モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

お陰様で30周年です

2024-01-01 09:05:06 | スタッフ講師


黒永 ペン

新年明けましておめでとうございます。
この度の30周年を迎えることができたのは、全て皆様のおかげと心より感謝しております。

今まで多くの生徒様にご利用いただきましたことに、講師一同、深く御礼申し上げます。
今後とも皆様のご期待に添えますよう努力致します。

つきましては、これまでの感謝の気持ちを込め、開講月の6月は幼児・小学生・学生・大人クラスのお月謝を無料といたします。ぜひ末永くご贔屓くださいませ。

絵画教室アトリエ・ミオス代表 小原 京美 2024年元旦

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30年分の感謝を込めて

2023-12-31 07:51:33 | スタッフ講師


小原京美 アトリエ・ミオス代表

お陰様でミオスは来年6月に30周年を迎えます。皆様のあたたかいご支援と信頼に、心より御礼申し上げます。

個人的な話ですが、父は小さな町工場を経営していました。帰宅は真夜中、土日も仕事、手は落ちないヘドロの汚れでいつも真っ黒。忙しすぎて遊んでもらった記憶はありませんが、「俺は仕事大好き人間だ!趣味なのにお金がもらえるんだぞ!」と嬉しそうに言っていたのは覚えています。(母は私に「あんたは絶対サラリーマンと結婚しなさい。」と言い聞かせていました。笑)
そんな父を見て育ち、「仕事ってそこまで夢中になれるほど楽しいんだ!早く働きたい!」と思って大人になると、本当に楽しかった。学生時代はバイトに明け暮れ、なるべく面白い仕事をするために、たくさんの企業と契約し、美術系人材派遣の窓口になって美大の友人たちを斡旋。面白いorおいしい仕事を自分が選び、他は友人たちに回しました。(ズルい!笑)
そんなバイト経験を活かし起業。絵画教室の仕事は全てが自由。上司もノルマも定石もない。素敵なお客様(生徒さんや保護者様)と最高の毎日を送っていたら、30年が経ちました。本当に有難いことです。

話は変わりますが、9月の生徒作品展には、元生徒さん達が大勢来てくれました。DMは誰にも出していません。皆さんブログを見て知り、会場に足を運んでくださったとのこと。新しい家族を連れて来てくれる人もたくさんいました。
目に見えぬ、形に残らぬ大切な宝物だと思っていた思い出が、目の前に(しかも倍増して)現われた。こんなに嬉しいことが他にあるでしょうか?人との繋がりの深さ・長さを感じずにはいられませんでした。
ブログはスタッフが生徒さんの作品を心を込めて紹介しています。その甲斐あって、退会されてからも読み続けてくださる方が多いのでしょう。ブログが告知媒体になれるのも、誠実な文章を書こうと日々努力する人材に恵まれているからだと思います。

生徒さん・そのご家族・スタッフ、そして今までミオスと関わってくださった方々に、たくさんの幸せを分けて頂きました。このようなあたたかい気持ちで30周年を迎えられること、幸甚の至りです。30年分の感謝の気持ちを込めて御礼申し上げます。なお一層の努力で恩返ししていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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沢山の冒険を!

2023-12-30 10:35:42 | スタッフ講師


岩田 ー 学生クラス・大人クラス担当

岩田です。皆様、今年も大変お世話になりました。

現在も継続中ですが、今年は縦3m×横6mの作品を制作している為、途中、教室を4か月程お休みしました。
こちらの作品は、大阪に来年から開業する外資系のホテルに納品します。
私の制作歴の中でも今までにない程の大きさの作品で、現存する漆の平面作品にもない位、デカい作品だろうと思います。

いつもは倉庫として使っている部屋にパネルを運び込み、作業をしているのですが、備え付けのエアコンはとっくに壊れていて、猛暑の中でも扇風機しかない環境は、50才の体には、心身共に大変しんどかったです。
とはいえ、皆さんのご協力もあって、来年1月の納品に何とか間に合わせることができそうで、現在ではほっと胸を撫で下ろしているところです。長いお休みを頂き、ありがとうございました。

私が漆という素材に20年以上に渡り、毎日のように向き合ってきて思うのは、一つの素材や物事にクローズアップし、それを毎日ああでもない、こうでもないと探り、掘り下げていくことで、今までに見たこともないような表情を発見できたり、思いもよらなかった表現に行きつくことがあるということ。
それはある意味、絵を描く上でも同じで、手慣れた道具を使うのを敢えて辞めてみたり、違う描画材にチャレンジしたり、絵画というカテゴリーの中で自らアグレッシブに変化していくということが、長い時間携わっていればいるほど、とても大切なのだと思います。

こちらのアクションが緩慢であれば、相手から返ってくる反応は乏しいのではないでしょうか。言い換えれば、描画材から様々な要素を引き出せるか否かは、こちらのアグレッシブな行動如何だということです。描き手次第なのです。

いつも言うことですが、皆さんには、とにもかくにも描くことにワクワクドキドキし続けて欲しいのです。

さあ、2024年、新しい年が始まります。
来年は、もっともっと今以上に描くことを心から楽しんで下さい。そして変化を恐れず、もっともっと沢山の冒険をしてください!!

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”かたち”って何?

2023-12-29 10:19:10 | スタッフ講師


大竹 ー 幼児クラス・小学校受験クラス・小学生クラス・学生クラス・大人クラス担当

大竹です。毎年恒例の講師・スタッフの〆のブログですが、これを書かせて頂くのはもう何回目でしょうか?私は今年で27ですが、高校生の頃からミオスでアルバイトを始めましたので(生徒としては小学生からです)、もう人生の半分以上はミオスに関わっている事になります。その経験もあり、令和1年に開校した自分の絵画教室も順調に運営させて頂いております。

突然ですが、皆さんは子ども達に

「”かたち”ってなに?」

と聞かれたら、どのように説明しますか?是非1分ほど考えてみてから、文章を読み進めて下さい。これは実際に私が幼児クラスで子供たちに聞かれた事です。改めて考えると説明し難い概念ですね。幼児クラスに限らず、講師をしていると普段なんとなく使っている言葉だったり技術だったりを、改めて説明しなくてはならない場面が多くあります。
”形”の意味を検索してみると、

    1.見たり触ったりして知りうる、物の姿のうち、色を除いたもの。
      「―が崩れる」(もとの形、整った形でなくなる)
 
と出てきます。このような事を分かりやすく噛み砕いて説明しなくてはならない場面が多々あった1年でした…。(ちなみに私がした”形”の説明は、いろいろな形の物を手に取りながら”形”の概念を伝えて行きました。私にとっても子供達にとっても難しかったです!)お陰様で私も知らなかった事・知っている事の理解が深まり、大変勉強になりました。先生という職業は常に学び続ける必要がありますが、仕事の中にもささいな学びのキッカケが沢山潜んでいます。大人の方からは「先生って大変でしょう?」と聞かれる事もありますが、こういう事があって楽しいですよ!

そう、仕事が凄く楽しいんですね!楽しい1年でもありました。今までがつまらなかった訳では勿論なく、仕事に慣れ余裕が出来て楽しいと感じられる時間が増えたのだと思います。この世界で仕事を楽しいと感じている一体人はどれほどいるのでしょうか?とても幸せな事だと思います。
日々の皆様の制作を見ていると、制作過程も含めて作者の内面が現れているのがよく分かります。制作とは自分自身を削り出し、他の人にも目に見える形にしていく行為なのかな?と思ったりしました。そんな制作のお手伝いをさせて頂き、刺激的な日々を過ごさせて頂いております。生徒の皆様にとっても、アトリエでの時間がそうであって頂けたら幸いです。
 
なんだか取り止めのない文章になってしまいましたね。今年のブログはフリースタイルで良いとされていたので、前半はキチンと書くぞ!と意気込んで文章を打ちましたが、後半は少し肩の力を抜いて書かせて頂きました…笑(これまでの他の先生方やアシスタントさんのブログが読み応えがありますので、箸休めにはちょうど良かったでしょうか?)

来年もどうぞ宜しくお願いします!皆様も暖かくして良いお年をお迎え下さい!
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察する力・伝える工夫

2023-12-28 20:47:24 | スタッフ講師


なつめ 大学3年 ー 小学生クラス・学生クラス・大人クラス担当

年末はいかがお過ごしですか?ナツメです。アトリエのアシスタント歴もいつの間にかそこそこ長くなっており、初心を忘れず来年に臨む所存です。今年は年ぶりに行われた展覧会をはじめ、ようやく様々なイベントが再開され、夏休みには『デッサン強化ワークショップ』を主催する機会をいただきました。小学校高学年〜高校生を対象に基礎からデッサンを教えたのですが、いざ始まると最初の内は美術予備校のように、導入短くとりあえず描かせ、ただ良いところを褒め、改善点をアドバイスをする、つまりずっと手を動かして描き続けるだけの単調な授業になってしまっていました。

しかしそれでは受験の訓練として来ている高校生たちはまだしも、「上手くなりたい!」とせっかく意欲を持って来てくれた小中学生には、初歩からの描き方ノウハウが分かり辛く緊張して息が詰まる、と小原先生にご指摘いただきました。年齢や経験値に合わせた導入を考え、笑いが混じるような息抜きのタイミングを作り、授業時間の中で緩急つけるようにすると、最終日には初日よりも帰る時の子供たちの顔が明るくなり、教え方次第でこれほど授業の質が変わるのかと驚きました。
その後の小学生クラスでのアシスタントでは、小原先生が90分の授業の間にどれだけのことに意識を配っているのかが少しわかるようになり、今までは目の前に学ぶ機会があったことに気付かず、意識の重要さに衝撃を受けたのも印象深いです。特に今年からは今までできなかったハロウィンやクリスマスなどのイベントが再開したので、タイミングよく夏に気付きを得ることで、その後に活かす良いきっかけとなりました。

4月に小学生クラス向けに作った『人体が描けるようになる本』では、「どのような手順を踏めばわかりやすく」、「上手く描けるようになり」、「授業外でも応用してもらえるか」、子供に伝える(理解してもらう)難しさに頭を悩ませました。9月の展覧会では「どの年代にもウケ」て、「ミオスらしい雰囲気が伝わる」ようなDMを考えたりなど、色々なところで『伝える工夫』を学び、実践する年になりました。デザイン科に所属する私には、最も重要な視点です。
残り
1年となってもまだまだ学ぶことばかりですが、「生徒さんが何を求め」、「私に何を期待し」、「どのように伝えれば分かりやすいか」を考え、皆様により楽しんで作品制作して頂けるよう精進して参ります。来年もどうぞよろしくお願いします!良いお年をお迎えください。

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今年は気付きの年

2023-12-27 11:50:03 | スタッフ講師


 真結花 大学2年 ー 小学生クラス・学生クラス・大人クラス担当

冬休みに入り、早くも曜日感覚がなくなってきましたマユカです!中学2年生からミオスに通い、高校生のうちからアルバイトとして働かせてもらっていますが、まだまだ学ぶことがたくさんあり更に精進していかねばと、決意を新たに全力を尽くす所存です。今年最後のブログでは一年を振り返ろうと思います。

特に印象が強かったのは、やはり4年ぶりの展覧会でしょうか。私も生徒だった頃には展覧会に参加し、作品を飾らせていただいたことがありましたが、その頃は「ミオスにはこんなにたくさんの人がいるんだ」「こんな作品描いてみたいな」と、同じアトリエでもなかなか見ることのない生徒さんの様々な作品を見たり、自分の作品に対してあたたかなお手紙をもらうことが出来て、ただただ楽しかったなぁという思い出がありました。別のクラスの学生達や、大人の方とも(お手紙という形ではありますが)関わることが出来る、貴重な機会だったなぁと今更ながら感じます。

しかし大学受験やコロナが重なり、結局生徒としては一度しか参加することが出来ないまま大学生になり、四年越しに開催された今年の展覧会では運営側としての参加になりました。当時の私はまさかこちら側で仕事させてもらえるとは思っていませんでしたから、運営業務の慌ただしさに目を回しつつも、新鮮な気持ちで楽しく様々なお仕事をさせてもらいました。この一週間のために多くの方の協力と、イベントを楽しんでもらおうという小原先生の細やかな気配りに感動したことを、昨日のことのように思い出します。
隣り合った絵同士の色味が遠くから見た時にどう見えるか、場所(光の当たり方etc)はどうか、絵同士の間隔や額縁の質感など...全て加味した上で並べられた絵画や立体作品の数々、どの人のどんな作品も、美しく見えるように悩み考え決定した展示のレイアウトは、今後控えている課題の勉強になりました。

展覧会を通して振り返れば、普段の授業でも、教える側の立ち位置で学ぶこと、気が付くことがとても多い一年でした…。
学生対象のデッサンの講習会を企画進行させてもらったり、受験生達の合格に向けて技術向上のためのアドバイスを任され、自分の経験や技術を総動員して頭を悩ませたりと、小原先生から与えられる仕事は、私の自主的な行動を促してもらっていたように思います。アルバイトを始めた当初から、「指示待ち人間にはなるな!」「自分で考えて、積極的に動ける人間になれ!」と喝を入れられていたため、自分なりに模索しながら動いていこうと努力してきました。しかしやはり先輩(今は社会人の一平先生や旭先生、帆花先生)には遠く及ばないと痛感する場面も多くあります。それでも少しずつ、先輩方のような細やかな気配りができる社会人目指して、精一杯自分らしく、成長していきたいと思います。

更に気合を入れて頑張ってまいりますので 皆様、また来年もよろしくお願いします!

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ミオスで学んだこと

2023-12-26 08:17:31 | スタッフ講師


彩加 大学1年 ー 小学生クラス・学生クラス担当

サヤカです!年末のブログはフリーということで数週間前から頭を悩ませていました。せっかくなら今の自分にしか書けないものを書こうと決め、ミオスの生徒からスタッフとなり、感じたこと、考えたことを綴ろうと思います。

私は美術系に進学するつもりはありませんでしたが、高校2年の時絵を描くという趣味をより極めるためミオスに通い始めました。中学に上がってから、なかなか絵を描く時間が取れていなかったので、毎週二時間絵と向き合う時間が生まれたことがとても嬉しかったのを覚えています。ミオスでの時間は、居心地が良く、自分の作品をのびのびと創作できる充実した時間でした。

進路の決まった高校3年の2月ごろに小原先生にお誘いいただき、小学生クラスのお手伝いを始めると、驚きと戸惑いの毎日でした。最初の頃は小学生の元気さに圧倒され、カリキュラムを進める忙しなさに追われ、授業の記憶が全くありません(笑)小原先生からは、いつも落ち着いていると言われるのですが、内心は焦ってばかりでした。スタッフになってから約1年が経ち、様々なカリキュラムや作品展、ハロウィンやクリスマスといったイベントを通し、忙しさに追われるだけでなく、生徒さんとのコミュニケーションを楽しみ、作品に現れる個性を感じることができるようになってきました。いつもは天真爛漫だけど、作品は繊細だなぁとか、平面は苦手と言ってたけど、立体だと自由な発想ができててすごい!など、一つの作品から子供達との会話を思い出し、毎週のブログにも活かせました。完成した作品を見るだけではわからない、成長や過程を知ることができるのは、スタッフの特権だと気づき、大切にすることを心がけています。

また、ミオスの至る所に生徒さんへの想いが込められていることを、スタッフになってから改めて実感しました。生徒の時には何気なく使っていた物や座席の一つをとっても理論的な理由があり、小原先生に説明していただく度に、配慮の深さに驚いています。使いやすさ、移動のしやすさだけではない理由を知ることによって、ミオスには小さな仕事はなく、どの仕事も生徒さんの創作に繋がっているという意識を持つことができました。そんな愛が溢れるミオスで働くことで、私にとって「創作」がより尊いものに変化していきました。小学生でも、大人でも、自分を表現して、作品という形にすることは、簡単ではありません。スタッフとして、そんな尊い活動の一端に関われていることを誇りに思っています。

まだまだ未熟な部分もございますが、今の気持ちを忘れず、これからも精進します!来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください!

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最善を尽くすことは『楽しむこと』

2023-12-25 11:15:14 | スタッフ講師


夏波 高2 お手伝い

美術系高校受験の為に中学2年の夏からミオスに通っています、カナミです。高校へ入学して小原先生に声をかけて頂き、学生クラスに在籍しながら現在まで小学生クラスのアシスタントを続けています。

1年と少し、小学生クラスのアシスタントをしてみて第一に出てくるのが「楽しい!」という気持ちです。去年の年末ブログでも書きましたが、小学生は私が思う以上にパワフルで、お手伝い後、自分が学生クラスの授業を受ける頃にはかなり疲れを感じています。ですが1年間続けてみると意外にも余裕が出てきて、今では指示を出すだけではなく楽しくお話したり、逆に小学生から学んだと自覚できるようになりました。私はあまり頭が柔らかい方ではないので、小学生一人一人の個性や斬新なアイデアに毎回驚きます。そんな小学生達に「先輩!!先輩!!」と呼んでもらえるのが嬉しく、可愛い子達に囲まれながらの仕事は本当に良い経験をさせて頂いていると、小原先生には頭が上がりません。

改めて、小学生クラスのアシスタントとして、私はどんな風に子ども達とコミュニケーションを取っていたんでしょうか…?厳しく?優しく?自分でもよく分かりません。そもそもアシスタントの時の自分のキャラなんて去年、同じ小学生クラスのアシスタントをしていた先輩の年末ブログを読むまで、考えたこともありませんでした。働く上で、自分らしさ・私に求められているキャラ(立場)ってどんなんだろう?と考えた時に、『何も作らない素』ではないだろうか…という答えに辿り着きました。飾らない私で小学生と接するのが、嬉しいことに一番うまくいくようで、結果的に良かったなと感じています。
ただ仕事は関係なく、中学生の頃から意識してることは「後輩に優しく!!尊敬、懐いてもらえるような先輩になる!!」です。それが報われたのかな?とも思っています。

学生クラスに生徒として通っているだけでは学べない事を小原先生に沢山教えてもらい、とても感謝しています。小原先生の理論的な話がとっても好きなので楽しみながら学んでます!アシスタントをしている時ほぼ毎回「もっと〇〇した方が良かったかな...」「あっ、これ小原先生に怒られないかな…」とヒヤヒヤとしながらも、前進する機会を頂いており良いことばかりです。

そして反省点です。元から自覚はありましたが、ミオスでお手伝いするようになりさらに改善しなくてはと思っていることは『期限・時間を守る』です。実はこのブログも提出期限過ぎてから書いています(すみません...)
とにかく時間にルーズ、マイペースに加えてうっかりで忘れることが多いので、これ以上迷惑をかけないためにも、将来の自分のためにも気を引き締めて行かなくてはと感じています。

最後に、私は好きなこと(絵を描くこと、趣味、アシスタント)は、とにかく楽しむをモットーにしています。苦しみながら成したこと・得たことは自分で愛してあげられないからです。(作品なら自分の絵を愛せないなど)自分が最善を尽くすことは『楽しむこと』。もちろん今の私では余裕も経験も少なく、全ての事をそのように感じるのは、不十分なことも多くあります。
だからこそミオスのアシスタント、授業、で”楽しく”学べてとても幸せ者だなと感じています。しかも自分が楽しんだことで、ミオスの役に立てているのなら、これほど嬉しいことはありません!!

これからの進路を悩み停滞している私ですが、大学受験という大きな壁が目の前に迫っています。今後どうしようもなくなった時は、ミオスで学んだことを思い出し、活かそうと思います。全力で小学生クラスをお手伝いし、授業も受けさせてもらいます。来年もよろしくお願いします!!

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使命感を持つ

2023-07-03 10:54:20 | スタッフ講師


佐藤 油彩とその下描き(未完成)

小原です。岩田先生が休職する際、タイミング良く(?)転職活動中だった佐藤先生に手伝いに来てもらいました。元生徒である為、勝手知ったるアトリエではあったでしょうが、生徒とスタッフではやることは全く違いますので、戸惑いも多かったと思います。

私は大学生以上のスタッフに「こうやって欲しい」と具体的に言うことはあまりしたくありません。
美術系ならば、世の動向を察することができるはず。
向上させるという目標を達成することに、強い意義を持っているはず。
使命感にやりがいを感じ、自主的に動けて当たり前。
と思っているからです。

とは言え、上司が期待するビジョンを見抜き、その実現のために貢献しようと行動するのは難しいですよね。しかし彼女はどんなに厳しい事を言っても、逃げずに立ち向い、自らの意思・責任において考えて常に自律していました。ほんの数カ月だから…という甘えなど微塵もなく、使命感を抱きながら仕事をしている様子は、そういう思考が習慣化されているように感じます。

上の絵は、彼女の専門分野ではない油彩を教えるにあたり「もう一度基礎に立ち返らねば」と、アトリエの隅でコツコツ制作していたものです。優しく温かい空間、穏やかに流れる時間の中、向き合う二人の少女。未完成とは言え、彼女の理想とする世界が垣間見れる作品だと思います。

ミオスでの経験を糧に、これからも自分の力を信じ、人生をより豊かなものにしてください。ありがとうごいざいました。

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お世話になりました

2023-07-01 23:27:40 | スタッフ講師

佐藤です。3月から岩田先生お休み期間中の代理としてお手伝いをしておりましたが、6月末をもって最終出勤となりました。
4ヶ月という短い期間でしたが、幼児クラスから大人クラスまで幅広いクラスで様々な方とお話する事が出来て、自分にとって非常に良い機会を頂けたなと思います。

初投稿の際のブログでも少し触れましたが、私自身も学生時代にミオスに生徒として通っていました。大人クラスの中で受験対策のデッサン等をしていたのですが、大変人見知りだった私は、同じクラスに通われる生徒さんの作品が気になりつつも話かける事は出来ず、いつも遠目で皆さんの作品を眺めていました。笑
ミオスには長く通われている生徒さんが沢山いらっしゃるので、もしかしたらこの4ヶ月でお話させて頂いた方の中には、当時の自分と同じクラスに在籍していらした方もいるのかも…?と思うと、何とも不思議な気持ちです。あの頃は聞けなかった他の生徒さんの作品へのこだわりや、制作エピソードを思う存分伺うことが出来て、毎度とても楽しかったです。

ミオスに通われている生徒さん達は、年齢を問わずどのクラスの方も、悩んだり迷ったり手を止めたりしながらも、自分なりのペースで制作することを楽しんでいるように思います。生徒さんのそういった姿に接することが出来たのも、私にとっては良い刺激になりました。
社会の中ではスマートさや合理性が物事の評価基準として重要視されることも多いですが、そんな中で制作を通して自分と向き合ったり、日常に面白みを見出せる習慣を持っているというのは、とっても豊かなことだと思います。誰にでも簡単に出来ることではありません。
皆さんにはぜひ、ご自身のペースでこの先も末永く創作活動を続けて頂きたいなと願っています!

担当させて頂いた各クラスの皆さん、短い期間でしたがありがとうございました!
ミオスの先生方にも大変お世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。

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懐かしい顔

2023-05-13 18:10:52 | スタッフ講師


左 佳絵(18歳)帆花(13歳)小原(44歳 え?言わなくていい?)のハロウィン仮装 / 右 佳絵(27歳)帆花(22歳)

元生徒で、元スタッフの佳絵と帆花と結婚祝い&就職祝いで飲んできました。
二人とも小さな頃から知っているので、親戚のような、後輩のような気もしつつ、アトリエ運営に携わって私を支え助けてくれた大切な存在であります。
また帆花は、中学・高校時代に佳絵に教わっていたので、ここにも師弟関係が。
しかし大人になってしまえばそんなの関係無しで、話が途切れず気付くと5時間飲んでいました。(どうも私は5時間飲まないと気が済まないようです。)ハ~楽しかった。

佳絵先生のブログはこちら

帆花先生のブログはこちら

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素晴らしい働きをありがとう

2023-04-03 21:55:19 | スタッフ講師

土曜日は岩田先生と桜の下で5時間も花見をしていたオバラです。(凄い空き缶の数でした。)今日は、帆花先生とのお別れのお話を…。

彼女の大学生活はコロナ禍でリモート授業ばかり、通学が少なかったこともあり、4年間のほとんど?をミオスのバイトに捧げてくれました。そんなホノカが、この春に就職して巣立って行き、心にぽっかり穴が開いています。しかも寂しいだけでなく、あまりに仕事ができた為、ミオスのこれからに不安しか残っていません。どのくらい仕事ができたかと言うと…親子クラス担当のミオス1気が利く伊藤先生(小原と同級生の53才、プロダクトデザイナーとして会社勤め、娘と息子を社会人まで育て上げた女性)と同レベル!

小学生クラスからミオスに通っていましたが、美大には行きませんでした。「なんとなく絵を描くのは好きだから…」という理由で美大を目指す子は嫌いなので「よくぞ安易に美大に行かないでくれた!」と思っています。小さい頃から人に流されず、自分がどういう人間かを見極められる子だと感じていました。
が、うちでバイトをするに当たっては、美大に行っていないことがかなりの障害に感じたであろうと、想像に難くありません。それでも一度たりとも音を上げずにミオスで4年間働いてくれました。逆に「私は美術の専門知識がないので、学生や大人クラスの方に技術的アドバイスできません。でもだからこそ、それ以外の仕事は完璧にやります!」と、持ち前の負けず嫌い精神と、記憶力の良さで・幼児クラス・小学生クラス・学生クラス・大人クラス(たまに受験クラス)の350人の名前と顔、何が好きで誰と仲が良く、前の週にどのような制作をしていたかを全て覚えていました。生徒さん一人一人の事を考え動ける人でしたので、安心して授業を任せることができました。私や岩田先生のような人間は、その場しのぎのハッタリやごまかしで生きていけてしまうので成長がありません。「なんとかなるよ」「ダメなら謝っちゃお」が口癖の人は、許しを請えると甘えが出てしまうのですが、ホノカのようにマイナスを自覚している人は、出来ることを惜しみなくフル活用して補おうと努力するので、結果的に専門知識がある者より人に喜んでもらえます。

自信がある分野の仕事ではない、だけど失敗するのは悔しい&お客様にはいつも喜んでもらいたい って、あぐらをかかないから最強になるのですね!

小学校4年生のホノカ。生意気な顔してます!そして、今も変わっていません!(笑)入会した当初から「緊張って言葉、知らないでしょ?」と疑いたくなるほど、我が物顔でおしゃべりしまくっていました。きっと口から先に生まれたんです。ボリュームが変えられない(常にマックス)どころか、スイッチもオフにできない『壊れたラジオ』と称していましたが、一方通行のラジオの方が100倍いい。だって長いしうるさいし女子中高生の支離滅裂文章だしの話に、常に相槌や意見を求めてくるんですよ?私や幸介先生がどれだけ聞いてあげるのに気を使ってやったことか!そりゃ「ええーい!もうお前は階段で制作してろ!」とブチ切れたくもなるってものです。
でもそれもこれもコミュニケーション能力のスキルアップに結び付き、得たものをミオスのスタッフとして生徒さん達に恩返ししてくれたのだから結果オーライ。

帆花へ  プライベートでも、中学生の頃から小原実家の大掃除を手伝いに来てくれたね。母の、たくさんいる血の繋がらない孫(私の生徒)の一人です。母に代わって御礼申し上げます。コロナでせっかく成人したのに飲みに行けなかったことが後悔かな?ランチしかしたことなかったね。まぁその内バーでも連れて行ってあげよう。
どれだけ楽をさせてもらったかしれない。数いるアシスタントスタッフの中で、帆花が一番仕事ができました。私がイライラしないで仕事ができるようにしてくれて、本当にありがとう。いつも私が考えるよりベストの状態を作ってくれました。感謝しています。心からありがとう!!!

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全てにありがとうございます!

2023-04-01 22:13:38 | スタッフ講師

ホノカです。これまでに書いたブログは118でした!これが119個目のブログになります。
この度就職のため、ミオスでのアシスタントを卒業いたしましたので、最後のブログを書かせていただきます。

私のミオス遍歴は小
3の時から高2まで生徒として通い、大学1年の時にミオスの展覧会でノリ先生に話しかけたが最後、あれよあれよとアルバイトを始めることに...
これまでは恥ずかしくて誤魔化したりしていたのですが、せっかくなので生徒として通っていた時の思い出に残っているエピソードも書いてしまいます。

・ミオスに入会してすぐのはずなのに授業終わりの掃除で陣頭指揮を取っていた所を迎えに来ていた親に見られる
・立体の帽子製作で大きい花とリボンのついた作品を作りノリ先生と幸介先生にめちゃめちゃ褒められる
幸介先生のブログで壊れたラジオと称される(今の小学生クラスに2代目がいるらしいですよ...
・学生クラスでうるさすぎて階段に追いやられる

などなど小学生クラス、学生クラスと思い返せばキリがないのですが、昔から仕切りたがりなのとうるさいのは変わらないなぁ...と思います。ただ、こんな経験があったからこそミオスに通っている学生には良い思い出の残る空間であって欲しいなと考えながら接していました。

ミオスでは本当に色々なことを学び、知り、体験して、高校の時にやっていたレジ打ちのアルバイトより遥かに多くのことが私の経験として蓄積されました。このブログもその内の一つで、言葉のニュアンスや文章の並べ方、読みやすさと文章の豊かさなどなど。週に一度は絶対に書いていたことで特訓になりました。もとより言葉にはなるべく気をつけるようにしていましたが、ブログとして残る分より意識するようになり、大学でのプレゼンやエントリーシートを書く際にも説明が分かりやすいという評価を頂けることも増えました。
ただ冗長な文章が好きで、どうしても長くなり過ぎてしまう癖は治りきらなかったので、今後は文章の短さにも気を使っていきたいですね。

生徒の時にこそミオスでのバイトって美大生の人とか美術系の高校に通っている子がやるものだから、私には関係ないよね〜と思っていました。なので展覧会でノリ先生に声をかけた時も、ミオスにまた生徒として通いたいんですよね。というお話をしようと思っていたくらいです。でもミオスで求められたものは美術的なスキルだけでなく、事務的な作業や準備、片付けも含めた幅広い内容でした。スタッフがそれぞれ仕事をする中で、自身にできることを見つけて実行するということがどんなに難しいことかと思い、4年弱そのことを考えてきましたが、未だに分からなくなってしまう時もあります。
就職先はミオスのアルバイトとは全く関連の無い一般企業になります。ただ、絵画教室という空間で美大生ではない状況で働いていた私であれば、どんな場所でも大丈夫だと信じています。また、そんな自信が持てるようになったこともミオスでのアルバイトをしていたからこそと言えるかもしれません。


ノリ先生を始めとした先生方には生徒の時からお世話になりましたし、後輩の大学生、高校生には、私が先輩然としなければと肩肘張っていた所を、沢山助けてもらいました。もちろんミオスの生徒さんたちにもとてもお世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます!
学校よりも長く通い続けたからこそ、生徒側でもスタッフ側でもなくなるという実感が未だに湧いていません。未だに学生の時に書いて頂いたブログを読み返すくらいなのですが、恐らく510年経っても同じように読んでいる気もします。
それだけ私にとって欠かせない場所が出来たことがとても嬉しいです!これまでありがとうございました!新しい環境でも頑張ります!

中村帆花

頂いたお花がとっても重くて持ち帰った次の日に腕が筋肉痛になりました!

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自慢のアシスタントスタッフ

2023-01-05 17:02:18 | スタッフ講師

オバラです。ここ10年くらいはどんなに人手が足りなくても、アシスタントに外部の学生を使っていません。自給自足?自産自消?ミオスで育った子に手伝ってもらっています。
小さい時から嫌というほど私に激怒され続けている子達なので、常に頭を使う癖がついていると感じます。
どうです、この年末年始のご挨拶!?決して勉強ができる訳ではない人達が、こんなに考えて働いているんですよ。
恐ろしい上司の命令を鵜吞みにせず、自分なりの解釈・判断をしてから動いている。そして自分の行動の理由もちゃんと説明してくれる。
素晴らしい!感動してしまいました。どこに出しても恥ずかしくない!

と、いつも怒ってばかりなので、ここで褒めさせて頂きました。失礼しました。

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相互理解を深め

2023-01-04 12:48:21 | スタッフ講師


小原 京美 アトリエ・ミオス代表

現代美術の存在意義は非日常を示唆する(いつまでも当然そこに存在すると思われている常識の根底を揺るがす)こと。鑑賞者は作品を目の前にして「自分なりの答えを見付けられるか?」が問われている。答えが外れる心配は無用であり、見なかった事にしたり、考えることを放棄しなければ結構です。誰かと一緒に体験したら、相手が感じたことが新たな気付きに発展し、思いもよらない答えが見つけられるかもしれません。そんな対話・挑戦の楽しみを知ったら、ジェットコースターですら『敷かれたレール』を走っているだけの、刺激のないものに感じるでしょう。

一旦話を置いておきます。『多様性』が叫ばれる中、今なお『変わっていること』は敬遠されます。自分の基準が普通で当たり前と思っているから、違う人間を寛容しづらい。だから『違い』は、時に他者と衝突を生む原因になるのでしょう。排除するのではなく、存在を受け入れるのが多様性。でもマイノリティを認める→許容されるの一方通行にならぬようには気を付けて。

ジェットコースターの進路が急に変わることはありませんが、世の中は突然変わります。変わることは当然だし、変わっている人がいるのも当たり前になのに、変化に気付かない・見ない振りをし続けて来たツケを払うような形で突如出現したコロナ。日常が大きく変わった世界、予測不可能な未来を『楽しむ姿勢』を持てるかどうかを試されている気がしてなりませんが、その感覚は現代美術や、自分と違う考え方を持つ人との対峙と良く似ていると感じます。変化に対応する力は、一方方向もしくは一つの解決策しか持たない場合、脆い。想定外のことに対し、どんなことを意識し、大切にするか、自分だけの答えを出す訓練が必要でしょう。

教える側と勉強する側、与える→与えられるが一方通行の関係性で成り立つ教育現場では、独創性のある答えを出すことができません。教師だけが正しい答えを持っていて、それを一方的に開示するのではなく『一緒に体験し、影響を受け合い、互いをリスペクトしながら、相互作用を楽しむ』形が理想です。
当校では長期的な交流を通じ、信頼関係を育む中で、そのような可能性を見出してきました。他者・世の中への関心から、これまでとは違うやり方を考えたり挑戦したりするために必要な『変化に対応する力』を得、不安定で不確実な未来を築く。このことに深い所で自覚的でありながら、今年も確かな歩みを続けて参りたいと思います。

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