モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

たなばたリース

2016-06-30 20:32:24 | 親子

親子クラス

今日はハーフタイムデーということで、1年の半分が終わってしまいましたね。
これから夏本番!ミオス繁忙期と言われる、イベント目白押しの夏休みが近づいてきます。
今年の夏のワークショップは、例年以上の企画数なので、早々に試作・準備・作戦会議が始動しました!お楽しみに!!

さて本日の作品は、親子クラスの2歳のお子様とお母様が一緒に制作した『七夕飾り』です☆
ご存知の通り七夕は、7月7日の夜に、願いごとを書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉に吊るして、星に願いを祈る習慣ですね。
笹は生命力が高く邪気を祓ってくれ、また天に向かって真っすぐに伸びる姿は願いを空に届けてくれると言われていますが、今回は笹を使わずに七夕飾りの作品として制作しました。
せっかく作った飾りを一晩で片づけるのはもったいない!!
室内の壁や玄関にしばらく飾れるような、リース風仕立ての七夕飾りはいかがでしょう。
顔のパーツが描けるようになった2歳児の織姫&彦星、かわいいですね!
折り紙はじゃばら折りに挑戦して、少しボリュームのある着物ができました。
本来の七夕飾り(紙衣・巾着・投網・吹き流し・千羽鶴・短冊)は、それぞれに意味があるそうですが、2歳児が制作するにはかなり難しい作り方です。
折り紙をハサミで1回チョキンと切ったり、ハサミが慣れている子は連続切りして、できた形を繋げて飾りを作ってみました。
まだ七夕まで日にちがあるので、ぜひ飾りを増やしてみてね!(Eri Ito)
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梅雨にはこれ!

2016-06-29 21:10:25 | 幼児

幼児クラス


どうも、小学生に身長が低いことを馬鹿にされる磯辺です。
写真は本日の幼児クラスのカリキュラム、マイ傘作りです!
大きなビニールシート水溜りのうえでポスカとマッキーをつかってビニール傘の内側から自由にお絵描き。ちょっと前に本物の紫陽花を見ながらやるカリキュラムがあったので、一番最初に紫陽花を描かなければいけないという縛りを設けています。試作を作っている際にポスカでアウトラインを描いて、中をマッキーで塗るとステンドグラスみたいになってきれい!ということを発見したのでみんなにお勧めしたところ、早速紫陽花から実践してくれてとっても素敵な紫陽花になりました!
色使いも、なんでも好き放題塗っているわけではなく、ピンクの縁取りで中は青の紫陽花や白の縁取りで中は紫の紫陽花など、しっかりとこの間の観察が生きていますね!

傘にある程度お絵描きが終わったところで、次はみんな大好きプラ板で傘につけるチャーム作りです。白い紙の上にプラ板をのせて、今度はカタツムリを黒ペンで線描きして好きな色で塗ればあとはトースターにイン!入れたり取り出したりの作業はさすがに私がやってしまいましたが、みんな興味津々でちぢむ様子を観察していました。

チャームを傘につけたらあとは記念撮影タイム。みんな傘と一緒にとってもいいポーズ!
大人が作っても十分楽しめると思いますので、是非、皆様も作ってみては!?(プラ板だけでも!)
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画学生のように

2016-06-28 01:33:13 | 大人 水彩



鈴木M 透明水彩

オバラです。小学生クラスに入会した子に、他の子がなぜか私の紹介をしだして「この人はノリ先生。口が悪くて手が早いから、とどめを刺されないように気を付けて!傷ついたら負けだよ!」と言われ爆笑しました。以前学生クラスで先生通信簿を付けられた時も同じことを言われましたっけ。誤解を恐れぬ悪の所業の数々は作戦通りです。強く逞しく育ってくれて満足満足。

さて大人クラスでも学生達同様に傷付けられている(であろう)方の一人、水曜午前クラスの鈴木さんの作品をご紹介します。
ひときわ目を惹く深紅のドレスをまとった女性の、パッション溢れるフラメンコのワンシーン。何度かスペインに行った際にフラメンコを見ましたが、その時に感じた激しい情熱・怒りにも似た悲しみが絵からにじみ出ていて胸を打ちます。顔を隠しているのにこんなにも表情豊かに感じるのは、首筋や手の生々しさと、荒々しい背景の賜物でしょう。ドレスの中の肉体も、若干歪みはあるものの、きちんと骨格を描こうと意識されていますし、スカートから覗く脛や膝の滑らかさも魅力的ですね。最も印象的な赤のドレスは、影の中に一カ所の濁りもない奇跡のテクニック。女性の肌が美しく惹き立てられています。傑作です!見事です!恐れ入りました。
鈴木さんは真面目で勉強熱心で、1つのテーマで何枚も何枚も練習を重ねています。参照作品 その頑張りはもう、画学生顔負けです。その姿勢だけでも称賛に値しますが、ちゃんとこのように結果も出されていらっしゃるので、やはり努力は報われるのですね。素晴らしいことだと思います。
鈴木さんにはいつもいつもあまりに駄目出しばかりしてしまうので、こんなに褒めたら「本心じゃ無いくせに…」と疑われそうではありますが、それもひとえに追い詰める程輝く方だと信じていたからこそ。作戦通り、上達して下さいました。傷ついたら負けてましたよね。「いつか小原に『参りました』と言わせてやる!」のなにくそ精神で根性見せて頂き、感無量でございます。
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夏休みワークショップ・課題のご紹介

2016-06-27 20:40:34 | 小学生 工作

夏休み小学生クラス選択課題 ・ 標本箱作り見本

どうも幸介です!すでにチラシをご覧になった方はご存知かと思いますが、夏休みのアトリエミオスはワークショップの開催予定がいっぱい!!本日ご紹介するのは、その中でも小学生クラスで内部生も内部生も合同で行う課題、「標本箱作り」の見本を載せてみました!!

作り方は単純、画用紙で工作して、そこに絵の具を塗っただけ!羽の部分は、セブンイレブンのお弁当のフタのプラスチック!!でも、それにしてはけっこうリアルだと思いませんか!?折り曲げ方や色の陰影のつけ方なんかにちょっとしたコツはありますが、例えばワークショップで参加して一度作り方を覚えてしまえば、参加後にご自宅で量産することだって可能ですね。夏休みの宿題としても見栄えするのでおススメです。

僕が見本を作っているのを見て、自分も欲しくなって作り始めている中学生も数名いるこの課題。個人的にやりたいなぁと思っていた課題なので、たくさんの皆様の参加をお待ちしておりまーす!!
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しっかり描いてるなあ。

2016-06-25 23:22:11 | 大人 デッサン

當山 鉛筆デッサン


岩田です。梅雨ですがもう夏が近い感じもしてきますねー。

今回ご紹介しますのは土曜午後クラスにいらっしゃっています當山さんの作品。
こちらのデッサン皆さんもご存じの通りホーローポットの次に描く2枚目のデッサンですね。今回は、特にものの形をしっかりとることに意識を集中し進めていきました。

當山さん、デッサンが好きでご自身でもある程度のデッサン力を身に付けていることは分かっていつつもどうしても描き急いでしまったり、筆圧が強く、どんなモチーフも黒くなってしまうなどの悩みを持っていらっしゃったようです。
確かにレンガと卵のデッサン、ホーローポットのデッサンでは抱えていた問題が画面に顔を出し、形の精度にも甘い部分が露呈していました。

ところが今回の作品ではそうした問題点をご自身が非常に客観的に捉え、克服していこうとする姿勢が如実に表れているのです。
形もさることながらモチーフそれぞれの質感までも実に良く捉えています。洋ナシ、ワイングラスもしっかり描写しているんですが特にどっしりとした重量感を感じさせるワイン瓶は思わず目を凝らして見たくなってしまう程です。

いやーこれからの當山さん本当に楽しみ。よりハードルの高いモチーフを描いてもらおうかな・・。




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アシスタントの松井です

2016-06-24 21:56:06 | スタッフ講師
アシスタント 松井優

初めまして!今年の春からアシスタントを務めさせていただいております、松井優と申します。
早いものでミオスで働きはじめてもう3ヵ月、もうそんなに過ぎたのかとびっくりしながらこれを書いております。
「優先生!」と呼ばれることにも慣れ、たまに友達と喋っている時「先生はねェ、」などと零してしまいアワアワしたりしました笑

自己紹介をさせていただきますと、現在女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻2年生。物心ついたころから元住吉に住んでいます。
絵画ならエドワード・ホッパーとマレーヴィチが好きです。あと昔から読書が好きで、主にミステリー小説を読んでいます。
本好きが高じて、課題で「本のレビュー本」を作ったりしました。(上部、中央に載せた写真)
お気に入りの本の思い出話をする文庫サイズの本です。将来は編集や印刷方面に進みたいな……と考えているため、経験も兼ねて文章から装丁・製本まで全て自分の手で行いました。
あとは……サークル活動で演劇舞台を作っています。
脚本を書いたりポスターを作ったり、たまに役者として舞台に立ったりと関わり方は様々です。先日も友人と舞台を企画しまして、たった3人でゼロから演劇を作るというムチャクチャな1ヵ月を駆け抜けていました。締め切りを守ることの大切さを実感した1ヵ月でした……

お世話になり始めて早々、4月のお花見宴会の際には大人クラスの方々に圧倒され、その後もあっちこっちのクラスでガチガチに固まりながらお手伝いをさせていただいておりました。暖かく見守って下さった皆様、ありがとうございます!
ミオスには先生に始まり大人から幼児クラスの子まで、パワー溢れる方が沢山いらっしゃるため気圧されることもしばしばです。現在お手伝いしている月曜小学生クラスも、元気溌剌なパワーを(物理的にも)ガンガンぶつけてきます。もうこうなったら私が一番強くなるしかない!と大人げない張り合いを見せ始めた私ですが、そういえば小学生の時は私もあれぐらいパワフルだった……なーんてボンヤリ思い出しました。19歳、現在は完全なインドア派です。

さて、そろそろ新人気分ではいられなくなって参りました。先生からのダメ出しも自身の反省も、倍にして皆様の力添えに変化させられるといいなと努力していきます。
これからもよろしくお願いいたします!
松井優
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力試し

2016-06-23 22:17:46 | 幼児

幼児クラス

幼児クラスは、その日のメイン制作が始まる前に「人物クロッキー」「動物」「昆虫」「物」など、日常的な動作や身近なものを描く練習(20分程度)をしてから、本題の制作に入ります。
モチーフを単体で描くことで、構図や背景などに意識が捉われず、集中して事物を見たままに描くことができるので、基本的な描き方のコツがストレートに習得できます。
これを毎回の授業で行っている訳ですが、特に力を入れている人物画は、様々な動作が描けるようになってきています。継続は力なり!!ですね。

ということで今週のメイン制作は、「横を向いている人物が、何をしているか想像してその場面を描く」というテーマで、人物画を描きました。
しかも、5人の考えた場面が全員違うものになるように、お友達と話し合いながら進める。さらに、年長児にはもうひとつ、難題もプラス。その横向きの人は、走っているポーズで描きましょう!
テーマが決まったら、どのような背景かイメージし、場面の様子をどんどん膨らませていきます。
人物を描く力に期待して、私の要求がどんどん増えてしまいましたが、その期待と要求にしっかり応えてくれたみんな、すばらしい!!

上段
左:森に遊びに行ったら、トラが追いかけて来たので、走って逃げているところ
右:運動会で走っているところ
下段
左:お友達とジャンケンをしているところ
中:運動会で走っていたら、空に飛行機が見えた
右:森の中で昆虫を捕まえようと追いかけているところ

集合写真を見ると、画用紙の大きさが何となく分かるかと思いますが、こちらの作品は四つ切サイズ(382×542mm)の大きな画用紙です。迫力のある構図で、堂々と描けていますよね。お迎えにいらしたお母さん方に向かって、一人ずつ作品についての発表もやってもらいました。
(Eri Ito)


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人物画の練習

2016-06-22 22:15:51 | クロッキー会

前回のクロッキー会の様子

アトリエでは第1土曜日に着衣の人物クロッキー会を行っています。
20分×5回(20分毎に5分休憩を挟む)のクロッキーで、今回は女子大生にモデルをしてもらう予定です。
指導・講評はいたしませんが、アドバイスをご希望の方は、お申し出頂ければモデル休憩時間に拝見させて頂きます。人物画が初めての方には、始めのポーズ中にデモンストレーションもさせて頂きますのでお申出下さい。
美術を勉強中の学生や、外部の方でもご参加頂けますので、どうぞ多くの皆様のご参加お待ちしております!
日時   7月2日(土) 16:00~18:00 (入室は15分前より可能です。)
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600
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ミオス(カオス?)なジャムセッション

2016-06-21 22:52:15 | 小学生 工作
火曜小学生クラス「人体の研究?」  (南澤)

僕が長年やっている活動のひとつに、バンド活動があります。曲や楽器すら決めずにひたすら流動的に自由なセッションしていくのですが、これが実に楽しい。さて今回の課題は、始めこそ「人体の研究」と銘打って、2人組の人間の構造を描くアカデミックな訓練から始まりましたが、週を重ねるうちに「2人の人間の関係性」や、その「内面的ストーリーの抽象的立体化」と変化していく、ジャムセッションな様相を帯びてゆきました。計画性の欠如と言われれば、そのとおりでありますが、それこそジャムの真骨頂。

生徒達のつくったの人形たちは、その脆弱なネンドの構造からヨレヨレになったりしましたが、そこから「酔っ払ってるおっさん2人組、新興宗教の勧誘の図、アロハを着て昼間に歩いていたという理由だけで職質されている男」等のストーリーが喚起され、果てはアタマから奇怪なオーブやオポーツの如き物質を吹き出したのであります。
最後に至り、オバラ先生をして《社会的価値や一般的評価を基準としない、自分自身の内面や欲求に自然と向き合い創造力を刺激する課題》という苦し紛れなwテーマが銘名された、この記念すべきシリーズは、結果オーライ、ミオスの歴史にまたひとつ伝説を作ったと思われます。






セッションの最後に、生徒達が書いた作品の解説カードをいくつかご紹介。

喧嘩をしている人体の頭上に、羽子板の羽のようなものが一杯出ているオブジェを作ったある生徒の解説は、「大親友だった二人が突然喧嘩を始めた理由は何でしょう?」ラストのページに『答え』があり「喧嘩の種が空から降って来たからです。」

またある生徒のカードの解説:「あるところにラブラブのカップルがいました。」の次のページは、2人の間にちいさな子どもが描かれていたので「わーステキ!結婚して赤ちゃんが生まれたのね?」とオバラ先生が聞くと、「ううん、そんなに単純にいかないよ。これは赤ちゃんじゃなくて天使。彼女に振られてずっと泣いている男が可哀想になって、天使が彼女に『考え直してあげて』ってささやいている絵だよ。」



数年に渡り、アトリエミオスの客分?として存在させていただいておりますが、こんな自由で素敵な《社会的価値や一般的評価を基準としない、自分自身の内面や欲求に自然と向き合い創造力を刺激する課題》がタマにあるので、ナカナカ辞められませぬなー!!
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人体の観察、からの工作

2016-06-20 20:44:05 | 小学生 工作
どうも幸介です!先日の大竹先生の記事でもありましたが、本日も4・5月の小学生クラスの課題の完成報告です!!まず粘土で人物2人の組み合っているポーズを制作→→→それを見て人体の構造を観察しながら水彩画→→→最初に作った粘土の人物にデコレーションしてモダンアートを作成!という流れでございました。まずは人物画から↓


普段学校などの絵画では、正面からの姿を描いてしまいがちですよね。しかし今回の授業では、実際に自分で作った粘土の人物を観察しながら描く事によって、横から・背面から・斜めからと立体的な人物の重なりが描けていますね!!一度立体で制作したことによって、人体同士の空間・距離なども理解しやすかったんではないかと思います。

そして、そんなアカデミックな制作からは打って変わって次は自由な工作!!↓



月曜日クラスは「頭から生えて来るもの、気持ちや考え、葉っぱでも花でも羽でも何でもアリ」ということで制作。当初はどうなることやら、と思いましたが、完成してみるとけっこう素敵!!自分の名前をアルファベットで切り貼りしたりしまして、「頭から生えたもの」の抽象的で無秩序な感じと「アルファベット」のブロック体のカッチリした感じが相まって、なかなか小学生ならでは!!のモダンなオブジェに仕上がったな、と思っております。もしこの彼らの作ったオブジェをご自宅で飾る場合は、立方体のアクリルケースの中になんか入れて、本棚の中間かなんかに無造作にポンっと置いたりすると、雰囲気が出てすんごくオシャレになるんじゃないかと思います!!

ちなみに皆には自分の作ったこのオブジェの説明文も書いてもらいました。頭から何が、どうして生えたのか。生えてどうなるのか、の説明書きです。腕相撲をしている人物の頭から生えているのが、植物や貝などの癒しグッズだったり(腕相撲の熱気を癒す効果があり、その癒しの結果、腕相撲は引き分けになるそうです)、取っ組み合いのけんかをしている人物から生えているのは30人の裸の人間というめちゃめちゃカオスな状態だったりと、なかなか興味深いんですこれが。親御様方には、是非とも説明文も合わせて作品を見て頂きたいなぁと思います!!
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描き切りました!

2016-06-18 15:49:41 | 大人 デッサン

大西  鉛筆デッサン

岩田です。本日は大西さんのデッサンをご紹介致します!

今回はモチーフ棚からウサギのぬいぐるみ、ビリヤード球、青い蓋つきの瓶をチョイス。数は少なくとも形、色、質感などバリエーションに富んだモチーフです。
このぬいぐるみ、耳の内側や足の裏に色鮮やかな布が貼ってあり、そこを白黒で描き分けるだけでも結構頭を使います。工業製品とはいえ形も不定形で中々攻略するのも大変なモチーフです。

特に今回大西さんに描いて欲しかったのは瓶のラベルとビリヤード球のロゴ。描く上でとても気を使うところの一つです。皆さんご存じの通りアトリエには様々な瓶がありますがその中でも特に今回の瓶はロゴが複雑な方かもしれませんね。

ご本人も流石に今回の瓶にはちょっと苦労していたようです。がしかしそこは大西さん。とにかく粘り強いんです。瓶の丸みに合わせて文字を描く為に、先ずはラベルに楕円を描いていくなどのプロセスをしっかり踏んで、最後にはバッチリ描き切りました。瓶自体の楕円も何度も修正しましたもんね!

モチーフ全体をとても良く観察し、細かいところにも配慮がなされた素晴らしいデッサンです。大西さん日に日に力を付けていますね。又色々なモチーフにチャレンジしていきましょう。
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粘度人間たち

2016-06-17 22:41:10 | 小学生 工作
大竹です。
後期から木曜日の午後の授業がなくなり、小学生クラスと学生クラスに出没しております。

水曜日クラスに続いて木曜日の粘度人間達をご紹介します。
4月2週目に、つまみ出し技法を用いた『粘土制作』をしました。人体を2人分作り、組みポーズにします。
今回は、石塑粘土という天然の石の粉から作られた粘土を使いましたが、2人を組み合わせることで安定感が増し、複雑なポージングも可能になりました。
下の写真は小原先生が撮った『Shall We Dance』ですが、本人達は格闘技のつもりで制作していましたので、さぞや不本意だったことでしょう。
写真の粘度人間は皆立って組み合ってますが、他にも押し倒した相手に跨がって殴り掛かっているポーズやおんぶしているポーズもあったりします。

3週目以降は、完成した粘土を見ながら、人物の重なりを考え、『水彩画』を描きました。物と物が重なっている時の表現方法は、今後絵画制作でポイントとなりますので、ぜひ習得てもらいたいものです!
ある子がスターウォーズの一場面の悪役と悪役に剣で刺されて膝をついている人物を描いていたのですが、ふと見ると悪役の足をハサミで攻撃しているカニ(ザリガニだったかも)を描いていました。
なんでカニ?!?と思い本人に聞いてみると、刺された人物の魂がカニに宿り敵に攻撃しているのだそうです。
SFな宇宙船の内部とカニというシュールな組み合わせに、日々固い固いと注意されている私の頭は粉々にされました。羨ましい発想力です。
5月は、4月で制作した人物粘土&人物画からの展開で「自分の頭から植物が生えてきたら、それはどんな植物で、なぜそれが自分から生えてきたのか」というテーマで立体制作でした。
木曜クラスは私のアイデアで、冬虫夏草のように組ポーズの石塑粘土の体から針金で茎や根を生やし、色紙で不思議な葉や花・実を作っていくという課題にしてみました。
粘度で木の実や虫の体を作り、紙で萼や羽を作って異素材を組み合わせたりしました。
最初にぺらぺらな紙に少し切り込みを入れ、簡単に立体的な葉っぱを作れるやり方を説明したのですが、説明後すぐにそのやり方を応用し大輪の花を作りはじめた子がいてやるなぁ・・・!と関心させられました。
先ほどのスターウォーズの子も粘度で何かを作っていたので例のカニかな??と思ったのですがタランチュラを作っていました。(カニじゃないのか?!)
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雨の日を楽しむ

2016-06-16 23:01:03 | 親子

親子クラス

お天気が悪く、室内遊びが増えがちな梅雨の時期。
毎日雨が降り続く時もあり、お子様との室内遊びもなんだかマンネリになってきちゃいますよね。
体を動かしたり遊びたいこども達には、退屈な日々。親子共々ストレスフルな頃なので、教室内にちょこっと仕掛けを作って、雨の日も楽しく過ごせる制作をしました。

仕掛け一つ目。
教室の天井からしずく型の色紙をたくさん吊るして、雨のイメージを作ってみました。ちょうど顔や手に届く高さに大小のしずくがたくさんあるので、ジャンプしてしずくを触ったり、しずくの間をくぐったり、走り回って気持ちを発散!!
仕掛け二つ目。
壁にあらかじめ紙で作った雲を貼っておき、お話の展開でだんだん雲の色が灰色に変わり、雨模様になるというもの。

雲行きが悪くなってきたら、みんなで好きな色のクレヨンで雨を描いてみましょうと言ったところ、きれいな色のポツポツ雨を描く子もいれば、台風のような激しい雨を描く子もいました。広い空をイメージした大きな紙全体が美しい雨となり、2歳児はじめての共同制作でした。

後半は、個人での「あじさい」制作。スポンジに十字に輪ゴムをかけてお花の形にしてスタンプ遊び。2色のきれいな紫陽花がパーッと咲きました。
葉っぱは、本物の葉に直接絵の具をつけてスタンピングしたので、葉脈までくっきりリアルに表現できました。

2・3歳児の集中力は短いので、立ったまま壁に貼った紙にお絵描きしたり、絵の具でスポンジ遊びしたり、参加してくれるお子様の反応を見ながら内容を展開してます。お絵描きできるかしら?と不安に思っているお母様。まずは一度授業を受けてみてご検討ください。

今後の親子クラス授業予定
6月21日(火)/7月 5日(火)/7月19日(火)
10:30~11:30



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そこはかとない、なんだこれは感

2016-06-15 22:12:13 | 小学生 工作

水曜日 小学生クラス

どうも、磯辺です。
小原先生のブログにもあった通り、小学生クラスは油絵に突入しておりますが、今回は油絵の前に制作した作品の紹介です。

「粘土で二体の人形を作り、状況を想定してその二体を組み合わせ、その状況を絵で表し、その関係性を考えつつ人形から植物を生やす!」
課題です。なんとも盛りだくさん!この写真は水曜日クラスのみの作品たちなので、まだまだ片鱗にすぎませんよ(笑)

まず人形は、強度を持たせるために手足をバラバラに作るのではなくて、一つの大きい塊からつまみ出して作っていきます。言葉で言うと簡単なのですが、実際に作るとどうしても足が短くなってしまいがちで、細くならないように太くするのはなかなかの至難技。やっとこさ一体完成してももう一体…。しまいには、二体組み合わせてポーズをとらせてみたら足が地面に着かない!!なんてハプニングも多々ありました。それでもみんなちゃんと一回の授業でそこまでできたのは偉い!そして、微妙なバランスで独立して立っているが素晴らしい!

そして絵に描いた後は、植物を生やす行程なのですが、まずカッチカチに固まっている粘土に容赦なくドリルでぎゅるぎゅると穴を開け、そこに太めの針金をつきさしています。穴の場所や針金の本数は十人十色で、その針金の上から造花用のフラワーテープ(緑・茶)を巻いています。
そこに実らせるものは本人たちにお任せしているのですが、水曜日クラスは最後の日に説明書を全員に描いてもらいました。説明書の中身は、作品タイトル、2人の関係性の絵(2体の粘土のスケッチ)、実っているものの中で一番のお気に入りのものを描き紹介、作品の説明、となっております。
例を挙げると、「喧嘩をしてボコボコに殴っていると、そのパンチから相手の嫌いなものが繰り出されます。僕はナスがこの世で一番嫌いなので、相手のパンチからナスこれでもかという程出て来たら余裕で負ける自信があります。」ナスが必殺技になるとは恐れ入りました!
また別の子は「地獄って英語でどう書くの?」と聞くので「HELLだよ。」と教えると、上手なレタリングで切り文字にしてくれたのはいいのですが、肝心の表紙の題名がひらがなで「あくま」と書いてあり、「いや英語にした方が良かったの、そっちじゃね?せめてカタカナでデビルって書けば…」と笑わせてもらいました。
それにしても皆のタイトルが実にユニークで、なぜ全員分メモをとっておかなかったのだろう…と激しく後悔しております。保護者の皆様、お子様がなにか作品をつくった時には、毎回タイトルを聞いてあげるといいかもしれません!

では、他の曜日の分も楽しみにしていてくださいね!
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ぬるぬるベタベタじゃない油絵

2016-06-14 00:41:12 | 小学生 絵画

オバラです。私の好きな『小学生の油絵』のカリキュラムが行われる季節がやって参りました!
ミオスは6月で開校22年となりましたが最初は生徒さんも少なく、社会人になって12~3年は梅雨の時期に1ヶ月程お休みを頂き(他の先生に任せて)海外を放浪しておりました。6月中旬から1年で一番いい気候でバカンスとなるヨーロッパを中心にリュック1つでフラフラして、なんともいいご身分の無責任な人間です。(「よくそんな金が捻出できるものだ?」と言われますが、日本から宿を押さえると高いホテルしか予約できないので、現地についてから安宿を探し値段交渉すると3,000円位で泊まれます。その代り夜中の2時に空港に着いても、そこから町まで出て探します。他人に合わせるのが苦手で一人が気楽・ハプニングを楽しめる余裕がある方にお薦めのプラン。いやノープラン。)
さすがに10年前ほどからは生徒さんの人数が増えてそんな迷惑も掛けられなくなり、日本で梅雨を過ごすことになってしまいましたので、なんとか嫌いな季節を乗り切る方法はないものかと、自分の一番好きな油絵のカリキュラムをこの時期にぶつけるようになったという謂れがあります。自分勝手極まりない話ですが、まぁそんな話は関係なく、いい絵が描けてるんだからどうでもいいじゃないってね☆
今回は「自分でこれが描きたい!」と思う写真を選んで来てもらったものを油絵にしています。小学生クラスでは珍しく、下塗りはアカデミックというよりオーソドックスなイエローオーカーをベースに、バーントアンバー&バーントシェンナで落ち着いたセピア系の絵としてまずは仕上げてもらいます。その翌週から、今度は写真を良く見て、「小指の爪より大きな面積に塗らない(筆を引っ張らない)」「1色塗ったら必ず色を少しだけ変える」「筆の毛先の5㎜しか汚さない」約束をして細かく色味を分解していきます。上記の作品がその途中段階。こんなにたくさんの色が作れるのは、水彩ではなく油絵だからこそ。海や山の深い色・微妙な色をよく探しています。珍しくかなりな集中力で描いていますので時々「疲れたー!」とため息が聞こえますが、メリハリがある良い授業になっていると思います。私に似てチャランポランで口が悪くて喧嘩ッ早い子も多いのですが、今回は褒められてばかりの良い姿勢!もうこの授業、海外に行くより刺激的!素晴らしい作品ができるはずですので、どうぞご期待下さいね!
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