百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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温室効果ガスとは、太陽からの日射エネルギーを通過させ、反対に地表から放射させる熱(赤外線)を吸収し、熱が地球の外に出て行くのを防ぐ性質がある大気中のガスのこと。二酸化炭素に代表されるが、メタン、亜酸化窒素、代替フロン等の6種類があり、二酸化炭素を基準にして温室効果の程度を示す温暖化係数はそれぞれ異なる。温室効果ガスの働きで、地球の平均気温は約15℃に保たれているが、ガスがないと-18℃になってしまうという。近年、人間の活動によって大量の温室効果ガスが大気中に放出され、地球温暖化を加速している点で問題視されている。
農業も大きな原因のひとつであり、メタンと亜酸化窒素の2種類が農業分野から主に排出される温室効果ガスといわれ、その効果は二酸化炭素に較べてメタンは約20倍、亜酸化窒素は約300倍といわれている。例えば、メタンは水田や家畜の腸内発酵、糞尿などから出ており、全地球上で発生しているメタンの四割近くが農業分野から出ていると考えられている。亜酸化窒素もやはりバイオマスの燃焼、家畜の糞尿、畑地、草地などからも四割程度が出ているといわれている。
農業者として二酸化炭素の排出はもとより、窒素やメタンの流出に留意する必要があり、少しの工夫をすることで、植物達の二酸化炭素の吸収量を増やしたり、窒素の圃場からの流出量を減らしたり、メタンを有効に活用し圃場内のエネルギーに転換する等持続性のある農業を少しずつカタチにしていく必要がありそうに思う。
※よもぎで天恵緑汁をつくっています。



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