百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
ビジネスブログランキング
 



最近化石燃料に変わるエネルギーとして注目されてきている エタノールは環境に優しいと言われながら、蒸留廃液を石油や天然ガスを大量に使用して加熱乾燥する為、環境負荷を増やし、コストも相当かかっているという見方もある。また、その残渣は、高温で加熱乾燥していることから飼料としての品質劣化が起きる一方、高温加熱乾燥処理装置が悪臭の原因となっている工場が多いという。
鹿児島の焼酎業界で起きた廃液問題がはるかに大きなスケールでアメリカ、いや世界で起きつつあるということで、今回は処理問題に留まらず食糧危機にまで繋がりかねない状況の中であり、総合的な視点からの解決方法が求められている。
この問題に対して焼酎の麹菌を活用した自然熱乾燥方式を取り、常温(40度C)の低温発酵乾燥であり本来の栄養分が壊されることなく、且つ発酵により各種酵素が生成される為、廃液を高品質飼料に再生させようとしている企業が鹿児島にある。
その再生方式で、あらゆる有機性残渣をまず食用・飼料用に再生する。麹菌はこれまで廃棄されていた残渣を発酵作用により効率的に食用・飼料用に再生するだけでなく、免疫増強、消化率向上などの機能性も付加する。
サスティナブルな社会は、やはり全体がしっかり循環しないと決して安心して推進することは出来ない。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )