百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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有機農業推進法は、議員立法で提出され、参議院で2006年12月6日承認後、2006年12月8日に衆議院承認後、15日に施行されました。現在、JAS認定の有機農業は全体の0.16%にすぎず、この施行の本当の意味は、農薬を減らした安全な食生活への農業の大転換を推進することにあるように思われます。
この『有機農業推進法』の特徴として、基本理念・「有機農業」を、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、ならびに、遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産環境への負荷を可能な限り低減した農業生産方法をもちいて行われる農業をいう。」と定義している点に大きな特徴があります。その心は、JAS有機にだけ拘っているのでもなく、ある特定の農法にだけ拘っているのでもないということで、広く間口を開けた中で、慣行農法からの脱皮を目指しているといえるのではないかということだと理解しています。
われわれも、現場の生産者の集合体として、“明るく、元気に、オモシロク、未来の農業、将来のムラづくりについての語り合う!!”ことをベースに、出来れば積極的に、鍬をおき消費者と語り合う機会を持ち、“食”も“環境”もそのもの単独で語るのではなく、“農”と関連させて語ることで、何らかの方向性を模索したいと考えています。また、細かな点では、・有機農業への転換期間の援助施策や就農時のバックアップシステムの整備等に関しての新たな提案をしたく思ってもいます。
施行はされたが、どういうカタチで現場に下りてくるのか、現場からどういう提案が可能なのか、まだまだ未知数ですが、農業者からみて品目横断ではなかなか未来がみえない中、有機農業を推進する中に新たな農業の活路を見つけたいと思うのは当然?!成り行き??挑戦!!のどちらになるのか、これから期待半分不安半分ですが、ある意味で農業者の心意気次第なのかもしれないと思う此の頃です。



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