
以前、油絵用の筆の説明で “1枚描き終わったら、石鹸をつけ、ぬるま湯で洗い、リンスかトリートメントをし、乾かす時は穂先を下にして吊るして下さい。そうすると、根元に残っていた絵の具成分が下に降りてきて、根元が太くガチガチに固まってしまうのが防げます。” と書きましたが、書道の筆も根元をガチガチにしてしまったことはありませんか?墨汁は油煙からできているので、固まるとかなり頑固で落ちません。さてプロの方はどうしているか?
なんと、水で洗った後、口で丁寧に墨を吸い出しているそうです!筆を大切にというレベルではなく、愛しているんですね。
しかし、口に入れても害のない墨だからできること。(小学生の時、その話しを聞いて墨を舐めたことがあるので実証済み)毒性のある油絵具の筆では決して真似しないで下さいね!(昔、シルバーホワイトを飲んで自殺をはかった画家がいた程。この人はあまりの不味さに致死量に達する前に吐き出し助かったそうですが。)