モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

本日は晴天なり!

2012-03-31 04:14:00 | 小学生 イベント
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どうも晴れ男の幸介です!!というわけで今年の遠足も快晴。道中、ちょっと暑いぐらいでしたね!今年は足を伸ばして皇居までスケッチに行ってきたわけですが、長い電車もなんのその。タイムスケジュールが狂う事も無く、写真を見ていただければ感じていただけるかと思いますが、充実した内容の遠足となりました!毎年思いますが、もしかしたら僕が1番楽しんでいるのではないかと思うぐらい楽しかったんです。

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皇居に着いたらスケッチ開始!なのですが、生徒の皆の集中力がハンパないです。天気もよく、観光客という名のギャラリーからの賞賛を浴びながらのスケッチでしたので、なかなか皆も気合いが入ったんではないでしょうか。松の木の枝ぶりや梅の花の鮮やかなピンクなど、昨年の課題で行ったクレヨン画の特性を思い出しつつ完成度の高い作品が描けました。

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そしてお弁当!この時間が1番楽しいのではないかとの噂もあります。小学校で言う、給食と休み時間が1番楽しいというアレに近い感覚ですね。

そしてお弁当が終わったら美術館までダッシュ!!…だったのですが、意外とみんな走らずにお行儀よく到着。タイムキーパーとしては走って欲しかったのですが、皆わりとお行儀が良いのね…。ちなみに美術館までのダッシュランキングは、一位すぐる(11歳)2位こうすけ(28歳)3位いっぺい(12歳)4位たくみ(11歳)となりました。

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美術館では小原先生による全体説明のあと、学年ごとに分かれて見学です。僕の担当した高学年/学生チームは、メインの「インディアンレッドの地の壁画」の前で、生徒の皆にポロックになったつもりでプレゼン合戦をしてもらいました。ポロックがキャンバスにぶちまけた絵の具を見て、ある生徒は「お好み焼き」と形容し、ある生徒は「人と人との繋がりを可視化したもの」と表現しました。自分がプレゼンをすることにより、アカデミックで分かりやすい作品ではない、抽象的な作品の内面を探るような視線を絵に向けて彼らが作者の心情を紐解くわけです。とっつきにくい印象を持たれることの多い近代アートも、こういった視線だと作品に近づきやすくなるかもしれませんね。

今年の遠足は、スケッチや美術館などでの真摯な姿勢と、その他お弁当や移動などでのワイワイした賑やかで楽しい道中ろ、メリハリの効いた素晴らしい遠足でした。中学生の生徒達が年下の子達の面倒を、やらされているのではなくやりがいをもって楽しそうにしていたり、クラスの違う生徒でも一緒にワイワイ喋ったり走ったり、美術館やスケッチ以外でも彼らの心に残った場面は沢山あったのではないでしょうか。遠足に参加してくれてほんとに良かった!と生徒の皆に感謝しています!

そして今日のオマケ↓
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皆が楽しそうでなによりです!!

田中幸介






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晴れのち晴れの大快晴!

2012-03-30 22:20:56 | 小学生 イベント
小学生スケッチ遠足レポート4日目!ミオスに入って半年、今回初めての遠足参加となりました庄司がお送りします。
いつも元気一杯溢れ過ぎ!?の小学生クラス。下見の時は、走り回ったりしちゃわないかしら?なんてどきどきしていましたが…。行き帰りの車中も美術館の中も、マナーを守り周りの方にも気を使っている様子が見られてビックリ!もちろんはじけるところではのびのび大きく遊ぶ、とメリハリが効いて、いやー素晴らしかったです!普段アトリエでは安心感からか甘えてワガママを言う子も、外ではきちっとしたしっかり者。日頃のご家庭での教育が見て取れて、感動してしまいました。


Ensok_j_01_5


では、皇居天守台でのスケッチの様子をご紹介。
なんぜ天守閣のあった場所、見晴らしの良さは格別です。それ故に難しくもあったのですが、その分じっくりと見て丁寧に描いていました。



Ensoku_j2_3


遠景と近景の組み合わせに苦戦しつつも、本当に良く描けたと思います!作品の写真は後日じっくりとお見せ致しますね。ご期待あれ!
ちなみに…この天守台は素晴らしい石垣なのですが、中学生ボランティアの学生達はそちらに着目。おお~、目の付けどころが違いますね!学生の彼らは沢山の場面で、頼れる立派な姿勢を見せてくれました。

美術館は続くレポートで詳しく…ですが皆、鑑賞姿勢が素晴らしかったです。具象画ではないですから難しいかと思いきや、移動始めても動かずじっくり眺めていたり。よくわかんな~いと言う子も、目はじっと作品を見ていて咀嚼してやる!という気概を感じました!

帰りの電車も皆、体はクタクタだけど笑顔で溢れていました。思いっきり遊んで思いっきり芸術しましたね!今日のレポートも笑顔で締めさせて頂きましょう。次回もお楽しみに!



Ensoku_j3_3




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100%晴れ!

2012-03-29 22:43:00 | 小学生 イベント
小学生スケッチ遠足レポート3日目は伊藤よりお送りします!
遠足に参加してくれた小学生41人に学生ボランティア・OG・スタッフを合わせて総勢56人で、皇居&国立近代美術館に行ってきました。
ミオスのスケッチ遠足は毎年晴れるからスゴイ!!
遠足前日までハッキリしない天気が続いていても、スケッチ当日はいつも汗ばむ陽気になるんですよね。今年も気持ちの良い青空の下で、こども達も私達スタッフもみんな終始笑顔の一日でした。
Photo
元住吉駅から皇居最寄りの竹橋駅までの約1時間の乗車は長かったけれど、その時間は学年も男女もクラスも関係なく楽しいおしゃべりが続き、コミュニケーションがとれる貴重な時間でもありました。
ようやく下車した後は、外の空気を吸って皇居北詰橋まで猛ダッシュ!さらに天守台(天守閣跡)に駆け上がり力を発散!
上の写真のノリ先生の出で立ちは何だか怪しげですが、これはスケッチについての大事な真面目なお話をしているところです。
Photo_2
私が担当したエリアは、このような広大な芝生のまわりに桜や梅・松など美しい自然が見れる場所です。ここは、かつて江戸城を中心とした本丸地区と呼ばれたところで、本丸の建物は表・中奥・大奥からなる壮大豪華な殿舎が並んでいたようです。映画でもお馴染みの大奥は、まさにこのスケッチしている芝生がその場所で大奥跡地となるわけです。
Photo_3
さて、次にスケッチの様子をご紹介します。
もう、本当に楽しそうですね。場所が変わって屋外だと気分も良く、みんなの表情がキラキラしていますよね。もちろん、作品の完成度もとっても良いです。観光客が非常に多い日だったので、絵を覗かれたり、声をかけられたり、英語で褒められたり。自信作でありながら、ちょっぴり照れくささもあったようですが、外国人に「beautiful!」なんて言われたら、気分上々ですよね!
Photo_4
それから、今回参加してくれた中学生ボランティアがいろいろな場面で大活躍してくれました。スケッチの時には、小学生が憧れの眼差しで学生を取り囲んで作品を見ている微笑ましいワンシーンもありました。
Photo
このあと続くレポートでも作品は紹介されますが、私からは桜の木の作品を数点アップしますのでじっくりご覧ください。
1・2・3年生女子の作品です。芝生から見える全景も桜の枝1本クローズアップした構図も春爛漫。桜の花びらのクレヨンの混色が見事で、一人一人の花の色が魅力的ですね。
Photo_2
最後にお楽しみのお弁当&お菓子タイムの様子です。
こちら、こども達以上に楽しんでいる先生もいたりして?!
こうしてたくさんの写真をピックアップしていると、笑顔がたくさんだなぁって思います。先生達もずっと笑顔でいられました。
遠足前日まで喉を痛めていたので、当日大声が出なかったらどうしようかと思いましたが無事治り、しかも大声で怒鳴る必要なんて全くなく、みんな素晴らしい行動でした。

美術館の様子は、この後つづく遠足レポートにバトンタッチ!



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もったいぶって…

2012-03-28 20:37:40 | 小学生 イベント
写真だけ先にアーップ!
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次号震えて待て!


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小学生遠足にいってきました!

2012-03-27 06:27:00 | 小学生 イベント
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春の大イベント、小学生クラスの遠足が終了しました!今日は絶好の遠足日和で、歩いてると少し暑いくらいの良い天気。みんなの日頃の行いが良かったからでしょうか?スケッチの際も、桜や梅が咲いていて丁度いいアクセントになりました。去年は寒くて、「桜が咲いてな~い!」と残念がっていた覚えがあります。スケッチや写真などは他の先生方のものが続くので、お楽しみに! 



こちらも毎年恒例ですが、写真はお手伝いをしてくれた学生たちも交えてのお疲れ会です。勿論学生たちはお酒は飲んでいませんよ!今年は例年以上に学生たちが頑張ってくれて、講師陣も本当にびっくりでした。小学生たちも、少し歳の近い先輩達とお話出来たのが楽しかったらしく、「遠足が終わったらもうお姉さんたちに会えないの?やだー!」なんて声も聞こえてきました。けが人も無く、みんなにとって充実した一日となったのではないでしょうか。学生たち、本当にお疲れさま!

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イベント週間

2012-03-26 23:36:42 | 大人 イベント
3月19日~4月5日までイベントづくしの為、本日は担当代わりまして、オバラです。高熱を出し続けた為まだ大声が出ませんが、濁声はキャラにあってる気がして気に入っています。

まずは予定をダダッとご紹介しましょう。

小学生対象 春期講習
通常の小学生クラスに継続して通えない方や、アトリエでの制作を体験してみたい方などがご参加いただける小学生クラス、3月19日~4月5日までの春の特別ショートプログラムです。
【油絵1日コース】 【日本画2日コース】から選びお申し込みください。 (若干空きがございます)
詳しくはコチラ

小学校受験 春期講座
基礎をしっかりと身につける大事な時期に、楽しみながら受験絵画・工作の基礎を学び、集団制作を体験しましょう。
●日時 3月25日(日) 13:30~15:00 (終了致しました)  / 3月30日(金) 15:30~17:00   (若干空きがございます)
●対象 小学校受験予定の 新年中・新年長(両日ともに、年中・年長の合同授業となります)
詳しくはコチラ

小学生クラス+学生クラス 春のスケッチ遠足&美術館鑑賞
3月27日(火)皇居に行き風景画をスケッチ、大奥跡の芝生でお弁当の後は東京国立近代美術館で“生誕100年ジャクソン・ポロック展”を鑑賞します。
詳しくないけどコチラ

幼児クラス 動物園スケッチ遠足
3月28日(水)夢見ヶ崎動物公園で動物スケッチ、おやつタイムの後は広場で空飛ぶ手作りおもちゃ(今年のは小さいけど、よく飛びます!)で遊びましょう。
去年のレポートはコチラ

大人のお花見宴会
今年は寒いのでスケッチ無しの、アトリエ内でのお花見宴会のみにしました。(お花見じゃない?いや、窓から渋川沿いの桜が見えますよ!)4月より就職が決まりミオスを退職してしまう千野・赤尾先生の送別会も兼ねてます。(が、先程千野先生からインフルエンザにかかったので、参加が怪しくなってきたと連絡が!)
チケット制の方も、退会された方も、どーぞどーぞ!遠慮なく電話して下さいね♪
日程  4月1日(日曜日)  16:00 ~ 19:00位 
場所  アトリエ・ミオス
費用 1,500 円 (食材の買いすぎを防ぐ為、事前に徴収させて頂きます)
持ち物 おススメのお酒や、おつまみなどの差し入れ大歓迎!自己紹介用に作品があるといいですね。  
☆事前に買出しをする関係上、参加申込み後にキャンセルされる方はお早めにご連絡下さい。
無礼講な宴会の様子はコチラ

全ての行事に参加する私が通常授業に戻るのは4月6日!もともと週7日授業があるので休みがないのは同じですが、一年に一度のイベントなので張り切って頑張ります!3月中にインフルエンザA・B両方なったので、もう怖いものナッスゥイングゥ!

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岩絵具を使いこなす!

2012-03-25 02:56:00 | 大人 日本画
P3250747武田 日本画

赤尾です。イベント週間のため、ブログの担当日が変則的になります。
今日は日曜クラス武田さんの日本画をご紹介します!
海底を漂う蛸。砂が舞い上がる様子や蛸の吸盤、表面の質感など細かい描写が効いています。大きめに空間を空けた構図や、青と黄の補色を組み合わせた色使いもすごくお洒落!
アトリエの岩絵具マスターと呼べるくらい、絵の具の色や粗さの使い分けがお上手だな、と制作過程を見ながらしみじみ感じていました。
水彩画のときもそうでしたが、武田さんは画材に対する勘がとても良い方です。描きながら画材のコツをどんどん掴み、絵づくりに生かされています。
手順はまず細かい絵の具を下地の海の色に使い、動きのある砂の様子は上から粗めの絵の具で表現されています。
また蛸は砂に溶け込むような色で全体を塗り、吸盤などの細かい部分を細かく明度の高い絵の具でしっかり描き込まれました。
説明だけだと簡単に聞こえますが、絵の具の明度、彩度、粗さ、濡れたときと乾いた色の差をそれぞれ見極めて色をチョイスすることは、岩絵具にある程度慣れないとなかなか難しいことです。
ほんの数枚なのにここまで絵の具の特性を活かした制作をされている武田さんに、講師の私たちも驚いています。
これからもぜひ日本画を続けていただきたいな、と思っております!


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デッサン3枚目、基礎完了!

2012-03-24 02:45:00 | 大人 デッサン
St330746麻場 鉛筆

チノです。ブレーメン通り側の出口にパスタなどの新しいお店がオープンしたなぁと思っていたら、今度はブレーメン通り側に、フレッシュネスバーガーが出来るみたいですね!帰りに寄り道するのも楽しそうです♪

さて、アトリエでは、入会された方には基本的な形、質感を描くこと、構図の善し悪しを学ぶために、3枚のデッサンを描いていただいています。1枚目は「ホーローのポットと積み木」で陶器のようなツルツルさと木の質感を、2枚目は「ボトルとグラス」で、透明なものの描き方、3枚目では「金属」で、しっかりと硬い金属の表し方を、それぞれ学んでいただきます。
本日ご紹介する麻場さんのデッサンは、この課題の3枚目、「金属」でした。2枚目3枚目は、モチーフ棚の中からお好きなもの(メインモチーフ)を選んで、それに合わせてこちらがその他のモチーフを決めさせていただいています。なので、人によって、描く物も若干変わっています。
麻場さんはミルク缶を選ばれたので、金属に対してのやわらかいリボン、そしてぎゅっと詰まった感じの濃いブドウを組み合わせました。・・・麻場さんの今までのデッサンが、とても繊細に描かれているので、よし、ならばリボンが良いのではないか!と思い選んだのですが、3枚目にしてはちょっと難しいモチーフだったかも知れません。(毎回たるみ具合もかわりますし)
・・・しかし!よくぞここまで描いて下さいました!途中私が手を入れたところもありましたが、右側のリボンの微妙な変化がよく捉えられています。
そして、3枚のデッサンが終了したので、これで一通りの基礎も終了、ということで、ここからはご自分の好きな物を好きな画材を使って制作していっていただきます。麻場さんは、去年の秋に写真同好会で行った御岳の写真をもとに油絵を描かれます。ここからがワクワク・ドキドキするところですね!ぜひ油絵を楽しんでいただきたいと思います♪

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海と陽の色

2012-03-23 23:59:13 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Nagase_01
永瀬 アクリル

庄司です。先日久しぶりにフェリーに乗りました。が、海が荒れて船はゆらゆら。酔いそうだったのでデッキに出ると気持ちいい風!爽やかに暖かく季節の変化を実感しました。

今回は水曜午前大人クラスから永瀬さんのアクリル画をご紹介します。
永瀬さんは昔撮った海の写真を見ながら何枚もキャンバスに描かれています。その写真は色が褪せてピンクがかって中々の雰囲気なのですが、作品のこの鮮やかさ!記憶を呼び覚まし感情をのせて描かれていらっしゃるのが伝わってきますよね。海面に映る陽も美しいです。空と海のタッチも変化をつけて違いを表されていますね。
いつもお洒落な永瀬さんの作品の特徴は、なんといっても色!パレットも授業が終わる頃には沢山の色で埋め尽くされているんですよ。自分の気持ちや表したいものにぴったりくる色を作るのは難しいものです。いつも、私遊んでいますとおっしゃられていますが、その色と遊ぶという感性が作り上げている作品なのですね。

永瀬さんは最近アクリル画を始められたのですが、気持ちのスピードと合っている画材のように感じます。1回で1枚仕上げられてお帰りになるのです。そのスピードたるや。穏やかで気品ある物腰の中に秘めたる激しい情熱を感じます。自分の心をスッと表せる画材って、人によって本当に違います。じっくり丹念に描かれる方とバババっと勢いのある方と、どちらも魅力があり拝見していてとても楽しいです。

せっかくですから連作もご紹介。永瀬さん、これから人物ももっと描いていきたいとのこと。とってもお洒落な絵になりそう…ワクワクしますね♪


Nagase_03_3




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ラストを飾る艶やかさ

2012-03-22 21:12:25 | 幼児
Youji
幼児クラス 

伊藤です。2月から毎週更新されている桜開花予想が気になってきました。
昨日、全国のトップを切って高知の桜が開花したそうです。これから桜前線は日本列島を北上し、東京神奈川あたりは3月31日頃とか?27・28日のスケッチ遠足にはちょっと間に合わないかな・・・。

さて、今日は幼児クラスから艶やかなシクラメンの金箔画3点をご紹介します。
金箔はご存知の通り究極の限界の薄さなので、息をかければすぐに飛んでしまうし、触ると破れてしまい、幼稚園生が扱うのはかなり困難です。
でも今小学生クラスが制作している日本画の金箔の貼り方とは違って、金箔をザルのような網目の中でかき回し粉状の砂子を画面に散りばめる方法であれば、幼稚園生でも金箔画を十分に楽しめます。
自分が描いた作品に金砂子がまかれる瞬間は、なかなか体験するチャンスはないゴージャスな気持ちになったでしょう!

シクラメンは、淡いピンク色の花もハート形の葉っぱも一鉢に隙間なくぎっしりと植わっているので、ひとつひとつ描き進めていく根気のいるモチーフです。下塗りの赤または黒の画面にクレヨンで柔らかい花の形や独特の葉の形を描くと植物の印象がパッと華やかになり、さらに金砂子をまくと一層艶やかに和モダン風な仕上がりです。

この金箔画は、今年度の幼児クラス通常授業のラストを飾る作品となりました。
そして、来週は皆さんが楽しみにしている夢見ヶ崎動物公園でのスケッチ遠足です。本物の動物を間近に見てのお絵描きです。屋外で空に向かって思い切り飛ばせる工作もどれだけ飛ばせるか楽しみですね!
アトリエ集合時間は13時です。(雨天の場合は、通常授業になりますので14時30分です)

『せんせいたちも おかしをもって たのしみに いきます。はれると いいね!』

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キリっとしたこの表情!

2012-03-21 03:19:00 | 大人 パステル・色鉛筆・他
Izawaneko_2伊沢 色鉛筆

赤尾です。今日は伊沢さんの色鉛筆画をご紹介します。
今までは車やバイクなど、人工的で男らしいモチーフが多かった伊沢さん。
最近は動物画にチャレンジされており、ふわふわ柔らかい質感の表現に力を入れています。
猫などのふわっとした動物は、毛並みなどの質感に囚われすぎて、骨の構造などは二の次になってしまいがちです。
伊沢さんは今までマシーンなどの形がカチっとしたモチーフを描かれた成果もあり、この猫からもしっかりとした骨の構造を感じることができます。
また柔らかい毛並みに対し、顔まわりの表情は色鉛筆を尖らせて細かく、シャープに描かれています。そのおかげで絵にメリハリが生まれ、ぱっと顔の表情に目が行きます。
メカニックなモチーフを描かれてきた経験を活かした、骨を感じる魅力的な色鉛筆画になりましたね。
次のステップアップとして、影部分に紫や青系などを加えて色味を加えたり、背景の緑を毛並みにも少し加えたりなど、色遊びをされるとさらに良くなりそうだな、と感じています。ぜひ次の色鉛筆画の際に挑戦してみてください!




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園児対象クラスの比較

2012-03-20 22:48:38 | 小学校受験
Youjivsjyuken

上2枚―幼児クラス
下2枚―小学校受験クラス

「小学校受験を考えているのですが、幼児クラスとの違いを教えて下さい。」というお問合せをよく頂きます。
簡単に大きな違いをご説明すると、幼児クラスは基本的に自由に楽しく、受験クラスは徹底して基礎を覚える+生活面(言葉遣い・姿勢等)での指導が厳しく入ってきます。しかしどちらのクラスも子どもの個性を尊重し創造性を大切にしながら、巧緻性を育てるという根底の幼児教育の軸は同じです。
幼児の成長に有効なカリキュラムは、どちらのクラスも全く同じことをやる場合も多く、この写真のように受験クラスで毎回ある“作品発表”を幼児クラスで取り入れたり、幼児クラスでオリジナリティーのある発想力を磨けた紙工作を受験クラスで取り入れたりもしています。

春はお子様の可能性を伸ばすきっかけとなるよい時期です。
新しい習い事をお探しでしたら、ぜひ一度体験授業(幼児クラスの体験料=無料 ・ 受験クラス体験料=3,000円)においでくださいませ。
一緒に絵画・工作を楽しみましょう!

小学校受験クラスでは春期講習も予定しております。
両日ともに3名様ほどキャンセルが出て空きがございます。ご検討下さい。

●対象 小学校受験予定の 新年中・新年長 (両日ともに、年中・年長の合同授業となります)
●日時 3月25日(日) 13:30~15:00
     3月30日(金) 15:30~17:00
●受講料 1講座につき ・会員 3,500円 ・一般 6,000円
●定員 各日 12名 (定員になり次第締め切り)

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水彩画のまとめ。

2012-03-19 05:30:00 | 学生
20120319
大人 学生クラス 水彩

どうも!スパルタを隠しても滲み出てしまう幸介です!!本日は大人/学生クラスより水彩画をご紹介いたします!

アトリエでは水彩画を描かれている大人の生徒の方も多いですが、学生も水彩の制作をしている生徒が多くいます。学生の場合は、写真などを見て描くいわゆる「作品」というよりも、モチーフを置いてそれを描写する「修練」のような水彩画を描く場合の方が多いです。本日載せました作品は、どちらかというと後者の場合の色が強いですね。

滲みやぼかしを多様するよりも、まるでデッサンのように物の置かれている空間やモチーフの質感などに重きを置いて制作しています。果物のみずみずしさや鮮やかな色合いなど、ストレートに真正面から表現しようとした色彩が美しいですね。

この調子で学生達にはどんどん描写の制度/スピードを上げて行ってもらいたいと思います!

田中幸介

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久しぶりの油絵

2012-03-18 11:10:00 | 学生
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 えりか 高一 油絵(左)         
 ともえ 高一 油絵(右)

酒井です。今日は火曜学生クラスの高校生2人組の油絵をご紹介します。2人とも写真を見ながら描いた作品ですが、2人とも色数が少なく、黒色がピリッと画面を引き締める大人なモチーフを選択!そのセンスに驚きです!

えりかの作品は金具の部分やリボンの重なり合った部分など、細部の描き込みにこだわりが感じられます。油絵で細かい描き込みは難しいですが、高校生ともなれば細い筆の扱いもお手の物!背骨のくぼみやリボンの影のグレーも、しっとりと白に馴染んでとても美しいです。元の写真にも負けない張り詰めた空気感。繊細なタッチが得意なえりかに向いていたのかもしれませんね。

一方ともの作品。夕焼け空のじんわりと落ち着いた色合いが美しいです。鮮やかな赤の乗せ方も絶妙!横に流れる筆あとが、空に広がりをを感じさせてくれます。木々の細かい葉っぱの表現に苦戦していましたが、黄色で消して、また黒で描き込んで・・・と何度も繰り返して自然な風合いを表現しました。黒が背景の色から切り離されずに溶け込んでいて、見ていても安心出来る絵に仕上がったのではないでしょうか。

2人2様のふたりですが、なんだか最近やってみたいことがある様子?これからもどんどん自分の描きたいものを探していって下さい!



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メメント・モリ

2012-03-17 05:36:00 | 大人 油絵・アクリル
Jingugyukotu_2神宮 『蘭と牛骨』 油彩

チノです。駅からアトリエに来る途中、ふなちゅうの上にある大きな時計。。。短針、そろそろ付けませんか?!と気になって仕方が無い今日この頃です。

本日は、神宮さんの油絵をご紹介します。最近土曜クラスでちょっとアツい、「牛骨」をメインにした油絵。リアリティーがありますが、でも浮き世離れしたような、ミステリアスな雰囲気が漂います。画面の真ん中に置かれた牛骨と蘭は、揺らぐ事無くぴたっとその場にハマり、その象徴性が強調されています。そしてコンクリートの十字の溝がキリストの十字架を暗喩しているようにも感じとれます。骸骨はもちろん「死」を連想させるものですが、このニィっとした笑み(そう見えるだけですが)が、死をあざ笑っているようにも、死を恐れている我々をあざ笑っているようにも感じとれます。記事のタイトルにした「メメント・モリ」は、西洋では昔から芸術のテーマとしてよく取り上げられてきたものですが、その意味は、「自分が必ず死ぬことを忘れるな」という意味のラテン語からきています。「自分が死すべきものである」ということを人々に思い起こさせるために使われ、また金も名誉も死んだら何の意味も無い、空虚なものであることを強調しています。
作品を見ていて、ふっと浮かんだのでタイトルにもってきました。
この作品は、さらっと見ると、形の美しさや丹念に描きこまれた美しさに目がいき、爽やかな印象も受けますが、じ~っと眺めていると、だんだんと自分の中に眠っていた恐怖心が大きくなっていくような、恐ろしさも感じます。
リアルに描く、ということは、ある程度を超すと、自分を押し殺してひたすら冷静に客観的に描かなければ表現できません。それ故の冷たさ(作者とも距離があり、鑑賞者とも距離がある)も感じます。描いているご本人もさぞ神経をすり減らして描かれているのだろうと思うのですが、アトリエではさらっと描いているようにしか見えない、神宮さんのタフさに感服いたします!

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