快晴で空気は爽やか、家の中に南風が良く入る日曜日。今日は工事の音もない。
毎日予定に満たされた日が続いていたが、それが今日はすっかりなくなってしまい、珍しくぽっかりした。
そうだ! むしろ何もない日を楽しむことにしよう!
庭を眺め、木々を渡り歩くすずめの動きに見入った。そのすずめの動きに足を止めるお隣のネコ。
観察していれば飽きないものだ。そんな時間も意味がある。
その庭に伸びた草に往生しているので、日が陰ってから抜いた。
とても新鮮だった。
普段の忙しい生活に慣れてしまって、退屈とか暇がいかに贅沢なことであるのかをすっかり忘れてしまっていた。
時から解き放たれた数時間、ただ流れる時間を味わう。とても新鮮で有意義な日だった。