百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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近江(滋賀県)は京に近い米どころ、古くから“近江米”は都の多くの人々に供されてきました。そういう訳か、昭和天皇が即位されたときの悠紀斎田には 近江が選ばれています。悠紀斎田とは、大嘗祭(天皇が即位した後の最初の新嘗祭のこと)に用いる神饌料の米や粟を耕作献上する悠紀の斎田のことであり、その昔、悠紀は東国、主基は西国から選ぶ慣例になっておりましたが、後に悠紀は近江国、主基は丹波国または備中国から選ばれるようになったそうです。
昔から新嘗祭(にいなめさい)に奉る献上米の大役は、各都道府県が篤農者を厳選して奉耕を委託し献穀する事になっており、大役へ抜擢された方は地元の絶大な支援・協力の下、最上級の技術で最高の品質の栽培を心がけられたそうです。そんな圃場(23年ほど前に献上米を育てられた圃場)が野洲にもあるそうなので一度、見学に寄せていただきたいと思っています。
※新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)とは、11月23日に、天皇が新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、また、自らもこれを食して、その年の収獲を感謝する祭儀のことで、秋に新穀を供えて神を祭る稲作儀礼でもあります。


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