モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

デザイン入門編その2

2018-05-08 23:13:49 | 小学生 絵画

 昨日の田中先生のブログにも「クレームが多かった」ありましたが、4月の小学生クラスの平面構成(美大受験編ー美術系予備校・学校などで行われるデザイン課題)は、他のカリキュラムより弱音が多く聞こえてきました。
実はそれには理由があります。
デザインとは、美しい作業への執着・テクニックを駆使・諦めない粘り強さ・自分との闘い=の末にようやく達成感を得る。デザインに「このくらいでいいか〜」「これもありだよね」という甘えや妥協はなく、言い訳は絶対に許されません。デザインは勝つか負けるか、正しいか間違いか、どちらかしかないのです。小学生なりにこの課題にそんな厳しさを垣間見て、弱い自分を知るのが嫌だったのでしょう。

左3枚ー小学生  /  右2枚ー中高生 

構成とは人が意識的に、意志を持って、色や形の配列を行うことです。
なぜそのように見えるのか?
どのような色の組み合わせが何を感じさせるのか?
色相・彩度などをそのイメージ(今回の課題の場合は三角錐の面の場所)に合わせて選択します。
小学生が頭で考えてみても大して分かりはしません。感覚で「一番暗い影の面の色に感じる」など、とにかく塗って試行錯誤しなければなりません。なぜそう見えるのか感じるかをご自分なりに分析します。
遠くから全体を見て「きれいな色だな」から、そばで見ると「きれいに塗れてるな」とテクニックを見せられるのが理想。デザインを極める為には、普段からあらゆるものにアンテナを張り、イメージに応用できるようにします。引き出しをたくさん持つことが大切です。

嗚呼なんだかここまで書いて、私が油絵科を選んだのは自分に甘かったからだったっけ…と思い出したオバラでした。
P.S.小学生クラスのみんな、(ノリ先生も避けて通ったのに)こんな難しい課題にしてゴメンね!!

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デザイン入門編!?

2018-05-07 21:16:40 | 小学生 絵画


どうも幸介です!本日ご紹介するのは、4月の小学生クラスの課題。新学期の始まりということで、今一度絵の具の使い方や筆の使い方などの基本にも注意しながら、デザイン画を制作いたしました!!

あまりこういった図形の描画は美術館などでも見慣れないし、「これってデザインなの?」と思われるかもしれません。デザインと一口に言っても広義ですが、今回の絵は『美術系予備校・学校などで行われる、デザイン課題』が元になっています。油彩や、クレヨンで描く絵と違って、小学生らしからぬビシっとした感じがありますよね。それもそのはず、本来は高校生くらいが対象の課題です。デザイン科などの学校では、こういった絵を描かせて空間把握能力・色彩感覚・技術の丁寧さ・構図を取る能力、なんかを見たりするわけです。

正直、小学生には難しいかな?と思いながらの制作でしたが、けっこうしっかりと制作できましたね!マスキングテープをまっすぐ貼ってから絵の具を塗り、乾いたらテープを剥がす。そうすると、小学生のフリーハンドでは到底描けない真っ直ぐな絵の具のラインが出来上がります。テープを剥がす時は快感!って感じで、想定していたよりかは幾分か楽しんでくれていたかなと思います。

立体的な影の付け方や模様の遠近感の付け方など、大人でも難しいようなところを、低学年でも知っているような言葉のみで説明するのが中々大変でした……のですが、まぁ本格的なデザインの世界の入口は感じてもらえて良かったなと思います!「こういう絵苦手、自由に描きたーい」とか「こんなの絶対無理、きれいに出来ない!」などのクレームもありましたが、こういった絵を描くことによって、次回からの自由な課題の楽しさが倍になることでしょう!!

P.S.小学生クラスのみんな、こんな難しい課題にしてゴメンね!!

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住吉神社・完成!

2018-04-27 23:55:25 | 小学生 絵画

水曜クラスの中島です。水曜小学生クラスの写生が完成しました!
最初の2週はアトリエ近くの住吉神社へ行き実物とにらめっこ。4時過ぎであるという事と、季節の変わり目という事で寒い中での写生でしたが、寒さに耐えながらも子どもたちは実物を見ながら描きたいポジションで食い入るように描き進めていました。
描いている時に社殿の扉が途中で閉まってしまい「中が描きたかったのにー」と言っている子がいて、翌週は真剣に「閉まる前に見る!閉まる前に描く!」と社殿の中を注目する様子は、声をかけづらいほどの緊張感でした。(ちゃんと指導等はしましたが笑)

大学の授業の関係で、残念ながら仕上げの段階の指導に関わることが出来なかったのですが、社殿の年月を感じるような風景と実際こんな空だったら立ち止まって見ていたくなるような夕焼け空、同じ色のない木々につく緑の鮮やかさがそれぞれ美しく表現されました!これぞ日本の美しい風景ですね。

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境内にて

2018-04-24 23:20:09 | 小学生 絵画

今回は、アトリエの近くにある住吉神社での野外写生。    (南澤)

 

夕暮れ時、地元神社の境内で 童子らが一心不乱に筆を走らせる。

時折、思い出したかのように小銭を出し、不器用に手を合わせて祈る子もいる。

住吉さんもさぞ嬉しかろう。

こんな時は、後ろからちょこちょこ口を挟んで邪魔をするのも野暮なので、

境内をウロついて、老松の近くに佇む石碑の文面にある軍人などに想いをはべらせてみる。

果て、僕らがここを観察しているのか、この場所がいろんな時代を観ているのか。

時折、猫がこちらを覗く。あれはきっと、住吉さんに違いない。

 

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色使いが素敵です

2018-04-23 21:20:24 | 小学生 絵画

木曜クラスの杉本です!小学生クラスでは三月四月と、ご近所の住吉神社の風景画にチャレンジしました。お屋代の造りは複雑で、小学生には難しいのでは…!?と心配でしたが、みんな食らいつくように観察して頑張っていました。

住吉神社がものすごいパワースポットになりました!!!夕焼けがとても印象的で素敵です。今にも神社に吸い込まれてしまいそうな迫力と不気味さを感じます。1人で行くのには結構勇気がいるけれど、行った人は強いパワーを貰えそう。私はすごく行ってみたい!(笑)

特に低学年の子は元気いっぱいにかけました。絵の具のチューブそのままの色で塗ってしまいがちな1年生も、ミオスで沢山の色を混ぜることを学び、本当に味のある良い作品が完成しました。この味は大人が出そうと思っても出せるものではありません!大人になると塗る前に色々と考えてしまって、夕焼けをこんな色使いで塗るのはなかなか難しいですよね。小学生って天才ですね(^^)

高学年になるにつれて、絵の綺麗さにも気を使って描いている様子が見られました。「あの部分の構造がわからない」「ここは何色にしようか」と色々質問してくれる子どもたちの真剣さに、こちらも身が引き締まりました。低学年とはまた違った夕焼けの美しさを感じます。一生懸命描いて、神様にも喜んでもらえたのではないでしょうか?
神社のお屋代ほど難しいものは、あまり小学生のうちに書く機会はないと思います。難しくても頑張って最後まで描ききった今回のことを思い出して、自信を持って次の絵にチャレンジしてもらいたいです!

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住吉神社を描く

2018-04-16 21:30:19 | 小学生 絵画


月曜小学生クラス 住吉神社 水彩画

どうも幸介です!本日は3月の小学生クラスの課題の完成報告をいたします。今回の課題では、画板と画用紙を持って神社に出向き、建物のかたちなどをスケッチいたしました。雨などで写生できない日や、後半の仕上げは写真を見ながら制作いたしましたが、なかなかリアルに、かつドラマチックに完成したのではないかと思います!!

ちょうど昨年の課題で一点・二点透視図法をやったこともあり、特に高学年の生徒達はなかなか素晴らしい出来に!左右対称の宗教建築は、絵にするとつまらない構図になりかねません。しかし、小学生ならではの、偶然性を孕んでいるちょっと歪んだ線によって、とても魅力的な作品となっています。ちょうど小学生クラスの行っている時間帯の、夕焼けに変わる空もいい味を出しています。
ちなみに今回の着彩は、古くなった木や雨ざらしの屋根の風合いを出す為に、様々な色を常に混色し続けながら塗りました。水も少し多に使い、わざと色が滲むように塗ったりもしました。神社という色彩の乏しいモチーフでしたが、様々な手法で着彩して色も豊かな作品になりましたね!

他の曜日の完成作品も随時お披露目していきますので、どうぞお楽しみに!

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小学生パステル -色彩の豊かさ-

2018-01-24 00:03:45 | 小学生 絵画



水曜日担当の滝口です。
パステル画のブログで、3回目ですね。水曜日の小学生コースの作品もどかっと並べてみました。描いている姿を見ていると、各自持ち寄った写真を見て描いていたので、とっても悪戦苦闘していましたが、こうして時間を置いてから見ると、みんな頑張っていろんな色を使って描いたな〜と思います。 パステルは、色の幅がとっても豊かで色の混ぜ方でも変化があるので、絵の具とは違う感覚で描けると思います。
 とっても良いのは、パステルの持っている色幅が豊富なこと。普段固定概念で描いてしまうことも、例えば空の色だと「いや、この青じゃないな?こっちのもうちょっと紫色に近い青かな?」とか、山の色とかも山は緑!とか勝手に決めてしまわないで、色々とどんな緑色なのかを探して塗れるのは、パステルならではだと思います。下から2段目の真ん中の絵も、山の色が青ですよね。教えてる時も、ちょっと色が違うと「その色違くない?」って逆に指摘されるので、小学生でもしっかり色の幅は持ってるんだなと思います。人間は数百万色の色を見分けることができるらしいですね。アトリエに置いてあるパステルを見ると、本当に驚きますよ。1ケースに赤系しか入ってないとか、こんなに色はあるのかって思います。ぜひ1度は体験されると良いですよ!!

 ところで、ちょっと告知ですが、僕は今東京芸大の大学院の方に通っていますが、1月28日から2月3日まで東京芸大の卒業制作展が開かれます。僕はまだ修了ではないですが、関連イベントで初日の1月28日に東京芸大の附属図書館で、アートブックの解説イベントというのを行います。普段は、芸大生しか利用できない図書館に入ることができて、このイベントのアートブックを見ることが出来ます。もし、東京芸大の卒業制作展を見に来られる方がいましたら、是非初日の28日(日曜日)に見てもらって、終わったら図書館にもお立ち寄りください。最先端の芸術三昧な日をおくれますよ。
ちなみに、僕が下のポスターの写真/デザインを担当しました。
https://www.facebook.com/events/145656872812818/

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パステルとは

2018-01-23 22:34:59 | 小学生 絵画

明るい色調とグラデーションがひときわ美しく魅力的なパステル画。まさか小学生が描いたとは思えないでしょう?
パステルは、クレヨンに似たチョーク状の画材。クレヨンより粉っぽく柔らかいパステルで描くことで、パステルカラーと呼ばれる明るく淡い色調や、ぼかし・グラデーション効果を出すことが可能です。美しく軽いタッチが魅力的に仕上がった作品、重ね塗りねて油絵のような重厚感のある作品、子ども達それぞれの個性や性格が反映された制作になりました。

今回使用したのはハードパステル・ソフトパステル・色鉛筆タイプのパステルです。
ソフトパステルはハードに比べてかなり柔らかい素材で、ふんわりとした淡い色合いを表現したり、広い面積を一気に塗ることができるので、描き出しに使用します。しかし筆圧の高い子どもには難易度も高く、元々太い円筒だったのが分からなくなる程、
粉々に折られました。
次に輪郭や
細かい部分を表現する為に、硬いハードパステルを使います。その硬さ、エッジのきいた四角形を生かし、シャープな線を描き質感を出します。
最後に太めの色鉛筆のようなパステルを使い、仕上げのアクセントを加えました。
一口にパステル画と言っても技法は奥深く、紙の種類や色を変えれば全く違う仕上がりになる画材。現在大人クラスでも流行らせていますが、まだ触った事のない方はぜひ一度制作してみて下さい!今なら子どもの残りカス?のパステルが500本くらいありますので、レンタル料など不要ですよ!   オバラ

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パステルの色彩

2018-01-22 18:44:37 | 小学生 絵画


小学生クラス パステル画

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、昨年のクリスマス前に制作いたしましたパステル画。各自が持ち寄った風景などの写真をモチーフに描きました。パステルとは、粉末の顔料を棒状に固めた画材。柔らかい色彩や、その色彩の抱負さが魅力の大人っぽい画材ではありますが、チョークやクレヨンのように扱って小学生でも素敵な作品を描くことが出来ます。



いかがでしょうかこの美しい色彩!顔料の粉ですので、描き重ねる事で画面上で混色していきます。混ざりあったり濁ったり、荒く塗って下の色が透けたり、なんとも美しい色彩に仕上がりました。小学生ならではの「意識しない」ことによる美ですね。ついつい自分の場合などは美しい色彩にしようと統率を取ろうとしてしまうのですが、こういう偶然性を孕んだ色彩にはいつもハッとさせられます。まるでどれも巨匠の絵のようです!!

クレヨンなどを使っても同じような技法が出来ますので、皆には是非学校の課題やお家でもやってみてもらいたいなと思います!

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パステルカラー

2017-11-15 22:42:02 | 小学生 絵画

皆様突然ですが、パステルカラーはどのような色かを言葉で説明できますか?
そもそもどのような色がパステルカラーなのか知っていますか?

パステルカラーとは、彩度(色の鮮やかさ)が低く、明度(色の明るさ)が高い色のことです。つまり淡くて明るい色=原色に白を混ぜた色という意味で、イメージとしてはマシュマロのような感じ。

ちなみにパステル自体は下記写真にあるように原色や派手な色も存在しますが、チョークのように粉っぽい為、表現はふんわりしたやわらかいタッチで描けます。

18世紀にヨーロッパで生まれたパステルは、19世紀後半になるとドガをはじめ何人もの画家がその魅力を見いだし沢山の作品を残しました。
顔料を主体とする素材を棒状に固めたパステルは、描く際には粉状となり、ベースとなる紙の上にようやくとどまった状態となります。粉が微かに乗っているだけなので、吹けば飛びますし、指で触れば伸びて消えます。(ですので完成後はスプレー糊のような定着剤を吹き掛けます。)
原色、中間色ともに「美しい直接的な発色」があり、技術的には混ぜて使うようなものではなく重ねて深みを出しますので、沢山の色数を揃えなければ単調な色味の絵しか描くことができません。
また乾燥時間のいらない「速写性」という特色があります。それによりどんどん重ねていける利点と、色数があるので混色する手間も時間も掛からない事から、自然現象(一瞬の落雷や海に陽が落ちるひと時など)を速記するのに優れている画材です。

そんな画材を72色×6セット購入し、今月は小学生クラスでパステル画を描いています。本日載せている写真はパステルに慣れる為1回の授業(約80分)で画家の描いたパステル画を模写した作品です。
本番では下地代わりに色の付いたイラストボードに、自分で選んで持って来た風景写真を描かせています。
豊かな中間色の美しい発色や独特の風合いを活かした作品が生まれそうです。   オバラ

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二点透視図法3

2017-10-21 17:12:56 | 小学生 絵画

今日は岩田先生が大阪の展覧会場にいるので、オバラです。 (岩田先生の展示のお知らせはこちら

二点透視図法の報告ラストにさせて頂きます。もう田中先生&南澤先生が語っているので違う切り口で…
川崎市では小学校高学年になると、風景画と称して学外もしくは教室外(校内)に写生しに行くカリキュラムが図工に組み込まれています。(学校の都合によって必ずやる訳ではありません。)事前に何も教わることはなくただ「さぁ描いておいで!」野放しにされるのですが、いきなりそんな漠然とした巨大なモチーフ(風景)を目の前に持ってこられて「何を描きたい?まずは手を動かしてごらん」と言われても、どう切り取ったらいいか分かるはずがありません。そんなんだから遊ぶ時間にもってこいになることもしばしば。授業中に堂々と(?)校外で遊んでいられるのはワクワクしますしね。
でももし遠近法や透視図法を触りだけでも教えてもらったら、そうはならないと確信します。分からない、知らない、難しいでは、拒絶するのが当たり前。ちょっとでもコツを掴めば勉強と同じで、面白くなるに決まっています。
今回も「難し過ぎるカリキュラムなんじゃないの?小学生クラスは1年生だって在籍しているんだし。」との声もありましたが、やってみればほらこの通り、なんとなく描けてるではありませんか!しかも夢中になって描いているのも写真を見ればわかりますよね。
なんとなくって、大事です。完璧にしようとしてつまらなくなる位なら、なんとなく出来たらあとは自由にすればいいんです。カッチリした箱(家)があるから、個性が際立ち「わー、自分で描いたと思えない!立体的!」と喜びも生まれる。知識(たしなみ?)の一つとして、頭の片隅に記憶しておいてもらいたい透視図法・パース画でした。

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恋の二点透視図法

2017-10-17 00:24:36 | 小学生 絵画

今回はパース画のはなし。      (南澤)

建築をほとんどの生業としている自分でありますが、実は建築なんて習った事もなければ、今だによく解っておりません。高校では数学なんて零点ばかりでしたし、なんと図面すらマトモに引けません。ただ、絵だけは昔から好きでした。こんなカンジのモノや世界があったらナーなどと、妄想しながら絵を描くのが大好きでした。気がつけばそれが現在の仕事になっているワケですが、やっている内容といえば、相も変わらず絵を描いているワケです。その絵というのが、今回の授業である、パース画といわれる絵であります。

パース画には、どうやら1点から3点までの透視図法という画法があるのですが、図法に正確な絵というものが、自分には妙に気持ちの悪い絵に見えて、いつも途中で歪ませたり誇張したりし始めてしまうのでありますから、「先生、今回はお得意の透視図法の授業ですから、張切ってお願いしますよ」などと期待された日には、後ろめたいことこの上ないのであります。

 

とは言うものの、東アジア屈指のアカデミックな美術教養指導をうたう、我がアトリエミオスでありますから、正確な2点透視図法のひとつも教えない訳にはいきません。澄ました顔で生徒の間違いを正してゆきますが、夢中になって描きこむ子供たちの絵には、僕が長い時間をかけて辿りついた奥義である、感情の噴出による形の歪みや誇張が、いつのまにやら表現されているではありませんか!ああ、もう、サンタマリア! 

(タイトルと内容は関係ありません)

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二点透視図法の課題

2017-10-16 21:01:45 | 小学生 絵画


小学生クラス 二点透視図法で描く店舗デザイン

どうも幸介です!先週までの温かさがウソのように、急激に寒くなりましたね。下半期のアトリエはこれからハロウィンにクリスマスとイベント盛りだくさんですが、本日はちょっと遡りまして9月の課題のご紹介。ちょっと前にも制作風景をお伝えしましたが、本日は完成のご報告。

まず土台となる箱は、9月前半にみっちりやった2点透視図法を使って描きます。B2サイズの大きな紙の端に消失点を決め、そこから長い木の棒を使って線をひいてゆきます。まだあまり定規を使う機会の無い低学年の皆は、この長い直線でもけっこう難しかったかもしれません。ベースの線が描けたら、そこからドアや窓など外装を描き入れていきます。ここでも消失点を使ってしっかりと描いていきます。あとは花屋やカフェなどの業種を決め、思い思いの装飾を加えていきます。ケーキ屋さんなどの可愛らしいものも目立ちましたが、面白いものだとまるで筆箱の中のように大きく文房具などを描き入れて「小人の家」とか、しっかりとレーンを描いて「バッティングセンター」にしたり、なぜかマッチョの男性ばかりを描き入れて「男性専用ラーメン店」など、様々なお店をデザインしていました(笑)中には完璧に2点透視法をマスターして、厨房・個室・トイレ・バックルームなどしっかりと描き入れたレストランをデザインしている猛者もおりました!

こんなに大きな絵を、しかもしっかりと辻褄の合う立体で描く機会もなかなか無いと思いますので、ペラペラの紙で捨てやすそうですが、ぜひ大切に保管してもらいたいなぁと思います!!

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小学生の油絵模写

2017-09-27 23:52:11 | 小学生 絵画

上 大人クラス神宮さんの油絵  /  下 小学生の模写・油絵 5・6年のみ

オバラです。まだありました、油絵ネタ。ご紹介が遅くなって申し訳ございません。出し惜しみしていたかのようですみません。
皆様「小学生でこんなに上手に描けるの!?」と驚かれたことでしょう。油絵で模写をさせる課題は小学生クラスでは一度もやったことがありませんでしたが、この出来栄えを見ると、今までカリキュラムに取り入れなかったことを後悔してしまいます。
そもそも模写をさせたきっかけは、昨年の秋に神宮さんが開いた個展で私が上記作品を購入させて頂いたことから始まります。神宮さんお得意の写実画が並ぶ個展会場でふと『あ、こんな静かな絵を模写させたらどうなるだろう?』とひらめきました。まぁしかし花や風景・人物画などたくさんの作品が飾られている中、躊躇なく酒瓶に手を出してしまうのは飲兵衛の悲しい性かな、ですが子どもだって未知のアルコールに心惹かれるのは分かっていたので選んだんですよ!ホントほんと。結果がそれを証明していますし。

さて、解説を。目の前にある3次元の立体物を良く観察して描くことが絵画の基本ではありますが、実はほんの少し見る位置が変わっただけでデッサンが狂ってしまうという危ない罠が潜んでいます。例えばこのようなモチーフの場合、座る位置が10cmズレただけでグラスと瓶の隙間が狭くなったり広くなったりしてしまいます。落ち着きのない子どもには酷な話です。
その点2次元から2次元に写すのはどこから見ようが変わりません。(正確には長方形のキャンバスが台形に見えたりするのですが…)そう考えると逆に簡単に思えてきますね。
またこの絵は背景が無機質でモノトーンなコンクリートというところもポイントです。グレーという色にはどのような色味分解の解釈も受け入れる大らかさがありますから、打ちっぱなしコンクリートはオリジナリティのあるグレーを持ち込むのにもってこいの逸材。それぞれが自分なりのバックを表現できました。背景こそが隠れた主役と言っても過言ではないでしょう。

いやそれにしても、見ているだけで酒が飲みたくなる、実にけしからん絵が出来上がりました!小学生にそんな絵を描かせるとは、なんと不謹慎な!嗚呼、こんな油絵が飾ってある南フランス辺りのバーに飲みに行きたいなー。

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今月は一点・二点透視図法。

2017-09-18 19:46:18 | 小学生 絵画

今月の小学生クラス課題  一点透視図法・二点透視図法で自分の店を描こう!夢のショップオーナー!

どうも幸介です!!9月の小学生クラスでは、なかなか小学生では習わない「一点透視図法・二点透視図法」の技法を学び、お店のデザインをしながら立体の描き方を練習しています。

さて、本日の小学生クラス。祝日ですので(普段は祝日には平常授業を設けておりませんでした)、きっと今日はあんまり生徒来ないんだろうなぁなんて思っておりました。開始時刻では4人程度で、まぁ連休中だし皆どこかにお出掛けしているのかな?と思いきや、少しづつ皆が集まり出し、結局10人以上でいつもとあまり変わらない人数に……中には「野球休んできた!」とか「友達と遊ぶの切り上げて来た!」なんて声も。みんな、いそがしい3連休中にアトリエあって、ごめんね。

そんなこんなで、何人集まるか分からなかった本日。1人1枚作品を制作するのではなく、グループに分かれて制作いたしました。相談したりアイデアを出し合ったり、いつものアトリエの課題と違ってグループ制作も楽しかったかな?学年関係なく話すし、いつのまにかお互いの名前も覚えてるし、たまにはこういう授業も良いなあと思いました!!

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