
今年初の冷やし中華食べました!一口食べた途端にしみじみ夏だなぁと感じ入ってしまうのはさすが定番メニューの風格ですね。庄司です。
さてさて本日は賑わいの水曜午前大人クラスより、野中さんの鉛筆画をご紹介します。
今回の作品は、12月初めから描いてましたので丸々半年かけた大作!素晴らしい根気と執念です!はじめは水彩画にする予定だったのですが、下描きのデッサンの時点で魅力的でしたので色は少しだけ入れることにして進行…。そしてまた描いているうちにこれは全て鉛筆でいった方が格好いい!ということで、二転三転しつつ先週完成と相成りました。
この堂々としたタッチと構図、デッサンは何枚も描かれていますが、その度にモチーフに対する視線の真摯さを感じます。こんなに強いタッチで描くのは初めて、とご本人がおっしゃる通り、繊細さに激しさも加わり、更に深みが増したように感じます。
今回は線の強弱に力を入れて、一本の線を描くにも気を抜かずに仕事を重ねていきました。紙風船のかさついた質感、複雑な影の形。鉛筆を寝かせたり尖らせて強いタッチを入れたり、練り消しを上手く使い光の当たる部分のコントラストを上げることで白い部分もきちんと白く見えます。もちろん強い調子だけではなく、柔らかい鉛筆を寝かせて描いた毛糸の描写も見事です。それぞれの触感がしっかりと伝わってくる、質感の『違い』がよく表れた美しい作品になりましたね。

そして、マル秘!?な野中さんメモも少し公開…。毎回このメモをノートに纏め、見返して理解を深めるのだそうです。素晴らしい勉強家ですね!