ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

父子で一杯

2015年10月09日 | ノンジャンル
我が家では、私の断酒初期の頃はともかく、
わりと無造作にビールや酎ハイが冷蔵庫に
入っている。

私も別に、変な気の遣われ方が嫌で、
それを何とも思っていなかったが、あれば、
ふと一杯飲んでやろうかと思うことも正直あった。

カミさんは強くはなく、せいぜいひと缶
空けるのが精一杯なので、大したことはないが、
子供たちが成人してからは、冷蔵庫にお酒が
増えてきた。

さて、子供たちが成人したら、一緒に飲みに
行くのが一つの楽しみであったが、娘はともかく、
息子と飲みに行くというのは父親にとっては
感慨深いものがある。

それができなくなったことで多少の落胆はあったが、
自分が父親と飲みに行った時のことを考えると、
そう落胆することもないかと思う。

男同士というのは、女性と違ってさほど話を
することもなく、むしろ店の女性と話す方が多かった。
父子ということで、話題には事欠かないからだ。

その意味で言えば、娘もそうだが、息子も普段から
何かと話しかけてくるので、一緒にお酒を飲むという
ことよりも大事なことができているといった
満足感の方が大きい。

今、楽しみにしているのは、社会勉強のつもりで、
息子を飲み屋に連れていくことである。
少しお酒が入れば、普段にもまして饒舌になるであろう
息子と、男同士の話ができる。

それは、一緒に酔っぱらうことより、遥かに楽しい
ひと時に違いない。

断酒を継続する自分に、こんな楽しみができるとは
夢にも思わなかった。

むしろ、断酒しているから都合が良い事の方が
多いのも事実である。

夜の大人の世界で、どんな反応をするのかを
想像するだけでも楽しみなのである。





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