ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

芝生

2020-06-24 22:11:09 | 友達

谷川俊太郎さんの詩は読みやすく、日常生活のどんなシーンにも馴染みます。

これまでに、子ども向けの詩集から大人のための愛の詩集まで、数多くの作品を発表してきました。

難しい言葉を使っているわけではないので、ちょっと疲れたときにいいです。

谷川俊太郎さんのちょっと不思議な詩が目にとまりました。

芝生   谷川俊太郎

そして私はいつか どこかから来て 不意にこの芝生の上に立っていた

なすべきことはすべて 私の細胞が記憶していた

だから私は人間の形をし 幸せについて語りさえしたのだ

私は私を私だと思っており、そうであると信じているわけですが、「私」とはなんであり、どこから来て、どこへ行くのか?そしてなぜ存在しているのか?

細胞が何を覚えているのか、このあたりが解釈の鍵でしょうか。

一般的に精神や思考が主体とみなされているけれど。細胞さえ健在ならば、堂々と人間を名乗ってよいのだ。

そう言っているのでしょうか?

簡単な言葉ですが「君はどう思う?」と問いかけられているようです。

詩には読む人の数だけ答えがありますし、その答えは明確な形をしているとは限りませんね。

 

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