ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

舞台「午後の遺言状」

2005-06-22 23:45:05 | Weblog
焼津市文化センターで「午後の遺言状」公演を観た。
文化センター20周年行事の特別公演になっていた。
東京に出向かなくってもお芝居が見れるなんて感謝感激。
朝からワクワクしていた。

新藤兼人監督、音羽信子主演のこの映画は数々の映画賞を得て、アカデミー賞にも輝いた作品である。
病魔に冒されながらの熱演で彼女の遺作となったものが舞台化されたものだ。

新劇女優を演じる小川真由美さん。実にスタイルもいいし、いるだけで舞台が華やぐ。
軽井沢山荘を守り、いつまでも新劇女優を影ながら応援している管理人の水谷八重子さん。
二人の言葉のやり取りが、実にコミカルだ。
南風洋子さんが元女優ながら認知症になってしまった役を演じた。病気の妻にやさしく付き合っていく夫役の滝田裕介さんも実にうまい。
老いは誰にでも来る。しかし実際私はこんな風に受け入れる事が出来るだろうか。
考えてしまった。
この夫婦は最後は心中するのだが、それも一つの夫婦愛の形として
私にはすがすがしくみえた。山小屋での出来事を中心に
それぞれのかたがベテランの味を出して演ずるので、観客は
引き込まれていく。

新藤兼人監督の言葉。「人は生きていく限り生き抜きたい」
監督が、奥さんの音羽さんに女優として最後まで生き抜いて欲しいと望んだのでしょうね。
これが愛なのでしょう。
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