モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ひっそり

2007-06-30 23:54:08 | スタッフ講師
Tohsaka_1遠坂 『フクロウの森』 パステル、色鉛筆

絵の「見方」というのはひとそれぞれ違い、それがまた面白いところだと思います。それが感想や好き嫌いの違いに繋がるからです。ただ『五感をフル活用して感じる』というのはとても重要なことです。
遠坂さんのこの絵をじっくり眺めると・・・?
しーんとした闇の中にふくろうの鳴き声が響いていて、ときどき風が吹いて樹の上につもった雪をバサッと落とす。そんな音が聞こえてきそうです。寒い夜で手や足の先がちりちり痛く、次第に感覚が無くなってくる。この場にいたらまずそんなことを感じるでしょう。
上手い下手、綺麗やきたないではなく感覚を刺激する絵を描き、観賞するときにはそれを感じられるようになると美術はもっと面白いものになるのではないでしょうか。

あかね

コメント

絵画の頂点“油絵”

2007-06-29 00:37:00 | スタッフ講師
Abura1Abura2Abura3Abura4なんだかんだ言って、やっぱり絵画の最高峰は油絵だと心の片隅で思っているオバラです。(言っちゃった!)
私は油絵科出身ですので、テレピンのにおいを嗅ぐとワクワクしてしまいます。小学生達約70人の油絵がアトリエの壁を埋め尽くしているので、毎晩一人でいい感じに仕上がってくるのを見とれています。来週はどんなアドバイスをしたらもっとよくなるかな?あの画集を見せてみようかな?学生時代に描いた油絵を持ってこようかな?と一枚一枚考え、他の先生達とも相談します。たまに夢にまで見てしまいます。
もう愛着が湧き過ぎて、完成しても持って帰らせたくないでーす(^m^)

コメント

スチレン版画

2007-06-28 22:39:09 | スタッフ講師
Dcf_0281_2Dcf_0286_2
幼児クラス スチレン版画
スチレン版は、柔らかくひっかくだけで跡がつくので、その性質を利用してスチレン版画をやりました。
まずは、スチレン版にえんぴつで強く線を描きます。描いたところが凹んで彫れるので小さいこどもでも簡単に版画ができます。絵の具が大好きな幼児クラスのこども達は、早くスチレン版に絵の具を塗りたくて仕方ない様子。絵の具は、一色だけではなくて5色つかったので、版の上で微妙に混ざり合う色合いがとても素敵でした。
そしていよいよ版画刷りです!黒い紙にスチレン版をあててバレンでしっかりとこすり、そ~っと紙をめくると・・・・こども達は、わくわくドキドキ!版の上で混ざり合った色が黒い紙にとてもよく映えてきれいで、また線で描いたところが黒い紙の色に変わっていて、こども達はめくった瞬間大歓声をあげていました。
えんぴつで描いた線の絵は同じだけど、絵の具の色を変えて刷ると毎回違うイメージの作品になるので、みんなかなり夢中になっていました。
このようなスチレン版画をご家庭でやるときには、身近な素材として食材の発砲トレイでもできますよ!発砲トレイを小さく切って表に絵や模様を描き、裏にペットボトルの蓋などを貼り付けて持ち手にすると、スタンプのできあがりです。  伊藤


コメント

受験生にしてやれる最後の手段

2007-06-27 00:34:00 | 受験・学校
Hight3Hight2左 高校3年
右 高校2年
オバラです。今アトリエが、油絵づくしなので、美術の予備校(研究所といいます)時代に描いた油絵を紹介します。
高2で油彩を始めて、しばらく右のようなアカデミックではありますが、なんとも色気の無いお硬い画風から抜け出せず悩んでいました。(しかも「私結構描けるでしょ?」的な匂いが鼻につくイヤらしい作品なのがイヤだった。)ある日大好きだった先生(当時大学院生)に「お前、ここにいてもダメだ。俺の指導が全然響かない。大手の研究所行け。そこのコンクールで3位以内に入るまで戻ってくんな。」と追い出され、泣く泣く遠くの代ゼミまで通い、こなれた絵を描く浪人生の後ろに座り、何が自分と違うのか、どうすればカッコいい絵になるのか考え制作しました。なんとか公開コンクール(現役生のみですけど)で2位をもらい、故郷に戻ることを許されました。左はそれ以降に描いた作品です。ちょっとはオリジナリティーが出ていると自分では思いますがいかがですか?
先月、その先生の個展に行った時「あの時はまた先生に会いたい一身で頑張ったよ!厳しくされなかったら、私大学にも受からなかったし、薄っぺらな油絵しか描けなかったと思う。」と言うと「俺そんなことしたっけ?格好いい男だな!」と全く覚えていなかったのでショックでした。
今うちにも、我々講師のアドバイスが思うように伝わらない受験生がいます。彼女も悩んでいるのがわかるのに何も力になれないのが歯がゆく悔しい毎日です。思いつく全ての方法は試しました。あとは、あの時先生が私を信じて崖から突き落とし這い上がるのを待っていてくれたように、彼女の力を信じるだけ・・・

コメント (2)

着彩のススメ

2007-06-26 23:21:17 | スタッフ講師
070617_1514001山本 『水彩画一作目』 透明水彩

日曜午後クラスの山本さんが初めて描いた水彩画です。
山本さんの感想は…「初めての透明水彩だったのでどうやって色を乗せていくのかいまいちコツがわからず、『最初はホントにうすい色から』とアドバイスを受けていたのにもかかわらず強めに色をのせて、後で修正がきかなかったり…と苦労しました。けれど鉛筆デッサンと違って色が付いた絵を描くのは楽しかったです。」とのこと。
デッサンでも繊細なタッチだった山本さんですが、水彩画でも山本さんらしい優しいタッチになりました。ご本人は不本意な部分もある様ですが、とても水彩画一枚目とは思えない程の完成度です。色が入るとますます描くのが楽しくなってきたようですね。次の水彩画もこれから楽しみです!

しまだひろみ


コメント

日進月歩

2007-06-25 01:06:00 | アート・文化
Showletter_13
 
健人  小5  油絵



子供達の油絵もだんだんと完成に近づいてきました。月曜クラスは高学年も多く、わりかし良い作品が揃っています。中でも今日素晴らしかったのが健人の作品!!

彼は去年は汽車の油絵を描きました。その絵もアースカラーで錆びた金属を上手く表現していたのですが、今年は確実にレベルアップ!!僕たち先生の指摘を受ける事も無く、自分で描き進めて得たこの金属のテクスチャーが素晴らしい!!立体感&金属感がよく出ていますね。

僕がアトリエの小学生クラスを見始めてからちょうど一年ぐらい経ちますが、昨年と同じ課題を見ると彼らの成長を感じます。確実に上手くなっています。

この絵を描いた健人は野球とゲームが好きな少年で、「ほんとに絵に興味あんのかな?」なんて思う事もあります。でも、こんな油絵も描けるんだ、と思うとなんだか嬉しくなりますね。

七月の頭で完成予定ですが、今から完成が待ち遠しいですね。


幸介

コメント

点灯式

2007-06-24 20:50:18 | スタッフ講師
Tentousiki1Tentousiki3Tentousiki2昨日の土曜日予告通り平和公園で、大人クラスの上野さんが製作された『BAR MIOS―大人の街・裏ミオス』の点灯式という名の飲み会をしました!
参加者15名。保護者同伴の小学生の参加まであり、楽しい宴会となりました♪(ちなみに製作者は集合写真の中で寝っころがっている男性です。)
夜中24:30まで、ひと気の無い公園に怪しいBARの光が燈り、年齢層バラバラの集団がなにやってんだか・・・ですが、『美術』を愛し、『制作』という自己表現をしている者同士、初対面とは思えない交流が生まれたこの出会いに感謝です!
次はどなたの作品のお披露目しましょうか!?常時企画者募集です☆
オバラ


コメント (2)

写真の役割

2007-06-23 23:46:06 | スタッフ講師
Abotsuta英保 『蔦が絡む校舎』 油彩

英保さんはご自身で写された写真を参考に絵を描くことが多いです。その写真は撮るときに既に絵のイメージができているようで、その景色のどこにどう感動したのか伝わって来るものばかりです。今回はレンガの校舎に紅葉した蔦がからまっている赴きある風景。陽があたったレンガと蔦の葉が輝いて見えます。
描きながら変化していくという描き方も発見や意外さがあり面白いのですが、描きはじめから絵の完成のイメージ(特に一番表現したいこと)が湧いていると、必要なことと不必要なことを整理して描き進めることができスムーズです。自分のイメージにどれだけ近づけるかということに集中できるので、見る人にも同じ感動を与えられます。それが写真よりもリアルと感じさせたりするのですね。
写真を絵の資料としてだけではなく、作品のイメージ作りに活用してみるのもお薦めですよ。

あかね



コメント

クレヨン画

2007-06-22 21:59:23 | スタッフ講師
Okakutu_1岡 『ブーツ』 オイルパステル

お手軽に深い色味を重ねて作ることが可能な画材のクレヨン。私が描いた人物画を教室の片隅に置きっぱなしにしていたのを見付けて、岡さんも使ってくれました。
いつもはさらさらふわふわのソフトパステルで制作されているので、べっとりと紙に食いつくオイルパステルが新鮮だったようです。黒いブーツには24色のオイルパステルほぼ全色が使われています。これは他の画材ではありえない使用方法。混色を楽しむ最高の画材です。  オバラ

明日6月23日、平和公園で宴会します。18歳以上の生徒さんならどなたでもいらして下さいね!(18:00 ミオスに自分の飲みたいアルコール持って集合。20歳未満はノンアルコールよ!参加費-おつまみ代-1000円)

コメント

プライベートレッスン

2007-06-21 23:29:30 | スタッフ講師
Dcf_0274Dcf_0277
プライベートレッスン(幼児)
1枚目の作品は先日雨が降っていたときに描いた絵です。雨の中傘をさしている人をテーマに描きました。しっかりと腕を曲げて傘を持っている様子が力強く描けましたね。
クレヨンの線や塗り方にとても勢いがあって自信をもって描いているのが伝わる絵だと思います。
「あっ!雨が降ったら水溜りもできるよね」「雨だから長靴はかなくちゃ」と次々と雨の日の様子が浮かび、しまいには雨の歌まで歌いながらとっても楽しそうに描いていました。

2枚目の作品。アトリエに飾ってあるアジサイがとても気に入ったようだったので、本物のアジサイを見ながら触りながらじっくりと描くことを気をつけました。
アジサイは小さな花の集まりなので、ひとつひとつ描くのに根気がいるけど、最後まで丁寧に描いていたのが印象的でした。

梅雨に入ってもなかなか雨が降りませんが、アトリエでは季節感あふれる素敵な作品ができあがりました。  いとう



コメント

季節のお花

2007-06-20 22:43:54 | スタッフ講師
Ajisai1Ajisai2幼児クラス 『あじさい』 色画用紙、和紙

今いろんなところで優しく輝くように咲いているあじさい。みんなの画用紙にもきれいに咲きました。最初に本物のあじさいをよーく見てから作ったので、結構リアルです。
葉は和紙を切るのが難しく、四角になってしまいましたが、茎を作ってみたり大きさを変えたりそれぞれ工夫していました。
貼り絵は似たような作業が続くし、のりを手でつけることを子供達はみんな嫌うので、ちゃんと最後までできるかな?とちょっと心配だったのですが、ご覧のとおりバッチリでした。余った花びらを大切そうに持って帰ったことにも満足感が表れていてほほえましかったです。

あかね

コメント

ふたりのデッサン

2007-06-19 00:01:00 | スタッフ講師
070619_2053002愛美 高1 鉛筆デッサン





070619_2127001由衣香 高1 鉛筆デッサン







学生クラスの高1ふたりのデッサンです。まず、ふたりの感想から....

愛美「学校でもデッサンをしているところなので、平行してやっているような気分でした。ビンがゆがんでしまったり、まわりが汚くなったりしてしまったので、もっと練習しようと思います。」

由衣香「アトリエに入って5枚目ですが、まだ先生には『遅い』と言われます。形をとるのがとっても難しいモチーフでした。ブロックのゴツゴツ感を出すのも大変でした。今日で無理矢理終わらせてしまいましたが、前回より少しは成長できたかな?とも思えるので嬉しいです。次回は反省を生かして、もっと早く描くぞー!!」

愛美ちゃんはやさしいタッチのデッサン、由衣香ちゃんは力強いタッチのデッサン、とお互い対照的な二人ですがそれぞれ個性が出ていてとても気持ちのいいデッサンですね。二人とも細かいところまで妥協せずに最後まで取り組んでいたのが印象的です。デッサンは見たものをそのまま絵にするという単純な作業ですが、ものの見方、表現方法と奥が深いものです。時間をかけてもいい絵が描けるとはかぎりません。だからこそ、描く人の個性や性格が出るのかもしれませんね。
二人の共通点は前向きなとこ!次はもっといい絵を描くぞ!!という意気込みが感じられます。これからの作品にも期待します!
しまだひろみ

コメント

厚み・深み

2007-06-18 23:34:28 | アート・文化
Showletter_12
半澤    タイトル未定
アクリル絵の具・顔彩・色鉛筆


月曜日と木曜日の小学生クラスの後、僕は少しだけ残って大人クラスの生徒さんの作品を見る機会があります。何度か小原先生の代打で授業も見させていただきました。

さすがは大人クラス、みなさん完成度が凄く高いですね。中でも半澤さんの作品は、僕の感覚と波長の合う物が多くて、今回のブーツの絵も僕の好きな作品の一枚です。

これは下塗りの段階で補色のバランスがとてもキレイな絵でした。そしてさらに顔料と色鉛筆と、ゆっくり沢山の色を重ねていくんですが、下地と重なり合って何処をとっても違う色になりました。紫や黒の中にも沢山の色調があり、彩度は高くないのですが鮮やかです。

いつも僕が見てる小学生クラスの生徒達は、色を重ねて深みを出す、なんてことはあまりやりません。しかし半澤さんの作品や、大人クラスの作品を見て「自分にもできるかもしれない」表現など、掴んでくれたら良いなと思いました。



幸介

コメント

曼荼羅

2007-06-17 02:17:00 | スタッフ講師
Mandara昨日、今日はアトリエをお休みさせて頂き“曼荼羅講習会”に参加しました。
ネパールで700年以上続くマンダラ絵師の家系に生まれたディポック・チットラカールさんの指導の元、8種類のラッキーシンボルを描いてきました。もちろん模写です。様式を崩したら意味がなくなってしまうので。何時間も掛けて黙々と模写する
様はまさに写経。考える必要がない作業をしていると、無の境地になりだんだん意識が宇宙にまで飛んでいくような気分にトリップ!曼荼羅恐るべし!ありがたい経験をしてしまいました。
これはもちろん、皆さんにお伝えする為に習得するつもりでしたので、興味のある方は授業中に描いてみましょう!アトリエが禅道場に早変わりです!?  オバラ

コメント

禁止事項

2007-06-16 03:58:00 | アート・文化
アクリル画と油絵を交互に制作している生徒さんが、今回は油彩を制作されていましたが、「おつゆ描きがなんだかうまくいかなくて・・・油絵の具の中には、透明色、不透明色、半透明色というのがありますよね?やはり溶き油で伸ばす際は、透明色の方が綺麗にいくのでしょうか?」と質問されました。その通りです。油絵の具のチューブに“透明”など書いてありますので、それを参考に、少量の透明色に大量の溶き油を混ぜて、ダラダラ垂れるように薄く色を重ねて深みを出します。
が、しかし、今回の敗因は、なんと白だけ間違えてアクリル絵の具を使っていたことにありました!たった2時間の授業中にすでに絵の具が剥離!油の上に水は絶対のりませんので、ご注意を!(逆はOK。アクリル用の水性キャンバスにアクリル絵の具で下塗りした後は、油彩を重ねても大丈夫です。)  オバラ

コメント