モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

瑞々しく

2012-11-30 11:16:00 | 大人 水彩
Nonaka03野中 透明水彩

庄司です。先週は土曜午後クラスにも入らせて頂きました。大人/学生合同クラスの和やかでゆったりした空気も素敵ですね(そこをばたばた駆け回ってしまった私です!?)沢山作品を拝見させて頂き、ありがとうございました♪


今回は水曜午前大人クラスより野中さんの水彩画をご紹介します。
間にデッサンを挟んででしたから、久しぶりの水彩となりました。以前淡彩を習ってらしたという野中さんですが、前回の水彩を描かれた時にアトリエのドアに貼ってあった美術予備校の水彩画ポスターをご覧になって、こんな風に描きたいわ!とのお言葉だったので更にそちらを追求していきました!水彩画って淡彩も素敵ですが、力強くしっかり描き込んでいくのもまた魅力がありますよね。

前作から、果実の瑞々しさも一層アップしていますよっ。リンゴの光の入り方と質感がとってもリアル。おいしそう…なんてついつい口を出ちゃいます。ビンやビー玉も透明感と重み、ハイライトがしっかり入って、光沢とつるっとした固さが出ています。何より色がとっても美しいので、私は特にお気に入りです♪そして苦労されたであろう水の映り込みも、野中さんの眼力でしっかり捉えていらっしゃいますね!
影の色もまた、淡彩との融合が美しいですよね。そして画面上部の白の残し方が綺麗で、ぴんとハリがある絵になっています。前回のデッサンで学ばれたことが水彩に反映されて、更に進んだ1枚として完成しました。

野中さんは毎回のモチーフセットにも時間をしっかり取って、描く前の準備から既に気合いばっちり!描く時もじっくり見て質感も触ってチェック、時には裏側に回り込んで…と、五感もフル動員で描いていらっしゃいます。ミオスの大人クラスでは特に、個人個人でモチーフをセットしますから近寄り放題の触り放題!これを活かさない手はないですものね♪見たままに描くということは本当に難しいものです。メモもきっちり取りモチーフに真摯に取り組む野中さんの姿勢、情熱的で拝見していると奮起させられちゃいますよっ。

そんな野中さん、次回は更にダイナミックな構図に挑戦。1枚ごとにどんどん豊かさが増していく世界、さらなる進化が楽しみです♪

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継続は力なり

2012-11-29 23:56:13 | 幼児
P1010770伊藤です。一昨日のオバラ先生のブログにアンケートの貴重なご意見から『小学生クラスのカリキュラムにお絵描きの割合を増やしていく』と書いてありましたが、幼児クラスでも保護者の方から人物の描き方についてよく相談を受けることがあり、今までよりもお絵描きに比重を傾けていこうと思います。
授業の最初に、少しずつステップアップできるような簡単なテーマを挙げます。例えば、顔のパーツの描き方はどうやって描くのか、片手を挙げて手を振っているところは腕のどこが曲がっているのかなど、一日ワンポイントレッスン方式で描いていきます。一人一冊スケッチブックをご用意しましたので、毎週継続していくこと、一度では忘れてしまうので繰り返し描くことで、これからのお絵描きがぐっと変わってくると期待できます。
左の写真は、腕の描き方を意識して『手を振っているところ』を描いた作品です。
Youji
そして、ずらっとご紹介したこちらの作品は、外で遊んでいるところのお絵描きです。年長さん達が描いた2人が向かい合ってボール投げをしている様子には人物の動きが出てきました。年中年少さんが描いた手をつないで歩いているところの絵は、自分以外の人を考えながら描くことも出来ました。個人差もありますし、変化も少しずつではありますが、確実に成長していくことは間違いありません。
スケッチブックのお絵描きは短時間制作なので、その後の時間は、いろいろな素材材料を使った工作もあり、集団制作あり、絵の具お絵描きもあり・・・いつも通りです。

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片方の靴

2012-11-28 23:07:00 | 小学生 工作
Shougakukutu
オバラです。おやや?見本の靴と見まごうばかり、意外とクオリティ高い感じになってきていると思いませんか?薄暗い玄関に置いておいたら、「片方だけ脱ぎ捨てて!」とお母さんに怒られそうです。

写真左上の“足型を取っている”時は、興奮マックスでどうなることかと思いましたが、いつもギリギリでつじつまを合わせちゃうから懲らしめられないんですよね。「ほれ見たことかっ!」と罵りたいのに出てくる言葉は「なかなかやるなぁ…」と感心する表現ばかり。
なんだか悔しい…

全く素材の違う物でリアルに表現することは、ワクワクします。絵も工作も写実は楽しいです。
学年が上がると想像力も模写から生まれるようになりますので、昨日のブログでも書いたように来年は技術を向上させましょう!私達講師も手ぐすね引いて、ん?腕を鳴らして、ん?腕を上げて、あれ?ま、とにかくビシビシやりますぜぃ!

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ご協力感謝です!

2012-11-27 00:37:00 | スタッフ講師
アンケートを締め切りました。お忙しい中ご丁寧に記入頂いた皆様に、心より御礼申し上げます。
アトリエへの質問形式の文章もありましたが、無記名アンケートにさせて頂いておりますので、文章からどなたか推測できるものでも個人個人への返答は控えさせて頂きます事、ご了承下さい。
もし折り入ってご相談などございましたら、直接お話しさせて頂きますので、ご遠慮なくお電話下さい。

保護者様宛アンケートに、「家では学校の事も、習い事も『楽しいよ!』の一言位で、あまり話しをしてくれません。」という文章が多々見られました。
やんちゃだった自分の小学生時代を思い出すと、余計なことを話しうっかり怒られそうな内容まで喋ってしまいかねないという危惧があり、あまり親に話しをしなかったように思います。(良い事ばかりかいつまんで話すと、ますます疑われましたし。)まぁ喋らない子達が皆やんちゃをしている訳ではないと思いますが…
自分からあまり話したがらないお子さんの場合、たまにはアトリエまでお迎えに来て頂けましたら、作品の途中経過をお見せしながら、日頃の様子もお伝え致します。お忙しいでしょうから小学校のような学期末面談のようなつもりで、3~4ヶ月に一度位を目安に来て頂けると丁度いいかもしれませんね。
また小学生クラスに関しては、できるだけブログの方に一人一人の作品写真を載せながら、個人への一言メッセージ(頑張ったところや苦労したところなどの見所)を添えさせて頂くように致します。
小学生クラスに関してもう一つ、カリキュラムについて「普通の絵画(水彩画)をもっと取り入れて欲しい」というご意見をたくさん頂きました。今までは平面絵画・立体工作を1ヶ月ごと交互に行なってきましたが、来年度より版画や油絵なども工作にカウントし、お絵描きの割合を増やしていくように致します。人物などのデッサン力も鍛えられるよう、10月のカリキュラムで使用したスケッチブックはしばらくお預かりさせて頂き、時間ができた時に友達クロッキーを続けさせて頂きます。
もちろん楽しい工作もちゃんと計画していますのでご安心を♪
アンケートは締め切りましたが、ご意見ございましたらいつでもおっしゃって下さいね!  オバラ

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帰って来たクロカンブッシュ

2012-11-26 12:10:00 | 大人 イベント
20121126
どうも!いまだにサンタクロースがやってくる三十路手前の男、幸介です!!サンタもいい加減子どもではないということに気づいてほしいですね!!

そんなこんなでアトリエの窓辺に飾っているのをご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、今年もこの季節がやってきました。ミオス恒例のクリスマスパーティー。ことしはクロカンブッシュという、ツリー型のお菓子作りになります。

今でこそアトリエでは大人クラスでクリスマスパーティーをするのも恒例になりましたが、もともとこの企画は幼児&小学生クラスのもの。これに大人クラスの希望者の方々が参加する様になったのが6年前の「クロカンブッシュ作り」からでした。

もうあれから6年もたっていることに驚きですが、年々エスカレートする大人クラス(半分酒盛りみたいになってるクラスもあるとのウワサ)は今年はどんなアイディアを出してくるのか期待大です。

今年のミオスも残すところ後僅か。最後に楽しんで締めくくりましょう!

田中幸介

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モノクロの世界から

2012-11-25 09:36:00 | 大人 油絵・アクリル
Yahagiakachan_3矢作 油彩 F15号キャンバス

15号の大きなキャンパスに、ほぼ実寸大サイズの赤ちゃん!ぷくぷくした手やつるつるおでこが可愛いらしいこの一枚。水曜夜クラス最年長にして誰よりピュアで感性豊かな、矢作さんの作品です。今回の作品は40年程前の、お子さんが小さい頃の写真を参考にして描いたものです。

この作品、実は元になった写真は色の無い白黒写真なんです!この色彩豊かな世界は矢作さんの想像力で描き切りました。デッサンを描く時にはよく、「白黒写真に置き換えてみたらどうなるか考えてみて」と教わりますが、この場合はその逆。明暗だけを頼りに、独自の色彩の世界を構築していきました。この血色の良い柔らかそうな肌色が、想像のものだとは驚きですよね!(せっかくなので写真も載せさせて頂けばよかったですね!すみません!)

明暗の差を色彩に上手く変換して画面に映していくのがとても難しく、塗ったり拭いたり指でこすったり・・・試行錯誤しながら、じっくり完成させていきました。これだけ鮮やかでたくさんの色を使いながら画面をまとめることができるのは、矢作さんならではの色彩センスですね。宝物の一枚になったのではないでしょうか!矢作さんが生み出す色彩、これからも楽しみにしています。
 酒井


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図工の先生

2012-11-24 02:37:00 | スタッフ講師
Cyoukinpdf
来週はもう12月ですよ!信じられませんね~!
みなさまお久しぶりです。元講師のチノです。4月でミオスを卒業したのですが、今日はオバラ先生の代役ということで古巣、土曜午前クラスに来ていました。ついでに久々のブログを書きます!
私は4月から、東京の小学校で図工専科の教師をしているので、そのことについてちょこっとお話ししたいと思いますのでおつきあいくださいませ。
よく「担任もっているの?」と質問されますが、担任はもちません。というよりもてません。
なぜなら小学校の免許状を持っていないからです!(私は中高美術の免許のみです)
音楽の先生のようなもの・・・と言ってしまえばイメージがつきやすいかもしれませんが、東京は「専科の先生」という枠があり、音楽・美術・家庭科は専門の先生が教えています。(学校の規模によっても違いはありますが)
図工教師は全国におよそ2000人。その半数以上が東京都の先生で、その他は一部の地方自治体の先生です。東京都は教育委員会の方針で全小学校に図画工作専科を置いています。(今ネットで調べました・笑)

私は横浜育ちなので、そんなことは全く知らず、大学で初めて知ったときはとても驚きました。
図工を専門の先生が教えてくれるなんて、素敵ですよね!

そんなこんなで、私は4~6年までの図工を教えているのですが、丁度授業時間がミオスの小学生クラスと同じく90分・・・ということで、感覚としてはとてもスムーズに入ることができました。
ミオスと違って一人で40人相手にしなければいけないので、授業中はバタバタしていますが、楽しいです。
何が一番楽しいかというと、自分の予想もしなかった作品を作ってくれたりすることろですね!

でも、大人クラスの授業に参加すると、しっとりしているけれども情熱のある大人クラスいいなぁ~と思います。しかも大人と子供がお互いが影響するところもあって、作品展で大人も子供も対等な作品が並んでいて。。。ミオスって良い空間だぁ~と改めて思いました。働く側にとっても、メリハリがあってGOODです!笑

※文だけじゃ味気ないな~と思い、図工の研修会に参加したときに作った作品を・・・。
アルミ板を叩いて作りました。

















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穏やかな時

2012-11-23 11:09:00 | 大人 油絵・アクリル
Takahashi_04_2
『湖畔』 高橋 油彩


今年はみかん、例年よりたくさん食べてます!(食べ過ぎ!?)庄司です。

さてさて水曜午前大人クラスより、高橋さんの油絵をご紹介しますね。
こちらも展覧会出品作。はじめ展覧会には前作のみの出品予定だったんです。でも、これは間に合うかも…?間に合わせるぞ!っということで、ご自宅にも持ち帰られて(またしても自主的宿題)、かなりのハイスピードで完成しました。展覧会にもバッチリお披露目できて、やったぁ!

今作のこの風景、ピンと来る方も沢山いらっしゃるのでは?箱根の芦ノ湖(&海賊船)です。手前の木々と大きく広がる水面、湖畔からながめるゆったりした時間を思い出せるような作品に仕上がりました。
湖の中でも手前と奥で、水の色・波の長さや大きさなどしっかり変化を出していかないと、せっかくの広さが感じられません。ですから、かなり筆を重ね、遠近感に気を配りました。途中で木々の色もちょっと単調かも…?ということで、沢山混色して色を作っていきましたよっ!なので色づいていく途中の変化もしっかり感じられますよね。
そしてまた、遠景の山々!ちょっと日本画のような色合いにも感じます。ピンクや紫などが薄く入っていて、美しいです♪手前の椅子は、これは高橋さんお得意ですので、もう思う存分腕を振るっていらっしゃいますね。海賊船も省略しつつもマストなどはしっかり。やっぱり芦ノ湖っていったらこれがないと!

高橋さんはとっても陽気で楽しい方ですが、更にとっても熱心な方です。展覧会に来場下さって作品を眺めた後は、やっぱりもっとデッサンやろう!との頼もしいお言葉!油絵3枚描いたらデッサン1枚、というスケジュールまでたてていらっしゃって、なんて計画的…私もその姿勢を見習わなきゃ!と焦ってしまいます!?><
繊細で細やかなタッチが魅力的なのですが、そこに柔らかさプラスでもっと素敵な絵になりそうだなぁ…ということで、現在は柔らかい布のデッサンにチャレンジ中です。ふわふわは難しい…でも挑戦しがいがあります!次の油絵は静物なので、そこにも柔らかいもの入れちゃいましょうか?と企み中だったりします。ふふふ~。


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親子で粘土制作~受験クラス~

2012-11-23 01:07:25 | 小学校受験
Akioyako
小学校受験 秋の親子体験講座

本日通常授業は全て休講でしたが、これから小学校受験をお考えのご家庭対象の特別講座がありました。
小学校受験は10・11・12月が入試本番なので、現年少・年中さんが1~2年後に向けて本格的に準備をスタートするにあたって、体験の方には当教室の受験クラスの雰囲気を知っていただき、既に通われている生徒さんには、保護者の方とご一緒に制作を楽しんでもらう講座です。

赤・青・黄・白、4色の粘土を使って、親子で生き物を作りました。
たくさん色があると何だか楽しくなって、粘土を触っているうちに混ぜることに夢中になりすぎて、途中までは楽しかったけど、結果的に何も形にならなかったという残念なことにならぬように、「この色で体を作ろう!こっちの色で足を4本作ろう!」と作りたい動物の体をパーツに分けて考えて制作していきました。

今日お母様・お父様が傍にいらした環境で制作したように、ご家庭でもお子様が絵や工作など制作している時には、ぜひお子様をたくさん褒めて自信を持たせてほしいと思います。褒めることで苦手意識をなくし『できる自分』をイメージすることができます。できた!という自信がつくと、制作意欲がぐっとあがっていきます。
お子様の頑張ったところ、よくできたところ、工夫したところなど、結果よりも努力したプロセスを具体的に明確にぜひ伝えてくださいね。
お子様達が「できた!楽しい!うれしいな♪」と感じてもらえるように、私達も授業の中でたくさん声かけをしていきたいと思います。

伊藤





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賞状もらえるね!

2012-11-21 22:23:43 | 小学生 絵画
Posuta左 / 創太 2年   中 / 雪乃 3年   右 / 琴葉 3年

小学生クラスで夏に描いた作品をポスターコンクールに出品しましたが、創太は金賞、雪乃・琴葉は入選しました!
おめでとう!
創太に至っては、夏にブログでご紹介した「僕、才能ないからさ…」とつぶやいた子ですので、金賞をいただけて本当によかった。
親や先生に「そんなことないよ。」と言われたところで、あんまり嬉しくないのは良くわかります。自分を愛してくれている人は悪く言わないのはわかっていますから。
(なので私は「才能ないって言われたの?そんなことないよ、上手だよ!」や「ブスって言われたの?わかってないなー、かわいいよ!」とは決して言いません。言われるなりの理由もあるでしょうから、あえてクールにシビアに答えるようにしています。もちろん単純に甘えたいように見えた時はセクハラまがいにギュッとしますけど。)
他人から、しかもみんなが尊敬してくれる賞状を頂くという形で認められるのは、何よりの自信となるでしょう。
ご褒美をもらえるから絵を描く訳ではありませんが、誰かに評価されると励みになります。

1ヶ月掛けて描いたポスターですので、全員に評価を頂きたい位です。
が、まだ他の3つのコンクールから連絡がないので(審査結果は来年とのこと)、結果をお楽しみに!   オバラ

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カレンダー

2012-11-20 23:24:04 | 小学校受験
Jyukennendo_5『小学校受験課題 / 宇宙人
肩についている丸いキャンデーを疲れている人にあげて元気になってもらう・足元のお花は悲しい気持ちの人にあげて慰める・助けてあげられる人はいないか、いつも宇宙をパトロールしている優しい宇宙人』

2013年度の授業予定が決定しました。
1月は2週目の7日(月)からスタートしますが、クラスや曜日によっては翌週3週目のスタートの場合もございます。
こちらのカレンダーをご覧下さい。(HPトップページの右上【NEWS】のアイコン下にある【2013年カレンダー更新】からもご覧頂けます。)


現在2・3歳児の保護者様より小学校受験に関するお問い合わせが多い為、2014年度の受験クラスについてのページを作成しました。
小学校受験クラスは2014年より授業時間・曜日が変更になる予定です。詳しくはこちらのページをご覧下さい。

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たまには真面目に…

2012-11-19 05:08:00 | 学生
201211191
学生クラス デッサン風景

どうも!デッサン大好き幸介です!!今日ご紹介するのは中高生の在席する学生クラスの風景。展覧会などの忙しい時期やハロウィンなどの楽しい授業も多かったので「たまには真面目に」と、学生クラスでは全員で一斉にデッサンを行っております。皆、同じモチーフを囲みで描いております。

201211192

デッサン初体験の生徒もいましたが、珍しく真面目で厳しい僕や小原先生の指導もあってか、皆中々描写も細かく出来たんではないでしょうか。欲を言えばもっともっと描き込みをしてほしかったんですが、普段の学生クラス(小学生クラスの延長上にあるような、ワイワイした感じ)とはかけ離れておりましたので、そういった空気にみんな疲れてしまった様子……なので早めに切り上げて完成といたしましたが、美術には忍耐も必要。今回の授業でデッサンに目覚めて、写経の様に忍耐強くデッサンを極めてくれる生徒が現れる事を期待します…

田中幸介

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コスモスと星空

2012-11-18 08:28:00 | 大人 油絵・アクリル
Oosawakosumosu
大澤 油彩

最近の寒さに耐えかねて、とうとう羽毛布団を出してしまいました。酒井です。秋の気配が消えてしまう前に、今日は水曜クラス大澤さんの秋らしい作品をご紹介します!いつもいろんなモチーフに挑戦される大澤さんですが、今回はご友人からのリクエストを受けて、小さいキャンパスにコスモスの絵を描きました。鮮やかなピンクがとても印象的な一枚です。
コスモスは花びらの数が少ないので、はっきりと形が見えてきてしまいます。単純に見えて、こういうものほど難しい!花びらが重なり合った影や、やわらかい感触を表現するのに苦労されていたようですが、一枚一枚丁寧に描いた甲斐あって、大澤さんにしか出せない花びらの表現になったと思います!蕾の色もひとつひとつ違っていてとても綺麗ですね。

「コスモス」という単語はギリシャ語で宇宙、調和という意味で、それがコスモスの花の名前の由来になったとされているらしいのですが、昔の人はコスモス畑を見て夜空にぽつぽつと浮かぶ星を想像したのでしょうか。(そんな合唱曲もあったような・・・)確かにコスモスは葉が華奢なので、草原に浮かんでいるようにも見えるかもしれません。大澤さんの作品も、背景の暗い色が花の色の鮮やかさをぐっと際立たせて、幻想的な夜空を感じさせますね。これが秋の星空なんて、すごくロマンティックです!
たまにはこんな風に、小さなキャンパスにじっくり描くのも素敵ですね。プレゼント用にも丁度良いので、オススメですよ!

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亀の油彩、鬼の油彩

2012-11-17 23:52:50 | 大人 油絵・アクリル
Okuoni
奥 油彩・キャンバス(中央の絵だけパネルに直描き)

土曜日担当の岩田です。今日は、仕事が終わって帰ろうと思い、夜アトリエを出てあまりの大雨にビックリしました。雨だけではなく風もかなり強かったようです。天気予報で今日の天気は雨だと聞いていましたがまさかここまでになるとは予想していませんでしたね!

今日ご紹介するのは、ブログでも何度かご紹介させて頂いている奥さんの作品です。
奥さんは、アトリエに来ると何枚かの油彩を同時並行で描いてます。その為、作品がかなりハイペースで出来上がっていきます。常に3枚程の作品がアトリエの壁に掛かっています。

今回はその中から亀を描いた油彩1点と鬼を描いた作品2点をご覧頂きたいと思います。向かって左の亀をモチーフにした作品ですがこちらは、奥さんの私物の亀のマスコットを描いたものです。
実物は、もっと亀本来の茶色っぽいリアルな色をしているものですがそれと比べるとこの絵はあ、かなり奥さんテイストが効いていて、面白い印象になっています。鮮やかな色から落ち着いた色まで何層もの色が重なった独特のマチエールは、何とも言えない奥深さがあり、油絵具の質感もとても美しいです。

変わって中央の絵と右の絵は、実際の大和絵を元に奥さんがアレンジして描いたものです。
鬼が一杯飲んで上機嫌で三味線を弾いて歌っているところでしょうか。どこか笑える面白い絵が元になっているのですがこちらの2枚の絵は構図と色みを少し変えて描いています。

真ん中の絵は、奥さんのいつもの感じと比べるとちょっと違った印象を受けます。単純にデフォルメされた顔などは何層も絵具を重ねて味を出すという事をせず、単色で塗られたまま仕上げられています。
右の絵は、個々のモチーフの周りだけほのかに黄色みを帯びた色でうっすら縁取られ光っていりような感じを受けます。背景には、いつもの味のあるマチエールが見受けられますがこちらの絵もいつもと違って少し作為的な行為が施され、いつもの絵とは違った印象です。

僕が見る限りこの2点は、正直もっと落とし込めるなという印象を持っていますがその反面、何か奥さんなりのチャレンジがあるのかなとも思います。もしかしたら新境地に行くまでの過程とも取れるので奥さんの今後の飽くなき展開に期待します!

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思い出の土地

2012-11-16 11:45:00 | 大人 油絵・アクリル
Kamai_05『南のホテル』 釜井 油彩

庄司です。まだまだ秋だな!大丈夫!とぼーっとしてましたが、もうとっくに冬ですね。とうとうヒーター出しました。今は湯たんぽを出す時期を見計らっています。

本日は水曜午前大人クラスより、釜井さんの油絵をご紹介します。
展覧会出品作品でしたので、額装された状態でご覧頂いた方も多いはず。実はあの額、以前お父様が使っていたものだそうです。親子2代で、なんてとても素敵ですよね!
さて油絵3枚目となる今作は、以前滞在なさっていた思い出の土地、シンガポールのラッフルズホテルを描かれました。
今回は沢山写真を持っていらして、どれがいいかな…と吟味しながら決めた1枚。ホテルの形や意匠も「やっぱり難しいなぁ」とおっしゃっていましたが、どうでしょう!3枚目にして既に堂々とした佇まいですよね。釜井さんは1枚ごとにどんどんと新しい表現を身につけてらして、筆の進む様子を拝見していてもワクワクしてしまいます。とっても嬉しいです!

自然物が得意な釜井さん、反面エッジが柔らかくなりがちですので、建物の印象が柔らかくなりすぎないようペインティングナイフも使いながら色をのせていきました。ペインティングナイフは慣れるまではちょっと扱い辛いですが、油絵の醍醐味でもあります。釜井さんはけっこう得意な様子!更なるナイフ使いの上達に期待してしまいます♪
白が眩しいホテルですから、そこを魅せるため影の色にも拘りました。思い切ってばっとおつゆがけした色も効いています。その上でピンポイントに真白の絵具をのせて、なんとも美しい色味が出来上がりました。暖色もまた釜井さんの絵の魅力のひとつ。エントランスの深い赤なんて、とっても素敵ですよね!
緑の色も一辺倒にならないようにオレンジや赤を足して…、南国の緑らしく濃く生命力が感じられるようになりました。温暖な空気とさんさんと降り注ぐ日差しが気持ち良さそうで、この時期に見るとまたうっとりしてしまいますね。
展覧会の岩田先生の講評では、空にもっと力入れましょう!とのことだったそうで、「次は空ももっと描きます!」と頼もしいお言葉が。その言葉通り、釜井さんの次回作はすごいですよ!さらなる進化に乞うご期待です♪

ちなみに…。シンガポールには今でも時々食べ歩き旅行に行かれるそうで、美味しそうな話も沢山教えて頂きました。(このホテルの裏手の小龍包屋さんが最高に美味しい!とか…やっぱりシーフードが素晴らしい!とか…)いいなぁ~。この絵を見ながらそんなお話を聞いていると、シンガポール、更に行きたくなってしまいますね!

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