ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

価値というもの

2010年12月17日 | ノンジャンル
真理、真相、真実というものを求める人は多いのだが、
実はこの「真」ということ自体に価値はない。

いかなる普遍の原理原則であろうと、それはそのまま
存在しているのみで、それを発見したり覚知したりすること
それ自体のみでは、価値は生まれない。

どれほどの知識があろうと、知っているということだけでは
何も価値を生み出さないのと同じである。

「真」を知るなら、それをいかに具体的な行動に移し、
応用という知恵に結び付けるかが、価値を生み出すことと
なるのである。

リンゴが木から落ちるのを見て、万有引力を発見したことに
価値があるのではない。
その原理を応用して、人に、社会に寄与する知恵を
発動させていくことが、価値を生むのである。

さらに言えば、その真たる原理を知らずとも、
経験則によって応用の知恵は発揮できる。

知らないよりは、知る方が知恵の門は広く開かれるが、
知る知らないが、根本的な価値の相違ではないのである。

価値というものは、その人の行動、振舞いによってのみ
具体的に生み出されるのである。




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