駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

フェアプレイを

2010年09月09日 | 町医者診言
 私が本当に公正な立場でものを言っているか、十全の自信はないが、心がけている自覚はある。
 民主党の党首選に危ういものを感じている。それはどこかフェアでない報道が行われているからだ。
 フェアでないと感じるのは私が今僅かに小沢寄りの心境だからではあるまい。なぜなら、私の周りの菅支持の友人達もそう感じているからだ。ただ、彼らは小沢の扱いはそれでよいと思っている所が私と違う。おそらくマスコミ人にも扱いに差がある自覚はあると思う。ただ友人達と同じで小沢の扱いはこれでいいと思っているのだろう。
 尤も、ここに来ていくらか扱いが中立に近くなった感じはある?。
 国民の多くは菅さんが優れた首相だとは思っていない。それは支持する理由の筆頭が頻繁に日本の総理が変わるのはよくないという奇妙にして消極的なものであることからわかる。それに言うことがコロコロ変わり、総理の言葉を官房長官が修正しているようでは、誰の目にも頼りないと映っているだろう。
 今の状況が戦前のある時期に似ているという指摘がある。その時代を知らないけれども、報道の偏りという点ではまさにそうだろうと思う。キトッケン社のレッテルを貼れば見える物も見えず聞こえる物も聞こえない現象が起こり得る。
 さて肝心な国民の意識はどうなのだろう。今、日本が未曾有の危機に面していること、政府が何とかしてくれるではなく政府を何とかしなくてはならないことに気付いているだろうか。こうしたことを町医者風情が言うのは僭越かもしれないが、一つ覚えの政治記者には対抗したい。
コメント (2)
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