ご近所さん

新年度から大井川との合併により、自治会内の呼び名が変わるそうである。
『総代』と呼んでいたのが『町内会』という呼び名に。
隣近所の人々２０名が顔を合わせた昨夜の組の引継ぎ会は、とても賑やかだった。久しぶりの顔合わせだったから。もちろん途中から引っ越してきた人も出席。
毎月持ち回りでやっていた組み費の集金を辞めて一括集金にかえてから、近所の人でもほとんど顔を合わせる事がなくなっている。
嫁いできた私は、もうすでにここの主のような顔をしているが、一応よそから来た人。（笑）
嫁いだ当時からこれまで、代々この地に住んでいる人には、それでも気を使い、かなりうっとうしく感じた事も沢山あった。
元気で忙しい時は、ついめんどうで、避けたくなる近所付き合いだが、実際の大人の社会の中で、交渉したり、いいにくいことを言わなければならないことは避けては通れないように、”学べる場”だと思う。
かつてはこうした日常生活のなかで、コミュニケーションの方法や、どんな人とでもやっていける術を身につける方法がころがっていた。
それが、便利で、快適な今の暮らしになって、話しをしなくても生きていける環境を作ったと言われている。面倒がる人も多い。
私はこれからも、近回りのご近所とは、おすそ分けしたり、されたり、おせっかいもしたりして、人間関係を避けずに密にお付き合いしていきたいと思っている。