モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

書き初め~鬼退治まで 親子クラス

2022-01-31 21:12:08 | 親子

皆様お久しぶりです。火曜親子クラス担当の伊藤です。本日は、年明け最初に制作しました『書き初め』と『だるま』。そして2回目の授業では、『鬼の帽子作り』の様子をお伝えします。

書き初めは、小中学校の冬休みの宿題のイメージもありますが、、、1年間頑張りたいことを紙に書いて、字がもっと上手になりますようにとお願いしますよね。ミオスは、絵画教室なので、親子クラスの3歳児さんも「絵がもっと上手になりますように・・・」とお願いする気持ちで制作しました。未就学児でも毎年書き初めする習慣があると、成長の記録として楽しいと思いますよ。(写真左下の作品は、クラゲ。右下はキリン)

だるま制作は、短冊に願い事を書いて、丸めた新聞紙の中に入れて願いを込めます。次に張り子の要領で、新聞紙にお花紙を幾層にも優しく丁寧貼っていきます。薄めた糊で貼っていくので、お花紙が水分を含んでいる為、色が濃く見えます。自宅に持ち帰りしっかり乾燥させると、表面がパリッとして色合いは湿っていた時よりも薄く美しい風合いになります。

そして、鬼の制作。様々な形と色の紙の端材から、どれを鬼の目にしようかな?鼻は何色にしようかな?と、鬼の顔のパーツに合う紙を選びます。もちろん、ハサミで好きな形を切ってもOKです!形と色を選ぶだけでも個性が出来てきますが、その選んだ端材をどのような向きにはるかで、全く違う表情になるから楽しいです。泣きそうな顔になったり、起こったような顔になったり、福笑いのように、できた顔を見て親子で大笑いしながらの制作でした。この鬼は、頭に被って豆まき用としても使えますが、この日は制作の前に新聞紙遊びで作ったボールを豆の代わりにして、鬼退治して遊びました。

 

次回親子クラス

2月8日・22日(火)10:30~11:30

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戦略を立て意志を貫く

2022-01-29 17:25:12 | お知らせ


松下 油彩

岩田です。動画での作品紹介-第四弾です。
松下さんの油彩ですが、ベトナムのホイアンという町の風景を描かれています。 賑やかでカラフルで美しい街並み。対岸から見た景色という構図を使っています。
そして鮮やかなスカイブルー1色で塗られた空の部分、実はこの色に決定するまで、白から水色のグラデーションで描かれていました。しかしそれだと、空が主役の街並みの邪魔をしてしまうと、自らの意志でスカイブルー1色のベタ塗りに変更したのです。
どうしても絵画教室に来ていると、先生のアドバイス通りが一番良いと思いがちですが、ご自身でやりたい事、好きな事を、これからも自信を持って貫いて欲しいと思います。

ぜひYouTubeでも、私の解説をご視聴ください!こちら

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吹いて描く!

2022-01-28 19:02:17 | 幼児

幼児クラスの授業では、墨汁とお花紙を使い梅の木を制作しました!授業開始時、子供たちに渡されたのは1本のストローのみ。筆もクレヨンも使わないで、どうやって描くの?と思っている所に、目の前の紙に墨汁を2〜3滴垂らします。それをストローで思いっきり吹くとアラ不思議、ニョキニョキと木が成長していきます。ストローで息を吹きかける事で、墨汁が紙の上を不規則に走っていき、偶然の形が梅の木の様になっていきます。(吹き流しという技法です)途中、息を吸う時に墨汁まで吸い込まない様注意しながら進めていきます。そして沢山の枝ができたら、一旦墨汁が乾くのを待ち、その間に梅の花も作っていきます。お花紙をちぎって絵の具に浸し、丸めて沢山の梅の花を作りました。皆黙々と作業に没頭し、まるで和菓子職人の様に花を量産しておりました。笑
少し乾かしたらのりで花をくっつけて完成です!墨汁の黒と、立体的な梅の花のピンクの対比が可愛らしい梅の木が沢山並びました。(全体の完成写真を取り逃がし、掲載できず申し訳ありません)
この吹き流し、墨汁やお花紙を染める際の色を変えて他の木や草花にしてみても面白そうですね!木だけではなく、根っこやクモの巣に見立てて制作してみても楽しめそうです^^      大竹

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始めは土台から

2022-01-27 20:37:48 | 小学生 絵画

まだまだ寒い日が続きますが、我が家ではそろそろ鍋の味のレパートリーが無くなってきました、ホノカです。
今回は小学生クラスの1、2月カリキュラムである日本画をご紹介します!日本画とは、初めは西洋画と区別する言葉として生まれましたが、現在でもその区分は続いているとされています。日本画において特徴的なのは、やはり用いる材料ではないでしょうか。日本画では石を砕いた岩絵具や、泥に染料を混ぜた水干を、膠(にかわ)と呼ばれる糊で接着させることで描かれます。なので日本画を実際に見てみると表面がザラザラしていたり、石の粒が反射してキラキラしているんですよ!ですが、その石や泥を接着するという性質上、紙にそのまま描くと、紙が折れた際に絵具が剥がれてしまう可能性も。そのため日本画は和紙を木のパネルに水張りする所から始まります。

水張りの手順は、

①和紙の裏に太筆や刷毛でたっぷり水を含ませる ー 和紙に水を吸わせ、繊維を伸ばすことでパネルにピンと張ることができます。紙には伸びやすい方向があるため、縦や横が関係ない斜めのラインで始めに水を含ませると紙を均等に伸ばすことができます。
②中央にパネルを置く

➂パネルをひっくり返し、中央から四つ角へ向かい、そっと手で空気を抜きながら紙を押さえ付け、四辺全てに折り目を付ける ー この時、紙の表面を擦ってしまうと和紙の表面がぼろぼろと剥がれてしまうので、手の平を何度も押し当てるように押さえていきます。
④のりしろの裏から、フエキ糊を付ける(ヤマト糊より、フエキの方が粘度が少なく、伸びやすい) ー 糊をつける際には、同じ場所に糊が付きすぎない様にのりしろ全体に点置きしてから伸ばすと、満遍なく糊がつけられます。

⑤はみ出しても良いので、糊はたっぷりつける
⑥エッジは手の腹の部分全体を使い、しっかり丁寧に押して、貼る
⑦四隅の角を折り込み、完成 ー 最後に貼り残しが無いか確認し、もしあった場合も、和紙は上から糊を付けることで糊が染み込むので、糊を足して貼り付けましょう。

以上が日本画の水張りの手順となります。手間と感じるかもしれませんが、これから描く日本画の土台にもなる重要な部分であり、綺麗に貼ることができれば完成までのモチベーションにも繋がります。全国の絵画教室でも類を見ない小学生の日本画。ぜひ今後の紹介もお楽しみにしていただければと思います!

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癒しの空間

2022-01-26 22:17:50 | 大人 油絵・アクリル


加瀬 油彩

外出の量を減らした分家の中で歩き回っています、ナツメです。水曜午前クラスの加瀬さんの作品をご紹介します!

2匹のペットがお互いを信頼し安心しきった寝顔を見せていますが、その様子を目を細めて見つめる加瀬さんの愛情が伝わる作品。しかし愛が深い故、納得いかずに完成にずいぶん時間が掛かりました。その甲斐あって、カーペットと2匹という柔らかいものしかない中でも色の重なりや筆のタッチによってそれぞれの質感が見事に描き分けられています!特に毛並みは体の部分で変わる体毛の長さや流れへの意識が強く、少しの変化も見逃さずに反映されているのが素晴らしいです。

幸せな空間にほっこりする絵ですが実はこの2匹、普段は仲が悪く喧嘩三昧なのだそうで、今回の絵の元となった写真は奇跡的に仲良さげに寝ている1枚だったようですこだわり抜かれた2匹の姿勢や毛並み、表情の巧みさにもまず目を奪われますが、それを支えているのが空気感の表現です。画面の左半分を照らしているやわらかい光には眠っている時の安らかな心情を感じますね。写真も2匹が起きない様にそーっと撮られたのでしょう、和やかな雰囲気と共に寝息まで聴こえてくる様な静けさも伝わってきます。愛のこもった素敵な一枚です!

加瀬さん、以前にも愛犬を描かれています。前回の柴犬の絵はこちら。併せてご覧下さい!

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スズメ達

2022-01-25 21:24:36 | 大人 水彩


佐藤K 透明水彩

どんだけ寝ても眠いです、一平です!本日はチケット制の佐藤さんの水彩画をご紹介します!

スズメと傘のように覆い被さった葉っぱが印象的なこちらの一枚、写真を見ながらの制作でしたが、写真の模写というよりも写真の中で自分がどこに魅力を感じたのか、という要素がしっかりと抽出されている感じがします。

この絵を見ていると「植物が描ければなんでも描ける!」と予備校の先生に言われた事を思い出します。複雑な花びらの重なり、茎と葉っぱと花など色味が違うものが共存していたりと難しいポイントが盛り沢山だからそう言っていたのでしょう。それで言うと佐藤さんの今回の作品、スズメは勿論ですが植物が素晴らしい!葉っぱの影が葉っぱに落ちていてという植物の陰影の複雑さを見事に描き切っております。落とし合う影を丁寧に描く事で葉っぱの模様のように平面的にならず、しっかりと生い茂っているような奥行きを感じられるのです。茎が鮮やかなのも個人的な好きポイントの1つ!

そしてスズメですが、我々人間からするとなんだか会話しているように見えます。1匹ではなく絵の中に2匹描く事でこちらにストーリーを想起させ、より絵に興味を持たせています。体の模様と羽根の毛並み感も見ていて気持ちが良いです。描写力、表現、ストーリー性などどれをとってもレベルの高い作品になっています!素晴らしい!

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美術高校の受験

2022-01-24 22:23:26 | 美大・美術高校受験生作品

オバラです。いよいよ公立の美術系高校の受験3週間前となりました。
毎年冬休みには受験生を対象とした講習会を開いていますが、今年は参加者・参加回数が少なく、私の方が焦っています。
勉強の蓄えがないと塾の冬期講習を優先せざるを得ず、絵を描く時間を確保することが難しくなります。しかし、勉強もギリギリ、デッサン力もギリギリの余裕のない現状は、精神的にキツイ状態。厳しいです。
「優しく穏やかで人が良い」=「波風立てずに穏便に」=「周りを見て平均をいく」という、日本人の美徳を多分に持ち合わせている子が多いのも非常に心配。そんな人が描いたデッサンに、なんの面白みも魅力もありません。先生や親、社会に都合いい(言いなりor指示待ち)人に、感動させる作品が作れる訳はないんです。
自信が持てないから手が遅く、鉛は弱々しく薄く、ミスを恐れ自分で決定打を打てず、モチーフの配置はいつも無難でつまらない。
「虚勢でいいから張っとけ!」「求めるべきは、完成度よりも冒険心!」「派手な服着ろ!」「肉食え!」と性格を少しずつ変えて行っていますが、間に合うかな?

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手を抜く場所を作る

2022-01-22 17:30:42 | 大人 油絵・アクリル


木村 油彩

岩田です。動画での作品紹介-第三弾です。
木村さんの油彩ですが、一見するとシャボン玉。でもよく見ると、画面左に地球が描いてあるんです。 と言うことは、これは宇宙空間!面白いことを考えますね!
シャボン玉はたくさんの色を作り、美しくまとめてありますが、どのシャボン玉が主役かを、もう少し分かりやすく引き立ててあげたら尚良かったでしょう。
同じモチーフや似たようなモチーフを重ねたり、たくさん登場させる場合、全てを同じ力量で描いてしまうとゴチャゴチャしてしまいます。
悪く言えば手抜き、良く言えば引き立て役に徹するよう、描き込みを加減すると更に伝わり易くなるでしょう。

YouTubeはこちら

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毎年恒例の…

2022-01-21 19:45:27 | 幼児

アトリエミオス幼児クラス最初の授業では、毎年恒例の書き初めを行いました。筆にたっぷりと墨汁を含ませ、和紙に大きく自身の名前を書いていきます。味のある字体からは作者の性格が反映されており、思わずフフッと笑顔になってしまいます。皆さまも字体からどんな子が書いたのか、ぜひ想像して楽しんでみてくださいませ。
下の画像にもあります様に、沢山の練習を重ねています!絵画教室の床が文字でいっぱいになりました。自分の名前もバッチリ書けたら、今年の干支”寅”の漢字にも挑戦しました。ひらがなに比べ、カクカクとした形に苦戦しながらも非常に面白い字になったかと思います。宀の縦棒が長かったり、止めるところがなが〜く突き抜けていたりしますが、それも含めてなんとも味わい深い字です…偶には絵以外のものに取り組むのも楽しいですね!

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伸び代ののりしろ

2022-01-20 21:23:42 | 学生


左 莉紗 中3 / 右 詩琪 中1

明日は大寒。最近どれだけ着込んでも寒さで震えているのですが、耐えられるのでしょうか?ホノカです。
今回は学生クラスからデッサンのご紹介です。自分でモチーフを選んだ為、対象としっかりと向き合い、形を正確に描くだけでなく、暗いモチーフをしっかりと黒くできていますね!大きさや重さもちゃんと伝わってきます。

莉紗のデッサンは葉とぬいぐるみの重なりがある部分も立体感が感じられ、濃淡もモチーフごとに差があることで質感の違いが生まれています。また香水瓶もガラス製品らしい厚みや反射の描き込みの細かさが良いですね!

そして詩琪の作品は、布の凹凸や、コーヒーミルのステンレス鋼の質感がしっかりと観察して描けています。また鏡やミルの人工物らしい正確な形も丁寧に取られているため、布の柔らかな形との対比が素晴らしいです!

ですがデッサンはどれだけモチーフを上手く描いても、構図が悪いと部分点にしかなりません。モチーフをなんとなく置いただけにならないよう、手前と奥に配置し前後関係を作ったり、モチーフ同士を重ねることで立体感を強調したりと、構図を考えてみて下さい!
またデッサンでは影も重要なポイントになります。物がある以上必ず影は生まれるため、接地面を意識したり、明るさの方向を考えたりしてみましょう。

中学生は伸び代の時期です!今回のデッサンも細部まで丁寧に完成させたという事を糧に、これからも成長していって欲しいですね!

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蛙飛び込む…?

2022-01-19 23:12:45 | 学生


彩加 高2 アクリル/パネル水貼り

ナツメです!みなさんはどんな冬休みを過ごされましたか?今回は木曜学生クラスのサヤカの作品をご紹介します!美術系進学希望ではない彩加ですが、自分の知的好奇心を満足させる為と、どこまで美的センスを伸ばせるかを試す為にアトリエに通っています。

飛び込みをアクリルガッシュを描きました。時間の経過で落ちていくポーズを同じ画面に映しているので、アニメーションのような上から下への流れ、動きが出ていますね!人間をどれくらいデフォルメするか、配置をどうするかなどの画面構成にも試行錯誤していましたが、髪の毛などの簡略化の難しい部分も含めシンプルな曲線で描いたため全体的に柔らかい印象があり、中心の人物を平塗りしているのに対して、背景や動きの線などは筆のタッチをそのまま残しているので、単調になりすぎず、また周囲の空気が動く勢いを感じます。

何より衝撃的なのは飛び込み選手が最後にはカエルに変身していること!カエルになっちゃうの!?しかも、人間サイズなの!?と驚きの連続ですが、確かにカエルの飛び込む姿ってスタイリッシュで綺麗ですよね。選手の着水姿勢の美しさをカエルになぞらえた、言い得て妙な作品です。そしてその説得力が伝わるように、そのカエルの体は上の人に使われている色がそのまま使われており、それぞれの面積も真ん中の段階で黄色が減って水着の青がより見えるように工夫がされています。明るめの寒色が全体的に使われているのでプールの清涼なイメージもバッチリ掴んでいますね!

一つ前の作品では油絵を、この作品を完成させてからは日本画で人物画と毎回描画方法を変えている彩加ですが、今後もぜひ色んな方向に手を出して楽しく経験を積んで欲しいです!

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絵の基本、やはり奥が深い!

2022-01-18 23:14:09 | 大人 デッサン


左 - 林  /  右 - 石川

年始一発目です、一平です!本日は日曜クラスの林さんと、水曜クラスの石川さんお二方の鉛筆デッサンをご紹介します。

まずは林さん、ウサギのぬいぐるみが可愛らしいですね。かと思いきや手前の方には重たい石がモチーフのギャップが強く、とても面白い構図ですね。山羊の家族を食べてしまった狼が、生き残った山羊に石をお腹に詰められてしまう童話を思い出しました。基本的にデッサンは、その人本人の画力や、基礎を見るために描かれることが多いですが、このデッサンはなんだかストーリー性を感じてとても印象に残ります!もちろん質感の描き分けや手前と奥の関係性などもしっかりと感じられます。ウサギなんかは耳と足裏にカラフルなボーダーがプリントされているとても複雑な色味と質感を持った難しいモチーフですが、初めて見た人にもどのようなウサギなのかが伝わります、素晴らしい!

続きまして石川さんの作品、先程のウサギのような可愛らしいモチーフはなく、ドスンと無骨なブーツを一足。潔い構図でとてもカッコいいです。黒いものが二つ、という手前奥が感じづらく少し難しいモチーフですが、見事に描き切っております。手前のつま先部分は6Bをゴリゴリと描いているのを我々も目撃していました。そのおかげでしっかりと手前にグイッと見えてきます。3Dと言っても過言ではありません。奥の靴も黒ではあるけども、奥だから描きすぎると全体が見えにくくなってしまう、でも描かなすぎると黒いブーツに見えないという難しいラインをキッチリとクリアしています!玄関先に飾れそうなくらい存在感のある一枚です!

お二人に共通するのはミオスの最初の基礎デッサンを終えた後も、鉛筆デッサンを続けていらっしゃる所。基礎デッサンを終えると油絵や水彩、日本画に挑戦する方が多い中、デッサンを続け、絵の基本を理解しようとする意欲にはいつも脱帽です
お二人共かなりモチーフの特徴を捉えられています。ここで培った基本がデッサンはもちろん、他の手法を試した時にも必ず役に立ってきます!

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中学生の囲みモチーフ

2022-01-17 21:51:22 | 学生

小原です。土日で共通テストが行われましたが、事件や災害の災難続きで「ここまで受験生達に試練を与えなくてもいいでしょ!?」と神を恨まずにはいられません。

今年の元ミオス生は、浪人も多くハラハラ。(藝大・多摩美・武蔵美志望の学生は、高2の間に追い出します。うちでは1日の授業時間が足りな過ぎるので、研究所と呼ばれるような美術予備校に行かせます。そこで現役生は1日3~4時間/週5〜6日、絵を描きます。)
たまーに予備校で描いた作品をドサッと持って「講評して欲しい」と来るのですが、本当は講評して欲しいんじゃなくて、自信を持って前に進む為に背中を押して欲しいんですよね。ちっちゃい時から知っている子達なので、「きっとこう言って欲しいんだろうな」という言葉がすぐに分かります。だから女子は100%泣きながら帰りますし、男子も唇を噛み締め頬を赤くして帰ります。
もちろん辛くてそうなっている訳ではないので、泣き腫らしたような顔でミオスの階段を下りてくる学生を見かけても、パワハラじゃありませんからね!

最近、学生クラスの入会申込が相次いでおります。生憎ほとんどのクラスが定員に達しておりますが、3月で卒業する子もいますので、どうぞメールでお問合せ下さい。

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探偵の如し観察力

2022-01-15 17:06:45 | 大人 油絵・アクリル


渥美 油彩

新年一発目のブログ当番は私、岩田となります。動画での作品紹介-第二弾です。

こちら渥美さんの油彩ですが、なんとこれ油絵3枚目!?というから驚きです。
ペインティングナイフ使いのハイレベルなテクニックで、対比となる筆の描き方との違いが見事に表現されています!
山の稜線の荒々しい絵具の盛り上がりは写真だけでは伝わりませんので、動画で魅力を紹介できて良かったと感じました。
しかし改めて全体を通して眺めると、この観察力は尋常ではありません。職業は存じ上げませんが、私は『探偵』だと勝手に思っています!(笑)

渥美さんの油彩紹介は、こちらのYouTubeをご覧ください!

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始業

2022-01-07 19:11:49 | お知らせ

明日1月8日(土)より通常授業が始まります。
1月10日(月・祝)はお休みです。
ブログは、年末年始休みなくアップしておりましたので、1週間お休みを頂きます。

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