モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

中野さん、作品が入選しました!

2018-03-31 17:42:16 | 大人 油絵・アクリル

中野 油彩

桜の季節となりましたね、岩田です。今回は中野さんの作品をご紹介。
風景、人物など多岐に渡り描かれてきた中野さんですが最近ミオスで描かれているのは専ら女性像。こちら2点も修正に修正を重ね、完成に漕ぎつけたのでした。
右の作品はバレリーナ。足を組んで大変難しいポーズですが体は比較的均整が取れているように感じます。顔も難しい角度から見ていますが、この角度から見た顔としては輪郭と顔のパーツの整合性がまだ取れていないように感じます。
それに対して左側のピアニストの女性は、全体的に良いバランスで描かれているように感じます。特にドレスをまとっていながらもその内側にある体をしっかり意識して描かれているのは素晴らしいです。ドレス自体の色も流石です。

左の作品が示現会展に入選されました!こちらのご報告を受けた時は中野さん本当に嬉しそうでした。今までの努力が報われたという達成感に満ちていたように感じました。でもご自身から出たのは「まだまだこれからですよ。」というお言葉。年齢に関係なく目標に向かって邁進する中野さんにエールを送ります!
精力的に発表をされている中野さんですが、六本木の新国立美術館で飾られるのは初めてだそうです。どうぞご高覧下さい。

第71回示現会展
日程  4月4日(水)~16日(月)10:00~18:00(最終日は15:00まで) 4月10日(火)休館日
会場  六本木 国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
入場料 700円
※中野さんより招待券を6枚頂きました。見に行かれる方に差し上げます。授業中にお申し出下さい。

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食品サンプル ワッフル編

2018-03-30 12:12:01 | 親子・幼児


大竹です。本日を持ちまして、幼児・小学校受験・小学生・学生の春のワークショップ6講座が全て終了致しました。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました!
毎回人気の食品サンプル作り、今回のメインはワッフルでした。紙粘土に茶色の絵の具を練り込み、本物のワッフルメーカーで型を取ります。型に入れる前に形を整えておけば、丸、四角、ハートといった形のワッフルにする事も可能です。仕上げに茶色く焼けた色のニスを塗ったら、美味しそうなワッフルの完成です!

ワッフルの上に乗っているアイスクリームも紙粘土で作られています。絵の具を練り込む時に、元の紙粘土の白がなくならない程度に混ぜ、マーブル状にします。こちらも本物のアイスクリームディッシャーを使って形を取ったので、アイスの表面の少しケバケバした質感もリアルに再現できていると思います。他にもイチゴ、バナナ、ブルーベリー、チョコレート、生クリーム等たっぷりの具材をトッピングしました!ボリューム満点の一皿になっております!

ちなみに仕上げの粉砂糖は石膏の粉、生クリームはクリームの絞り口を取り付けたコーキングガン(本来はシリコン等で壁のビビ割れや隙間を補修する為の道具)でシリコンを絞り出し作られています。
具材はみんな同じでも、盛り付け方が人によって全く違うので、一人一人のスペシャルワッフル皿が完成しました!その完成度に「食べちゃいたいくらい美味しそうに出来た!でも食べたらお腹壊しちゃう」という子も笑



次回の夏休みワークショップもどうぞお楽しみに!

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春爛漫!幼児遠足

2018-03-29 20:43:28 | 幼児・遠足

こども達だけでなく、先生たちも楽しみにしているスケッチ遠足!!私は遠足引率が11回目となりますが、過去最高の満開の桜&スケッチ日和だったと思います。上着いらずの初夏のような暑さの中でのスケッチにも関わらず、元気いっぱい疲れ知らずのこども達!通常授業と違う環境、しかも屋外ということで、普段の制作では見ることのできないテンションのこども達。絵を描く時の眼差しも違うなぁと感じる場面が多々ありました。

動物園内は、お花見の方が例年より非常に多く、かなり混んでる中でのスケッチでした。暖かく気持ちの良い気候で、動物達もご機嫌な様子。最初に描いたヤギは、はじめお昼寝中でしたが、スケッチの準備が整ったところで、スッと歩き出し、手で触れそうな距離で描くことができました。最後にはお立ち台の上にも乗ってポージングの大サービス!モデルのヤギさん、絶妙なタイミングを計って、慣れたものです。

次は、フラミンゴとペンギンです。フラミンゴは羽根の色をクレヨンで表現するのが難しく、ピンク、オレンジ、白、ペールオレンジなど、自分が感じた色を積極的に混色していき、美しい色が出せました。ペンギンは、暑さの為か外には一匹もいなくて、水中を物凄いスピードで泳いでいるので、目で追いかけるのが大変!一瞬で観察しなくてならないので、集中して見る技も習得できました。羽を動かして泳いでいる姿をリアルに感じたり、皮膚のザラザラした感触もしっかりと観察できたと思います。水槽のガラス越しに見るのは、やはり迫力がありますね!

最後にシマウマを描いたのですが、これまた運良く私達の近くまで来てくれました!やっぱり、モデル慣れ?です。途中、木の上に止まっている鳥の糞の被害も受けながらも、しっかり4枚描き上げました。

スケッチの後は、おやつ&あそびタイム。今回の飛ばして遊ぶおもちゃは、地上で飛ばしても遠くまで飛び、展望台の上から飛ばすとさらに良く飛び、何度も何度も繰り返し走り回ってました。みんな最高の笑顔!元気!元気!帰りのバスの中でも誰ひとり寝ることなく、お喋りしながら、まだまだテンションマックス!引率して頂いた保護者の方、途中色々な場面でご協力を頂きまして、ありがとうございました。私達にとっても、年に一度の楽しい楽しい遠足でした。

最後に私事ですが、この遠足授業をもちまして、幼児クラスの担当を終えることとなりました。ようじクラスのみんな、ありがとう!保護者の皆様にも心より感謝申し上げます。(Eri Ito)

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夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足と感謝な気持ち

2018-03-28 23:34:17 | 幼児・遠足

水曜日担当の滝口です。
 今日は、幼児クラスで夢見ヶ崎動物公園にスケッチ遠足に行きました。桜満開で春日和、いや初夏並みの暖かさで、動物園も広場も人でいっぱいでした。細かいスケジュールやそれぞれのスケッチの内容は、後ほど伊藤先生の方からの報告でお願いして、僕の方は全体の感想としていきたいと思います。

 まずは、動物園での遠足スケッチって、結構動物次第でどんな感じで描けるかが決まってしまうので、座りっぱなしだったり、お尻向けて顔が見えなかったり、逆に動き回って落ち着いて描けなかったりというハプニングが多くて、段々描くよりも見てる方が長くなったりしてしまうことが多いのですが、なんと今回は素晴らしい結果が!!
 まるで、動物たちはミオスの専属モデルたちかと思わされるかのごとくに、みんなが描き始めると、近くに寄ってきてくれたり、見やすい位置でちゃんと止まっていてくれたりと、全く動物たちで苦労することがありませんでした。描いたのは、ヤギ、フラミンゴ、ペンギン、シマウマでしたが、みんなしっかりと描くことができて、教えて回る僕らもとっても楽な感じでした。最後のシマウマなんて、クレヨンとか準備している時には、お部屋の中に入ってしまったのに、描き始めようと思ったら、部屋から出てきて描いてるみんなの前に止まってくれていました。まずは、動物たちにありがとうと感謝したいです。

 次に、参加している幼児たち。動物園に来てしまったら、もう楽しくって楽しくって絵を描くどころじゃないくらいに飛び回ってしまうかと思いきや、みんな本当に絵を描くのが好きで、シートを敷いて描く準備ができたら、描き方を教わりながら、真剣に最後まで描ききっていました。顔から足先、尻尾、体の模様に至るまで、動物を見て何色か、どんな模様があるのかなども確認しながら、しっかりと表現していきます。描き終わってしまっても、まだ次何描いたらいいのかな?と、地面や水など背景も塗ったりで、本当に絵が好きじゃないとこんなに真剣にならないよな〜と感心しっぱなしでした。
 スケッチを終えて広場に移動して、お菓子タイムや工作したおもちゃを使って飛ばして遊ぶ時間でも、作った工作を使って楽しく遊んでいる姿を見ているだけでも、美術というきっかけというか物作りとそれを使って楽しむという教育がしっかりと培われていて、とっても素晴らしいと思いました。それは日頃のご家族の家庭教育によるものと思います。そんな美術を教えていける子供たちやご家族に感謝です。


 それとこういったイベント企画の授業は、ついつい時間にルーズになりがちで、遊びの方が多くなってしまって、絵画教室なのにただ遊びに行っただけになってしまいがちなのを、滞在する時間の中でどのくらい一つの場所で動物を描くのか、どのくらいの数の動物を描いて欲しいか、その後の広場に移動しても残りの時間で何をして過ごせるかなどをしっかりと事前に考えていて、無駄のなくかつ飽きさせない工夫をして授業づくりをさせれているアトリエ・ミオス伊藤先生には、とても勉強させてもらいました。僕も以前、専門学校で学生を連れて動物園のスケッチをして回りましたが、やはり広い動物園を決まりなく生徒に回させると、どうしても生徒の意欲の差が出て、ただ見て回るだけの人としっかりと描いて過ごせる人に分かれてしまいます。授業の内容は、やはりそれを組み立てる先生の力でもあるなと思います。このスケッチ遠足の組み立てをしてくださった伊藤先生には本当に感謝です。

 今回のスケッチ遠足で、僕のアトリエ・ミオスでの授業も最後になりましたが、とっても楽しく子供たちに触れ合うことができ、しかも美術を楽しんでいる子供たちを見られて、初心に帰ることが出来ました。これからは、僕も表現者としての世界も大事に続けていきながら、同時に若い世代に楽しさを伝えていく美術教育も残りの人生で大事にしていきたいと思っています。来週に最後のブログを書きますが、今回は全て感謝のブログとして、こういう機会をいっぱいくださったアトリエ・ミオスに感謝です。ありがとうございました。

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小学生クラス遠足行って来ました!

2018-03-27 15:37:26 | 小学生・遠足

本日、素晴らしい気候の中、砧公園・世田谷美術館に遠足に行って来ました!第一弾のご報告は、ボランティアに参加してくれた学生達からです↓

春から高校生のトシヒロです。今日は学生ボランティアとしてスケッチ遠足に参加させて頂きました!しかしながら、そもそも遠足に参加したのは小学生の時以来、学生ボランティアは全てサボっておりました。すみません。
僕自身の反省点として、時間の読みの甘さがあげられます。もう少し美術館での滞在時間を増やせるよう、迅速に行動すべきだったと感じています。鼻にチョコボールを詰めて遊んで小学生の笑いを取ろうとするあまり予定が狂ってしまいました。
皆と一緒に楽しく良き思い出を作れたことは素晴らしい経験でした。絵を描くことだけでなく様々な事を学べる絶好のチャンスだと思います。来年は僕ももっと成長しますので、たくさんの生徒が参加してくれることを期待しています!

春から高校生になる学生クラスの千佳です。
Miosを始めたのは一ヶ月ほど前からで今回遠足は初めての参加でしたが、とても良い経験をさせていただいたと思います。
午前中は各自自由に風景や公園内の建造物などを描き、小学生はクレヨンや絵の具などで色をつけている子もいました。昼食の時間はお菓子交換などもしながら生徒達と様々な話をすることができ、想像よりもすぐに心を開いてくれて良かったです。
美術館見学はあまり時間がなかったもののパリのファッションの歴史を感じることができました。
反省点も多々ありますが、また参加したいと思える遠足でした。

学生クラスのりなです!
今回の遠足で良かった点は、同じ女の子グループ担当のチカと上手く分担と連携が取れたことです。子供達の話を聞くこと、話すことはとても大事なことですが、「今お菓子が食べたい」等の要望を聞き過ぎてしまって行動が遅れてしまいました。そこはちょっと悪かった点です。なにかをやってあげ過ぎたりするのも良くないので、そこの加減ってなかなか難しいなぁって思いました!以上りなでしたー!

春から大学生の一平です!
小学校低学年の皮をかぶった魔王達を担当しました(笑)
小学生達の元気に圧倒される事なくこちらも全力でみんなにぶつかって行きました!その結果男子はもちろん、女子達とも打ち解けられ遠足の終わりには僕の体に何人も魔王達がくっついていました。みんな夜はぐっすりと眠れる事でしょう!お疲れ様でした!

OBの平野 旭です。
今回の遠足では、高学年男子を担当しました。高学年の男子たちは落ち着いていて、お兄さんらしく皆の引率に手を貸してくれて本当に助かりました。
広く明るい公園の中で描くスケッチはのびのびとしていて、私が子どもから学ぶことができたと感じます。ここにこの色を置くのか、線が独特で面白いな、この部分がすごく細かく描かれている、など…子供の絵を見る機会は既に失われていたので、新鮮でした。
今回は参加人数が30人程と少なかったからか、男子はこっち、女子はこっちという垣根はなく、全員の幅広い交流が生まれていたのがとても嬉しく思います。
未熟な引率でしたが、楽しめていただけたなら幸いです。ありがとうございました!

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小学校受験指導者講座

2018-03-26 20:54:07 | 小学校受験講習会

外部の方もご参加可能な【小学校受験指導者講座-小学校受験をされるお子様をお持ちの保護者様・幼稚園や塾の先生対象】の報告と次回の講座のお知らせです。

前回行われました、当校自慢の割りピン人形を使っての講座は、小学校受験を控える保護者様、塾の先生にもご参加頂きました。
まずは、厚紙に印刷されたバラバラの体のパーツを切って頂くところから始めました。
部品を切り取る時は、切る順序やそれを組み立てる前に置いておく場所にも注意を払う必要があります。プラモデルを作ったことがある方ならピンとくるでしょうが、考え無しに切り始めたり、ぐちゃぐちゃにまとめて置いてしまうと、組み立てることは大変難しくなります。(上段左2枚写真参照)切ったパーツがよく似た形のものは二の腕なのか脛なのか判断が付かず、無駄な時間が掛かってしまったり、挙句の果てには必要なパーツがゴミと交じり、捨ててしまうことにもなりかねません。机上整理は作業効率をアップさせる為に大切だということを感じて頂きました。

 次は作った人形(親子2体の割りピン人形)で、重なりの絵画に発展させる方法や、お子様へのアドバイスの仕方、良く間違えるミスをアドバイスさせて頂きました。
漫画家が使う球体人形のような立体は、三次元を二次元にしなければならず混乱してしまいます。この平面の割りピン人形は、二次元から二次元なので、スムーズに平面絵画に結びつけることができます。人と人の複雑な重なりの描き方を覚え、肩車・おんぶ・抱っこ・お馬さんごっこなど、親子の触れ合いまで描けるようになれば自信が持てますね。

最後はお一人ずつ、質問や悩み相談で〆させて頂きました。

次回の講座は、紙(画用紙・折り紙)や廃材(紙皿・紙コップ)を使って遊具を作ります。(上記写真は小学生の作品です)
本体となる大きな立体を作る際の、基本的な形の作り方・丈夫なセロテープの貼り方・大作を制作する際の作業効率を考えた机上整理術を覚えます。
次に簡単でも目を惹く立体造形(飾り)の作り方・付け方をアドバイスします。オリジナリティーのあるアイデアを出すコツを掴みましょう。

日 程:4月23日(月)
時 間:10:30-11:30
対象:小学校受験予定児の保護者(幼児教室などの絵画指導者も受講可能)
参加費:5,000円
持物: 作品を持ち帰る為の袋

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「指導者講座申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ送付してください。お申し込みの確認とご受講料(5,000円)のお支払い方法を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日 ②参加者氏名とお子様の年齢 ③住所 ④電話番号 (保育・絵画指導者の方は、ご職業もお書きください)

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スタートから早一年

2018-03-24 04:01:02 | 大人 油絵・アクリル
麻場 油彩

どうも岩田俊彦です。
今回は土曜午前クラスの麻場さんの作品。草原の中に花が咲き、飛んでいる蝶を見ながら鹿がゆっくりくつろいでいる、そんな桃源郷のような風景です。
最初は、「白い花と鹿の写真を画面の中で組み合わせフワッとした絵を描きます。」と仰って早一年。ご自身でも想像しえない位の時間が経過しましたが素晴らしい作品へと昇華しました。

初めは単調に見えていた左右の花達、麻場さんが仰っていたようにふんわりした柔らかさを湛えながらも葉っぱの隙間にフッと手が入っていくような空間がとても美しいです。
更に手前のややピンク味がかったバラ達は、当初の予定を変更しようと計画。ご自身でバラをあらためて取材しそれを取り込んだのです。
その行動力とコツコツ描きつ続けていくバイタリティーは並大抵のものではありません。

紆余曲折を経て、自分の納得のいく作品に仕上げた麻場さん、これからも自信を持って制作を続けていって下さい。

 

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春の学生デッサン

2018-03-23 09:20:29 | 学生ワークショップ

春休みワークショップのトップは学生クラス、昨日15名の参加者で行われました。球体と円柱という、鉛筆での基礎的な静物デッサンを学びました。

まずメインのモチーフに取り掛かる前に、発泡スチロールの球を用いてデッサンの進め方のコツの解説とデモンストレーションから行いました。内部生・外部生関わらず、基本の基本から振り返りつつ鉛筆に慣れる為とウォーミングアップの意味も込めての課題です。輪郭をとってイラストのように描くのではなく、ぼんやりと影でモチーフを浮き上がらせるイメージで、手早く満遍なく進めるように説明し8分間集中して球を描き上げました。

各々球を描いた上での反省やコツを踏まえ、メインとなるかぼちゃとアルミの円柱のモチーフに取り掛かります。

アタリを取り、構図をしっかりと定めてから陰影をつける工程に移行していきます。

影を取る作業のはじめに、かぼちゃのふさの部分は何個あるか、ヘタはどんな形になっているか、かぼちゃの形状を細かく観察していきます。それから多角形を意識した陰影をつけていきました。モチーフごとに異なった特徴的なイメージを与える為に鉛筆を使い分ける必要があるのですが、この使い分けに苦戦する生徒も見られました。

そして描くこと一時間半、完成したデッサンが上の写真となります。

かぼちゃのずっしりとした量感、ゴツゴツとした不揃いな質感がとてもよく表現できています。アルミの陰影もきちんと固いものとして描き分けられ、写り込みまで表現できているものも見受けられます。構図も大きく狂ったものはなく、慎重に構成を考えたことがわかりますね。

今回、予想以上に上手く描けたという声が聞けて嬉しい気持ちになってしまいましたが、まだまだ伸び代はあります!

内部生のみんな、頑張っていこう!外部生の子も、技術を美術の授業で自慢&練習してみてね!

 

その他のワークショップについて

3月29日(木)、30日(金)10:30-12:00 幼児・小学生対象の『食品サンプル・ワッフル作り』 、少々空きがございます。(30日は残席僅か)

3月29日(木)、30日(金)13:00-14:30 小学生対象の『パッケージデザイン』は、十分空きがございます。ぜひご検討下さいませ。

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春の到来

2018-03-22 23:57:42 | 幼児

今週の幼児クラスは休講でしたので、「花」をテーマに制作した先週の授業の様子をご紹介します。この作品を制作した頃は、ちょうどポカポカ陽気♬春らしいテーマにしてみました。授業前半では、本物の花を見ながらの観察画(写真:上段)です。4種類の花から、ユリとスズランにスポットをあてて描きました。後半は、一人一人が好きなお花をイメージして描く想像画(写真:中段・下段)です。

想像画を描く前には、どんな花が咲くかな?というイメージをもってもらう為の導入として、『はなを くんくん』という絵本を読みました。冬眠中の動物たちが次から次へと起きだして、みんな春を心待ちにしているというストーリーです。最初の冬眠のシーンはモノクロで描かれていて、「色がない絵本だね」とみんな不思議そうな感じだったのですが、ラストのページに描かれた春の到来を表現している唯一の彩色となる黄色の花を見た瞬間「わぁ~!」とう歓声が!読み進める間にも、動物たちと一緒に鼻をくんくんさせながら、春を待ち焦がれる気持ちで、目をつぶってイメージしてみました。みんなが感じたお花の匂いは、どんなお花かな?と想像のお花を描きました。

想像のお花ということは、一人一人が違うお花を描く事になるので、種の種類も違うはず。ということで、思い込めて種づくりから始めました。粘土を2色選んで、混色していきます。好きな色に混ざったところで、今度は種の形を考えていきます。真ん丸の種、細長い種、色々な形の種が出来ました。さぁ、この種からどんな芽が出て、成長していくかな?ジョーロで水をかけながら(かけるマネをしながら)、自分の身長を超える位どんどん成長させていきます。ぐんぐん、ぐんぐん!茎を伸ばしてクレヨンで描いていきます。葉っぱも花も一人一人が想像して描いたものなので、こんなにも自由度にバリエーションがあるかとビックリです!個々の葉や花の表現も素敵ですが、茎から生えている葉や花のレイアウトもリズミカルな配置であったり、思い思いの趣向が見えて楽しい作品群となりました!

今年度の幼児クラスは、こちらの授業で終わりです。来週は、野外授業として夢見ヶ﨑動物公園にスケッチ遠足に行きます。参加予定の生徒さんの半分以上が、初参加となるスケッチ遠足。参加される方は、集合時間が通常授業と異なります。お間違えの無いようにしてください。当日晴れますように・・・。(Eri Ito)

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3月21日は突然の雪の日でした。

2018-03-21 23:24:47 | 大人 油絵・アクリル

増村  油彩  

水曜日担当の滝口です。
 今日は祝日でしたので授業も休みでしたが、まさかの雪!?この時期に真冬並みの寒さとは、何か気持ちまで逆戻りしてきてしまいそうです。でも桜も咲いてきたりしてるので、晴れたらまた春気分ですね。

 そんな天気の気持ちで、今日紹介する水曜日社会人の夜コースに通われる増村さんの作品を見ると、ちょうどピッタリ!!な気分になる感じですね。全体に白い建物やテーブル、カフェのカーソルも白で雪な気分。そして下の方には鮮やかな花が咲き、椅子は赤と、とっても春な気持ちになります。道路は建物が少し反射していて、雨上がりいや雪が止んだんでしょう。と、今回は一気に作品の紹介をしてしまいましたが、文章の構成を逆にしてみようと思います。 
 増村さんは、僕がアトリエミオスに来た頃はお休みなさっていて、ちょうど年末の忘年会にいらして、年明けからまたミオスの方に戻られた形でした。仕事帰りでしょうか毎回スーツにエプロン姿で描かれていて、一度油絵の具をスーツにつけてしまったりなどして、おっちょこちょいなところもあって、なんとも和やかな気分にさせてくれます。そんな穏やかな人柄か、絵もとっても穏やか・・・と言いたいところでしたが、僕はちょっと違った風に増村さんの絵を見てしまいます。

 実は、僕はこの作品を見ているととっても不安な気分になってしまいます。それは、増村さんも意識は決してしていないと思います。それは、この絵の道の先が、これから歩んでいかなくてはいけない人生のように見えるんです。見えそうで見えない先。そんな哲学的な気持ちにさせてしまうのは、増村さんが描くからこそ出てくるのかもしれません。言い過ぎてしまうと誤解がありますが、全くの意図がない絵は、逆に自由に見る人に解釈を与えていくのかもしれません。増村さんに意図が全くなかったとは思いませんが、それ以上に深読みをさせる内容に仕上がっていると思います。

 そんな僕の解釈は置いといて今回言いたかったことは、美術の鑑賞の自由さについてです。コンセプトや意図はしっかりと持った方がいいですが、それが過剰になると制作者の説明ばかりが先立ってしまって、見る人に息苦しさや強要があって興醒めしてしまうことがあります。逆に美術館などで鑑賞していると解説を求めてしまう人も多くいて、その作品を言葉で説明してくれないとわからないと思う人もいます。
【言葉が先か視覚が先か】これもまた哲学的な問いみたいになってしまってますが、う〜〜ん・・・
僕はどちらかというと、視覚を先に楽しんでいます。まず自由に視覚で作品を楽しんで、自分なりに解釈してみます。意図はなんだろう?描き方は?遠くから見るとどうかな?近くから見たらどうかな?とか色々楽しみます。タイトルなどはとりあえず後回し。その後タイトルを見たり、解説があれば読んでみます。そうするとまた違った発見があったり、もしくはがっかりしてみたり。美術鑑賞もしっかりと自分なりの楽しみ方を持って見ると、何倍も楽しくなりますよ。
今回の増村さんの油彩、ちょうどタイトルもないので、皆さんで色々と感じてみてください。

 でも、最後に一言技術的な魅力を付け加えると、増村さんの塗り方がとても僕は素敵に感じてしまいます。 増村さんの辿々しい描き方が逆に魅力的なんです。ペインティングナイフのみで描き進めたり、あまりホワイトだけで描き進めるのは勧めませんが、それもまた僕には魅力に感じていました。美術は色々な楽しみがありますね。

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紙工作マスター

2018-03-20 21:45:08 | 小学生 工作

木曜小学生クラスの杉本です。小学生クラスでは今月のカリキュラムの風景画『住吉神社の写生』が着々と進み、寒い中スケッチした甲斐もあり素晴らしい出来栄えで完成に近付いておりますが、火曜・木曜の小学生の先月の課題『紙立体の作品』をミックスしてご紹介し、遅ればせながら書かせて頂きます。

この授業で、L字工(ブログ紙の立体造形にて解説)を学び、工作マスターにまた一歩近づいたミオス小学生たち。おそらく普通の小学生に「紙で階段を作ってね」と言ったら、紙をギザギザと折り曲げて完成!となってしまう子が多いでしょうが、みんなの階段はL字工で立体的にとても丈夫に出来ていて、安心して登れそうでした。これは夏休みの工作でもぜひ活かして欲しいです!

これで工作は怖いもの無しと言いたいところですがしかし!工作マスターになるために大事なことがもう1つ!ずばり糊について!
しっかりくっつけたいという思いが強すぎてボンドを大量に出してしまい紙がデロンデロンになる事件がちらほら…(特に低学年の子がやってしまいがちです。手の力が弱く、ボンドを上手に絞れないというのもあります。)頑丈に引っ付けたい気持ちはすごくわかる!でも実は糊が強くひっつくようになるのは乾く直前なのです。だから大量に出すとその分乾くのが遅くなって、ずっと押さえていないいけなかったり、外れてしまって他の部分に糊が付着して、見た目が汚くなってしまうことがあります。ボンドの減りも早くなってしまいます。
次の工作では言われる前から、まず糊下紙にボンドを絞り出し、指で糊を少量すくい、薄くサッと塗ってサッと乾かして、みんなの個性が爆発したかつ頑丈な作品を作っていきましょう!!目指せ工作マスター!!

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受賞しました!

2018-03-19 21:58:52 | 学生


学生クラス かわさき市美術展受賞作品   右上、真彩(中2)優秀賞
左から、聖奈(中1)優秀賞 / なつめ(中3)入選  / こなみ(中1)入選  / 慶徳(中1)入選

どうも幸介です!本日はアトリエ・ミオス学生クラスより川崎市の美術展に出品し、入賞した作品のご報告!!今年もミオスから多数の受賞者が出まして、受賞者はなんと5名!しかも、真彩(中2)と聖奈(中1)の2名は優秀賞です!優秀賞は全5名中2名がミオスなので、なかなか快挙なのでは!?と感じでおります。
どの作品も攻めた姿勢が評価されたのでしょうか。他の受賞者達の作品(風景や動物など)に比べて、あきらかにミオスの学生達の作品の方が攻撃的です(笑)。この受賞作品達を見て、「私もこの教室入りたい」と思う生徒がいなさそうなのが心配です…。何はともあれ、受賞者の皆さま、おめでとうございます!!

そしてこちらも↓


水道週間作品コンクール 最優秀賞 けい君(3年)

なんと小学生で夏休みにレッスンに来てくれた生徒が最優秀賞です!応募総数3481作品ですから、ほんとうに素晴らしいことですね!奥行きやグラデショーンなどの描画技術もしっかりと出来ていますが、水道週間のテーマにきちんと添う、アイデアや構成が素敵です。夏の日差しの下、水が太陽に照らされ美しく波打つ様が伝わってくるようですが、実はお風呂場なのも面白い!また夏休み、お待ちしていますね!

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人物画勉強会「顔を描く」告知

2018-03-17 01:47:53 | 大人 イベント

岩田です。今年の大人クラス勉強会は『人物画における骨格の重要性』をテーマに行います。
人物画に憧れていても、なかなかモデルさんを描く機会に恵まれない方、または人物画に不安があってクロッキー会の敷居がなんとなく高いと感じる方、デモンストレーションを見ながら、ラフな自画像を描くことで、知識を深め自信を付けましょう。

皆さん人体を描くのは中々一筋縄には行かないようです。どうしても表面的な目、鼻、口といった顔のパーツや手、足、服などといった情報に目を奪われその内部(特に骨格)に対する意識が甘いように感じます。
今回は「顔」にスポットを当て、最初に顔を描く上でのポイントなどをお話してから、実際に皆さんに自分の顔を描いて頂きます。実りある勉強会にしたいと思っております。
勉強会の後には親睦会もございます。皆さんふるってご参加下さい。

日 程  4 月 7 日(土曜日) 15:50 ~ 17:10(入室は15:40以降)
持ち物 デッサン用筆記用具・スタンド型の鏡(手鏡不可)
費 用  2,000 円 (参加申し込み時に徴収させて頂きます)
定 員  16名位

日 程  4 月 7 日(土曜日) 17:30 ~ 19:30
場 所  磯丸水産 元住吉東口店
費 用  2,700 円 (参加申し込み時に徴収させて頂きます
     前日当日のキャンセルの場合、返金できませんので寄付にさせて下さいね!) 

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なぜ美術の世界に進みたいと考えたのでしょうか?

2018-03-16 22:41:58 | 大人 油絵・アクリル

原  右上のみーパステル / その他3枚ー油彩(模写)  

水曜日担当の滝口です。
 ちょうど時期的に美術高校や美術大学の進学のブログが続いていて、僕も先日東京芸大のデザイン科の試験監督も務め、改めて美術の世界を志す気持ちの原点について考えるきっかけにもなりました。 なぜ美術の世界に進みたいと考えたのでしょうか?

 人によって動機は色々違います。僕の場合は、以前にも書きましたが3歳か4歳ごろの物心ついた時から、絵が好きだったのを覚えています。それとは別に3歳の頃、なぜか『鯉のぼり』が空を優雅に泳ぐ姿が強烈に印象的だったらしく、田舎の実家で4月の朝に鯉のぼりが上げられると、ずっと眺めていたのを未だに覚えていますし、親もその姿を印象深く覚えているそうです。そのビジュアルショックというのが、僕の中で美術に進むきっかけの一つにあると思っています。その後小学生になると、もう絵だけは誰にも負けたくないという野心しかなくて、美術コンクールなどでは賞を取らないと気が済みませんでしたし、それは中学、高校、そして芸大受験につながっています。とにかく上手くなりたい、何か美術を通じて世にのし上がっていくように賞でもなんでも欲しいと思ってきました。

 さて、そして今現在はというと、実はそこまでの野心はもうないです。全くないとは言いませんが、ある程度の目的が達成できたのとやはり限界も見えてくるという点で、気持ちも少しずつ切り替わっています。

 と、自分の話ばかりしてきましたが、そんな前置きをしてから今回紹介するのは、水曜日夜の社会人コースで熱心に絵に向かっている原さんの作品です。僕は上段の『ろうそく』の作品と『イチョウ並木』のパステル画を直接見ました。そして今新しく描いている油彩も進んでいます。原さん制作中はとても寡黙というか静かな方で、自分の作品と真摯に向き合いながら表現されています。近くを通ると「どうやって描いたらいいでしょうか」「もっとよく表現できる方法はないでしょうか」と熱心に聞かれてきます。『ろうそく』の作品も一度完成したと思われたところで、もっとこうしてみたらいいのではというアドバイスを受け、小さい作品ながらも再度本物のろうそくの火を見たり、色を追加して深みを出すように工夫されて、もう一段高いレベルへと作品を持って行かれていました。パステル画でも、並木道の透視図が間違っていたので、それを指摘するとしっかりと描き直し、より正確な作品に向かって行きます。もっと上手くなりたい、もっと上手くなりたいという気持ちがしっかりと絵に現れていますし、技術も一歩一歩確実に上達しています。

 ここで再度自分の話に戻らせていただきます。 僕が、ただのし上がりたい、認められたいと野心むき出しで思っていたのを変えた一つ出来事として、自分が10年もかけて最終的に出版にまでこぎ着けた写真集がありますが、ニューヨークのアートブックフェアで版元が販売していた時に、とある女性が僕の写真集をずっと泣き続けながら最後まで見て買っていたよという話を聞かされて、何か一つ心の変化が生まれました。それは、作品を通して人に何かを感じて欲しいという思いと、僕が鯉のぼりを見て感じたような感動やビジュアルショックを人に与えられればいいのではと考えるようになりました。それは大人数ではなくても、ふと目にしてくれた人の人生の何かを変えることができれば、それで僕の作品は完成するのではないかなと。

 技術的なことや上手下手を抜きに、もう一度原さんの絵を見てみたいと思います。どうして原さんはこの主題を選んだのでしょうか。燃え盛る一本のろうそくの炎やイチョウ並木を人物が歩いている姿、花瓶に入った赤と青の花、農作業をする女性。一見共通性のないような題材選びに見えますが、何か原さんが伝えたいと思える世界観が少し見えてきます。それは『色』が持っている魅力に反応されているのかなと思います。ちょうど今描いている新作の油絵も紫を基調とした作品です。原さんが見ている『色』は、何か原さんの心を掴んで、これを描いてみたいという衝動が生まれているのではないでしょうか。今はまだ技術的に上達したいという思いが強く感じますが、その中から見つかってくる自己表現を突き詰めて、さらにその先に見える原さんが絵画を通じて人に伝えたいこともまた、見つかってくれればと願っています。

長くなりましたが、実は3月いっぱいでこのアトリエ・ミオスを辞め、4月から高校と専門学校の非常勤講師になることが決まり、このブログの僕の担当も残り2~3回程度となります。ちょっと文章が長くなってしまいますが、このアトリエ・ミオスとの機会を通じて、何か少しでもお役に立てることがあればという願いで書かせて頂きますので、もう数回お付き合いいただけたらと思います。

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紅白梅図

2018-03-15 22:38:46 | 親子

今日高知では、全国初の桜の開花宣言がありましたね。最近暖かくなって、いよいよ春の到来!桜の季節です。予報では、この辺りも来週には開花らしいので、月末のスケッチ遠足の頃は、丁度満開となりそうです!

さて、作品のご紹介です。2・3歳児が制作した作品ですが、梅の木がうっとりする程美しく仕上がりました。月曜・火曜クラスにご参加いただいた方の全作品を一挙掲載しました。これだけの作品が揃うと壮観な景色です。ひとつひとつの作品の表現を丁寧に見ていくと、2・3歳児がどこまで自分で制作出来るのか?きっと疑問ですよね。実は様々な技法が取り入れられています。下記技法名だけ聞くと、何だか難しそうですが、偶然性に驚きながら楽しみながら制作できます。保護者の方が紙や道具にちょっと手を添えてくれれば、低年齢のお子様でも自分の力で出来るものが殆どです。

では、取り入れた技法をご紹介しましょう

①幹→にじみたらし込み

紙に水を塗って濡らします。乾かないうちに墨汁を垂らし、にじませる絵画技法です。にじみたらし込み技法は、日本画を描く際によく用いられ、伊藤若冲は鶏の毛を描くときに、この技法を使ったそうです。

枝→ドリッピング技法(吹き流し)

ドリッピング技法とは、画面に絵具を垂らして、ストローなどで吹きつける事で、偶発的にできる模様を楽しむ、即興性のある表現技法です。こうなるかな?と思いストローで吹いても、予想できない広がり方をするので、とっても楽しいです。

花→染め

お花紙(和紙のように薄い紙)を丸めて、自分でお好みの色に混色したピンク絵の具に浸して紙を染めます。染め具合によって、色の濃淡が出てとてもきれいです。画面に貼ると立体的な表現になります。

遠くに見える花・散った花→スタンピング

綿棒5本を束ねてお花の形にして、ピンクの絵の具に浸してスタンプ。お花紙で作った梅の花の周りにスタンプすると、花と花との間に遠近感が出ます。

3月は月曜火曜クラス共に、あと1回ずつの授業です。どちらも若干空きがございますので、ご参加希望される方は、電話でお問い合わせください。

3月19日(月)・3月27日(火) 10:30~11:30 参加費1回 1,500円

(Eri Ito)

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