ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

パイプテクター

2020年09月10日 | パイプテクター

6月議会の続きです。

パイプテクター問題を取り上げました。こちらも時間の関係で十分な質問が出来ませんでしたので、9月議会でも再度取り上げます。

・・・・・6月25日のやりとり

次に、件名3、パイプテクターの導入についてです。

 パイプテクターというのは聞き慣れない言葉だと思いますが、どういうものかといいますと、これは、ネットで取れたものをそのままコピーしてきました。給水管とか空調管内の赤さびの劣化を防止するために、管の外側に半円形の器具をつけると。そして、中のさびを防いで、管の寿命を延命化するんだそうです。そして、既に浦安市はWaveに導入済みだと聞きました。また、本年度は文化会館に導入予定だと聞いております。

 この装置というのは、いろいろと調べると、かなり議論が巻き起こっておりました。ネットで調べて驚いたわけです。

 そして、お伺いいたします。

 細目1、導入の経緯。

 社会的にかなり問題視されているパイプテクター、これを浦安市は、もう既に導入したが、導入の段階で問題をどのように把握していたのでしょうか。

 次に、細目2、今後の方針ですね。

 令和2年度の予算に計上されておりますが、これは文化会館への導入を計画しているようですけれども、導入の予定、日程、入札、どのような手順を踏むのでしょうか。お示しください。

 

◎生涯学習部長(八田吉浩君) 私からは2点、件名3、パイプテクターの導入について、要旨1、導入経緯について、細目として、浦安市は、導入した経緯及び問題をどのように認識していたかとのお尋ねです。

 パイプテクターの導入については、これまでの実績や導入効果、コスト面から有効であると判断し、導入を決めたもので、社会問題となっている認識はございません。

 続きまして、細目2、今後の方針について。

 現在、文化会館のパイプテクター導入につきましては、契約に向け事務手続を進めており、秋頃までに導入したいと考えております。

 以上です。

 

次に、件名3、パイプテクターの問題、導入についていきます。

 導入したとき、これが問題になっているという、それは認識されていたんですか。それは事実として、いろんなことを言われていると。でも、この事業者さんの提案内容を信用したというか、こっちのほうが正しいと判断したのか。それとも、市側は、この事業、要するにWaveに入れるときの話ですよね。その段階ではあまりそういう情報はなくて、データとして出された、業者さんが出されてきた資料等で「ああ、いいな」という判断をされたのか。どちらですか。

◎生涯学習部長(八田吉浩君) パイプテクターの導入に当たりましては、まず最初に、議員のご質問のネット上で出ている情報は承知はしておりました。その中で、平成29年に営業がありまして、その実態を調べる中で、相手方から、ぜひ浦安市の施設の中で何か実証実験的なことをさせていただいて、その効果が現れるということでご判断いただければ、その後の導入について検討していただければという営業がありました。それで、文化会館において実証実験をやった結果、非常によい結果が出ましたので、導入を決めたものです。

 以上です。

◆(広瀬明子君) 平成29年に先方さんから営業があったと。その当時は、私、今回の一般質問をするに当たってテレビを見ておいてくださいとお願いしていますよね。見ていただけましたよね。昨日も担当者に確認したら、見たと言ってくださったんですけれども、何のテレビかというと、「田村淳の訊きたい放題!」という、去年の11月23日放映したものです。これは、平成29年度の営業時は、この番組はなかったです。なかったわけですよ、昨年の放映ですから。放映を見て、この映像を見て、動画を見て、たくさん疑問を感じませんでしたか。

 というのは、私はこれ、たくさんの方に、議員さん全員に見てほしいんですけれども、「田村淳の訊きたい放題!」というのはどういう番組かというと、このパイプテクターですか、NMRパイプテクターを勧めている会社の社長さんと、「いや、それはちょっと問題じゃないか」という、いわゆる学者の先生とのすごいバトルの番組なんですよ。ここまで激しくバトルするのというぐらい、アナウンサーの女の子なんか、ちょっとびびっちゃっているという、すごく激しい論争をしているんですよ。

 それで、私は、あの番組を全部自分でテープ起こしをました。テレビを見ているだけだと、専門用語もあるし、ちょっと理解、私の能力では分からないところがあったので、全部文字起こしして、全部追ってきました。本当に答えていない部分がありますよね。

 例えば、例えばじゃなくて、あの番組を見ていただいて、どのような感想を持ちましたか。まずお答えください。

◎生涯学習部長(八田吉浩君) 議員よりありましたテレビにつきましては、ネット上で拝見をいたしました。実際、社長等の会話も逐次聞きましたけれども、見る方によってはどうなのかという疑問符を持たれるような番組だったかとは思いますが、実態として、私どもは、導入実績、導入効果を検証した上で導入を決めたものです。

◆(広瀬明子君) 検証とおっしゃいましたけれども、文化会館での検証ですよね、文化会館のお水を使って。確認です。その話ですよね、検証というのは。

◎生涯学習部長(八田吉浩君) 先ほども答弁いたしましたように、文化会館で検証したものです。

◆(広瀬明子君) それは、平成30年5月14日、この装置を入れる前、いわゆるビフォーの問題ですね。そして、同じく平成30年6月25日に、約1か月ちょっとして、この機械というか、このものを設置したようです、日にちを追っていくと。

 それで、その次の7月24日、平成30年7月24日ですね。設置してから約1か月後に検査しています。最初に、ビフォー、検査したのは平成30年5月14日。このときは4.6ミリグラムパーリットル、さびが出ていたと。それで、パイプテクター、これを設置して1か月後に0.4になっちゃっているんですよね。非常に好成績というか、出ているわけですよ。この数字を見たとき、すごい、もうてきめんに効果があるんだなという、単純に思うわけですよ。

 それで、先ほど私が紹介したテレビ番組の中で、あるマンションのところで、本来つけるべき管のとこにつけないで、間違ってミスっちゃった事例、出ていましたよね。あれ、おかしいじゃないかということで、そうしたらば、あのとき社長さんは、もっと長いスパンで見てくれと。1年ぐらいじゃなくて、10年ぐらいどうのこうのというね。ところが、浦安の場合は1か月で好成績が出ていると。それっておかしい。本当に信じられるのかどうか。

 つまり、こういうものを導入するときは、これだけテレビでも取り上げられているものを市民の税金を使って購入するわけですから、もう一回、この業者さんが行った調査、検査ではなくて、第三者機関を通してやるべきではないかと思うんですけれども、いかがですか。それからでも遅くはないんじゃないんでしょうか。

◎生涯学習部長(八田吉浩君) 調査機関は第三者機関です。公益財団法人に出しております。配送も、市の職員が現地で立ち会って、そのまま密封し、そこの会社に宅配便で出しておりますので、守られていると思っております。

○議長(宝新君) 時間です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私見:社会的に問題になっている製品を税金で購入する場合は、十分に慎重になるべきです。浦安市は、どうもそこら辺の認識が甘いのではないでしょうか。

令和2年度予算書(赤字で書いた「文化会館維持管理経費」の一部は、このパイプテクターに該当する)

 

文化会館地下機械室に既に取り付けられている。この製品を購入予定。

 

 


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