ちょっと変わったミュージカル

3月になった。今日から７日までは、春の全国火災予防運動だそうである。
タイミングよく、昨晩は文化センターで、劇団ふるさときゃらばんによる「地震カミナリ火事オヤジ」を観て来た。
山村の消防団と、それを取巻く周囲の人々の喜びと哀しみを、コメディータッチで描いたミュージカルだった。
ナマの声を徹底した取材によって生まれたというミュージカル。
焼津での開演は初めてだが、いろいろなテーマで全国展開しているそうだ。
社会事情をテーマにしたもので、人々のきずなや、心のぬくもりの大切さを感じ取る事ができた。
開演中、脇で演奏を続ける数人のフルートやキーボードなどの生バンドも珍しい。
きびきびとした訓練風景は迫真の演技。
年配の方も多かったのに、ダンスではみんなの体が良く動いていた。
ハアハアしてないものさすがプロですねえ。
短時間の舞台装置の転換なども、スタッフの息があっていなければできないものである。
あまりの迫力に、始めは観ているだけなのに、こちらがが疲れてしまいそうだった。
だが、終わってみれば、笑いながらも考えさせられる演劇であったといえる。