モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

新年に向けて

2011-11-30 01:20:00 | 大人 日本画
Kimura木村 日本画
赤尾です。来年の干支ということで、日曜クラスでは辰の絵が一大ムーブメントが起きています!
年賀状をご自分の絵でデザインできるって素敵ですよね!
学生クラス晴香に引き続き、辰ブームを生み出した木村さんの2枚目となる日本画も遂に完成しました!!
辰は神話に登場する架空の動物だけに、その解釈や描かれ方は様々で、自分なりの辰をイメージするところから始まります。
木村さんも中国の水墨画などを参考にしながら色味や細かいディティールを決め、オリジナルの辰に挑戦されました。
厚くたちこめる雲の中から天空を目指して飛翔する辰・・・木村さんの力強い描写が兼ねあって、スピード感のある生き生きとした作品に仕上がりましたね!
油絵を描かれていた頃から筆のタッチの躍動感がとても魅力的だった木村さんですが、その魅力は日本画でもバッチリ生きています。
岩絵具特有の粒子が細かい絵の具、荒い絵の具の使い分けも2枚目だけあってとても効果的です。
細かい絵の具を使ってベースをつくり、発色のいいオレンジ、紫の荒い絵の具を雲や龍の鱗に重ね、落ち着いた色彩に華やかさを加えています。
きっと年賀状を受け取った方も力強く舞い上がる辰を見て、光に満ちた新年を迎えられそうですよね。
次回作は虎に挑戦されるそうで、今から迫力満点の絵が仕上がることを楽しみにしています!!






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白黒の世界2

2011-11-29 22:29:01 | 小学生 工作
Pinhoru
オバラです。ピンホールカメラ、今日の火曜小学生クラスがなんだか上手くいかず、実験を重ねてみました。
条件を変えて100枚近く実験しても原因がわからず、去年退職してカメラマンになった石山先生に聞いてみると「印画紙がダメになっているのでは?」との事。その通りでした!
デリケートな性質のシビアなピンホールカメラ。ぬかりました。
講師のせいで生徒に失敗させてしまうのは本当に申し訳なく、反省しかりです。
みんなごめんね!絶対来週は成功させるからね!

…上の写真は成功例(魚眼レンズのように写っているのは筒状の缶で撮ったもの。右下はパソコンに取り込み、白黒反転させたもの)

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白黒の世界

2011-11-28 15:35:00 | 小学生 工作
20111128

どうも幸介です!!アトリエに登場した暗室や赤いライトの洗面所を見てすでにご存知の方も多いかと思いますが、今小学生クラスでは「ピンホールカメラ」の課題を行っております。

ピンホールカメラと行っても撮るだけではなく、もちろん現像までするところまでが課題です。暗闇の暗室の中での作業は、普通小学生ではまずやらないであろう作業なので、なかなか楽しい授業になっているかと思います!!

…それはそうと屋外のしっかりした太陽光ならまだしも、室内の華奢な蛍光灯の光で、しかもピンホールカメラも生徒達の各々のサイズがまちまちで露光時間の計測がかなりシビア…!!講師陣ですら、少々手に余る感があります。デジカメでパッと撮ってすぐに確認できるのに慣れてしまっている我々には手厳しい現実です。

しかし、カメラの構造を身をもって体感できるのはなかなか楽しいですね!現像も暗闇で液につけて像が浮かび上がってくる感覚は大学時代に経験して以来ひさびさです。アトリエで写真も流行っていることですし、暗室の設備(設備というかアナログなお手製ですけども…)があるうちに、カメラ好きの大人の皆様もぜひピンホールカメラ&現像を試してみてはいかがでしょうか!?世は大デジカメ時代、現像を堪能できるチャンスはそうそうないですよ!!

田中幸介

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龍シリーズ第一弾!

2011-11-27 07:15:00 | 学生
Pb270512

 晴香 中1 水彩

もうすぐ成人して1年たつというのに、人生で初めてセーラー服を着てしまいました。酒井です。

お正月に向けて来年の干支、龍を描くのがブームになりつつある日曜クラスから、シリーズ第一弾をご紹介!スーパー中学生晴香の作品です。富士山をバックに初日の出と白い龍。距離感のある構図がとてもかっこいいです。体がぐるっと長い龍をどんな風に画面の中におさめれば良いか、どこを切ればより大胆に見えるのか、いろんなバージョンを考えて試行錯誤しました。

鱗の部分には白いジェッソ(下地材)を使い、鱗を一枚一枚部分的に盛りあげて描いています。これは全体にべたべたと塗ってしまわないのがポイント!光があたる所には多めにのせ、ぐるっと回った尻尾の方は控えめに。メリハリを付けることによって煩くなりすぎない滑らかな鱗の質感を表現しています。日光を浴びてキラキラと鱗や髭が光っている様子にもこだわりを感じますね。細かいところまで手を抜かないその姿勢、本当に中学生とは思えないです。

これからも増えていくと思われる龍モチーフの作品、皆さんもお正月前にいかがですか?

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青の世界・・・重ねて重ねて・・・

2011-11-26 11:46:00 | 大人 油絵・アクリル
St330537_2金安 「未知との遭遇」 油彩

チノです。今日の作品、いつもとはちょっと違う雰囲気の金安さんの作品です。いつもカラフルで明るく、力強いタッチの作品なのですが、今回は、海の中の静かな雰囲気です。
全体が暗い中で、目のうるうるとした感じがなんとも印象的!一体2人はどんな会話をしているのかな?な~んて考えてしまいます。

この作品、初めはいつものカラフルな作品だったのです。(写真撮り忘れてしまいましが)しかし、乾いた後から、グレーズ といって、ペインティングオイルで青い絵具を薄くのばして何層にも重ねることで、澄んでいるけれども暗い、吸い込まれそうな暗さができ上がりました。実際に絵を近くで見ると、下に塗ったカラフルな色が透けて見えて綺麗です。

遠くの物の描写など、「描いてから消す」というのはよく言われるのですが、初めはなかなか度胸がないとできません。でも、やってみると、絵の深さがグンと上がります。

大胆さと繊細さを併せ持つことが大切なのだなぁ~と今回改めて感じました!




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祝!入選2

2011-11-25 21:38:21 | 大人 水彩
Biennare
オバラです。
昨日伊藤先生が紹介した『カナガワ ビエンナーレ 国際児童画展』の続きです。
ちなみに名前を書いていませんでしたが、ご紹介したのは喜一です。巡回展をやっている内に3年生になってしまいましたが、2年生の時に描いた作品が入選しました。無意識の色合いも構図も非常にすばらしいですね。

偶然会場にチケット会員のターニャさん(ウズベキスタン人)がボランティアで受付をしていたので、それぞれのお国柄を解説してもらいながらの見学になり勉強になりました。(英語交じりなので、難しいこともたくさんありましたが…)
最近まで内戦があったので暗い色ばかり。
ロシアの血が濃いから青い目、銀に近い金髪。
子どもはみんな親の仕事を手伝う。
など、その絵が生まれたいきさつを聞くとずっと身近に感じます。気になったものを4枚ピックアップしてみました。

Tanyaonna_2ターニャ 透明水彩

そしてターニャさん、最近は専門学校の人物クロッキー会に週3回参加しているというので、新作を送ってもらいましたよ!ありがとうございました♪

今日わあってうれしかったです。
私の一つのスケッチをみつかりました!写真を添付します。
雑誌からかきました。デッサンはもいっかいみて、ブログ乗せてぐらいはないな。ちょっときたない。
今日は子供が50人以上見にきてたのしかったでした。
みなさんよろしくおねがいします。
ターニャ

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祝!入選!!

2011-11-24 23:06:39 | 小学生 絵画
11_24
まずは、入選おめでとうございます!!
『カナガワ ビエンナーレ 国際児童画展』といって、2年に一度開催される展覧会のコンクールに、我がアトリエ小学生クラスの生徒さんが見事入選しました!
77カ国と1地域の4歳から15歳のこども達から合計22,443点もの応募があり、入選・入賞510点の作品の中に選ばれました。
しかも!7月に行われた入選・入賞式では、代表で壇上に上がって賞状を受け取ったそうですよ。

7月から来年3月まで神奈川県内15会場を巡回展していて、先週から本日まで川崎国際交流センターで展示されていたので私も行ってまいりました。会場内の作品は、水彩・クレヨン・コラージュなどいろいろな手法で表現された日常生活風景が多く、絵に描かれた各国の人物の服装や建物を見ると、その国の生活や独自の文化が見て取れます。
アトリエからの入選作品も世界各国の絵画作品の中に堂々と展示されていました。

彼の作品を見て、見覚えのある方もいるかもしれませんね。
昨年2月のカリキュラム、『アンデルセン 絵のない絵本』のお話を聞いて読書感想画を描いたものです。短いお話を聞いて、登場人物の感情や情景をイメージして描いた作品で、どのクラスも完成度が高く力作揃いでした。

肌の色や服・背景に悩んで考えて作り出した色。
人物の感情がにじみ出てくるような表情と仕草。

「ぼくはこう思うんだよね」と自分の作品に対してしっかりと気持ちを伝えられる彼。
制作過程を見ていても、探究心と向上心がいつも備わっているなと感じています。
その心と今回得た大きな自信を大事に、これからもいろいろなものにチャレンジしてくださいね。

注:作品と賞状を持っている写真を見ると作品がとても小さく見えますが、実物は4ツ切画用紙です。賞状のサイズに合わせて作品を印刷しているので小さくなっています。

伊藤





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息を呑む描写

2011-11-23 03:43:00 | 大人 日本画
Katounou加藤 『山姥』 

廻り廻りて
輪廻を離れぬ
妄執の雲の
塵積つて
山姥となれる

赤尾です。加藤さんの画面全体に神経を張り巡らせた超力作、遂に完成です。
黒人女性を陰影の強いラトゥール風に描いたり、ダリの絵を緻密に模写したりと、加藤さんの精神力と作品のテーマ性には毎度胸を打たれます。今回は初の日本画への挑戦。
和のテーマにどんなモチーフを選ばれるのだろう・・・とドキドキしていたところ、能の演目「山姥」からの選択!
深い山々のどこかにいるという鬼女で有名な山姥ですが、この演目の山姥は仏法の深遠な哲理を説き、さらに真の山廻りの様子を表して舞ううちに、その姿はいずこかへ消え、見えなくなってしまう儚さもあるそうなんです。人々を恐怖に陥れるというよりも、どこか不思議で懐かしく、広大な存在感を持つ山姥の姿。画材や絵の描き方は違えど、加藤さんの今まで描かれた作品にも通じるものがあるなあ・・・と、山姥の演目を調べるうちに感じました。

細密描写に慣れている加藤さんとはいえ、粒子の粗い岩絵の具はなかなかいつものように描写できず、もどかしく感じられることもありました。粒子が粗いとそのぶんムラができやすく、顔などのちょっとしたポイントですぐに印象が変わるような部位を岩絵の具だけで思い通りに描くにはとても苦労します。そんなときは粒子が細かく不透明でムラなどをカバーしやすいアクリル絵の具と併用するのがお勧めです。せっかく現代には便利な画材がありますし、有効活用して目指したい絵に近づけましょう。もちろん使いすぎると日本画の独特な空気や質感を損なってしまいますが、加藤さんはアクリルで描写する箇所を顔付近に絞っているため、絵にメリハリが生まれました。
また着物の柄も、絵の具を重ねて見えなくなったらまた墨入れして・・・と、何段階もの肯定を踏んでここまでの細かい模様を描き切りました。この描写は息を呑みます。部分的に貼った金箔も、この絵の華やかさを増しているポイントです。
水曜クラスでも大人気だったこの作品、加藤さんの絵に対する熱い魂を感じます!
画材の壁を越えるテーマ性を感じる加藤さんの作品ですが、その代表作の一つに加えたい一枚になりました。

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合格したくないのか?

2011-11-22 23:01:37 | 学生
Jyunohasami_2珠乃 中3 鉛筆デッサン

受験生の指導は何度経験してもハラハラドキドキするものですが、今年は歯痒い生徒が多くてヤキモキしています。
もし皆さんが「ソフトに優しく接して合格する可能性が少なくなるのと、合格する可能性を上げる為に厳しく指導されるのと、どちらか選べ」と言われたら、なんと答えるでしょうか?
いや、お答え聞く前に、私がその質問を投げかけることは皆無でしょうね。
優しくすれば付け上がり、厳しくすればふてくされ、甘い言葉で勘違いし、叱り付ければへこたれて休む。
なんて甘ちゃん、社会人にはそういないでしょうから。
「厳しくされると実力が出ないので、可能性低くなっても構わないから優しくして下さい。休んでも提出期限守れなくてなくても、何も言わないで下さい。」なんて平然と言われると、ポリシーが揺らいでしまいます。そう言われたって受からせてやらなきゃいけないなんて無理難題です。
ただ今この言葉により、ドS小原・田中、ため息交じりに軌道修正中…

で、そんな辛い毎日の中で我々にご褒美をくれるのが、ホープ珠乃ちゃん!
このデッサンは「霧吹き・ハサミ・ストライプの布を自由に構成して1時間30分で鉛筆デッサンしなさい。」という課題。中学生でここまで描ければ文句ない、とは思いますが欲張って「全てに同じ力を込めて描き過ぎてる。時々冷静に自分の絵を見つめ、抜いた方がいいところは描かないのではなく、一度描いてから消す。」と難しい指示を出すと「つい熱くなり過ぎて、いっぱい描きたくなっちゃう。楽しいからって夢中になりすぎちゃ危険ですね!」と元気に爽やかな返事をくれました。癒されます。

と、そんなアメと鞭な今日この頃…
普通は先生がそれを与える役目のはずなのに、最近逆なんだもんな…
と結局愚痴で終わってしまったオバラでした。

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再び写真届きました

2011-11-22 23:00:40 | 大人 イベント
Shasinasaba_2写真同好会の11月3日の撮影会に参加された麻場さんから、写真が届きました!
PCに不慣れな為、息子さんの手を借りてようやく送れたそうです。
ありがとうございました!

小原先生へ
なんだかよくわかりませんが、送らせていただきます。よろしくお願いしまーす。

この文章↑も息子さんが適当に書いて送ってしまったとの事。なんとも微笑ましい親子関係ですね♪

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出張教室の巻!

2011-11-21 02:27:00 | 小学生 イベント
201111211

どうも幸介です!!上記の画像、わたくしと千野先生が写っておりますが、なんとなーく教室の雰囲気がいつものアトリエと違うような気がしませんか!?…それもそのはず、こちらは先日ご近所の小学校へ出張してまいりました際の写真です!

概要を簡単にご説明いたしますと、先日東住吉小学校で行われた、地域のボランティアの方々などが子ども達にダンスや昔遊びなどをレクリエーション的に教える「東住吉小学校フェスティバル」なるものに、美術部門的な感じで参加してまいりました。

限られた時間内で、その日に完成させて持ち帰るという条件だったため、ミオスの企画は「自分の指の型をとって石膏で複製する」というものでした。

2011112112

予想よりもそこそこ人数が集まり、初対面の緊張感からか、子ども達はしっかりと説明を聞いてくれました。にぎやかなアトリエでは久しく感じていなかった感覚。

201111212

教室の床でいざ作成!!学校の先生の手助けもあって、なかなかスムーズに進みました。

201111213

指の型を取って石膏を流し込んだら、固まるまでしばし待機。

201111214_2

石膏つながりということでミロのビーナス像写真を見せて説明をし、さらにミロのビーナスがプリントされた用紙にラクガキしました。ビーナスには手が無いので、そこを想像して描いてみよう!ということですね。待ち時間も無駄にはしません。

201111215

そうこうしてるうちに石膏が固まり完成!しかも参加者の全員成功!!!アトリエでの授業のように股間に頭突きされたりチョークスリーパーかけられたりすることもなく、平和に授業が遂行できました。

縁があれば、またこういう出張授業もあったらいいかも!?と思いました!

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緑の中に佇む

2011-11-20 04:24:00 | 大人 油絵・アクリル
Pb200487

  矢作 油絵

アトリエ帰りに(未成年と間違えられて)補導されそうになった回数は3回目になりました・・・・。酒井です。


さて今日は緑が鮮やかなこの一枚、矢作さんの油絵を紹介します。このモチーフを選ぶまでにかなり悩まれていた矢作さん。一度描こうとした静物を全部つぶして下地の色を塗り直したりもしましたが、モチーフが決まってからは驚くような速さで絵が進んでいきました。


矢作さんの豊かな色彩感覚を生かし、元となった写真には無い花をプラスしたり、緑の色を変えてみたり、変更や付け足しを沢山しています。結果、元の写真よりもだいぶ生き生きと春めいた印象の絵になりました!深い緑色の中にちらりと見える色とりどりの花と、年月を経て煤けた建物との対比がとても美しいですね。時がたつにつれてどんどん風化してしまう人工物と、春が来るたび新しく生まれ変わる植物との対比のようにも思えて、ストーリー性を感じます。下地のオレンジ色が生きて、可愛らしくなりすぎないのも絶妙なセンス!見る人をわくわくさせてくれる、生き生きと生命力に溢れた矢作さんの作品、次もお楽しみに!!

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こんなものつくりました~2011~

2011-11-19 01:07:00 | スタッフ講師
St330545_3チノです。今日は階段下に置いてある看板をご紹介~♪

かれこれもう1年以上看板担当になっています。こういうごちゃごちゃした、アナログな物作るのが子どもの頃から大好きです。(学級目標の周り飾ったり、クラス新聞の見出し、小見出しの絵を描いたり・・・)なんかこう・・・、血が騒ぎませんか?!

さてさて、今年も小学生クラスでは色々なことをやりました。
1月、木っ端で操り人形つくり、
2月は、幸介先生、オバラ先生のコスプレグッズが大活躍した「変装した自画像」、
3月は、お魚の石膏とり(リアル!)、そして遠足!!
4月~5月は毎年恒例の油絵をじ~っくりやり、
6月は想像画を水彩絵具で描き、
7月は宝箱制作、
8月は矢のように過ぎ去って(自由制作という名の宿題をやり)
9月はポロックの様な現代アートな布バックをちくちく縫って、
10月、大人も影響されたクレヨン模写!

そして現在11月、ビンホールカメラで写真を撮るという、高度な技に挑戦中です!

今年も実に多彩!
うらやまし~ことやってますよね~。と、講師ながら思ってしまいます。
自分が子どもの頃は、近くに絵画教室が(おそらく)なかったので、「絵画教室に行く」という発想すらありませんでした。
でも、大人になって、絵画教室に携われただけでも十分幸せだなって感じています♪


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夢の印税生活

2011-11-18 21:09:26 | 大人 水彩
『水彩画の技法』 ~透明水彩のテクニックを求めて~
著者 秦野 
発行 ミオス出版社

Hatano11.全体を淡い色調で着彩する
影から着彩。ベージュ系で落ち着いた雰囲気にする。このモチーフの中では白黒のストライプの布が強く目立つので、でしゃばり過ぎぬようまずはベージュと同系色のセピアで大きく影を塗り、全体の印象を整える。

Hatano22.バックは淡くメリハリをつける
ひとつひとつのモチーフをバラバラに描き進めるのではなく、全てを同時進行で着彩する。また背景は薄塗りで描く。こうすることにより質感や色味の違うモチーフにまとまりが生まれる。ポット下の影が濃い理由はアクセントとしてというより、最終的にここの強さまで色調をあわせる為の目印として。

Hatano33.濃い色で全体を引き締める
全体の統一感を壊さぬ程度に、鏡のように映りこむポットに寒色を加えることで、金属の質感や存在感をより強調する。水彩画は淡い色調が持ち味だが、それだけでは締りのない作品になってしまう。このモチーフで唯一の無機質な工業製品であるポットをポイントにすることで画面が引き締まる。

Hatano44.細部を描き込み完成
ポットに反射する写りこみに負けないよう、鬼灯や鷹の爪の乾燥した皺や鈍い光は丹念に描き込むべきところ。また目立たぬ場所ではあるが、モチーフ台のニスが塗ってある板の写りこみも手を抜かずに。最終的に細部の描き込みだけでなく、左上から当たる光と右にできる影に違和感がないよう微調整する。

あとがき
これから透明水彩を手に取ろうと考えられている方、なかなか使いこなせず淡いだけの水彩画になってお困りの方、新しいテクニックを身に付けたいと意欲を燃やしている方、ぜひ本書をご活用下さいませ!
編集 オバラ

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対極する街

2011-11-17 23:43:06 | 幼児
最近幼児クラスの入会者が増え、年少さんから年長さんまで合わせて現在14名。
自己主張の強い子もいれば、大人しい子もいて様々ですが、みんなかなりのお喋り好きが集まったクラスです。昨日の出来事・・・、今日の出来事・・・、思いつくがままに機関銃のように先生に喋る喋る!同時に3人の生徒が1人の先生に喋ります。
お話は先生にだけでなく、お友達同士でも年齢や男女に関係なくできて、もっともっと仲良くなってほしいなぁと思い、きっかけのひとつとして、みんなで大きな作品を作ることにしました。
まず今週は、男の子と女の子に分かれ2つのチームになりそれぞれ『街』の制作です。
Otoko_3
左の写真は男の子チームの制作が終わり、できた作品で遊んでいるところなのですが、車と車が衝突しているのでしょうか?激しく画面がぶれてますね。道路から離れた場所に描いた街の様子には、噴火している火山、火事、津波、UFOなど情景を表現するものが多く見られます。一般的に右脳が発達しているという男の子の空間認識能力によるものでしょうか?
男の子チームの制作過程を見ていると、街を描くプロセス自体を楽しんでいて、絵の中で遊びながら描き進んでいるのが分かります。
Onna_2
変わってこちらは、女の子チームです。
道路ぴったりに沿って描いた家、人、お店、花など穏やかな空間ですね。かわいいもの、きれいなものの出来上がりをイメージしながらひとつひとつ描いているようです。ちなみに、女の子チームはみんなで相談して、『ゆめ・みらいまち』というとっても素敵な名前を決めました。

今回の制作では、ちょうどクラスの男女比が1:1なので、男女別のチームに分かれてみましたが、次回のグループ制作では違う組み方をしたら新しい表現方法がでてくるかもしれませんね。
Photo_2


伊藤 絵里

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