駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

今頃、今更

2010年09月16日 | 町医者診言
 今頃何を寝ぼけたことをと言われそうだが、民主主義というのはなんぞやと問い直したい。二十一世紀の日本を見て安吾は壮一は何と言っただろう。多くの戦前戦後を生きた学者やジャーナリストに問うてみたい。不可能のようだが、それを代弁できる人達がいるはずだ。忖度されても怒るまい。片腹痛いと笑うだろうか。
 医学と医療は技術で変容した。民主主義にもそうした所はあるのではないか。沖中先生がこれは脳出血と診断されても、研修医の顔は一枚のCT画像の方を向くだろう。民主主義の本質は変わらずと碩学が旧い講義ノートを読んでも、果たしてそうかなと思ってしまう。
 カエサルのものはカエサルにと言うのだが?
 
コメント
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