
上記4つの動物の脚、どれが一番効率よく制作でき、長時間この完成度をキープできるでしょうか?
小学校受験を控えるお子様をお持ちの保護者様、塾やお教室などの先生が対象の『指導者講座Vol.13』は、『丈夫な接続で制作する紙工作』と題した技法講座です。
受験で紙の立体制作が出た場合、作品を使って遊んだり、お友達とのコミュニケーションツールにしたり、そうでなくても完成したのち何時間も経ってからの審査となりますので、まずは壊れない事が重要となります。
短い時間(試験は長くても15分。7分で制作という小学校もあります。)で、簡単に接着でき、また取れ辛いという、外部の方には本当は秘密にしていたい技法をご案内します。
当日は実際にいくつか制作して頂きます。作品を持ち帰る為の袋をお持ち下さい。
日 程:6月 18日(火)
時 間:10:30-11:30
対 象:小学校受験予定児の保護者(幼児教室などの絵画指導者も受講可能)
参加費:5,000円 持物: 作品を持ち帰る為の袋 ※お子様の参加は不可
<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「指導者講座申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ送付してください。お申し込みの確認とご受講料(5,000円)のお支払い方法を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日 ②参加者氏名とお子様の年齢(保育・絵画指導者の方は、お子様の年齢の代わりに、ご職業もお書きください) ③住所 ④電話番号
前回の指導者講座の内容も一部ご紹介致します。
絵画の中心となる人物の基本を押さえながら、大きく顔を入れ目を惹く迫力のある構図と、見切り構図を学びました。
この講座にご参加頂いた保護者様より、勉強した内容を早速ご家庭でお子様と一緒に試されたとの事で、絵が送られてきました。
『ベランダに鳩さんが遊びに来てビックリしたよ!』だそうです。
こちらの絵は大変良い表情をしていますね。大きな顔で見栄えがしますし、鼻や口の描き方も個性的で魅力があります。しかし残念ながら鳩を見ていません。自分の後ろにベランダの柵があり鳩がいるので、関係性がわかりません。
講座では上記カマキリの絵の構図をお伝えしましたが、息子さんは「自分の顔に何か被せて描くのに抵抗がある」とのことで、このような絵になったというお話でした。

こういった時は、無理に顔に重ねず、柵だけ自分の体にかぶせます。これなら抵抗もあまり感じずに、手前に鳩が来る構図になります。また最初の絵より、鳩を大きく入れることもできます。
①は斜めに慣れていない場合の描き方。
②③は、こちらで販売しておりますテキストでもご紹介しております【斜め構図】です。
①のように首より下の方に水平に柵を描いても良いのですが、斜めにすることで画面に動きが生まれ、右の空きが気にならなくなり、主役の鳩を中央に描く事が可能になります。
また③のように、驚いた時は手も入れると良いでしょう。手も顔に重ねられると尚、奥行きのある構図になります。
もし、体に柵をかぶせるのも嫌がる場合、肩の手前で柵が終わるように角度を急にした斜めで柵を描かせる方法もあります。
講座で勉強したお母様のご指導で、ここまで作品をレベルアップすることも可能です。ぜひご受講ご検討下さい。