4月28に撮影した中国宇宙ステーションの記録です。
今回は最大仰角が70°の好条件パスでしたが通過時刻が日没の30分後(太陽高度-7.9°)だったので、準備しているときにピント合わせをする星はまったく見えず途方に暮れること十数分…
日没直後にシリウスは見えましたが高度はわずかに22°です。30cmドブをシリウスの見える場所まで移動させてとりあえずピント合わせをしましたが、ほぼ横倒しの状態なのでこの状態でピントを合わせてもドブを起こした時点でピントは若干ずれます。
そもそもドブを水平状態することは御法度なのでしたくなかったのですが背に腹は代えられません。ま、今日はボケボケでもしょうが無いなぁ~と思いつつ、通過10分前にアルクトゥールスがかすかに見えたので急いでピントの位置を確認です。
思ったとおりわずかですがズレていました。今日の気流は春になったとは言え全然良くないのでこの程度のズレは気にする必要は無いかもですがこのような微調整が奏効することがあるので大事です。
前回の撮影ではわずかに露出オーバーだったの今回はゲインを240に下げての撮影です。ふむ、空の透明度は湿度が高いのか高層雲があるのかよく分かりませんがモヤモヤしている感じがしますね~。ゲイン240では露出アンダーになる懸念もありますがこのままGOです!
で、結果は露出アンダーでした…トホホ、ま、気を取り直して画像処理です。今回もコンポジットはAS!3でお気楽スタックしてその後はステライメージで画像処理を行いました。
現在、中国宇宙ステーションには4月25日にリフトオフした神舟18号が地球側のポートにドッキングしています。まもなくアンドックする神舟17号は前方のポートにドックしていますが、ラッキーなことに今回の撮影ではその様子を確認することができました。
↓ 最大仰角通過前は逆光でかなり暗かったのですが、画像処理後は前方のポートにドッキングしている神舟17号と後部にドッキングしている天舟7号が浮かび上がりました。
19時03分39秒(6枚コンポジット) 高度59° 距離431km
2024/4/28 19m03h39s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
19時03分46秒(4枚コンポジット) 高度63° 距離417km
2024/4/28 19m03h46s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 地球側のポートにドッキングしている神舟18号を真下から見ているアングルです。心眼で見ると神舟18号の底部の円形が分かるかも?
19時03分48秒(10枚コンポジット) 高度64° 距離414km
2024/4/28 19m03h48s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 最大仰角を過ぎると順光になって明るさがグンと増しました。やはり高層雲があるようで全体的にぼやけた画像となっています。
19時03分56秒(10枚コンポジット) 高度68° 距離406km
2024/4/28 19m03h56s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 太陽電池パネルにも光が当たってその存在が分かるようになりました。宇宙ステーションらしい姿を捉えた本日のベストフォトですね。
19時04分14秒(5枚コンポジット) 高度68° 距離418km
2024/4/28 19m04h14s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ こちらは1枚画像ですが神舟18号がはっきり写った奇跡の1枚です。
19時04分23秒(1枚画像) 高度63° 距離438km
2024/4/28 19m04h23s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ かなり遠ざかっていますがこのコースは最後まで明るいのでそれなりに写すことができます。かすかですが神舟18号が地球側ポートにドッキングしている様子が分かります。
19時04分43秒(3枚コンポジット) 高度50° 距離510km
2024/4/28 19m04h43s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ さすがにこの距離になると最後部にドッキングしている天舟7号が一体化して分からなくなります。大気分散による色ズレも顕著になっています。
19時04分51秒(3枚コンポジット) 高度45° 距離546km
2024/4/28 19m04h51s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
4月も下旬になったのでそろそろ気流が良くなったと思っていたのですが直前のWindy高層気流予報ではぜんぜん良くなかったので、今年はまだ冬と春の気流のせめぎ合いが起きているようです。
今年は1~2週間ほど季節が早く進んでいるように思っていたのですが上層の気流は落ち着くのがいつもより遅い感じがします。例年より晴天率が悪い感じもしますが気流が落ち着く前に長雨のシーズンに入るのだけは避けてほしいですね。
〈通過図〉
〈イベントデータ〉
今回は最大仰角が70°の好条件パスでしたが通過時刻が日没の30分後(太陽高度-7.9°)だったので、準備しているときにピント合わせをする星はまったく見えず途方に暮れること十数分…
日没直後にシリウスは見えましたが高度はわずかに22°です。30cmドブをシリウスの見える場所まで移動させてとりあえずピント合わせをしましたが、ほぼ横倒しの状態なのでこの状態でピントを合わせてもドブを起こした時点でピントは若干ずれます。
そもそもドブを水平状態することは御法度なのでしたくなかったのですが背に腹は代えられません。ま、今日はボケボケでもしょうが無いなぁ~と思いつつ、通過10分前にアルクトゥールスがかすかに見えたので急いでピントの位置を確認です。
思ったとおりわずかですがズレていました。今日の気流は春になったとは言え全然良くないのでこの程度のズレは気にする必要は無いかもですがこのような微調整が奏効することがあるので大事です。
前回の撮影ではわずかに露出オーバーだったの今回はゲインを240に下げての撮影です。ふむ、空の透明度は湿度が高いのか高層雲があるのかよく分かりませんがモヤモヤしている感じがしますね~。ゲイン240では露出アンダーになる懸念もありますがこのままGOです!
で、結果は露出アンダーでした…トホホ、ま、気を取り直して画像処理です。今回もコンポジットはAS!3でお気楽スタックしてその後はステライメージで画像処理を行いました。
現在、中国宇宙ステーションには4月25日にリフトオフした神舟18号が地球側のポートにドッキングしています。まもなくアンドックする神舟17号は前方のポートにドックしていますが、ラッキーなことに今回の撮影ではその様子を確認することができました。
↓ 最大仰角通過前は逆光でかなり暗かったのですが、画像処理後は前方のポートにドッキングしている神舟17号と後部にドッキングしている天舟7号が浮かび上がりました。
19時03分39秒(6枚コンポジット) 高度59° 距離431km
2024/4/28 19m03h39s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
19時03分46秒(4枚コンポジット) 高度63° 距離417km
2024/4/28 19m03h46s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 地球側のポートにドッキングしている神舟18号を真下から見ているアングルです。心眼で見ると神舟18号の底部の円形が分かるかも?
19時03分48秒(10枚コンポジット) 高度64° 距離414km
2024/4/28 19m03h48s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 最大仰角を過ぎると順光になって明るさがグンと増しました。やはり高層雲があるようで全体的にぼやけた画像となっています。
19時03分56秒(10枚コンポジット) 高度68° 距離406km
2024/4/28 19m03h56s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ 太陽電池パネルにも光が当たってその存在が分かるようになりました。宇宙ステーションらしい姿を捉えた本日のベストフォトですね。
19時04分14秒(5枚コンポジット) 高度68° 距離418km
2024/4/28 19m04h14s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ こちらは1枚画像ですが神舟18号がはっきり写った奇跡の1枚です。
19時04分23秒(1枚画像) 高度63° 距離438km
2024/4/28 19m04h23s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ かなり遠ざかっていますがこのコースは最後まで明るいのでそれなりに写すことができます。かすかですが神舟18号が地球側ポートにドッキングしている様子が分かります。
19時04分43秒(3枚コンポジット) 高度50° 距離510km
2024/4/28 19m04h43s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
↓ さすがにこの距離になると最後部にドッキングしている天舟7号が一体化して分からなくなります。大気分散による色ズレも顕著になっています。
19時04分51秒(3枚コンポジット) 高度45° 距離546km
2024/4/28 19m04h51s 30cmDob+PL25mm+UV/IRcut+ASI290MC Shutter=0.881ms Gain=240 (40%)
4月も下旬になったのでそろそろ気流が良くなったと思っていたのですが直前のWindy高層気流予報ではぜんぜん良くなかったので、今年はまだ冬と春の気流のせめぎ合いが起きているようです。
今年は1~2週間ほど季節が早く進んでいるように思っていたのですが上層の気流は落ち着くのがいつもより遅い感じがします。例年より晴天率が悪い感じもしますが気流が落ち着く前に長雨のシーズンに入るのだけは避けてほしいですね。
〈通過図〉
〈イベントデータ〉
こんばんは~、ichさんのカモガヤの穂を見たという目撃報告にオドロキと納得です。実は先日からくしゃみが止まらないアレルギー性鼻炎が始まっており、例年カモガヤによる鼻炎はゴールデンウイーク明けに始まるのでこれは何だろう?と思っていたのですがやはりカモガヤだったんですね。この時期にカモガヤ鼻炎を発症したことは無かったので最早記録です。桜の開花は例年とそれほど変わらなかったのにカモガヤの開花が異常に早いというのはどういうことなのでしょうね~。
今年のゴールデンウイーク後半は好天が続く予報になっているので楽しみですね。4月は天候不順で予定どおり撮影することが出来なかったので、現在あれも撮りたいこれも撮りたい症候群になっていますが、欲張ると虻蜂取らずになるので旬な天体現象優先で観望しようと思ってます。
やたら暖かい4月でしたが、桜は例年とそう変わらないころに咲きましたね。でも先日、道路脇にカモガヤが穂を出してるのを見てぎょっとしました。私はカモガヤ花粉症ではないのですが、4月に咲き始めでは大変でしょうね。
さて、夕空のCSS、いいですね。ベストショットの画像は、一コマだけであの写り、そんなこともあるんですね。ボディの露出はちょうどではないでしょうか。
去年のゴールデンウィークは、月もあったし天気も悪くてダメでしたが、今年は月もなく天気も良さそうで楽しみにしています。