モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ミニチュアカメラ

2007-09-30 22:33:52 | スタッフ講師
Uenocamera1_2Uenocamera上野 『PENTAX MX(1976年)』 “材料” 石塑粘土95% プラバン5%(レンズ部分) 水性ホビーカラー タミヤカラー “道具” 紙ヤスリ 金ヤスリ ダイヤモンドヤスリ ピンセット 木工用ボンド ※すべて100均

火曜日にご紹介した高校生が作ったストロー袋の馬も小さかったですが、こちらも負けじとちっちゃいですよ!BAR MIOS に続く、上野さん“大人クラス”(って書かないと、年齢不詳の)造形物第2弾です。なんと粘土でできています。クラスメートの方達からの第一声は「かわいい!」次に「すごい器用!」そして「なんで(大人気なく)作ろうと思ったの?」でした。いい大人が背中丸めてちまちま作業する様子を想像してみて下さい。呆れ… 、いえ、なんて純粋なんでしょう!しかしこの妥協を許さぬ完成度は、やっぱり大人でなくっちゃ出せませんよね!遠い過去に忘れてきてしまった一途な情熱を、我々に思い出させてくれる作品です。
以下ご本人からのコメント

最近ある本をたまたま購入してから、レトロな感じのカメラが好きになり、カメラのミニチュアを集めようと探したのですが、全くありませんでした。最近流行のガチャガチャ、食頑なども探したのですが見つけられず、仕方ないので 『(・∀・)ないものは作ればいいじゃん!』というのが作るに至った経緯です。
何か作ろうと買い置きしていた(半年以上放置)石塑粘土があったので、それで作る事にしました。もともと人形とか作る粘土だったらしく、何も調べないで粘土もするかな?とノリで購入していたものです。完全に乾燥した後はヤスリがかけられ、表面がつるつるになるので、カメラのミニチュア作りには最適でした。
このミニチュアを作るにあたって苦労した部分は細かいパーツのヤスリ掛けです。ストラップを想定したミニチュアだったので、非常に小さく、ヤスリかけの途中で弾いて飛ばしたら、さぁ大変!どこにいったのやら!?自宅のラグマットが白いので、探すのに一苦労です。また、工程の半分以上がヤスリ掛け作業なので、とっても面倒です。細かい物にヤスリを掛けるのはとっても神経を使います。飽きっぽい人には勧められません。(特にオバラ先生は駄目かもね・・・。)
色はプラモデル用の塗料でマスキングテープでマスキングしながら塗れば完成です。

一緒に写真に写っているカメラも中古屋さんで苦労して探したものなので、ミニチュアと並ぶといい感じですね!?

では、PENTAX MXについて語らせて頂きます。
PENTAX MXは1976年から製造され、小型軽量を目指したフルマニュアル・・・

コメント (6)
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石膏ブーム?

2007-09-29 22:30:45 | スタッフ講師
Aboganmen_2英保 「石膏デッサン」 鉛筆

なぜかここ数ヶ月土曜クラスでは午前・午後とも石膏デッサンをされる方が多くいます。「ちょっと描いてみようかな」と始めると、最初の1枚目は雰囲気をつかむのに少々苦労されますが、書き終わる頃には「何かわかってきたかも。もう一回挑戦!」となるようです。
英保さんもそんな中のお一人。“わかってきた”石膏2枚目のこの絵は始めからとてもいい感じで描き進めていました。中盤からのこだわりや粘りも加わり、力強さと爽やかさのあるデッサンになりました。
「石膏かなり楽しくなってきました。」と今度は胸像の新顔『マルス』に挑戦されています。

あかね

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ふわふわとかさかさ

2007-09-28 17:48:50 | スタッフ講師
Yokosekamo横瀬 『カモ』 透明水彩

野生のカモのひなが、3羽、いえ4羽かな?枯れ草の中に隠れています。敵に見付からぬよう、似たような色合いの場所に巣を作っているのでしょうから、この写真を写したカメラマンの目もすばらしいですが、その写真を見ながら色合いだけでなく質感の違いまで描き分けた横瀬さんの観察力もすばらしいですね!か弱いひな達を愛おしく見つめる眼差しを感じます。   オバラ


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名月

2007-09-27 23:54:23 | スタッフ講師
Dcf_0407_4Dcf_0410_2
一昨日の中秋の名月はとてもきれいに良く見えましたね。私は思わず足を止めて夜空を見上げてしまいましたが、皆さんは
いかがでしたか?今週の幼児クラスではお月見の絵を描きました。黒い画用紙に光り輝く大きな月を描いたら、本物のススキを貼り、お月見から連想する物や秋から連想するものをそれぞれ描きました。秋の虫を調べて木々にとまっている虫を描いたり、秋色に染まった葉っぱを描く子、夜に出てくる生き物を想像している子、お月見団子をひとつひとつ丁寧に塗り仕上げていく子。どの絵もきれいなお月様を引き立たせる絵になりました。  伊藤


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良いデッサンⅡ

2007-09-26 22:20:46 | スタッフ講師
Tiorigyuukotu千織 高1 『牛骨』 鉛筆

今日紹介するデッサンは、千織の牛骨のデッサンです。9月3日に幸介先生がご紹介した愛美の牛骨デッサンと一緒に描いていたのが、少し遅れて完成しました。引けを取らない魅力的なデッサンになりました。
愛美の細部のディテールを丁寧に追ったデッサンと比べると、千織は全体の重さ、塊、空間を意識した鉛筆デッサンといえるでしょう。大きな存在として感じられるのは、形が回り込む向こう側が描けているからです。後頭部が接する空間(画面左)が、透き通って見えませんか?表面だけ追っていてはこれは感じられません。コインのレリーフのようになってしまいます。これまた高校一年とは思えない出来栄えです!

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有意義な暇つぶし

2007-09-25 23:06:27 | スタッフ講師
Kaopuma_1かおP 高2 『うま』 紙

嶋田先生が休みなので、かおP(自分で言う…)です。 スタバにてストロー袋細工!ちょっとうまくできた!
最初はキリンのつもりで作り始めたのに長さが足りなくて馬になっちゃったぜ!(たてがみもあるよ!)尻尾がつくれなかったのが残念(´ε`;)

ストロー袋細工、たのしいですよ♪喫茶店やレストランの待ち時間に、是非。
立ち去る時のささやかな置き土産です。3秒後には撤去されてますが。  

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お疲連休

2007-09-24 23:55:24 | スタッフ講師
Isurobaオバラです。夢のような2週連続の3連休が終わってしまいますね。
連休中、小学生クラスのカリキュラム“イス”を私も作ってみました。白いペンキをわざとやすりで剥がして素朴なロバ椅子にしました。(実はまだ未完成なんですけど)新しい鋸や金やすり、蚤なども揃えました。腱鞘炎覚悟でアナログな道具を使いこなしていると、時間を忘れてしまいます。使える物を作る日曜大工って、楽しいです♪

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スーパーリアリズム

2007-09-23 00:08:00 | スタッフ講師
Shudai周大 中3 『ニュージーランドの港町』 油彩

この作品は比較的大きな、F15号キャンバス(53cm×65.2cm)に描きました。油彩に詳しい方は「F15号くらい・・・」とおっしゃるかもしれませんが、作者は中学3年生ですよ!どうです、この画力!?
夏休みに海外旅行へ出掛けた際に自分で撮った写真を見ながら制作しました。最初は「なんでまたこんな大変そうな風景選んじゃったかなぁ」と思っていましたが、すばらしい頭脳と根気で、見事スーパーリアリズムの作品になりました。波間に映る風景、船体に反射する光、窓から透ける町並みなど、細かく難しい細部まで逃げずに描ききっています。彼の集中力に感動して「今まで私が知ってる中学生の中で、一番デキがいいかもよ!?」と言ったら、自信からか俄然やる気が出て「これでどうだ!」と私を挑発するほど。うんうん、もう何も言うことないよ。
しかしラガーマンの周大が、大きな身体で神経を尖らせチマチマ筆を動かす姿はちょっと面白かったです。  オバラ

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結果は黄色組の圧勝

2007-09-22 00:32:00 | スタッフ講師
Harunataiiku陽菜 中3 

秘めた闘志と沸き上がる興奮。シンプルにデザイン化されたこの絵にはたくさんの気持ちが詰まっているようです。
某中学校の体育祭のパンフレットの表紙に陽菜の作品が採用されました。すごい!おめでとう!!中学生らしい活き活き感と中学生らしからぬ隙のないデザインに脱帽です。
私が感動している横で、当の本人は「私は黄色組だったから、クラスの人に 『なんで黄色組が後ろなんだ』と文句を言われちゃった~。」などと相変わらずマイペースなことを言ってました。

あかね

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婿入り

2007-09-21 00:34:00 | アート・文化
MarsBurutas左 『マルス(正式名称-青年マルス)』 右 『ブルータス』

オバラです。私が予備校時代最も描くのが好きだった石膏像マルスを頂きました。ぜひ皆さんチャレンジして下さい!
マルスについて…
ギリシャ神話の登場人物で、戦争の神。火星の英訳「Mars」は彼からとったものです。原型はドイツのドレスデン国立絵画館にある大理石像で、2.5m程の全身像です。(ヘルメットのみ身に付けた裸身、たくましい上半身に比べると下半身はほっそりした印象)戦争の神とは思えないほど柔和で落ち着いた顔立ちと、引き締まった肉体の調和が特徴です。全体像を意識した流れをつかみ、一見単調と思われる胸部の形をしっかり追ってみましょう。
ブルータスも頂きました。アトリエにはすでに1体ありますので、欲しい方に差し上げます。オバラまでどうぞ。

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流れる水の描き方

2007-09-20 00:13:00 | スタッフ講師
Sakamotokeikoku坂元 『阿武隈滝川渓谷』 油彩

深い森の中をすがすがしい渓谷の水が流れます。まるで時間が止まっているかのよう。勢いよく流れる水を表現する方法は色々ありますが、油彩の場合このように暗い背景を先に描き、最後に硬い豚毛の筆に白い絵の具を少なめにつけて、ガサガサとかすらせて重ねるとうまくいきます。こういった技法を得意とする坂元さんの、画風にあった題材選びが成功を生みました。
「次は細かいモチーフを淡く繊細に描きたいわぁ!」とおっしゃっていました。苦手な画風に敢えて挑戦なさるその心意気、しっかと応援させて頂きます!  オバラ

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”もの”を見る目。

2007-09-19 23:22:21 | スタッフ講師
Inokogo猪野 『タイトル未定』 鉛筆
チケット制の猪野さんのデッサンをご紹介します。猪野さんは毎回静物画のデッサンを描き続けています。今回のデッサンは時間をかけ、じっくり自分が納得するまで描いて仕上げたものです。かごは細かい部分まで(壊れているとこなど)描いていて気が遠くなりそうです。細かい表現が猪野さんのアジというか個性になっていますね。レモンのボコボコの質感も上手く表現されています。見たものをそのまま表現できる猪野さんは、絵に純粋に向き合っている様に思います。
デッサンは鉛筆を扱うテクニックもさることながら”もの”を見る能力が強く要求されます。”もの”の形や光と影を良く見て地道に鉛筆の線を重ねて描いていくしかありません。それをどこまで描き進めるか、手を止めるかで仕上がりに差が出てそれが個性につながると思います。
しまだひろみ

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外で大工仕事

2007-09-18 00:21:00 | スタッフ講師
Tonkati今日は、“小学校受験クラス”以外の授業はお休みでした。間違えて来てしまった子はいませんでしたか?
写真はイス製作中、外で金づちを打っているところです。20人近くが一斉に室内でトンカンやると、一階の方に迷惑をかけてしまいますので、金づちを使う時だけは外に行きます。商店街ですが、道行く方々が微笑ましく見守って下さりありがたいです。(たまに手伝って下さる方もいます。)
明日から1週間、全ての授業がお休みです。皆様お間違えのないようご注意下さい!

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木のいす

2007-09-17 00:41:00 | スタッフ講師
20070913
田中幸介  恐竜  スチレンボード&画用紙

どうもこんばんわ。今、小学生達は椅子を作っています。アトリエにずらっと並んだ椅子達を、すでに目にしている方も多いかと思います。そして今回、何故この課題なのかというと「ずっと形に残るものを」ということで椅子づくりとなりました。

子供達は 「えぇ~イス~?めんどくさーい」 なんて言ってる子も少なくありませんが、何月が経っても壊れる事の無い木のイスは、きっと良い思い出になるでしょう。

…で、椅子の画像をアップしようかと思ったんですが、アトリエに積み重なっている状態だとワケ分かんないので、完成品が出来るまでしばらくお待ちください。

今日の画像は僕の作った「恐竜」のクラフトです。今、アトリエミオス以外にも土日で子供達向けにワークショップをやっていたりします。その宣伝用にと、作ってみたものです。

自分で言うのもなんですが、去年の展覧会の時に作った恐竜とは比べ物にならない出来です!「雑誌に載せてもいいぜ」というくらいの出来なのですが、子供達の手の届くところに展示しているせいか、日々ダメージを受けていってます…

作り方はマスターしていますので、作りたい方、来年の夏休みの工作にしたい方、田中まで連絡ください。ティラノサウルスいがいにも、トリケラ、ステゴ、プテラなどバリエーションそろえてございます。

ということで幸介でした!!

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人物クロッキー会より

2007-09-16 00:08:00 | スタッフ講師
X57X67_3竹辺  左から 『すみれ』 『15才』 油彩

竹辺さんはミオスの生徒さんではありませんが、いつも月に一度の人物クロッキー会に参加して下さいます。アトリエではモデルを鉛筆でささっとクロッキーし、それをエスキースとしてご自宅で油彩に描き起こしていらっしゃるそうです。「2時間しっかりモデルさんと向き合い色々考えながらクロッキーするので、油彩にする時もイメージが崩れることがない」とおっしゃっていましたが、短時間にかける集中力の賜物ですね!竹辺さんのお人柄が表れた、やわらかく穏やかな人物像はこちらまで優しい気持ちにさせてくれます。以下、竹辺さんより

「すみれ」は6月に開催された「ヨコハマ日曜画家展」に出品したものです。
「15才」は「神奈川県勤労者美術展」に出しました。それなりに考えて描いたつもりですが、どうも出来が良くなくて少々考え込んでいるところです。
これからも、色々と試行錯誤をしていきたいと考えています。
そのためにもミオスさんのクロッキー会を有効に使わせいただこうと思っています。

   【神奈川県勤労者美術展】
場所 : 関内 市民ギャラリー
日時 : 9月18日(火)~9月23日(日)

お知らせ  10月のクロッキー会はお休みです。次回は11月3日(土)です。  オバラ

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