モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

変化を恐れない

2018-11-30 22:21:30 | 大人 油絵・アクリル

長沼 油彩

お久しぶりです!一平です!
今回紹介させて頂くのは、いつもパワフルな長沼さんの作品です!
この絵たち、目を惹かれるのはなんと言ってもこの独特の雰囲気や、綺麗な色彩で少し奇抜な動物達でしょう。
普段、写真を見ながら描いていく事が多い長沼さんですが、今回は写真全体を描くのではなく写真の中から自分が描きたいものを抽出し、四角や丸、三角と言った幾何学図形を平面構成的にした背景と組み合わせ、リアルな動物が現実世界ではあり得ない世界にいる、面白く不思議な雰囲気を作りだしました。

色や動物達など素晴らしい所は沢山ありますが、今回長沼さんがトライした1番の事は、「いつもの描き方を大きく変えた」ということです。(いつもの描き方な前回の作品はこちら
これは実はとても勇気がいる事なのです。
なぜなら「描き方を変える」というのは今まで経験してきた事が、無駄になってしまう気がしてしまうからです。
新しい事をするのは自分でも自信が無く失敗も怖いですし、周りからの評価もどうなるか分からない。そんな状況になんの躊躇も無く飛び込めるのが我らがミズ・チャレンジャー長沼さん!!
僕のように、上手く描かなきゃ…どうしたらもっと素敵に…と考えていくうちに、がんじがらめになり絵が描けなくなってしまう人達からしたら、いつも自分の楽しい事を追求していき、そのためならどんなチャレンジでもする長沼さんのような人は輝いて見えます(笑)。
「面白そうだからやってみるわ!」となんでも貪欲に挑戦する長沼さんだからこそ、まだまだ絵に変化が見られそうです!

そしてこちらのカエルが水に飛び込んでいる芭蕉の句が聴こえてきそうな涼しげな1枚。サインを水の流れに浮かべ漂うように書いています。
サインが自然に入っていて全体感を壊さずにとても素敵になっていますね。ですが、この仕上げに行く前に立ちはだかるのは我らがミズ・鬼教官 小原先生!!
最初、左下に大きく「ナーツーコー‼」のように太文字で『夏子』と書いていたようで(残念ながらこの状況は僕は見ていませんでした)、ここで鬼教官の鉄拳が飛んだわけですね。
「どんだけ自己主張強いんですか!!主役はカエルでしょうが!?下品ですよ!!」とアドバイス(一喝?)をし、長沼さんがへこたれる訳もなく見事、遊び心のある素敵なサインの1枚に仕上がったのでした!

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肌の色について

2018-11-29 22:00:30 | 小学生 絵画

旭です。今日は水曜小学生クラス低学年の自画像をピックアップしてご紹介です。
遂に自画像が完成しました!彼らの自画像の素晴らしさについては以前自己紹介に書きましたので、今回はどこに注意して指導したのかを、稚拙ながらお話しします。

まず、筆の使い方です。特に男子に多いのですが、筆を押しつけすぎてしまうんです。紙はボロボロ、色ムラが出てしまって、良くないことが多いのでやめましょう。力加減は絵や工作だけでなく人間関係においても大切なので、伝えたいことトップクラスです。自分がそのことに気づくのが遅かったからでしょうか?

次に、肌の色の作り方です。薄橙色 or ペールオレンジを塗って(ちょっと前までは肌色なんて言ってましたね)、暗いところは黒を混ぜて、なんて…教えませんよ!私は教育学部ですが、小学校の授業観察に行くと本当にあるそうです。指導案を見れば、「どこそこはこの色」なんて指定する文もあって。

でもミオス生には、顔の色しかり人の肌は、1色ではないことを知ってもらうために、肌の色を作って見せました。静脈のある皮膚は少し緑がかっていたり、動脈のある皮膚は紫がかっていたり、摩擦の多い関節は茶色っぽかったり、を実際に手の甲に絵の具を載せて見せると、納得してくれました。吸収の早い彼らを見ていると、ミオスに通う前の幼稚園、小学校低学年で教わってきた環境のせいか「肌色」という差別用語がつい口から出てしまう自分が情けないです。

教えれば教えるほど、彼らから学ぶ方が多いことを痛感します。今回は、この2つしかお話しできませんでしたが、もっと勉強して伝えられることを増やしていきます!!

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心が洗われます

2018-11-27 23:12:30 | 学生

身体のありとあらゆる鼓動、生命の輝きが伝わります。 生きていることが奇跡だと思える感覚、それを意識せずにはいられません。自然を慈しみ、自分が存在することを感謝する。少年時代の花火のような一瞬であるからこそ儚く、よりいっそう魅力的に見えるのでしょう。
本日完成に立ち会い、命の大切さを教えてもらったような感動を覚え、図らずも涙がこぼれそうになりました。
少年の背中に大きな翼が見えるのは、私だけではないでしょう。      オバラ

優 中学1年生 油彩(小学生時代に購入した安い12色の油絵セットのみで描きました) 息子の後ろ姿を撮ってくれたお母様にも脱帽!

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今年ももうこの季節です。

2018-11-26 22:02:14 | スタッフ講師

どうも幸介です!つい先日ハロウィンの授業をやったばかりですが、もういつの間にかクリスマス。例年通り、クリスマス会で行うお菓子の工作の試作を行っています!今年はクロカンブッシュです。

今年は2012年に行ったクロカンブッシュを、少しブラッシュアップさせたものになる予定。作り方もシンプルなのでデコりがいがあるし、崩れ辛くて持ち帰りも安心ですね。

毎年一番楽しみにしている生徒も多いこのクリスマス会。幼児・小学生・学生クラスのみんな、どんなツリーにしたいかデコレーションを考えて来てくださいね!!もちろん例年通り、大人クラスの皆様の参加も大歓迎でお待ちしております!

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小学校受験、お疲れ様でした

2018-11-24 17:55:45 | 小学校受験

プライベートレッスン Aちゃん 年少 2つのコンクールで最優秀賞・入賞しました

小原です。今週で私立の小学校受験が全て終了致しました。(国立はまだ受験が残っています。)受験をされた皆様、長い間、本当にお疲れ様でした。
すでに発表が終わったところもあり、嬉しいご報告も、残念なご報告も届き始めております。全ての方が第一希望に行ける訳ではありませんので悲喜共々ですが、持てる力を全て発揮できたとの想いがお母様方にあるのでしょう、皆様結果に関係なく晴れやかな口調でお電話を下さいます。
教育の現場で危惧されている『考え行動する力』が、備わったと思います。小学校受験をされるご家庭では、5歳・6歳児だからこその疑問に、「今、忙しいから後でね」「答えはこうだよ」と言うお母様はいらっしゃいません。「不思議だな?」と思ったことに、すぐに向き合い調べ、例え正解が出なかったとしても、「こうなんじゃないかな?」という自分なりの答えを出させます。導き出す習慣が快感に変わり、もっと色々知りたくなります。また出来なかったことに対しても、くじけて泣くのではなく、「ではどうしたら良いのだろう?もう一度トライする、違う方法を考える、諦めていっそ最初から他のものにチェレンジする」など、前向きになります。そのような力は、小学校受験という明確な目標があったからこそ、家族一丸となって協力し、お子様の身に付くものでしょう。
それは、困難を乗り越える時に必要となる“資源”です。また、それをタイムリーに引き出せる自信も持たせることができました。「これから自分が直面する問題の解決に向けた努力や苦労に、やりがいや生きる意味を感じられる」「目の前の問題を挑戦と見なせる」は、持って生まれた性格や素質ではなく、教育として与えることができる、最高のギフトです。
小学校受験をされた子ども達、ご両親からのこの素晴らしい贈り物を大切に、ステキな小学校生活を送って下さい。

1月からの新年長さん対象の【小学校受験クラス(グループレッスン)】は定員の為、火曜クラスのみご予約を承っております。月曜クラスもキャンセルが出る場合もございますので、お電話でお問合せ下さい。
プライベートレッスンのみの受講生は、現在予約が取り辛い状況から、募集を見合わせております。大変申し訳ございません。

<授業期間>  【小学校受験クラス】年中1月~年長9月まで 
<曜日&時間> 月曜日  15:00~16:10
        火曜日  15:00~16:10
<授業料>   14,000円/月  (月4回)
<体験料>   3,000円  ※途中入会の場合、日割り計算させて頂きます。 

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無意識の願望?

2018-11-23 04:51:22 | 大人 油絵・アクリル

植松 油彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは植松さんの油彩作品です。小樽の夜景の写真を元に制作されています。

ライトアップされた白い壁の、茶色や黄色の入り混じった複雑な色味がよく表現されています。夜空の黒も、ただ黒色をベタッと塗られているのではなく、少し青色が顔を覗かせているので柔らかい印象になっていますね。水面の揺らぎや映り込む建物のタッチも凄く良いですね!筆の扱い方がどんどん上達しています。
奥の方からオレンジ色の賑やかな光がぼんやりと見えている為か、こちら側は喧騒から解放された、隠れ家のような雰囲気がありますね。

植松さんの作品には、主役が人の多い場所から離れていたり静かな場所だったり隠れ家のような要素が共通してあるように感じます。また、これまでブログでご紹介させて頂いた作品の中には、人が描かれた風景は一枚もありませんでしたね。もしかしたら、本当は誰もいない静かな場所でゆったりひっそりのんびりと生きていたい…といった植松さんの願望が無意識にモチーフ選びに現れていたりするのかもしれません。(植松さん、実際のところどうでしょうか?笑)枚数を重ねていくと、こうした絵の傾向や共通する要素が見えてきて面白いですね!

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来年はこれに決まり!

2018-11-22 23:23:59 | 親子

火曜親子クラスの作品をご紹介します。来年の干支カレンダーを紙版画で制作しました。愛嬌たっぷりのイノシシの表情が抜群ですよね!!でも、2・3歳児が版画なんて出来るの?どうやって干支『イノシシ』を作ったの?と不思議に思う方も多いでしょう。

種明かしをしましょう!最初に、1枚の画用紙に大・中・小の丸を描いて切り取ります。これで、頭・鼻・鼻の穴の出来上がり。丸く切った残りの画用紙の破片は、そのまま牙になります。(この牙が重要で、これがないとブタになってしまうので要注意!)また、画用紙の角を三角に切れば、耳になります。これらのパーツを福笑いのように並べたり重ねると、あっという間にイノシシ頭部ができてしまうので、小さなお子さんでも簡単にできます。リアリティもあり、完成度が高いですよね!版を刷る際は、本格的に版画用インクとローラーを使ったので、とても良い仕上がりです。

私も見本用に作ったカレンダーを早速自宅で飾っています。さらにこのイノシシ版画を写真に撮って、来年の年賀状デザインとして写真を取り込んでみました。親子クラスの方には年賀状デザイン案をご紹介したので、ぜひ作ってみてくださいね。素敵な作品なので、新年に年賀状で見せびらかしちゃいましょう!!(Eri Ito)

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小学校でボランティア

2018-11-20 23:44:36 | 小学生 イベント

今日はミオスでは毎年恒例ボランティアとなっている、近所の小学校のフェスティバルで行ったワークショップをご紹介させて頂きます。私は講師として参加した、大学1年生の井出村です。小学校低学年から高校2年生までアトリエ・ミオスに通っていました!

今回は私の通う多摩美術大学の友人も含め5名のメンバーで参加しました。内容は「牛乳パックと布で世界に一つだけのオリジナルバッチを作ろう!」という企画です。
自分がデザインしたものが格好良く、より本物のように出来上がっていくのは、小さいころから嬉しくて楽しくて感動的なものだったという意見から、短時間でデザインできて、格好良く楽しく作れるものなら、これがいいのではないかと皆の意見が一致しました。(私もミオスに通っていたとき作品を完成させて、お父さんお母さんに「見て!!」と言うのが楽しみだったことを思い出しながら参加しました。)

まず、小学生の皆さんに持ってきてもらった牛乳パックを作りたい形に2枚ハサミで切ります。切った2枚を重ねて厚みのある台紙を作ります。(この厚みがクオリティーを高く見せるポイントです!!)
次に、牛乳パック2枚で作った台紙に布のハギレやお気に入りの折り紙などを巻き付けてから、透明のシートでラミネートします。
最後にシートの上から、アルファベットやラインストーン、ビーズ、シールなど、1人1人が自由に個性的に飾り付けをします。

小学生の皆さんは試行錯誤しながら、真剣に牛乳パックを切り、真剣に布を貼り付け、真剣に飾り付けを選んでくれました。ちなみに私はミオスに通っていたとき、製作途中はやりたくない~~もう終わりにする~~と駄々をこねて先生方を困らす生徒でした(笑)ので、その集中力には目を見張るものがありました!!

出来上がったものを私たちメンバーに可愛いでしょ!格好いいでしょ!と見せてくれて、当初の目標であった「自分でデザインしたものを格好良く完成させる」が達成されたように思えて、嬉しかったです。
さらに、授業が終わりメンバーと一緒に帰る途中の廊下で、バッチを胸につけた子供たちが自慢げに作品を見せ合っていたのを見て、メンバー同士で顔を見合わせてよかったぁと言い合ったのもいい思い出です。

失敗や準備不足もあり、反省点もたくさんありましたが、とてもいい経験になりました。なにより、小学生の皆さんが優しく素直で、出来上がった作品を私たちに「見て!」と見せに来てくれたこと、教室の終わりに「ありがとうございました!」と私たちに挨拶をしてくれたこと、とても嬉しかったです。

このような機会を下さった小学校の皆様、アトリエ・ミオスの先生方、本当にありがとうございました!メンバー一同、心より感謝します。この経験を活かし、これからの学校生活や作品制作を頑張っていこうと思います!

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受験生の気迫

2018-11-19 19:27:28 | 学生

上段 ゆき / 下段 まい

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、中学3年生の2名の作品。2人とも美術系の高校進学を考えている受験生です。まずは載せてあります絵をご覧ください。左が水彩を始めた当初、右側が最近の作品です。左側の作品ですが、ちょっとのっぺりとして立体感が希薄で、「陰影」を描くよりもモチーフの「色」にばっかり気を取られてしまっている印象。モチーフそれぞれの形も歪んで見えますね。人工物などの直線もフニャフニャです。そもそも描き込みもあまいですね。

それに比べて右側の作品。明らかに上達しています!!まだモチーフの形が怪しいところはありますが、ガラスに歪曲して写り込んだ色や陰影、モチーフの陰、果物などの自然物の色の幅など、各段に良くなっています。しかもこの2名の凄い所が、たった数枚(2-3枚)しかやってないのにこれだけ上達したというところ!さすが受験生。気迫が違いますね。

受験本番まであとほんの数か月。どちらもまだ粗削りではありますが、この勢いで一枚一枚ちゃんと考えて学んで描き、どんどん伸びて行ってほしいと思います!!

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素材に翻弄されながらも

2018-11-17 14:46:21 | 学生

左 心音 / 中央 桂吾 / 右 大志  … 全て 油彩 ・ 中1

岩田です。朝晩、寒さが増してきましたね。皆さんお体ご自愛下さい。

今回ご紹介しますのは、土曜午後に来ている中学1年生、3人の作品をご紹介します。
かなり時間をかけてじっくり取り組んだ作品で、初めての油絵の具の扱いに時には翻弄されながら、精一杯がんばりました。

心音は、橋のある外国の風景がモチーフ。
実際の画像に自分のアレンジを加えながら明快な色使いが心地よいです。主役の橋よりも左手にそびえる木が何とも印象的。枝ぶりの有機的な表現がとても面白く、力強さに溢れています。
まだ粗削りな部分は多分にあるのですが、対象を客観的に捉えるといった面をしっかり持ち合わせていますね。落ち着いて、丁寧に描いていけば、自分なりに油絵具の魅力を発見していけるかもしれません。

桂吾は、坂道の上から俯瞰した風景を描きました。
彼の表現はとにかく独自性に溢れ、何物にも縛られない自由さが魅力。屋根や木々の表現も自らのパッションを絵筆に込めて画面にそれを投影しているかのようです。
囚われない面白さを湛える反面、描く前に、対象をどのように描くかや、完成までのプロセスなど、計画性を持つこともこれからは、とても大切になってくるでしょう。

大志は、曇り空の下で撮影されたような白っぽい風景写真を描きました。
アパートの2階へ通じる階段を住人が登っているという、どこにでもある日常の風景。建物を覆い隠すように立っている大木が擬人化されているような不思議な雰囲気を湛え、面白く描かれています。建物は、工業製品的な理路整然とした印象はなく、どこか有機的。
観察眼があるので、自然物と人工物といったものの描き分けを油絵の具という素材に慣れつつ、意識していって欲しいです。

3人の今後の展開に期待!

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作品と作者

2018-11-16 21:10:55 | 大人 水彩

藤本 透明水彩

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは、藤本さんの透明水彩の作品です。

川を両側から挟む桜並木の風景の、水面に浮かぶ花びらまで丁寧に追われいます。左側は日陰、右側は日向になっているので、それぞれの違いを楽しむことが出来ますね。水面や桜も美しいですが、私は日向の桜の影にも注目して頂きたいです。網のように細かく落とされた影は多彩な色を持っており、影もモチーフの一部である事が分かります。水面に映る桜の姿も緑やオレンジで描かれ、画面の色彩を豊かにしていますね。全体の色の美しさが、この作品の大きな魅力だと思います。桜の向こうにはマンションがちょこんと顔を出しており、左右対称の風景にちょっとした変化をもたらしてくれていますね。

皆さんはこの作品の作者である藤本さんが、どのくらいの年齢に思えますか?(読み進める前に、なんとなく考えてみて下さい)

 …実は藤本さんは大学生(男性)です!レポートに悩まされたり、飲み会ではしゃいだり、アルバイトに追われたりとなにかと忙しいあの大学生です。しかしこの風景からは歳を重ねた人の落ち着きや余裕といいますか、そういったものも感じられますね。藤本さん本人も穏やかな雰囲気の落ち着いた方です。作品から作者の年齢や雰囲気、性格などを考えるのも鑑賞の面白さの一つ。皆さんも、アトリエの壁に掛けられている作品を観た時に、どんな人が描いているのか考えてみてはいかがでしょうか?

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ハロウィーンと秋の絵について

2018-11-15 22:38:40 | 幼児

外村です。ミオスでのハロウィーンは初めてでしたが、講師・生徒ともにかなりの熱の入れようで、教室全体でお祭りの熱気に包まれていました。お祭りの準備から皆で行うことは重要な経験だと思います。皆が楽しんで出来ることも大切です。
今日は幼児クラスについてご紹介します。

幼児たちはオレンジや紫・黒といった色の画材が見えた時点で、ハロウィーンを連想して、何を作るのか興味津々です。毎回感じますが、子供たちの集中した時の表情はとても魅力的です。
10/31のハロウィーン当日、今年は水曜日でしたので、お菓子を入れるカボチャ型キャンディーポットを制作しました。年少さんも随分ハサミの使い方が上手だと感心しましたが、制作している隣で小原先生が鏡に向かってゾンビメイク(!)をしているものですから、それがとても気になります。課題内容の説明と小原先生のメイクとの両方に興味を惹かれながらの(そわそわ)授業となりました。
キャンディポットにお菓子を入れてもらってからは、いよいよ幼児も傷作りです!とは言っても、小学生のようなリアルな傷ではなく、モンスターの傷作り。好きな色の粘土で傷を作り(血は控えめ)、ガラスの破片代わりのペットボトルの切れ端を刺して、手の甲にくっつけました。

先週は「秋の樹木を見上げる絵」を描きました。まず10分お絵描きで人物を練習します。年中・年長さんは横向きで「見上げる人」、年少さん・入会したばかりの年中さんは「正面の人物」。人体の大まかな比率、姿勢を勉強しました。
その後の「秋の絵」では、色彩で季節を連想する導入後、人物と樹木の効果的な配置(構図)を実践します。
講師の誘導は勿論ありますが、そこに子供自身の工夫が重なり、作品になります。家族を描く子、樹木を大きく描く子、落葉の様子を描く子、木の根元にキノコを描く子など、それぞれ違った「秋の絵」になりました。
クレヨンで力強く木の表皮を描いてから淡い茶色の水彩を塗る効果や、木と人物の比較を考えた構図など、作業工程の必然性をご理解頂けるかと思います。

僕がミオスに来てから様々な課題がありましたが、特に興味深かったのはホラーハウス(写真一番上の右側)です。トレーシングペーパーを使い霧がかかった印象を出しつつ、不気味に増築された家を描き出していきます。渡された素材の絵画的な効果を実感しながら、工夫やオリジナリティを加えて進んでいく技法は、幼児が制作中に次々に絵を変化させていく『視覚的文脈のある描画活動の楽しみ』をダイレクトに感じる制作でした。
偶然あるいは意図的に描いた線や形の痕跡が次への描画行為に影響を及ぼすという『視覚的文脈』と、描いている途中で湧き起こるイメージや感情が次への描画行為につながっていくという『物語性文脈』 は、幼児ならではの特徴的な制作方法です。

幼児クラスでは課題の内容はその時期(季節)に関連したものが多く、子供が実感しやすい工夫がなされています。新鮮な刺激を僕自身が受けながら時間が過ぎていきます。

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ハロウィンおまけ

2018-11-13 21:36:22 | 学生

結構しつこいオバラです。(自分の制作をする時は益々しつっこくなります。)ミオス自慢のカリキュラムなので、巷には気の早いクリスマスソングも流れていますが、しつこくしつこくハロウィンいきます!

「こっちのチーム、血が足りない!」「もっと大量の血を頂戴!」 興奮した荒々しい声と共に、ゴミ箱の中には汚れた血液の付いたティッシュや脱脂綿、ちぎれた肉の破片等、生々しいゴミが溢れかえります。ここは災害現場か?はたまた野戦病院か!?どんだけ輸血が必要なんだ!?と、音声だけのお届けでは誤解が生じそうですが、心配無用。
ミオスの秋の風物詩、南澤先生曰く「ハロウィンと言えばゾンビ」ですね。洗脳効果バッチリで、誰一人疑問など持ちません。
毎年の行事なので、もうお化け屋敷の前に行ってもたじろぐ者はおりません。「あぁ?どうせ子供だましなお化け屋敷でしょ?もうゾンビなんて見慣れてるし。ってか、アタシの方がクオリティー高いし怖いしぃ!」という謎の余裕が生まれる小学生。
そのもっと上を行く?クールな高学年女子は「いえもうゾンビはお腹一杯。去年までで充分堪能させて頂きましたわ。わたくし卒業させて頂きます。はしゃいでいる子ども達、皆かわいらしいわね。オホホ!」ってな謎のプライドで高飛車に構えている様子も見受けられました。(メイクをしなかった人間は、仮装自画像の続きを描いていました。81人中6人。)
まぁでも「同じ阿保なら踊らにゃ損ソン♪」と、思春期も吹き飛ばして欲しいものですな。

左 水曜夜間大人クラスでのバトル(後ろの通常制作とのギャップがいい!) / 中央 木曜学生クラス(中間テストと重なり欠席が多く、6人の参加者。ゾンビにだいぶ飽きてきたのでメイクは手のみですが、長年やり続けているので傷クオリティーが最も高い!) / 右 火曜小学生クラス高学年女子(「はぁ?思春期?恥ずかしがってる方がハズイじゃん!」更に上をいっている!)
頼もしい輩が、ミオスからドンドン増殖中!感染力はゾンビ級!

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ハロウィン月

2018-11-12 21:24:59 | 小学生・ハロウィンパーティ

月曜小学生クラス ハロウィン特別授業

どうも幸介です!先週のサトル先生・アサヒ先生に続いてハロウィン授業のご報告。今年のハロウィンは全員参加ではなく希望者のみの参加でしたが、それでも多くの生徒が傷メイクを行いました!あいかわらず人気の授業です。

普段の授業では、手や顔に絵の具を塗る事はないですよね。むしろ、絵の具の無駄使いだと怒られてしまうそうです。そんな「普段は出来ない事」の解禁感と血糊という材料も相まって、タブーな感じがなんともいえない高揚感を生むのでしょう。毎年のことですが、こんなに派手にやってクレームが無いということは、きっと参加した皆がちゃんとご自宅で説明してくれているのか、アトリエへの理解があるかのどっちかでしょうか。

ちなみに、血糊やドーラン(舞台用の化粧品)などはちゃんとした撮影用でけっこう高価だったりもしますので、中々いい経験になったのでは!?これでハリウッドのゾンビ映画を見る時も、ただ怖がるだけでなく「これもメイクで、人の手で作ってるんだ」と制作側の気持ちになって観れますね!ということで、来年もきっとやりますのでお楽しみに―!!

以下オマケ↓ ノリノリの皆さん

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講評のこと、日々の作品づくりのこと

2018-11-10 17:16:15 | 展覧会

いつも有難うございます。土曜日の男、岩田です。

先週のブログで展覧会の記事を書かせて頂きましたが、本日は会場での講評の事、私自身の普段の制作に於ける事柄などをお話させて頂きたいと思います。

先日の講評で、作品の前に立ち、作者の話を聞いていると、お話させて頂いた方々がどのような心持ちで作品と対峙しているのかが分かりました。
そこからは、何となく好きなものを描いています、という以上に、描いているものをひとつの「表現」に昇華させたいという気持ちが感じ取られました。それは、特に今回講評させて頂いた方々が絵を描いている経験が長いということもあるでしょう。

例えば、朽ちて置き去りにされた船をある種擬人化し、味わい深い色で、且つ活き活きと描くことで、一見してそのように見えるモノ(者)でもまだまだ頑張れるのだ、といったメッセージを暗喩として込め作品を描いていて、更に1枚の作品としての完成度を高めたい方。

魅力的な作品を描きつつも、本音は、自分の描きたい方向性があり、それを画面にさらけ出してしまうことで、鑑賞者に理解されるのかどうかといった思いを持ち、何となくまとまりの良い絵を描いてしまうという方。

色やその佇まい、雰囲気などは、自分の心を反映した表現となっているのだが、モチーフとしての人物が中々思い通りに描くことが出来ないという方。などなど。

皆さん、高いレベルでの「表現」を目指しているからこその迷いを赤裸々な言葉でお聞きすることができたのでした。
とは言え、私も皆さんと全く同じことで日々、思いを巡らせているというのが正直なところ。「先ずは、鑑賞者のことより、自分がやりたいと思ったことを思い切りやってみましょう。」「ここから自分の理想の絵を作る為には、努力してもう一山超えねばなりませんが、頑張って下さい。」といったアドバイスもよくよく考えてみたら、自分に向けて言っていようなものです。
私の場合、作品制作が生業であるが故、多くの人に支持されることが望みではありますが、それ以前に、自分が出来る限りドキドキワクワクして作品を作っていきたいと思っています。その為には、一頃に留まっていることを是としない気持ちを持つことも必要でしょう。

押しつけがましく聞こえてしまってはいけませんが、皆さんも自分の心に出来るだけ正直に、純度の高いイメージを思い描き、その理想に向けて日々研鑽されて下さい。

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