下見してきました!

2017-03-20 22:21:05 | 小学生 イベント


さて、来週は小学生・幼児クラスと二日連続で動物園に遠足です!
小学生は野毛山動物園・幼児は夢見ヶ崎動物園と行先は違いますが、下見に行ってみるとどちらも鳥インフルエンザの影響で、公開されている動物の種類が半分ほどに減らされていましたので、今年は動物の特徴の捉え方・描き方を簡単にまとめたプリントを作り、参加者にレクチャーした後スケッチしてもらうことにします。骨格や習性からしっかり学べば、見ないでリアルに描くこともできるようになりますので、参加予定の皆さんは期待していて下さいね!
ちなみに一番右は、小学生の遠足で行く横浜美術館の展示作品(丸山晩霞)。水彩で自然に向き合い映した風景、庭園や植物などを描いた絵が集められています。お弁当を食べて走り回って遊んだ後は、心静かに鑑賞しましょう!今から遠足が楽しみでならないオバラでした。

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部誌を見て思う

2017-03-18 23:13:02 | 学生

土曜日の顔、岩田です。
今回は部誌が出来上がったとのこと、土曜日の学生もはっぱをかけられながらせっせと自分の絵に専念しておりましたです。

私今まで部誌というものに関わったことが無く、出来上がって来たものを見て、あーこういうのが部誌っていうのねと感じた次第であります。
私の高校生、中学生の頃もこのようなものはあったのだと思うのですが絵は比較的得意だったと記憶するも、中学の時はサッカー部ということで、まあこうしたものを作る筈もなく、高校と言えば美術系大学に進むと決めた3年の3学期から美術部に在籍することとなり、部誌との関わりはなかったのですが、私先述したように絵が比較的得意だったということもあり中学の時などは友達の似顔絵をまあ良く描いていたものでした。
これが描くと結構似ているものだからよく友達からはあいつを描いてくれとか、先生を描いてくれといったことをせがまれるもので、こちらも嬉しくなってノートの切れ端や教科書といった紙面のそこかしこに描いていたことを思い出します。

今回の部誌の絵を見ても、みんな色々な個を持っているのが分かります。いきなり絵を描けと言われて無理やりにでも発想が出てくるというのがまず素晴らしいところ。更にそれを絵で表現するとなると老若男女みんながみんな出来るものではありません。
こうして一つの部誌をみんなで何気なく作れちゃっているところも、実は結構凄いことだと皆さん心の中で自負してくださいませ。

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続・部誌できました

2017-03-17 21:57:06 | 学生

大竹です!ミオス初発行の部誌報告第三弾です。ちなみにミオスは部活ではありませんが、言い出しっぺの子が「ミオスでも部誌を作ろう!」となったので、部誌で通しています。

私も高校生の頃、部活で部誌を描いていたのでとても懐かしかったです。
製本は原稿を順番に一列に並べ、一枚ずつ取っては折りホッチキスで留める流れ作業を学生達に手伝ってもらいながら行ったのですが、作業中「これ誰の絵?すごーい!」なんてお喋りしながらの製本作業は私の高校生時代の風景そのままで、高校が少し恋しくなりました。

私も漫画の絵が好きでよく部誌で描いていました。(よく部誌原稿を出し忘れて怒られていましたが)今でも何冊か持っています。部誌のオススメの活用法は、何年かした後読み返して懐かしんだり、描いた本人に見せて大ダメージを与える事にも有効です。(絵を描く殆どの人は昔の自分の絵は恥ずかしいハズ)
私も今回の部誌を後生大事に取っておき、今の学生クラスの子達が大きくなってからドーンと見せたいと思っています。完成した部誌はミオスの階段の途中に展示してありますので、是非学生らしさたっぷりの絵をご覧になってください。

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ファッションショー☆春のワークショップ1日目

2017-03-16 21:50:27 | 幼児ワークショップ

春のワークショップ・幼児クラス1日目

さぁ~!今週より、イベント好きなミオス恒例のワークショップが始まりました。ミオス最大級のボーイズ&ガールズファッションショーの開幕です!色鮮やかで華やかな衣装を着て、イケメンにエスコートされ、ランウェイを優雅にモデルウォーキング☆ノリの良いミュージックに合わせてランウェイの先端まで着いたら、洋服の魅力をアピールするポージング♪会場には大観衆(お母さん達)と報道カメラマン(ノリせんせい)がいて、オシャレなキッズモデルに注目でした!!

春のワークショップの中で、一番最初に申し込みが多かったのがこのイベント。ミオス生徒さん以外の一般申し込みの方がとても多く、24名のモデルさんとなりました。ショータイムには、お母さん達も全員いらしたので、私達スタッフも合わせると50人を超える人数!!

衣装は、5色のビニール袋から好きな色を選び、それをベースにして、色々な材料を使って服のデザインをしていきます。「どんなプリンセスのドレスにしようかな?」「私は妖精みたいな服が着たいな」「ぼくは、強くて格好いいレンジャーになる!」など、思いついたアイデアは様々。大きな花のコサージュも素敵。歩くとヒラヒラとリボンが舞うドレスも魅力的。そして、何といってもモデルウォークとポージングがみんな可愛らしくノリノリでした♪もう、これは言葉の説明より、写真を見て頂いた方が伝わりますね!

最後の写真(右側)は誰・・・・?学生クラス担当のカエ先生です。ファッションデザインの勉強をしながら、ミオスでアシスタントをしています。プロのデザイナーを目指している彼女に、ワークショップの見本用ドレスを作ってもらいました。もちろん、材料はこども達と一緒ですが、カエ先生は、あえてカラービニール袋のみで制作しています。ギャザーを入れたり、何という技か私には分かりませんが、ガチの服飾デザインで使う技をビニール袋でもやってしまう程の腕前。こちらのドレスは、海の波をイメージした「マーメイドに憧れたプリンセス」だそうです。しばらくアトリエにも展示してありますので、細かい所もぜひご覧くださいね。(Eri Ito)

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背景のたいせつな役割

2017-03-15 21:12:44 | 大人 油絵・アクリル

野中 油彩
 
水曜朝クラスの山下です。
暖かくなり始めたと思ったら急激に寒くなったりと気温に翻弄される毎日です。
 
さて、今日ご紹介するのはこちらの作品。
男性雑誌で見つけた映画のポスターを元に制作された絵です。
詳しくお聞きした所、普段人物のみの絵を描きがちだった為、背景のある絵に挑戦したいと思ったとの事。
背景を描く事で、人物の描写だけでは表現しきれなかった秘められた感情などを描く事を目指した、ともおっしゃっていました。
表現したいもの・できる方法を考え挑戦していく姿勢がとても素晴らしいです!
人物の背景に荒々しい波とゴツゴツとした岩を描く事で、この男性は不安な感情を秘めているのか、何かに挑戦しようと意気込んでいるのか、、と様々な想像をかきたてられます。
背景とはただ場所の説明をするだけでなく、登場する人(もの)の状態の説明をしてくれる役割も果たしているんですね。
 
また、描写面に着目すると、細かい描き込みとこだわりが本当にすごい!
この絵には様々な質感のモノが描かれていますが、人物の険しい表情・光を感じる空の表情・荒々しく今にも音が聴こえてきそうな海の表情・・。
すべての表情が描き分けられていて、様々な魅了で満ちあふれています。
制作する様子を見ていると、ああでもないこうでもないと、ご自身が納得されるまでずっと描き続けていました。無難に妥協する事なくこだわりを突き詰めていく姿勢は、何よりの描写力(表現力)なんだなあと改めて思います。
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